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2008年11月05日
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カテゴリ: お酒の話
先日書いた、 長野の『川中島 幻舞』の蔵元さんのハナシ の続きになるが、
ひとつ印象に残ったことがある。
それは、蔵の中での作業の中でも、特に昔から重労働であった部分の多くを、
機械化しているということだ。


日本酒ファンにとって、伝統的なことを良しとする風潮の根強く残る「酒蔵」という場においての、
「機械化」という言葉はそれ自体、ともすれば嫌悪感の対象にもなりかねない。
特に酒造りの伝統性を「ノスタルジー」とダブらせて考える人にとっては、
ガッカリさせられることかもしれない。
しかし酒造りの現場に目を転じると、何事もキレイ事では済まされない現実があるのも事実だ。


どこの蔵元でも人材不足は深刻だ。
杜氏さんはどこでも高齢化していく一方、あとを継いでいく人はなかなか出てこない。
蔵人さんたちも同じだ。
冬季のみの季節労働という雇用形態も、現代社会の中ではまったく馴染まない。
ただ、ここへきて酒造りを志す若い人たちが出始めてきているのは喜ばしいことだが、
如何せんまだまだ絶対数は少ない。


そんな中で如何に人材を確保するか、如何に少人数でお酒を造っていくか、というのは、
これからの日本酒の蔵元の大命題だろう。
どれだけノスタルジックな飲み手でも、造る蔵元が無くなってしまっては元も子もないのだ。


ただ何でもかんでもやみくもに機械化を図ると、結果的に大手企業と同じになってしまう。
機械化することによって大量生産を図るとなると、
必然的に杜氏の目の行き届かないところも出てくるだろう。
やはり杜氏の経験と勘が判断に活かされるべきところは、従来どおりのやり方を踏襲し、
反対に酒質に影響を及ぼさない部分はどんどん機械化していく、
という使い分けはなされるべきだと思う。


結局最終的に目指すべきは、“良質の日本酒を末永く後世に伝えていく”ことだから、
その本質がブレない限りにおいては、機械化云々というのはほんの枝葉の部分でしかない、
と思うのだ。





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最終更新日  2008年11月05日 20時06分36秒
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