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テーマ: お勧めの本(8033)
カテゴリ:
聖徳太子から光源氏まで。実在で言うと、藤原道長あたりまで。


このあたりの時代が大好きです。
というか、好きな作家の方がこの時代を舞台にされてる事が多かったんですね。

一番のおすすめは、永井路子さんの「この世をば」。
藤原道長とその奥方を主人公にとったこの小説は、ほんわかして、それでいて権謀術数渦巻いて、そりゃもう読み応えがあります。
平安時代にまるっきり興味がない方でも大丈夫。まあ、たしかに登場人物の半分以上が「藤原」さんなものですから、名前でイメージするのが大変かもしれませんが(笑)

奈良時代のお話になると、故黒岩重吾氏の古代史小説でしょうか。時代にそって順番に読むと、超大河ドラマ。
中でも私のお勧めは、藤原不比等を扱った「天風の彩王」と壬申の乱の天武天皇を主人公に採った「天の川の太陽」です。
身を沈めてわが身を守り、やがて運命を味方につけるための最大限の努力とともに、時代を自分の方に引き寄せて突っ走る。
その疾走感がたまりません。


自分の感情を表に出すと言う事は、自分を見抜かれてしまうと言う事である…


私が、こう考えるにいたったのは、この時代の小説を子どもの頃から読んでいるからかもしれません。

力が強いやつが支配者になる。暴力の強いものが上に立つ。



サル山ならね(笑)




すでにこの時代、「暴力の強いもの」は「感情を表に出さないもの」に使われています。権謀術数、というのは腹の探りあいです。腹の中を的確につかんだら、相手をコントロールするのは簡単、という世界です。

「あいつはあれを欲しがってる」

わかったら、それを目の前にちらつかせて意のままにあやつる、って事です。


充分な報いがあれば、武の民は主君の為に命を賭ける。主君はそのわが身をかけて、命を賭けるに見合うだけの報いを、配下のものに供する。
これが力強い関係でなくてなんでしょう。


教科書ではない歴史です。

ただ、この御二方はかなり学術論文に近いところまで本文で近づいている場合があります。特に黒岩氏は、ストーリーから離れて本文内に「論文」書いてる時があったりして。
史実を曲解しての描写はしていないので、歴史に興味を持つ方の入門書としてもいいかもしれません。


黒岩氏の天皇家の権力争いを中心とした古代史と、永井氏の藤原氏の権力争いを描く平安時代。

実は世界史の中でも、とんでもなく長い間戦争と無縁の時代でした。そりゃまあ、内乱はちらほら無くはなかったのですが。応仁の乱が始まるまで、戦争というのはほとんど無いのです。
権謀術数渦巻く中で「相手を殺さない美学」が確立されていったと言えるかもしれません。

ま、それより何よりこの当時の皆さん、亡くなるとすぐに「祟る」という特技をお持ちで(笑)変に恨まれて死なれたら、たまったものではなかったというところもありますが。


長めの小説が苦手な方は、山岸涼子さんの「日出処の天子」と大和和紀さんの「あさきゆめみし」で入ってみるのもおすすめでございます。



今日はすこしばかり、毛色の変わったお話でした(^^)










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最終更新日  2005.03.03 01:31:06
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