三箇日も過ぎましたが、まだ正月(= 一月 )なのでセーフにしてくださいっ
年明け最初は、【たまご】についてお話しようと思います。
御節の伊達巻、たまごかけごはん、たまごやきといった和食からオムライスやケーキなど洋食にも欠かせないたまご。古くは滋養のおくすりだった庶民のご馳走のたまご!
高タンパク質で価格も安定的というものすごく頼れるやつですが。。。
みなさんは 「卵」と「玉子」、どちらを使っていますか?
うp主は書くときは「卵」一択で、お寿司だけ「玉子」を使います。
…このふたつの漢字がもたらすニュアンスの違いはなんだろう??
…たまごっていつから「たまご」なんだろう、どうしてこの漢字をあてたんだろう???
■「 たまご 」は中世から。それまでは「 かひご 」
たまごは殻に包まれています。古代の人々はそこから殻のついたままのたまご=「 かひご ※発音はか い ご 」と呼びました。また、単に「 殻(かひ) 」だけでたまごを指すこともあったようです。
かつてもっとも身近だろう小鳥のたまごが、貝と同じように堅い外殻に覆われていたから、たまごも「かひ」と呼ぶようになったのでしょうね。
そうして長く「 かひご 」が使われていきますが、室町時代、形が球状であるところから「玉の子= たまご 」という新語が誕生します。当時は方言・俗語に留まり、広く使われるようになったのは鶏卵をたべる習慣が根付く 江戸時代以降 でした。 たまご呼びってけっこう新しいんですネ。
■価値あるイメージは「 玉子 」
「玉」には高貴で美しいといった意味がこめられています。玉座や玉露、珠玉などの言葉が代表的ですね。そこから連想したのか高級だったからかはわかりませんが、妙なる価値の高いもので、丸く、子という愛称をつけたのが「たまご」だという説もあるようです。また、 玉子=鶏卵 だったようですね。
残念ながら、いつから卵が当てられるようになったのかはわかりませんでした。 卵(ラン) という文字は戦国時代につくられたようですが、中国ではたまごを「蚕」で表現していたし。卵が象形文字で、1.機織の踏脚板の形 2.精子と卵子が引き合って生じるたまごの形 から成り立ったと考えられているらしいところで詰まってしまいました;;
■料理が玉子、全般が卵 が最近の使い方
「玉子」→鶏卵の、食用のもの、調理したもの。「卵」→生物全般の、孵化して育つもの。
と使い分けるのが一般的のようでした。悩んだら「卵」を使えばいいわけさ~♪
ちなみに国語辞典では↓
【卵(たまご)】
1 鳥・虫・魚などの雌から産み出される、殻や膜に包まれた球形のもの。孵化(ふか)すると子になる。卵(らん)。
2 (「玉子」とも書く)鶏の卵。鶏卵。
3 まだ一人前にならない人。修業中の人。
4 物事の起こりはじめ。未成熟なもの。
以下、参考にしたサイト様_(._.)_
●語源由来辞典 卵・玉子 http://gogen-allguide.com/ta/tamago.html
●ニコニコニュース http://news.nicovideo.jp/watch/nw550388
●RICHO Communication Club http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/110222.html
●goo辞書 かい、かいご、たまご http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/35180/m0u/%E5%8D%B5/
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