山本氏は被災者に関する質問で「国に全力で動いてもらうという覚悟、意欲が感じられないのが馳知事だ、そう思うんです」と真剣な表情で話した。
そして「3月19日に馳知事は『地元の方々が、徐々に自分たちでできるところはやっていくフェーズに入っていく』という発言をされた。これって国による〝プッシュ型支援〟の終了が近いことを示唆することなんですね。むちゃくちゃですよ。終了は誰が決めるんですか」と質問した。
政府担当者から「総合的に判断する」との答弁を引き出すと「引くかどうかは政府が判断することだと思います。携帯型トイレ問題においても増やしていかなきゃいけないフェーズ。避難先、これから損傷した自宅に戻っていく人たちがいる。そんな局面ではなお〝プッシュ型支援〟の増強が必要になる。支援からの自立を語る石川県知事は現場を見ていないんじゃないか。総理、知事の発言をうのみにせず、被災地、市町村、そして過疎地で活動する住民たちの声をもう一度、聞いていただき〝プッシュ型支援〟の継続と増強を出していただきたい」と提案した。
これに岸田文雄首相は「石川県知事の発言は商業施設等が次第に営業を再開し物資支援と地域の商流再開を両立させていくことが重要だという指摘だと理解しています。いずれにせよ、プッシュ型支援を終了しても自治体が発注に困難な場合は国が調達手続きを支援するなど円滑に支援する。国としてもしっかり継続します」と答えた。
「少し安心しました」と語った山本氏は同委員会終了後に応じた取材で、馳氏の発言について持論を述べた。
「人頼みじゃなくて『自分たちの足で立っていこうぜ!』と、ある意味で体育会系のメッセージじゃないかと私は思ったんですけど、それにしても早すぎる。現地をちゃんと見なきゃダメだということです。『もっと支援しろ!』と国におしりを叩くぐらいの状態じゃないと本当にやばい。被害が軽かった地域だけを見ているんじゃないかという、金沢に近いところしか見ていないじゃないのかと思います」
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