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ソニーがアメリカとヨーロッパでトップブランドなりえたのはその技術力で、その象徴が「トリニトロン」でした。このトリニトロンの技術が従来のブラン管テレビを作る他社に対して優位性を持っていたので、トップブランドに君臨していたのです。ですが、トリニトロンと言えどもブラウン管であることは間違いなく、機能では薄型液晶には勝てません。ですが、ソニーをトップブランドに押し上げたトリニトロンを手放すのに躊躇がありました。それが結果として液晶への本格進出を遅らせてしまい、競合他社の後塵を拝することになったのです。まさに「成功の復讐」です。そのソニーがついにリベンジを成し遂げました。それがミラーレスです。高級カメラの成功者はもちろん、キャノンとニコンです。この2社の強みは、交換レンズのユーザー保有率にあります。高級1眼レフカメラは、ユーザーが交換レンズをいくつも持っており、それを歴代有効活用できるようにキャノンもニコンも古いレンズも装着可能な新製品を出し続けてきました。ある意味、一種の参入障壁とも言えます。しかし後発参入のソニーには、そうした大きなユーザー資産がないわけです。その分、自由度はあります。しかし、機能や携帯性を考えればミラーレスになるのは必然ともいえるわけですが、両トップメーカーが出さないので、ミラーレス市場は一種のニッチ市場というか単なる「持ち運びに便利な小型高額機種」みたいな存在になっていました。そこでソニーはミラーレスに本腰を入れ、これは真の高級機種であることを訴えました。そして時間はかかりましたが、徐々に浸透していったのです。そうなると、もうソニーの独断場です。なぜなら、高級2大メーカーが参入しない(できない?)のですから。キリンが宅配販売店を大事にしたのと同じ理屈です。そしてソニーが独走する中、ようやく2大メーカーも参入してきました。ソニーとしては大歓迎でしょう。2大高級機種メーカーが参入したのですから、もうニッチではなく、堂々とした高級機種の本流です今後どうなるかわかりませんが、ビックカメラなどの店頭を見ても「ミラーレスの王者はソニー」という雰囲気が出ています。もともとブランド力はあるのですから、キャノンもニコンも簡単には引きずりおろせないでしょう。これも後に「成功の復讐」の一例になるかもしれません。(完)
2019.04.08
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今日は久しぶりに経営の話です。先日ソニーのミラーレスカメラが、市場シェア1位になったとの報道を目にしました。カメラ業界は今時珍しい「日本1イコール世界1」ですので、世界一のミラーレスカメラメーカーとなったということです。実はモンゴル語でも出版した断捨離の本に「ソニーによるコニカミノルタのカメラ部門買収」を成功例として書いていたので、ちょっと嬉しいです。そこにも書きましたが、今回トップセラー製品となったブランドはもちろん「アルファ(α)」です。売った側のコニカミノルタも感慨深いでしょうし、ソニーへ異動したカメラ部門研究者たちも喜んでいることでしょう。αブランドは立派に残っていますから。最近は政府系のなんとか機構ができもしない役人向けのいい加減なシナリオを作って、半導体だ、液晶だと、買収という名の税金の無駄遣い援助でことごとく失敗しているのを見るにつけ、やはりこれは良いM&Aであったと、嬉しく思うわけです。ですがソニーだって、そう簡単にトップになったと思ってはいないでしょう。私が今回の報道を見て思い出したのが「成功の復讐」というキーワードです。今でこそ、ネットを調べれば当たり前の経営用語のように出ていますが、私の記憶では90年代前半にシェア低下に苦しむキリンの姿を日経ビジネスが特集した時に使った「成功の復讐」という言葉が、ビジネス界でも使われだした最初ではないかと思います。モンゴル向けではちょっと似た言葉に「資源の呪い」というのがありますが、あれとはもちろん全然違います。資源は最初からある「利権」を取り合って、国民全体が不幸になるという現象です。キリンは何に苦しんだか?キリンは公取が懸念するほど高シェア、言ってみれば1980年代まで半ば独占状態でした。その強みは「宅配による家庭用瓶ビール強化」「小売店に強い地方の販売店網」「指名買いともいえるラガーの知名度」などでした。それがスーパードライを発売したアサヒにことごとく負けていくわけです。アサヒは「宅配よりも持ち帰りのスーパー、コンビニ強化」「瓶よりも持ち帰りに適した缶強化」「ラガーよりも生」という戦略で攻めてきました。どうなったかは説明しなくても、今の市場を見ればわかるように流れは「瓶よりも缶」「ラガーよりも生」「宅配小売店よりもスーパー、コンビニ」の流れは変えようがありません。キリンはなぜそれに対応できなかったか?それは組織としての意識の問題もさることながら、もっと切実な問題があったのです。実際「キリンを大切に売ってくれる販売店を敵に回してまでコンビニに注力できるのか?」「最大手のキリンが生を出したら、流れが一気に変わるのではないか?」などなど、強いが上にできないことだらけでした。実はソニー自身も「成功の復讐」を体験しています。ソニーはほんの10年数年前まで世界1のテレビメーカーでした。もちろん、今はサムソンなど韓国勢と中国勢が支配しているのは、ご存知の通りです。日本の3大テレビメーカーが落ち込んでいったのは、実は各社少しずつ事情が異なります。パナソニックは「液晶よりもプラズマだ」と巨大なプラズマ工場を作ってしまい、液晶化の流れから取り残されました。シャープは液晶への集中はいいのですが、亀山に拘ってしまい、巨大投資を中国ではなく日本でやってしまったことが大きな敗因です。当時のサムソンの幹部は「もしシャープが中国に巨大工場を作ってたら、我々は勝てたかどうかはわからない」と言ってたくらいです。じゃあ、ソニーは?(続く)
2019.04.07
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先日、会社HPの問い合わせメールに、とある地方在住の本ブログの読者の方からご連絡をいただきました。その旨が、私のモンゴル語版の「断捨離思考のすすめ」を日本で買い求めたいのですが、日本で入手可能か?というものでした。これは2017年にモンゴルで再出版したものです。最初のは2012年でした。問い合わせフォームには、モンゴル関連も含めて様々な方からお問い合わせをいただきますが、モンゴル語の拙書を日本で入手したいというのは、初めてでした。その理由は「ヨーロッパに留学中のモンゴル人の友人に送りたい」というのです。続けて「将来のモンゴル発展に貢献したいと、ヨーロッパで研究や仕事で頑張っている方です。」とあり、更に「私自身も田崎さんの本を読んで感化されたので、ぜひプレゼントしたいと思っています。」というのです。私からは「幸い私の手元に数冊あるので、それを差し上げます、」との返信に加えて「どうして手に取っていただけたのかを教えていただけませんか?」とも書きました。なぜなら、その方の職業は一般的なビジネスパーソンではなく、「自然や環境」をテーマにした、芸術系の方だったからです。拙書の日本語の題名には「ビジネスパーソンのための」とわざわざ修飾語をつけていますが、これは断捨離の提唱者である「やましたひでこさん」が、主として家庭内のモノの片づけについて述べられているので、そうではなくビジネスパーソンに向けて書いたということを誤解なきよう伝えるためのものです。なので、非ビジネス系の方から「感化された」と伺い、その理由を聞きたかったのです。そしてご返事をいただきました。その内容は「なんだ、自分(私のこと)の自慢をしたいだけなのか?」と本ブログ読者が眉をひそめてしまいそうなほど、私には印象的な内容でした。自慢話への批判覚悟で、自分自身の忘備録として以下に紹介します。その方はもともと自然を愛する美術家の方で、モンゴルの遊牧民の、「自然と共生する生き方に興味を持っておりました。」とのことです。その方が、「偶然本物のモンゴル人と出会ったので、そのことをきっかけに、田崎さんのブログを読ませていただきました。」と私のブログを読むきっかけが、モンゴル人との出会いだったのです。 「すると思いがけず、ただのモンゴル訪問記ではない田崎さんのブログは、私にとって興味深いものでした。」「田崎さんの経営コンサルタントという視点から捉えたモンゴルでの日常が若い世代には書けない、開けた視界で含蓄のあるものだと感じたからです。」と記されていました。更に「等身大な文章も、自分の苦手なところもオープンに書かれた文章にも、自然と親近感が湧き、書籍があるのなら紙媒体で読みたいと思ったことが購入のきっかけです。」と、このブログがきっかけで本を購入していただいたことがわかりました。地方でしかも8年前の本ですから、当然書店に並んでいるはずもなく、おそらくアマゾンか何かの通販で買っていただいたのでしょう。 そしてその読後感想です。「実際に本を読んだことで、自分はつくづくビジネスを勉強していなかったと思い、自分に一番足りないセンスだということにも改めて気づきました。」とありました。この方はビジネスの世界の方ではないのに、ビジネスを勉強してこないかったことを思っていることに、ちょっと驚きを覚えました。そして本の中で感じた事例を取り上げ、ご自身の活動への気づきを述べられた後、「「一人」で何かをやることへの孤独や、限界を感じていた昨今ですが、田崎さんのブログや本を読んだことで、足りない部分を補っていこうという気持ちになりました。」と言っていただきました。そして「普通のビジネスマンの本だったらそこまで響かなかったと思います。」と私への疑問への回答(?)も書かれていました。ビジネスパーソンを念頭に書いた本が、芸術系の方にここまで言っていただけるのは、望外の喜びです。もちろん、早速モンゴル語版を贈りました。その本は、今月末にその方がヨーロッパに行くときに持参し、留学中のモンゴル人に直接手渡すとのことです。この事実だけでも、モンゴル語版を出した甲斐は十分あったなと思いましたね。そして思いがけずそのお礼にと、その地方の名産品を送っていただきました。モンゴルとブログと本とが全てつながるような話はなかなかないと思い、敢えて書きました。
2019.03.26
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今月1月下旬(または2月?)から私の本がモンゴルで再版されることになりました。5年前にモンゴルで翻訳出版された「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」という本の再版です。現地からの「この本の内容は、5年前よりもむしろ今のモンゴルにふさわしい」という声を反映して、再出版が決まりました。再版にあたって、モンゴル版向けに新たに20ページ分ほど「モンゴル版再出版にあたって」「モンゴル社会への警告」「モンゴル企業への処方箋」の3章を書き起こしました。ちなみに、前回は日本モンゴル国交樹立40周年事業に認定され、そのマークがつきましたが、今回は偶然にもその5年後ということで、45周年事業に認定されたんだそうです。まあ、こんなマークがつくだけなんですけどね。一応、日本大使館の許可は取ったと聞きました。モンゴル語版のみですので、現地在住のモンゴル人の方、ご興味あれば手に取ってみてください。いつから書店に並ぶのかは不明ですが。
2018.01.07
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日本の新聞の一面にモンゴルの名前が出るのは珍しくなくなりましたが、一面のコラム(朝日新聞なら天声人語とか)に出るのは初めて見たような気がします。21日の日経新聞の「春秋」というコラムにモンゴルが書かれました。その内容が、なんと私が2010年に書いた本の内容とほとんど同じなのです。私は「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」という本の書き出しにモンゴルの遊牧民のことを書きました。それと似たようなことが書いてあるのです。要するに、モンゴルの遊牧民は年に4回も引っ越しをするので、余計なものをため込まない。逆に、多くの日本人は、本当は要らないものに囲まれて、窮屈に暮らしている、と。物に執着しないモンゴル人は、その代り言葉を大切にする。言葉とは、心の記憶であり想念であろう。そして最後に「引っ越しは、自分にとり何が大切かを問う好機でもある、と結んでいます。確かに、今も田舎の遊牧民のゲルを訪ねると、モノより心、余計なモノには縛られないという生活が見て取れます。ですが、そのモンゴルも当然のことながら近代化と共に変わっているのは、その本にも書きました。ウランバートルの都市住民は、今や相当な「モノを持つのが好きな人」と言えます。クルマも家も、日本的な見方からすると「分不相応」なものを持ちたがります。携帯も時計も、平均的日本人ではないからかもしれませんが、私なんかよりもずっと立派なものを持っているビジネスパーソンが多いです。ただ、アメリカもそういう傾向があり、それゆえ個人消費の力で経済を引っ張って行っている部分もあるのも事実です。世界的に見れば日本人はその所得に比べれば消費の仕方はかなり「地味」と言えるでしょうから、日本と比べるのは意味ないかも知れません。ただ、モンゴルの高邁な精神を持った文化も同時にすたれていくのであれば残念です。もう一つ、最近耳にするのが家畜泥棒。私は初めてモンゴルに行ったとき、数百頭もの家畜を抱えながら移動する遊牧民に感服しました。500頭もいる羊は、どの羊が自分が所有しているのかわかり、他人所有の羊が迷い込んできてもすぐにわかるので、ちゃんと持ち主に返してあげるのです。「囲いもなく、ずっと人間が監視しているわけでもないから、盗まれたりしないんですか?」と聞いたことがあります。ですが、ある遊牧民は「盗む?どうやって逃げるんだ?こんなに広い草原を何頭もの羊と共に逃げたら、必ず誰かに見つかるよ。村の市場に持ち込んでも、すぐに誰の羊かはばれてしまうんだよ。」とも言われ、なるほどと唸るようにその答えを聞いたのを覚えています。ですが、時代は変わり、兼業の遊牧民が増えました。必ずしも十分な監視体制が取れない遊牧民もいます。またクルマという便利なものが普及したので、移動も昔のように「馬に乗りながら」盗んでいくわけではないので、夜であればほとんどわからない場合が多いそうです。資本主義的貨幣経済が急速に田舎にもやってきたので、昔ながらの自給自足的生活からは程遠いのが現実です。発展するモンゴルで、失われていくモンゴルの良さがあることをしっかり心に焼き付けないといけないと思います。
2014.02.22
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ちょっとすごいことになりました。モンゴルに来る前に、私が書いた本「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」のモンゴル語訳が終わったと聞いていました。日本語版はこれです。私が仕事で6月にモンゴルで行く予定であると伝えると、「じゃあその時に出版記念パーティをやりましょう」と言われました。「パーティ?一体誰が出席するの?私の知り合いや友人を呼ぶつもりもないし・・・」と思いました。実際にモンゴルに来ても、お客さんの仕事優先ですから、「いつなら大丈夫」という連絡はしてませんでした。で、一昨日に連絡が来て「いつにしようか?」と聞かれました。私は「木曜日の4時からなら、アポもないから大丈夫です」と答えました。その時に、国会議員だとか大使だとか言ってましたが、たった2日でそんなパーティ開けるわけない、と思って全然信じてませんでした。が、ここは日本ではありません、モンゴルです。モンゴル人の予定は未定というのは良く聞きますが、それはマイナス面を強調しすぎでしょう。別な言い方をすれば「フレキシブル」ということなのです。テレビ局の社長のUさんのオフィスに向かおうとしたら、同じ車線に外交官ナンバーのレクサス(旧セルシオ)が走っていました。一緒に向かったビジネスパートナーのTさんが「あれは日本大使館の車ですよ。もしかして清水大使が乗っているかもしれません」と言うのです。その車は、私たちと全く同じ方向を走っています。そして、行きつくところも同じテレビ局でした。「え?まさか・・・」結局大使と一緒に案内されました。私は清水大使とは初対面でしたが、モンゴル語ペラペラのモンゴル通で、とても優しそうな方です。モンゴルだるまさんが「とても素晴らしい大使」というのですから、間違いないでしょう。挨拶もそこそこに、言われるままにスタジオに向かいました。そこを見てびっくり!私の本の表紙の拡大版が、大きく貼られていたのです。なかなか良いデザインです。赤い丸は日本を表しており、私の名前と「ビジネスのための断捨離思考」と書かれ、さらにその下に感じで断捨離と漢字で書かれています。しかも、もう一方には棚にたくさんの本が・・・とにかく、こんなセットは見たことありません。更にびっくりしたのが、現役の政治家(外務副大臣)も参加して下さったことです。彼は日本留学組で、30代前半のとても若い政治家です。お話ししても、全然偉そうではない、素晴らしい方でした。今一番大事な日蒙EPAの直接の担当者だそうです。この場には、司会者と私以外には、清水大使、モンゴル国外務副大臣、私の友人のTさん(翻訳監修)、Tuさんのお姉さんで実際に翻訳して下さったTeさんの総勢6名がカメラの前に立ちました。そしてなぜか、観客用の席にはたくさんのモンゴル人スタッフが、観客としていました。(拍手用です)そうこうしていると、カメラが回り始めます。「え?何か打ち合わせとかないの?」と思いましたが、司会の方がモンゴル語でカメラに向かって話し出します。もちろん何を言っているかわかりません。そして予定通りと言うか、突然私にマイクが向けられました。私は、もちろん日本語で、この本を書いた経緯やモンゴルの友人らへの感謝の言葉を述べました。通訳はテレビ局社長のUさんが自ら引き受けてくれました。この本の場合、書いた経緯がやや複雑なので、多分ちょっと時間がかかったと思います。私の後、清水大使からのお言葉を頂きました。が、何をおっしゃられたのかはわかりません。大使はテレビに向かってモンゴル語で話されたからです。私の本の出版及びこのテレビ番組は日本モンゴル国交樹立40周年記念イベントの一環ということになっているので、40周年についてお話しされたのだろうと思います。それにしても、モンゴル語で直接モンゴル国民に話しかける大使なんて、他の国を含めてもほとんどいないのではないでしょうか?通訳なしで話せるのは、本当にすごいと思いました。大使の後は外務副大臣のスピーチでした。Uさんによれば、「横浜国立大学経済学部を出てから経済やビジネスの勉強していないので、この本で勉強します」というユーモアあふれるお話しだったようです。その後もTuさんとTeさんのスピーチが続き、シャンパンでの乾杯まで用意されていました。一連の収録は編集されて、来週にも放送されるんだそうです。なんとまあ大きな話に!ここまで話が大きくなるとは思ってもみませんでした。しかも、収録が終わったら、テレビ局のスタッフが行列を作って待っているのです。良く意味がわかりませんでしたが、皆手に私の本を持っています。要するに「即席サイン会」なのです。もちろん日本でもそんなのはやったことはありません。30人以上はいたでしょう。サイン会が終わってからも、後から後からスタッフがやってきました。何やら気恥かしい感じでした。全部終わって祝賀会として、Uさんと二人で乾杯しました。とにかく、無事に出版できて良かったです。明日からUB市内の本屋さんで売りだすそうです。が、モンゴルは明日からと言っても、明日一斉に全書店とは行かないそうです。なので、本屋さんに並ぶのはちょっと時間がかかるかもしれませんが、書店で見つけたら、是非手に取ってみて下さい。何もかもが初体験の、出版記念収録でした。
2012.06.07
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7月3日に収録したラジオ日経の Bizステージ『リーダーの条件~迷わず行け<ビジネス編>』という番組ですが、どうやら販売が始まったようです。ですが、未だにこのシステムが良くわかりません。9月中にラジオで放送が2回あると聞いていました(当然、通常の無料放送)が、その放送はダイジェスト版とのことです。私は1回あたり15分程度で、4回分の収録をしたのですが、2回分を15分に短縮して放送すると聞いたように覚えています。そして、そのオリジナルの1回あたり15分の放送は、ネットで販売するんだそうです。1回分が315円です。私はこんなシステムで、買う人がいるのか不思議でしたが、ラジオ日経の人の発言からも、既に2人の人の収録分を売っているのですが、やはり販売状況は厳しいようです。先行した2人は、それぞれ4回ずつの収録ですので、既に8回分を販売済みということになります。そして私の収録分が、第9回から12回までです。私の本の編集者の方(同文館)から「聴きました」というメールを頂きました。まずは、このHPから購入するそうです。http://www.radionikkei.jp/sounload/item505.htmlですが、私もこのページからダウンロードしようとやってみましたが、上手くできませんでした。私の2回分の紹介については、http://www.radionikkei.jp/sounload/tag/%E7%94%B0%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%B7%B3/このページに書かれていました。どうも今のところは、2回分だけの販売中のようで、残りの2回分は今月後半になるようです。が、とにかくわかりにくいです。日経としては新しいビジネスモデルを探求中ということなのでしょうけど、よほどの有名人でないと、お金を払ってまで聞きたいという人はいないでしょう。私の番組の有料ダウンロード実績は「ゼロ」になると予想していましたが、編集者の方が既にダウンロードして下さったということで、ゼロはまぬがれたようです。彼女の感想は「さっき1回目をダウンロードして聴いてみましたが、非常に面白いです!2回目も聴いてみます。」というありがたい感想でした。もしブログ読者の中で、「じゃあ、私も聞いてみようか」と興味半分にでも聞いてくださった方がいたら、感想を教えてください。先日のFM東京は、ごく普通のラジオ番組でしたが、生放送なので自分では聞けません。今回のは録音販売ですが、当り前のラジオ放送が聞けない(短波専用ラジオが必要)なので聞けません。なかなかうまくはいかないものです。
2011.09.12
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6月にラジオ日経で収録した番組があるとこのブログで書いたことがありますが、未だによくその番組の仕組みがわかりません。多分、9月中に私のインタビューの一部が放送されるらしいのですが、それが「いつなのかは未だに全く連絡はありません。基本的にはインターネットで有料で買う番組だとは聞かされていますが、一体だれがそういう番組を買うのか、私には想像もつきません。で、今回は正真正銘のラジオ番組です。東京FMの朝の番組で、Blue Oceanという平日毎朝8時半から放送している番組です。生出演で、明日の朝(9月5日)放送です。女性のリスナーが多いとのことで、断捨離関連でのコメンテーターとして登場することになりました。断捨離と言っても、私は片付け上手というわけではないので、ビジネス関係の話にはなると思います。もちろん、せっかくの機会ですからモンゴルのことも話そうと思っています。金曜日に東京FMのディレクターさん(まだ会ったことはありません)から、番組の進行メモが送られてきました。そこには10を超える私への質問という形で書かれていました。もらった時は何気に見てましたが、やっぱり生放送だしちゃんと考えないといけないと思って、質疑応答(?)を考えていたら、あっと言う間に2時間以上経ってしまいました。お陰で、今日のジムはお休みです。女性向けの番組で、ビジネス系の話が受けるのかはわかりませんが、出させて頂くからには頑張ってお話ししたいと思っています。どなたかもし聞かれたら、このブログにコメントでも頂けたら嬉しいです。
2011.09.04
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今日の新聞を開くと、私の取材をもとに書いたと思われる記事が書かれていました。顔写真までつけて頂いて、結構なボリュームです。昨日聞かれた、学校や職場の年度のことはまあいいとして、問題は内容です。囲み記事のような形で、企業の断捨離の例が3つ出てました。ですが、3つのうち2つは私の本にも書いてあるし、私も話した記憶があります。ですが、もう1つは、全然知らない内容なのです。出版社のTさんからもメールが届き「あのインタビューの時、NKKの薬の話なんてしましたっけ?」とありました。するも何も、私はNKKが薬をやっていたことすら知りませんから、そもそも話すはずもないのです。インタビュー時の記憶を辿るまでもなく、これは明らかに日経が勝手に載せたものです。とはいえ、私は別に目くじらを立てるほどじゃないとは思いました。「ま、流れの中で、こういう例を出したかったんだろう」という程度の受け取り方でした。ですが、出版社のTさんとやり取りをしているうちに、段々不安になりました。「この話は事実だろうか?もし、これが事実でないなら、私の名前で事実と違うことを言ってることになるから、それはまずいよな」と思うようになったのです。で、早速グーグルで検索しました。「NKK 医薬品事業」で検索すると・・・私は絶句しました。41、600件ヒットしたのですが、その一番最初に出てきたのは、なんと今日の私の記事でした!「えーっ!どういうこと?NKKの医薬品事業の話が有名な話なら、もっとたくさんヒットしているはずだし、そもそも今日出た記事ごときが1番になるはずもない・・・」と感じ、他のヒットした項目を探しましたが、全然それらしい記事がないのです。私は「NKKが医薬品事業に進出し、B型肝炎治療薬を出した」と新聞では言っていることになっているのですが、もしかしてそういう事実はないのでは?という疑念が出てきました。もしそうだったら、これは冗談ではすまされない、と思いました。もうメールでのんびりやり取りしているわけにはいきません。出版社のTさんに電話して、あの話は完全に日経側が挿入した事例であること、そのことについては私は特に抗議をするほど怒ってはいないこと、ですが、一番心配なのはそのNKKのことが事実であるかどうかであること、を伝え、日経新聞側に確認を取ってもらいました。ほどなく、Tさんから連絡が来ました。NKKの医薬品の話は事実である、とのことでした。そして、私が話したという記事にもかかわらず、自分たち日経側だけで、私に相談も通知もせずに勝手に事例を挿入したと言ったそうです。私はこの話を聞いて、「ああ、やっぱりこういう一連の出来事は、たまたま今回起こったのではなく、20年前から変わらない日経新聞の体質なんだな」と思いました。つまりこんな「創造的な記事を作るやり方」は、特段悪びれることもなくやっており、日常茶飯事なんだなと思いました。良く言えば「記事については、誰からの干渉も受けず、自分たちだけで書く」でしょうし、悪く言えば「日経新聞が書くことが、事実なんだ」という独りよがりやうぬぼれもあるのだろうと思いました。ですが、私はそのうぬぼれを批判しようとは思ってはいません。まあ、そのくらい自負心の強い集団だから、私をして他の新聞を30年以上も読ませなかったのだろうと理解しています。ただ、事実確認と検閲は違うことを知ってほしいし、言わないことを言ったこととして入れるなら、事前に知らせてほしいと思いました。これは別にメディアとか特別な業界の話ではなく、一般人としての常識だと思うからです。多分、子供でも理解できるレベルの話だと思います。
2011.05.12
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昨日の夜、出版社の担当のTさんから電話がかかってきました。話は、明日取材記事が日経産業新聞に載りそうだということでした。日経産業新聞?実は、2月下旬に日経産業から取材を受けておりました。その記事が載るのは恐らく3月の第2週くらいだろうとの連絡も頂いていました。そこへあの大震災です。当然、新聞の内容は全て震災関係一色になり、私の取材記事は軽く吹き飛んでしまいました。これは当然の措置であり、新聞報道は当然国民が一番心配している震災報道がその後も中心で続きました。私は日経産業新聞は定期購読していないのでわかりませんでしたが、震災直後は発行を続けるだけでも大変だったようで、わずか数ページしかない紙面が続いたようです。私の方も、取材後3カ月近くも経過し、あの記事はもう消えてしまったと思っていました。が、昨日の夜電話が来たというわけです。新聞社から出版社へ電話があったので、私のところへも連絡が来たというわけです。そこで、いくつか「明日の原稿を入稿するに当たって確認したいことがある」と言われました。聞けば「大学を卒業した年次を教えてください」に始まって「スイスのIMDを終了した年は?」更には「BCG、ATカーニーに所属していた年を西暦で教えてください」というものでした。「あすの入稿に間に合わせたいのです」とも言ってました。今までいくつか雑誌などで取材を受けたことはありますが、こんなに具体的なそれぞれの西暦を聞かれたことはなかったので、ちょっとびっくりしました。間違ってはいけないので、再確認しながら答えました。「明日でしょ?こんな時間に聞いてきて、間に合うの?」と聞きましたが、考えてみれば新聞社は夜中の出来事も翌朝の朝刊に載せるくらいですから、夜の7時や8時なんて、全然問題ない時間なのでしょう。そうは言っても、連絡がそんな時間というのは、やはり没になりかけた私の記事を出すことは、きっとギリギリ直前に決まったのでしょう。日経産業新聞は、さすがに自宅で定期購読しているわけではないので、今朝近所の日経新聞販売所に出向いて買ってきました。そして見てみると・・・昨日の夜、あんだけ聞いてたのに、そんなことは全く載ってませんでした。そりゃあそうでしょう。スペースの関係でしょうか、ATカーニーは私のプロフィールに社名すら載ってませんでした。一体、昨日の質問はなんだったのよ?という気になりましたが、新聞とはそういうものなのでしょう。ですが、それより驚いたのは、その内容です。雑誌の場合、いや雑誌だけじゃなく、他の新聞(といっても、業界紙とかしか知りませんが)は、取材内容を記事にしたものを事前に私に見せてくれます。私は、書いて頂けるだけでありがたいので、事実誤認だけは訂正させて頂きますが、文章の内容はほとんど気にしません。確かに、「ちょっと違うよなー」とか「なんかニュアンスが変?」と感じることもありますが、だからと言って訂正してもらうことはありません。ですので、多少何か違うという程度で文句を言うつもりは全くありません。ですが、日経新聞、正確には日経新聞系というのは、そういう伝統なのでしょうか?昔から、原稿は一切見せず、その上事実誤認をやらかす伝統があるのです。私が初めて日経新聞社の取材を受けたのは、もう20数年前になるでしょうか?その頃は、大企業の財務部におり、主に外国為替を担当していました。まだインターネットがなかった時代でしたが、自分の机に専用線を引いたテレビモニターを置いて、ドルやマルク(懐かしい)と円を売ったり買ったりしていました。その頃、為替オプションというものが銀行で売られることになり、新聞でも話題になっていました。要は、一定のフィーを払えば、予約した為替をそのまま使うこともできるし、キャンセルもできる、という商品です。私はこれに目をつけ、新しもの好きの当時の部長の許可を得て、早速使ってみました。ところが、それが日本で事業会社として初めて為替オプションを購入した会社となったのです。で、早速日経新聞が取材に来ました。私は嬉しくなって、オプションの仕組みから説明しました。なんせ今までになかった仕組みですし、そもそもその頃はまだ外国為替のことすら日経の記者ですら良くわかっていなかったのです。私は一通りの取材を終えると「原稿を事前に見せて頂けませんか?オプションの仕組みとかで、間違っていると困りますし、会社の名前が出るわけですから・・・」とお願いしました。すると「いいえ、日経新聞は一切事前の検閲を受けないのです。原稿はこちら側で責任を持って書きます。」と言うではないですか。その言い方は、何やら強いポリシーのようなものを感じました。「検閲」なんて大げさで、私はただ「ちゃんと理解しているのか」心配だっただけなんですけど。そして、私の日経新聞デビューの日がやってきました。ワクワクして新聞を開くと・・・大きな見出しとともに、オプションのことが書かれてありましたが、案の定事実誤認がありました。残念ながら、記者はオプションの仕組みを正しく理解していなかったようでした。とはいえ、記事全体は会社に対して好意的に書いてくれていたので、抗議とかはしませんでした。ただ、その時以来、何度か日経関係(他の媒体)の取材を受けることがありましたが、どこも同じように、事前には一切原稿は見せてくれません。結果として、当初の期待とはずいぶん違うこともありました。ですが、他の雑誌や新聞では事前に見せてくれるところがほとんどでした。つまり、原稿を当事者に見せないで出すというのは、業界の慣習ではなく、日経のポリシーなんだと思いました。ポリシーは尊重しますが、それで間違わなければいいのですけど。私は今日の新聞を開きました。(続く)
2011.05.12
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今朝、携帯にメールが来ました。送り主を見て、同じ苗字の女性なので咄嗟に、「あ、山形にいる姪からかな?」と思って開けました。山形に住んでいる兄の娘とは、ときどきメールをしあっているのです。ですが、送り主は家族のものではありませんでした。私の苗字は特に珍しいというわけではありませんが、現実的には同じ姓の方とは仕事などで会ったことはありません。ですが、昨年モンゴルから一時帰国をした際に、私が口座を持っている金融機関の方が、偶然にも同じ名前だったのです。私は最初電話口で「え?どなたですか?」と思わず聞いてしまいました。相手がご自分の名前を名乗っているのか、私の名前を言っているのか、わからなくなったからです。鈴木さんや田中さんなら、そういうシチュエーションには慣れているでしょうけど、長い間生きてきて私には初めてのことでした。その後お目にかかったら、大変気さくな若い女性だということを知りました。親族ではありませんが、同じ姓の方と会うというのは、なんだか不思議な気がしました。ですから、お会いしても姓で呼ばずに名で呼ばせて頂きました。ま、この辺は、おじさんだからできることでしょうけど。その彼女からのメールだったのです。そういえば、最近は全然連絡もなく、話してはいませんでした。彼女は「今、京都駅です。PHPの雑誌のThe21を読んでいて、びっくりしました」と書いてきました。なんでも、今は結婚準備のために会社を辞め、大阪に引っ越したんだそうです。私の記事というのは、昨年出版した「断捨離思考のすすめ」に関する取材記事だったのですが、それを彼女が偶然見て、メールをくれたというわけです。以前も、中学時代の同級生から連絡をもらうなどありました。出版するというのは、遠くなってしまった縁をも復活させることがあるんだなと思いましたが、今回のようなケースもあるのだと思いました。残念なのは、せっかく同じ苗字で知り合ったのに、彼女はもうすぐ他の名前に変わってしまうだろうということです。ですが、それもおめでたいこと、多少なりとも縁があった人が幸せになってくれるのは、嬉しいことです。
2011.05.10
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本(ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ)が出版されたのが昨年12月1日なので、出版されて2カ月半が過ぎました。売れ行きは?まださほどではないようです。なんでもそうですが、まずは経験してみることが知ることの一番の近道ということがよくわかります。大きな書店では置いてある場合が多いですが、中くらいの本屋さんではほとんど見かけることはありません。そういうところは評判の高いベストセラー中心なのでしょう。私自身も有名人でもないわけで、そういう人が本を書くとどうなるのか、少し興味がありました。また大手出版社などは、ベストセラーを創り出すためにいろんな仕掛けをしているのもよくわかります。考えてみれば当然のことで、食品だって年に数百どころか数千、数万もの新商品が出ますけど、POSデータで「売れてるな」と思えるのは、ほんの一握りでしかありません。そもそも店に置いてもらえませんから。出版は、多分それ以上に毎月毎月ものすごい数の新刊が発売されているのでしょう。そんな中では、有名作家以外のものは、大きなプロモーションで取り上げられたり、配送機能が充実していたりする場合の方が、より読者の目に届くことが多くなるというのも、当然のことです。私の場合は、本自体も別に「特別な本」だなんて認識はさらさらありませんし、知名度もこのブログの読者以外にはほとんどゼロでしょうから、大きく話題になることもないのは重々承知しています。そんな中でも、取材や書評で取り上げたりしてくれるメディアがあるのは、ありがたいことです。先月くらいからぼちぼち取材がありました。中には、英語の情報や勉強法を提供する雑誌とか、小中学校の校長先生らが主な読者層になっている週刊誌など、思いもよらない方面からの取材を受けたりすることもあります。先週は、産経新聞の書評欄に載せて頂きましたが、これが新聞としては2番目の記事でした。(最初は日刊工業新聞)そして、今日ですが、なんと私のふるさとである新潟県民の新聞「新潟日報」に載せて頂きました。こちらは、いわゆる書評ではなく、記事という形で本などををご紹介して頂きました。新潟県の読者と言っても、人口的には日本全国の50分の1程度でしかありませんが、私にとっては自分の田舎の新聞に載るのはやはり特別です。地元紙に小さな囲い込み記事が出る程度で「故郷に錦」とはとても思えません(笑)が、具体的に一体全体私がどんな仕事をしているのかよくわからない母や親戚には、多少の安心効果はあるかもしれません。地元紙ならではの、親しみやすさというのがあります。取材に来た記者さんは若い方でしたが、私の友人(当ブログでは東京Walkerさんでたびたびコメント頂いてます)のお父上のことを申し上げたら、さすがに有名人らしく「ああ、OBで小説を書いておられる方ですね!」とか、中学の同級生の旦那様のお名前を伝えたら「ああ、今は編集におられます」とか、どこかでつながっているのが地元企業の特徴です。この前には「新潟ウィーク!」という地元のコミュニティ誌にもご紹介いただきました。実は、こういう地元誌があることも知りませんでした。今後は、日経系(日経新聞そのものではなく、系列のビジネス誌や新聞)での取材もあるそうです。雑誌の対談で、インタビューをする側の経験はありましたが、される側というのもなんだかちょっと楽しいものです。その媒体の読者は、私が普段接することのない「英語を勉強している人」「小中学校の教育者」「中小企業オーナー」「生産現場管理をしている人」など多彩です。そんな媒体の何かで私の記事に触れることがあれば「へー、こんな業界誌にも紹介されているんだ~」とご一読くだされば幸いです。当然ですが、これら様々な媒体の方は、別に私の本の内容が「すごい!」とか「超有名だから」で来ているのではなく、私の本の出版社の担当の方の地道な告知活動のお陰であることは、申すまでもありません。ありがたいことです。この場を借りて、お礼を申し上げます。
2011.02.16
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今朝8時過ぎに、新潟の兄からメールが来ました。「日経新聞の2ページ目に広告が載ってるよ」と。「結構、目立つね」とも書いてありました。こんな感じです。確かに、広告の場所も、このデザインも結構目立ちました。「たちまち三刷」というのも、事実ですが、最初の印刷数が少ないってこともあるので、なんとも言えませんね。以前、朝日新聞に広告が載った時は、私の本がメインではなかったということもあるかもしれませんでしたが、あまり影響はなかったように思います。というか、アマゾンはほとんどいつも品切れでしたから、動きもわかりませんでしたけど。でも、ありがたいことに、高校の同級生がその広告を見て、私の名前に気づき、楽天で買ってくれたと、後から知りました。感想を聞いたところ、非常に嬉しいコメントを寄せてくれ「息子にも読ませたい本」と言ってくれました。実は、別の友人からも「息子に読ませている」ということを言われました。息子と言っても、まだ学生のようですが、わざわざ息子に読ませたいと言ってくれるのは、私にとってはとても心強い「誉め言葉」です。だって、つまんなかったら、わざわざ子供になんか「読んでみたら」なんて絶対に言わないでしょうから。アマゾンのランキングのシステムがどうなっているかは、もちろん見当もつきません。リアルタイムで販売データを分析していることは当然でしょうが、どのくらい「今」を反映しているのか?ずっと品切れだった時ですが、ある時は、なぜか順位がどんどん上がることもありました。かなりの長期間の品切れの時も、一時的に上がりましたから、本当に不思議です。逆に、1週間ほど前から「在庫あり」に切り替わりましたが、そうなった途端に、どんどん順位が落ちて行き、いくらなんでも、というレベルまで落ちました。(6万3千位とか)これは明らかに、相当なタイムラグがあるということなのでしょう。で、今回の広告です。これは明確に影響(本当は効果と言うべきでしょう)があったようです。昨日の夜までは、1万とか2万位くらいだったのが、突然上昇し出しました。そして、品切れ前の1000番台にまで回復したのです。更に、上昇し、今では全体の442位、経営戦略のカテゴリーではなんと2位というところまで来ました。この後どうなるのかは、全く予測もつきません。これがピークで、再び落ちるのか、それともこれはまだタイムラグを含めての順位なので、もっと上がるのか?個人的には、自分がコントロールできないことはあまり気にはしないのですが、アマゾンの仕組みがどう考えてもおかしいことがたくさんあるので、そういう意味では今後も注視していきたいと思っています。また増刷後には、小さな本屋にも届くようになると言われていましたが、確かに今年初めて行った、近所の本屋さんに置いてありました。ただ、平積みではなく、棚に背表紙だけですので、ほとんど目立たないです。私も目の前に立ちながらも、見えずに、店員さんに聞いてわかったほどですから。昔、食品会社の営業マンだった時に、中小企業の社長に言われた言葉を思い出しました。大手食品会社の人は、広告のありがたみがわかっていない。なぜなら、年中大量の広告を出しているので、あることが当たり前になっているから、と。ですが、ローカルの中小企業にとっては、広告は「大投資」なので、必死にその効果を追いかける、と言われました。今回は、それを感じました。新聞には、毎日毎日、大量の本の広告が出ていますが、それがない者からすると、こうして発売1カ月後に日経新聞に広告が出ることのありがたみを感じています。
2011.01.06
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アマゾンでの私の本の在庫は、相変わらず「在庫なし」表示です。発売されてから4週間近く経つのに、通常の表示であったことは全部足しても1週間くらいしかなかったのではないかと思われるほどです。当然ですが、在庫がないものを注文する人もいないから、アマゾンランキングは下降の一途を辿り、とうとう3万位という途方もないところまで落ち込みました。私が驚くのは、出版社の編集者の方は「何かがおかしい」と感じて下さるのですが、当の出版社の営業の方々はあまりおかしいと感じていないようなのです。なぜかというと、「どうして在庫がないのですか?」というと、なぜないかの解説しかしないのです。「回転の良い本は在庫するけど、あまり売れないのは在庫が少ないんですよ」とか「出版社側には問題ありません、在庫は十分ありますから。ただ、取次がちゃんとやってないようなのです」とか。私には、信じられない感覚です。確かに、どんどん売れている本だと思いませんが、品切れ前はアマゾンの経営戦略カテゴリーでは4位でした。ですから、これが回転悪いとすると、5位以下にはたくさん在庫切れがあるはずですが、このカテゴリーの上位20位を見ても、「在庫切れ」なんて私の本しかありません。取次の問題?と思って、よくよく聞いてみると、その取次はアマゾン向けに集中的に供給している取次なので、アマゾンに出ている多くの本がその取次によるものなのです。であれば、当然疑問が出ます。「なんで、他社本は大丈夫で、私のだけダメなの?」と。更に、カテゴリーは違うけど、別の現象もあります。ご存知のように「断捨離」は今年大きな話題を呼び、これに関連する本が7冊?も出ています。ビジネス系は私の本だけですが、それ以外は全部「片付け系」です。そしてアマゾンで見てみると、私と同じ出版社から私と同じ日に出版された本「断捨離 私らしい生き方のすすめ」(川畑のぶこ著)だけが、私と同じようにいつも「在庫切れ」なのです。他の断捨離関係本は、出版社は様々ですが、どこもちゃんと在庫はあります。実は、書店販売もそうなのです。私の本は、大手書店のみで、近所にある小型書店には置いてないと、当初聞かされていました。ところが、いろんな書店を見て回るうちに気づいたのは、断捨離本関係は、実は多くの小型店でも置いてあるという事実と、なぜかそこにはやはり同上の「「断捨離 私らしい生き方のすすめ」だけが置かれてないのです。私の本だけがないのであれば、私の本が売れないから、という理由でわかりますが、今年12万部も売った方の続編もほとんど置かれてないとなると、話は別です。しかも、同じ時期に出ている断捨離関係の本は置いてあるのです。とまあ、ここまで事実を積み重ねると、原因は一つしか考えられないのですが、それが本当にどうなのかはわかりません。私は、最近では私の本云々よりも、この出版社という会社のあり方の方に興味を持っています。なぜなら、営業部門はこれらのことをあまり事実として受け止めていないようなのです。冒頭に述べたように、全ては「他責」という感覚なようなのです。もちろん、私と日常的に接している編集者の方は違います。心痛め、日夜原因を追及しているようです。が、基本的には営業部門がこれを「問題だ」と認識しない限りは、解決には程遠いでしょうし、たまたま再度の入荷後に、通常に戻ったところで、またいつか再発するでしょう。なので、経営コンサルタントとして「なぜ、こんなに明確な問題となる現象を、問題として捉えられない会社になっているのか?」に興味が湧いています。他の企業、例えば、マヨネーズなどの加工食品や洗剤などの日用品雑貨、薄型テレビでも乗用車のカローラでも、在庫切れという現象自体は起こり得る話です。ですが、販売小売先の中の最大手の企業で、新発売以来ほとんどずっと在庫切れが続いても、その原因も分からず、しかも原因の追及を社内的にもやろう!という姿勢がないこと自体に、ものすごい驚きを感じています。製造会社と流通会社に十二分の在庫があるにも拘わらずです。こういう会社が、他業界にも存続しているかどうかはわかりませんが、私程度の経験では初めてのことです。ところで、アマゾンでは、他にも不思議なことがあります。それは中古品の価格です。私の本に関しては、現在5冊出品されていますが、そのどれもが定価より高いのです。私の本は、税込みで1470円で、送料無料です。それに対し、一番安くても1751円、高いのになると3240円です。しかも、中古は別途送料が250円かかります。ですから、安くても実質36%も高い中古を買う人がいるのか不思議です。まさか、在庫切れだからプレミアム?にも見えますが、在庫切れでない時からの表示なので、不思議でしょうがないのです。このアマゾンの中古品のなぞも、どなたかご存知の方がいたら教えて欲しいのですけど・・・今までの人生で、ほとんど縁のなかったアマゾンですが、この1カ月は大いに関心を持たざるを得ない状況になってしまいました。
2010.12.26
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わずか10数時間前に「在庫切れ」表示がなくなり、通常に戻ったばかりですが、再び「在庫切れ」表示に戻ってしまいました。昨日私がこのブログの最後に書いた「願わくば、このまま正常な状態で年末を迎えて欲しいものです。」などという甘い願望は、一晩で吹き飛んでしまったというわけです。食品などの消費財で、テレビなどの影響で一時的に売れて在庫がなくなることはありますが、通常の商品でこんなに頻繁に品切れになるとは考えられません。普通の小売業(イオン、イトーヨーカドーやコンビニ)は、品切れに対して非常に神経質で、メーカーにペナルティを負わせることもあるほどです。ですが、この出版業界はそういう感覚が少ないのでしょうか?メーカー(出版社)にも問屋(取次店)にも在庫は十分あり、しかもここ1週間以上在庫がない状態が続いた上で、昨日入荷したばかりなのに、もう品切れです。実はこの兆候は、昨晩からありました。昨晩の表示が「在庫2点だけ」とあったのです。在庫補充直後で、たったの2点?一体、何冊補充したのかわかりませんが、補充そのものがいい加減だったということでしょう。この分ですと、私の本について言えば、年内も含めて、アマゾンでまともに買える日はほとんどないのではないかと、悲観的です。出版社に問い合わせても「2-3日で改善します」とか「週明けには表示が変わります」というだけで、その通りになった試しがありません。突っ込んで聞くと、要するにほとんど原因がわかっていないようなのです。仮に食品業界で同じことが起こったら、必ずどこにネックがあるかは突き止めますが、出版業界はそうではないようです。多分、本の数も膨大にあるので、ベストセラーの本以外には、品切れとかにはあまり関心がないのでしょう。そういう意味では、出版不況と言いながらも、業界全体としては、まだまだのんびりしている業界なのだと思います。発売以来3週間近く、「通常」の状態は最初のほんの数日でしかなかった、というのが実態です。本はやっぱり本屋さんで買えというメッセージなのかもしれません。
2010.12.19
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ふと、「アマゾンと言って、普通の日本人は何を思うのでしょうか?」という疑問が、湧いてきました。ブラジル?熱帯雨林?いや、今の日本人は圧倒的にあの通販の本屋のことを思うでしょう。それほどに浸透してきているアマゾンですが、ここ10日間ほど、かなり気になってしまいました。アマゾン・オタクか、出版業界の人ならともかく、普通の人はアマゾンは自分が欲しい本を買うだけに使うサイトでしょう。もちろん、今は本以外も多いようです。実際、先日デジカメを買おうと価格com.を見たら、アマゾンが最安値だったのびっくりしました。ここが日本の大企業と違うところです。「せっかく通販の仕組み持っているから、他の商品もやろう」と始めたのでしょうけど、そこで無名の多くのわけわからない安売り業者と競って、最安値を提示できるのがすごいです。大企業も参加しているネット販売って、例えば旅行・航空券とかありますが、大体は最安値はJTBとかではなく、ゲリラ的に安く売る無名の旅行会社だったりします。ネットでなくても、スーパーも一番安くQPマヨネーズや日清サラダ油を売るのは、イオンでもヨーカドーでもなく、地場のローカルスーパーだったりするのです。なのに、アマゾンはブランドという「安心感」もあっての最安値ですから、今後は相当な脅威になるでしょうね。(というか、私が知らないだけで、もうなっているのでしょう)そのすごいアマゾンですが、本業の本についてはちょっと問題ありです。私の本は、12月1日に発売になりました。友人によりますと、その翌日の晩にはもう「在庫わずか」の表示が出たそうです。本のランキングが出るのですが、前のブログで書いたとおり、この時は6万位というところからスタートしました。それが順調に順位を上げ、2000位を切った頃です。「在庫あり」の表示が「2-3日後」になりました。それによってか、順位の上昇はストップしまてしまいました。そして、それが消えると思ったら、次は「5-7日後」との表示に変わりました。アマゾンは使ったことある人はわかりますが、非常に早く届きます。通常は、翌日届きます。このスピード感がいいの注文する人も多いことでしょう。それなのに「5-7日後」というのは、届けられるのは1週間後というイメージです。出版社に問い合わせると、在庫の問題はないとのことです。アマゾンから取次店へ在庫が移動する時間でしょうとのことでしたが、今どきの先進的SCM(サプライ・チェーン。マネジメント)を持っている企業で、7日もかかるなんてあり得ないと思いました。この「5-7日後」表示が出てから、順位はどんどん落ち、6000とか8000位という風になりました。出版社は、もうすぐ正常になるでしょうと言うので待っていたら、なんと今度は「2-4週間後」の表示に変わりました。正常どころか、1カ月もかかるという表示になりました。絶版書や珍書ならいざ知らず、まだ出たばかりで、街の書店に売られている本を、1カ月を覚悟で注文する人なんていないのではないでしょうか?案の定、ランクは1万位を下回ってしまいました。うーむ、要するにもはや誰も注文はしなくなったということでしょう。当然ですけど。出版社によれば、増刷もしているし、在庫は十分あるとのことで、間もなく変わるでしょう、とのことでした。確かに、私が何かを言ったところで、誰も動きません。ところが、ところが、更に悪化しました。なんと「この本は品切れです。」との表示に変わり、どのくらいかかるかの目安も消えてしまいました。こうなると、本当に誰も注文しないでしょう。もう順位どころではありません。1万が2万に、そして3万位にまで落ちて行くのです。しかも楽天のサイトでも「品切れです」の表示です。これはもう、ネットサイトから締め出しを食らったような状態です。残念ながら、出版社では原因はわからないようです。在庫はある。取次店にも在庫はある。でも、なぜか「品切れです」の表示が続いたのです。そもそも自分が本を出しても、宣伝するわけでもなく、知名度があるわけでもない私の本が、売れるとは思ってもいませんでした。ましてや、売上ランキングなんて、考えたこともなかったです。でも、こういう2-4週間とか品切れの表示が出ることによって、順位がどんどん下がるというのは、なんというか、面白くはありませんね。アマゾンは、カテゴリー別のランキングも出ます。私の本は「経営戦略」というカテゴリーにも入っていました。こういうトラブルの前には、経営戦略4位にまで入りましたが、その上位20位を見ても、当たり前の表示である「在庫あり」ではない表示は、私の本だけでした。そして、当然のことながら、その順位は急落して行きました。発売されて、18日間ですが、正常な表示の期間の方がずっと少ないというのは、本当に異常なことだと思います。「どこも品切れになるほど売れている」と言えればいいですが、当然そんなことはありません。書店ベースでは、ボチボチです。その表示が、今日の午後、急に「在庫あり」に切り替わりました。いやー、久しぶりです。10日ぶりくらいでしょうか?この不思議な仕組み、解き明かせる人はいないのでしょうか?願わくば、このまま正常な状態で年末を迎えて欲しいものです。
2010.12.18
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「断捨離思考のすすめ」を発売して、10日が経ちました。売れているのかどうかは、さっぱりわかりません。これだけ毎日のように大量の書籍が発売されているのですから、名前も知られておらず、宣伝もしてないわけですから、そもそもたくさん売れるはずはないのは当然だと思っています。今まで、アマゾンのページをちゃんと見たことはほとんどなかったのですが、最近はちょくちょく見るようになりました。そして、さすがのアマゾンといえどもなかなかフォローに手が回らないんだということもよくわかりました。12月1日発売ですが、当然ですが、その時は在庫もあったのでしょう、即出荷できる体制でした。そして、その時の総合ランキング(全カテゴリー)ではなんと60000位くらいでした。一体、全部で何種類の本が売られているのかわかりませんが、下位であることは間違いないでしょう。その後、10000位になり、すぐに2000位くらいになりました。アマゾンは、頻繁に順位を更新しているので、ほんの少しでも買いが入ると、順位は上がるのだそうです。とはいえ、2000位というのも、どんなものなのか、ピンときません。初版は5000部で、11月30日に追加で3000部印刷されることになりました。ですが、印刷には時間がかかるので、発売数日間は店頭にも届かない店が多かったようです。新潟などの地方も、発売は3-4日遅れていました。数日後、アマゾンを見ると、ちょっとした異変に気付きました。即出荷だったのに、5-7日後にお届けします、と表記されているのです。5-7日?意味が良くわかりません。即出荷表示は、在庫がアマゾンにあるのでしょう。2-3日後と書いてある場合は、取次店からアマゾンに来るまでの配送時間を勘案しての表記でしょう。更に、2-4週間以内に発送します、というのもあります。これは、出版元にも在庫がなく、印刷中ということなのでしょう。となると、この5-7日って何なんでしょうか?この件で出版社に確認したら、在庫は問題なくあるそうです。そして、この5-7日という表記になってから、ランキングの順位がどんどん落ちて行ったのです。そりゃあそうでしょう。アマゾンのいいところは、注文したら翌日に届くというスピード感にあります。それが、1週間もかかるとなったら「それなら、本屋でも探した方がいいや」と思う人も出ると思います。2000位から1900位くらいになって、「もっと上がるのかな?」と期待してたら、5-7日の表記に変わり、転がるように落ちて行き、5000位とか6000位くらいになりました。ですが、朗報も。この頃出版社から、発売後わずか1週間で、2度目の増刷を決定したと連絡が来ました。今回も3000部ですので、合計11000部となりました。1週間で11000部は、無名の新人としては嬉しい限りです。アマゾンは、カテゴリが細かく分かれており、その細かいカテゴリの中では、もうちょっと「目に見える」順位になっています。私の本は、「経営戦略」「ビジネスライフ」「経営理論」の3つにカテゴライズされています。そのうちの「経営戦略」では、なんと4位にまで上がりました。これはすごいです。ちなみに、このカテゴリーの1位は、大前研一氏と柳内正氏の「この国を出よ」です。2000位はほとんど実感がありませんが、4位はなんか嬉しくなります。お店を回ると、近所の本屋さんには今も置かれていません。出版社の話では、基本的には大型店だけに置かれているようです。が、ようやく供給体制も整ったこともあり、少しずつ置いてくれる書店も増えて行くでしょうとのことでした。で、アマゾンですが、昨日からはなんと「2-4週間以内に発送します」という表示に切り替わりました。理由はわかりません。出版社には在庫は問題なくあるそうです。2週間も1カ月もかかるようなネット販売なんて、誰も注文しないでしょう。その予想通り、順位は更に下げ、なんと10000位以下になってしまいました。そりゃあそうでしょう。普通にその辺で売ってるのに、いつ届くかもわからないようなネットの注文をする人はいないでしょう。この辺りの、アマゾンの不思議な仕組みのからくりをお分かりになる方は、いらっしゃいますでしょうか?出版社も取次店も在庫は豊富にあるのに、なんで2-4週間以内にの表示が出るのか、ということについてです。でも、こういうことへの関心も、自分で本を出してみないと全然わからないことだということもわかりました。
2010.12.10
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12月1日、いよいよ発売日となりました。用事があったので、あまり書店巡りはできませんでしたが、やっぱり気になるので、行って来ました。まずは、新宿南口の紀伊国屋へ。ありました!しかもちゃんと平積みで。なんか嬉しいですね。同時に発売された、サイコセラピストの川畑さんの「断捨離 私らしい生き方のすすめ」はビジネス本ではないので、別のフロアーでほかの断捨離本と一緒に売られていました。そこには、7冊もの断捨離関連本が同時に陳列され、ちょっとした「断捨離コーナー」的になっていました。が、ビジネス本である私のはそういうところとは全く関係ない場所に置かれていました。次に向かったのが、四谷のあおい書店です。ですが、ここには置いてありませんでした。川畑さんの本も置いてなかったです。更に、半蔵門の山下書店にも置いてませんでした。ブログなどのコメントを見ても、有楽町の三省堂にもなかったということですから、発売日にちゃんと置かれている店の方が少ないようです。更に、新潟でもジュンク堂や紀伊国屋にはなく、3-4日後に入荷とのことでした。前橋の方からのコメントでも、4日に入荷とありました。ま、雑誌じゃあるまいし発売日を気にしている人なんて、書いた本人くらいしかいないでしょう。恐らく、全国的には順次展開されて行くのだと思います。現在、増刷中とのことですから、来週くらいには全国に配荷されるのだと期待しています。が、もちろん地方の小さな書店では置かれることはないでしょうね。でも、毎月毎月、ものすごい数の本が販売されているわけで、そんな中で置いてもらうのは大変なんでしょう。本屋さんの売り場はずっと一定ですから、ものすごい勢いで入れ替えがあるんだろうなと思いました。アマゾンを見ると、発売したばかりなのに、もうデータが出ています。私の本はベストセラーランキング41,866位なんだそうです。ま、発売初日ですからね。でも、同日発売の川畑さんの本は、なんと4,647位です!さすが、既に10万部を超えた本を出した著者の本ですね。アマゾンのページを見ても、やはり「断捨離」関係は、片付けや整理系の本として認知されているようで、ビジネスとしてはまだまだ生まれたてのひよこのようです。夜は、断捨離関係者のパーティがありました。東京タワーの見える素敵なレストランで、20名以上の関係者が集まりました。しかも主催者であるやましたさん(断捨離の提唱者)と川畑さんのお二人による「ご招待!」でした。太っ腹!!関係者というのは、出版関係の方、漫画家の方、それに断捨離実践者の方々です。私はその場で、初めて断捨離提唱者のやましたさんとお目にかかりました。とても素敵な方でした。縁というのは不思議なものです。そもそも昨年の今頃は、やましたさんらの本も出版されてなく、世間的にほとんど無名の存在であった断捨離が、流行語大賞にノミネートされるところまで行ったんですから。既に報道されている通り、残念ながらトップ10には入りませんでしたが、参加者は皆満足そうでした。モンゴルにいた私までが、この日のパーティにご招待されていること自体も不思議な気がしました。私自身は、断捨離人気には全然貢献してないわけですし、日本での実情も良くわかってなかったのですから。ですが、モンゴルに行ったからこそ、こうして本を出したり、テレビにも出たり、更にはたくさんの人たちと出会えたのです。2年半前の私のモンゴル行きの決断は、やはり正しかったんだなと、改めて思っています。あとは・・・荷物ですね。(泣)
2010.12.01
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