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なんとなく母乳で育てたいなあと、はじめての妊婦さんは、たいていそう思っています。理由を聞けば、「それが自然だから」とか「親子のコミュニケーションを大事にしたいから」とか、そんなところ? でもね、母乳の力っていうのは、そんな漠然としたものではないんです。母乳、とくにお産のあと最初に出た「初乳」を飲むことで、赤ちゃんに免疫がつく、というのは、よく言われていますね。小児科の医師たちの研究で、ピロリ菌、O-157、肥満、糖尿病、白血病などについて、母乳で育ったかどうか、また母乳を飲んだ期間で比較をすると、あきらかに、母乳で育った赤ちゃんの方が発症率が低いのだそうです。その率が10:1くらい違うものもあるそうです。って、これは、かながわ母乳の会で講演してくださった、小児科の堺武男先生の受け売りです。今、その講演録をまとめているのですが、すごいです、母乳の力は。いえ、今書いたことは、どちらかというと、優先順位の低い要素で、なぜ母乳がいいと、私が思うのかということを、また別の日に書きますね。何から書いたらいいか分からなくなったので、とりあえず分かりやすい点から書いてみました。母乳は、どのお母さんのからだにも備わったちからなんだけど、専門家の指導がうまくうけられないと、挫折したりすることもあります。楽に授乳できる道具も大事。それで、ハッピーマタニティ通販で、「授乳ブラ」の取り扱いをはじめました。モーブラといえば、妊娠中、授乳中のブラとして、定評があります。それもそのはず、モーブラを開発した会社は、授乳中のママスタッフがいっぱい、彼女たちと助産師さんが一緒になって作っているんだから、ママと赤ちゃんの使い勝手バッチリ、なんです。授乳用クッションも好評です。赤ちゃんのねんねにも活躍します。
2007.10.24
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先日書いた「いのちの輝きスペシャル」ご覧になりましたか?3日間すべて、見応えがありました(部分的に見てないところもありますが)。制作スタッフの熱意を感じました。今日は、まず今週月曜日に放送された「小さな命を救いたい...~悲劇の大地で闘う日本人たち」について。↑詳しくはクリックしてご覧下さい。南米のボリビア、西アフリカのニジェール、カンボジア、いずれも、貧しい国の、貧しい地域で、それぞれに、福祉や医療の仕事をする、3人の方を中心にしたリポートでした。各地の現状を知ることができたことも、ひとつありがたいとこですが、もっとも心に残ったのは、目の前にあるこのことを見逃せない、目の前にいるこの人を助けたい、私がこうしたいから、今この仕事、この活動、このケアをしているのだ、という思いが、どの方にもあふれているということです。いくつかの動機があり、経緯があって、出会いがあって、その地に行きついたであろう、3人の方たち。すごいなあ!とても私にはできない!! と思うけれど、私が今ここにいるのも、ここでしている仕事や生活も、きっと、彼等と同じように、これまでの経緯があって、こうしているのです。目の前に出会うことを大切に、ひとときひとときを、生きていきたいと思います。この日は休日で、息子と二人、恩田川までてくてく歩いて、鯉や鴨と戯れにいったのでした。途中、道ばたでうずくまって、しくしく泣いている男の子がいました。声をかけると、随分遠くから車で来たのに、お母さんに置いて行かれたらしい。お母さんにしかられたのでしょう。私たちの他に、近所の女の人や、ジョギング中の男の人、また別のジョギングのおじさんも加わって、みんな彼のことを心配します。最終的には、私と息子がその子と話をしている間に、ジョギングのおじさんがお母さんと一緒に来ていた人を見つけてきてくれたのですが(話せば長いので省略)。私ひとりではなく、同じ年頃の息子が一緒だったので、彼も少し気持ちが楽だったかなと、後になって思いました。その夜、この番組を見て、昼間のことを思い出し、あの子の心細さを、少しは分け合えたかなあ、私は私なりに、目の前の出会いを大事にして、毎日を心をこめてすごそう、と思いました。それから、今すぐ出来そうなことは、番組に出ていた3人の方が関わる活動を支援すること。ここに紹介しておきます。番組ホームページにも出ています。【ボリビア】聖マルティンの家(障害者自立支援施設)特定非営利活動法人 エルピス会TEL:093-201-3692住所:福岡県遠賀郡水巻町猪熊7-12-33担当:俵 靖子さん【カンボジア】アンコール小児病院1. アンコール・フレンズ基金 福岡事務局TEL:092-608-12102. 特定非営利活動法人 フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANTEL:03-5722-2381http://www.fwab.jp/【ニジェール】テッサワパイロットセンター(病院)1. 横浜港北ロータリークラブ(小松商事内)TEL:045-471-15112. 特定非営利活動法人・アジア・アフリカにおける医学教育支援機構 (クマガイ・サテライトクリニック内)TEL:03-5330-8151
2007.10.12
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10/8(月)からのTBS、3夜連続放送「いのちの輝きスペシャル」の2日目・9日(火)に出演します、というメールをいただきました。7月から撮影していたそうです。佐藤達也さんと佐藤智恵さんのご夫妻に知り合って、もう10年近くになると思います。以前、ままメルの掲示板(迷惑投稿がすごくて閉鎖しました)に、智恵さんがよくコメントを書いてくれていました。赤ちゃんに障害があるかもしれない、と悩むお母さんに、とてもやさしく、しかも、スパッと分かりやすく、あー、こういう風に考えることもできるんだね、と思わせてくれるコメントでした。「わたしのお産サポート・ノート」に、インタビュー記事を掲載しています(しかし、先日売り切れました・・・すみません)。こんな本でした。達也さんは、骨形成不全症という障害があり、これは遺伝性のもの、生まれてきた赤ちゃんも同じ障害をもつ可能性が高いのです。智恵さんは、達也さんと出会ったとき、見た目は障害者だと思ったけど、私にとってのマイナスのイメージではなかった、と言います。彼女の「障害は個性?」の文章、とてもいいです。その後二人の子どもが生まれ、二人とも、パパと同じ障害を持ち、町の幼稚園、小学校に通い、その間に、産婦人科のスタッフに始まり、たくさんの人たちに彼等の考えを伝えてきました。そこに生活するだけで、周りを変えていくって、すごいことですよね。ただ、普通に生活するということを、着実にやっていくだけでね(いろいろ大変なことがあると思います)。達也さんの文章「地域の学校で共に学ぶことはどうなる?」私は、彼等に惚れ込んで、赤ちゃん生まれる前に、新幹線に乗って会いに行きました。その後、とってもかわいい、上のお姉ちゃんにも会う機会があり、こんな人たちが、日本全国のあちこちで、大切なことを伝えてくれているということに、本当に感謝の気持ちです。きっと身近に、すてきなメッセージがたくさんあるんだけど、気がつかないと、もったいないよね。今度のテレビ番組は、いい機会だと思います。3日間の放送で、彼等のようなメッセンジャーが、たくさん登場することでしょう。佐藤達也さんからのメールに、司会の新庄剛さんが彼等の上のお姉ちゃんを抱っこしたスナップ写真が添付されていました。しばらく会わない間に、家族や地域のたくさんの人たちに、こうして抱っこされながら、愛されながら大きくなった彼女のことが、とても愛おしく感じられました。
2007.10.05
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