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易姓革命という名の皇帝時代において
歴代最高名君の称号を得た皇帝がいます。
清の時代、第4代皇帝康熙帝です。
あのジョンローン主演、坂本龍一教授がアカデミーをとった
映画ラストエンペラー愛新覚羅溥儀氏の遥か先祖さまの皇帝です。
と
お堅いお話からすみません(汗)
別に知識をひけらかしている訳ではありません。
ただ単に東洋西洋問わずに歴史が大好きなだけです。
また学業における歴史の成績が良かった訳でもありません。
なぜなら教科書に掲載されていない歴史の方が
断然面白いろいと考えていたからです。
例えば日本史で有名な
長篠の合戦。織田・徳川VS武田勝頼率いる精強騎馬軍団。
歴史のターニングポイントになった合戦です。織田信長はもしかしたら
この合戦の結果はすでに織り込み済で、彼にとってはポイントにも
ならなかったかもですが。
騎馬に対し鉄砲三千丁を駆使し、織田軍が完勝した合戦です。
鉄砲の威力が勝ったからに他ならない結果ですが、
実は命中しなくとも鉄砲の音による馬の混乱も勝利の
大きな要因だったようです。
またここに至る情報戦も面白い。
当時は梅雨時期です。雨の止むのを待って信長は行軍の
速度を調整したそうです。そりゃ当時の火縄銃は
雨がふれば機能不全になりますもの。
という感じで、でもこんなこと教科書に載せてたら
それこそ平安時代で中学三年間が終わりそうです(笑)
と読んだ本の受け売りです。
いかんいかん...
脱線につぐ脱線でした。
康熙帝に話を戻すとこの皇帝なぜに最高名君であったか。
在位何と60年以上。しかもその60年をほぼ完璧に
生きた。言葉にすると簡単ですがそもそも皇帝は
神にも等しき存在。赤も白と言えるし、それを国家基準にもできる
今では想像もできない強大な権力を持って
いたのです。
それなのに自己コントロールに終始できた。
今風に言えば全くブレない人生。
そして何が名君かと言えば、それはつまり民意というもの
大切にし政治の基本であるチープガバメントを
貫いたからです。戦があっても天災があっても、
民衆の活力こそ国家の基盤という理念を
在位中ずっと持っていて、それを減税という形で実践した。
もはや神の皇帝の神業ですよね。
実は今の日本の政治家たちさんに問いたいことです(笑)
減税こそ古今東西最良の善政であることを。
ただこれはそれこそ稀有な例で、やはり傍若無人な
悪政皇帝の方が多いです。それも古今東西当たり前の
歴史です。
そして本題(笑)
少し前のブログでも書いたのですが、私たちのFeelという
定期情報誌が間もなく10周年になります。
そこで気が付いたのですが、弊社のコミュニケーション展示場も
10周年を迎えます。
(たまには側面からのロケーション)
そもそも展示場新築を記念して、この展示場のことや
私と妻の考えるコミュニケーションを伝えるために
始めたのが情報誌Feelでした。
ですのでこの10年という数字はいろいろな
想いと思いが去来する数字です。
先日この展示場建設のためのお金を用立ててもらったお代官所の
偉い人が久しぶりに弊社に来て、そろそろ
取り立ても終わりますとのこと(笑)
今もそうですが、当時は今以上にナイナイづくし。
お金もないし仕事もないし、あるのは夢ばかり。
とても展示場を建てる余裕なんてなかったのに
若さゆえの過ちでえはなく若さゆえの騎虎の勢いでした。
関係していただいた方々のご協力や心の援助が
あってこそ夢の一歩が踏み出せたのです。
そして何よりも、この展示場は
お施主様たちとの1年に及ぶ会議の中で生まれた
コンセプトであるコミュニケーションを育む住まい
をはじめて一戸建てとしてカタチにした建物でした。
妻も何年もあたためた構想を初めてカタチにできるという
ことでそれこそ10年も前から集めたインフォメーションや
人脈を駆使して果敢にチャレンジしていました。
(妻が設計した私たちにとって初のオリジナルパインキッチン。
これをつくってくれた望月さんは今は退職されました。)
そしてこの展示場をつくったからには、
もう逃げ場はない。
コミュニケーションを育む住まいという
コンセプトを曲げることはできない。
これしか私たちが生きる道はない。
という決意が固まった瞬間でした。
(住まい性能勉強会の師匠である岡田先生から、これはイカン遺憾と言われた
丸真ん中柱。柱を軸にくるくる回るコミュニケーションダイニングテーブル)
この10年ブレずに進めてきたとは思いますが、
たかが10年です。康熙帝は60年。まだ1/6です。
でもされど10年です。
ただブレたかどうかなんてことは自己分析しちゃいけない
ことです。お施主様やお客様が判断することです。
この先の年月もしっかりブレずに、コミュニケーションを育む住まいを
つくり続けていきます。そのご家族様に合った千差万別のコミュニケーションを
私たちが考えるコミュニケーションと合体させてつくる
コミュニケーションを育む住まい。
サッシお風呂トイレ躯体以外はオリジナルで提供する!
も少しづつ現実化してきました。
そして2人でつくった理念通りの仕事に邁進する。
いつの日か康熙帝のように
あのにろすという男はブレずに家づくりをした男だった!
と言われることを夢見て...夢物語もここまでくると
奇人変人の体ですなぁ~(笑)
今回も長い駄文読感謝申し上げます。
コミュニケーションを育む住まい
田村工業株式会社
田村 博 青子
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