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2009.07.21

自助・共助・公助

テーマ：政治について(20452)

カテゴリ：　藻緯羅の放談

　小泉首相の時代に、
自然災害への備えに関して、
聞いたように記憶する。
しかし、
「公助」は、広辞苑にはなかった。

個人に降りかかる全ての難儀に、
この「自助・共助・公助」という、
順序とそれぞれの機能の存在は、
必要なことだと藻緯羅は思う。

芸能人の方々は、
人気稼業であることや年齢・健康のことから、
老後への不安が強いと思われる。
個人で事業をやって失敗する人も多い。
一旗という思いより、
将来への不安から手を出すのかもしれない。

かかる自助はリスクも高いし、安定も困難である。
それで、
芸能人の方々も、考えた。「共助」を作ることにした。
芸能人１０万人が加入する年金機能を作ったのである。
以来、３６年が経過したが、このほど「頓挫」した。
「頓挫」させたのは、
サブプライムショックではなく、「ルール」だった。
国が、ルールを変えてしまったのである。
それで、継続が困難となり廃止するという。

廃止にあたり、掛け金は全額、戻るという。
最悪な時期に解散することになった割には、
順調な運用をしていたと推測される。
国の年金は、解散したら掛け金すら戻らないだろう。
税金も入っているというのに。

ルールが変わったのは、
民間年金が、国の年金よりも巧くやっていては困る、
ということだろうか？
国の年金は、解散して「自助・共助」に委ねた方が良さそうだ。
「公助」は、「生活保護」を改革した方が効率的であろう。

雇用問題に於いても、「自助」が大切である。
自助とは、貯金と学習である。
どんなに薄給であっても、
使い切るのではなく、
貯金をし、自己の職務遂行能力を高めておく。
外国人なら、日本語を勉強する。
日本人なら、外国語を勉強する。
コミュニケーション能力を高めることは、
必ずや、プラスに働くだろう。

もっとも、
二カ国語を操る能力は、
先天的に優劣があるらしい。
だから、
上達が遅くても上達しなくても、
努力不足ではないかもしれない。

資格を取っておくのも悪くない。
仕事はできるのに、資格がないからダメ。
そういうケースは多いのである。
例えば、
車の運転がプロ級であったとしても
運転免許がなければ、公道は運転できない。

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