スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2010.02.25
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最後の原作である
「ねじ巻き都市(シティ)冒険記」が
神保町シアターで観る最後の作品と
前から決めていたのですが
めでたく劇場一番乗りを果たし
「1番」と記されたチケットを、手に入れられた嬉しさで
「のび太の南海大冒険」も見ることに、決めてしまいました。


■ 20日の上映作品一覧
ドラえもん 映画祭 映画30周年 神保町シアター のび太と銀河超特急(エクスプレス) のび太のねじ巻き都市(シティ)冒険記 のび太の南海大冒険 のび太の宇宙漂流記 のび太の海底鬼岩城

のび太と銀河超特急(エクスプレス)
のび太のねじ巻き都市(シティ)冒険記
のび太の南海大冒険
のび太の宇宙漂流記


いつも上映(朝11時)前には完売になるチケットも
余りが出ていました。シアターに来る熱いファンには
やはり、F先生の原作でない「南海大冒険」や「宇宙漂流記」は
物足りないのかもしれませんね…
追加上映の「海底鬼岩城」も、名作なのですが
きっと初日(2/6)に見てしまった方が多いのでしょうね。


■のび太と銀河超特急(エクスプレス)の1番チケット
藤子・F・不二雄 ドラえもん 映画 のび太と銀河超特急(エクスプレス) 整理番号 1番 チケット 神保町シアター ドラえもん映画祭 映画30周年


■のび太のねじ巻き都市(シティ)冒険記の1番チケット
藤子・F・不二雄 ドラえもん 映画 のび太のねじ巻き都市冒険記 整理番号 1番 チケット 神保町シアター ドラえもん映画祭 映画30周年


■のび太の南海大冒険の1番チケット
藤子・F・不二雄 ドラえもん 映画 のび太の南海大冒険 整理番号 1番 チケット 神保町シアター ドラえもん映画祭 映画30周年


昨日の日記で「銀河超特急(エクスプレス)」と「ねじ巻き都市(シティ)」を
書いてますので、今日は「南海大冒険」と、F先生亡き後の映画について
私の思うことを、述べてみたいなと思います。


 『のび太の南海大冒険』

ドラえもんの道具「宝さがし地図」を使って
のび太が、宝を目指して、いざ出発!!

いきなり目的地にたどり着いては、つまらないと
のび太は、船旅を選ぶ。
そして、いつもの仲間も集合する。
けれど、同じく宝を狙う、本物の海賊が登場してしまう…

F先生が亡くなられた直後に観ていたら
不満しか出なかったと思いますが
あれから14年が経とうとしています…
少しは、冷静に見られることができるかなと思います。

「ドラえもんのうた」(♪あんなこといいな♪)が
「南海大冒険」では、歌手が変わってしまい
愕然としてしまいました。
信じられないような出来事でした。
エンディング曲も、あまりこういうことは
いいたくないのですが
あまりにも下手くそで悲しくなりました。
ここで、歌手を責めるつもりはありません。
これは、映画スタッフにも責任はあります。
1ついえるのは、武田鉄矢さんは偉大だった。
ドラえもんの映画主題歌を作れるのは
武田鉄矢さんだけだった。ただそれだけです。

前回の「ねじ巻き」の日記では
F先生を中心に話したかったので
触れませんでしたが、「ねじ巻き」の主題歌も
なんでもないラブソングで、ドラ映画とはまったく関係なく
悲しくなりました。原因は、F先生が亡くなられて
これまでずっと、音楽担当をされてきた菊地俊輔さんが
(武田鉄矢さんも)映画制作から離れてしまったからです。

「南海大冒険」では、必要以上に
タレントの多用が目立ったのも残念です。
なぜ、声優というプロを使わずに
「声優には素人のタレント」を使うのでしょうか。
これは、最近のドラ映画に限ったことではありませんが…

ビジネスとして、策略があるのは分かりますが
ドラえもんは、そんなことしなくも
国民的マンガ・アニメ・映画の存在なのですから、そんな
安っぽい演出に頼らなくても… と思ってしまいます。

「南海大冒険」の、お涙頂戴に仕立てた
味気ないエンディングも、感動とは程遠いものでした。
悪いことばかり書くのは、私のブログの方針として
好ましくないのですが、「悪意のない本音」を
書くことも、ブログの持ち味かなと思います。

最後に。
神保町シアターでの映画祭で
過去の作品が見られたのも、やはり藤子プロが
ずっとドラ映画を作り続けてきてくれた
おかげだと思っています。
違和感も不満も、どうしても出てきますが
それでも「藤子プロ、ありがとう」という気持ちも
持ち合わせています。お世辞ではなく、本当です。

新版(声優陣交代後)のドラ映画が登場しても
それによって、過去の作品に注目し、見て、そして
気に入ってもらえることも、あるかもしれません。
そう考えますと、少なからずプラスもあるのでは、とも思えます。
そして、何より、藤子・F・不二雄先生も
自分の原作の作品が、多くの人に見てもらえることに
喜ばれていることでしょう。そう思います。

約3週間に渡った、私のドラえもん映画祭は
めでたく終了しました。
満足と幸せで一杯です。
次は、35周年か、40周年か分かりませんが
また、イベントがあってほしいです。
今回のドラえもん映画祭で、どれだけ人気があり
どれだけの人たちが、観たがっているか
主催者にもハッキリと伝わったことでしょう。
今度は、東京だけでなく、全国で開かれることを望みます。
いや、今からでも、全国へ拡大されて欲しいものです。

長く続きすぎてしまった
ドラえもんの映画祭の話も
今回を持って終了です。
余談は少し出す予定です。
しつこくてスミマセン…

藤子プロ、ありがとう。
神保町シアター、ありがとう。
ドラえもん、のび太、みんな、ありがとう。
藤子・F・不二雄先生、ありがとうございます。

今度、ドラ映画の話をするときは
「ネオが選ぶドラ映画」を発表したいと思います





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Last updated  2010.02.26 04:52:01
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