ごった煮底辺生活記(凍結中

[火曜日の食]
コーヒーは魔法の飲み物だと思う。
僕は牛乳が飲めない。
飲むとお腹が痛くなるのだ。
あわせて、牛乳独特の味が気になって飲む気を失ってしまう。
しかし。
コーヒーを加えるとあら不思議。
ぐへへへへ～何杯でももってこんかい～～てな感じで、いくらでも
飲めるようになってしまう。
お腹は痛くなるけれども。

そして豆乳である。
ノーマルな豆乳は、正直、青臭くて飲めなかった。
一生、縁の無い飲み物だと思っていたのだ。

しかし、ある日の事。
なんの偶然か、病院の売店だったかと思うが、コーヒー牛乳を買った
つもりが、コーヒー豆乳を買っていた、という事件が発生した。
それに気がついたのは、なんと、紙パックにストローをさして、
ひとくち－－ズズッと飲んでからだったのだ。
「ん！？　ち、ちがうぞ！　これはコーヒー牛乳ではないっ！！」
例によって心の中で叫んだ僕は、手にした紙パックを見て、
「こおおおおおひいいいいいいいいいいいい豆乳だとおおおお！！」
と、これも心の中で叫んだのだ。
でも、でもだ。
「…思ったよりもまずくないような」
いや、むしろ、コーヒーの味が、コーヒー牛乳とは異なるおいしさだぞ！？
う、うまいじゃないか！！
…やはり、コーヒーは魔法の飲み物だったのだ。

それからというものの、コーヒー豆乳にはまってしまったのだ。
イソフラボンとかいう栄養素が体にいい、と言われて、今は株が大暴落
してたりするけれども、僕はコーヒー豆乳が大好きになったのだ。

話は変わる。
その日もスーパーで、紙パックのコーヒー豆乳を購入した。
いざ、飲もう！　としたところ、なにか足りない。なんだろう？
紙パックの上、下、右、左、…前、後ろ…ああああああああああ－－っ！！

ス、ストローがついてねえええええええええええええええ！！
ストローが接着されていたような白い後は残っているが、
きれいさっぱり、ストローのお姿が見えないのだ。
ど、どうやって飲めばよいのか！？

…コップについで飲みました。