「バイヤーズクラブ いのち救う薬を求めて」
先進国では法外な値段のC型肝炎治療薬、ソバルディ。
インドに赴きジェネリック薬で完治した男性が、安価な薬を輸入して届ける取り組みを始める。
製薬業界の矛盾を描く。
先進国で8万ドル以上という法外な値段のC型肝炎の特効薬も、インドで販売されるジェネリック薬なら900ドルで手に入る。
現地に飛びジェネリック薬で病を克服したオーストラリア人のジェフリーは、個人輸入を利用して安価な薬を先進国の人々に届ける「バイヤーズクラブ」を開始。
この動きは各国に広がり、ついには特効薬を独占していた企業を動かす力となってゆく。原題: The Buyers Club
(インド 2019年)
NHKBS 世界のドキュメンタリー
8万ドルといえば日本円で880万円です。
番組では、安いインドのジェネリック薬を調達して、他の国に届ける活動を紹介しています。
国によっては、脱法や違法すれすれのケースもあります。
たとえば、インドからスウェーデンには税関で引っかかり送れないので英国を経由して送るとか、
旅行者がボランティアとして自分の薬と称して持ち込むケースなどを紹介しています。
日本では一粒が43万円として売られています。
ソバルディ錠400mg の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典 (nikkeibp.co.jp)
3割負担でも270万円です。
効果は絶大ですが、高価なので広く使われると各国の医療や保険財政に影響を与えます。
スウェーデンのように相当悪くならなければ使えないようにしている国もあります。
肝硬変や肝臓がんになるまで何年も放置というのはひどいです。
まわりに広げるリスクもあることでしょう。
続きます。
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