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2019.04.10
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三寒四温。

日本語は奥が深いです。大陸からやってきた言葉や文化に

独自の気質と気候風土を混合させて出来上がった日本語。

日本人として美しい言葉を使い

続けたいという願望はずっと持っています。

が、中々その域までたどり着くのは難しいです。

やはり日々の少しずつの鍛錬と積み重ねかもしれません。



先日ある有望若手の工務店二代目さんが弊社に遊びに

来てくれました。最近はそうゆうことは一切やめているのですが、

社内マル秘を見に来ない?と誘っていたことを覚えていてくれて。

まぁマル秘と言っても全くマル秘ではなく、ただ単に

自分の生き方をディスカッションするだけのシンプルな

会合を目的としているだけなのですが。

その方とは共通する何かを感じていたので、OKを

させていただきました。

結論から言うととても面白かった(笑)

途中から妻も参加してのディスカッションになり、今後も継続して

いろいろと話をしたいという思いになりました。



生き方=つまりは成功談ではなく失敗談。

普通は成功者の言葉を聞くのが経営者としての糧に

なるのでしょうが、最近の私はそれは全くつまらないものに

映ってしまっています。

失敗の連続の人生から生まれる小さな成功こそ本当に貴重なんだなぁ

と感じています。

ただかつての私がそうであったように失敗を恐れる

優秀な工務店二代目としか遭遇してきませんでした。

もちろんそれは素晴らしいことで、会社にしっかしたレールが

あってそれをなぞることが一番だと思います。

私はそんな素晴らしいスタートを切れなかった人間で、

ある時期から大変革の中にしか自分という存在は誇示できないという

超偏った思考しか持てない人間でした。それまでは超保守派だったのに(笑)

でも考えてみると何が正解で何が不正解かは分からない昨今。

最後は自分自身しかない!(自分自身とはつまり私たち二人)

と思える己が存在していました。

ですので優秀な二代目さんとはどうしても奥底のお話が

できない体になってしまいました(笑)

ここにきて二人の素晴らしい仲間との、言ってみれば

再出会いが起こりました。

1人は大きな失敗を糧に大きく成長されている方で

当然のように危険ゾーンで勝負を続けている方。

1人はかつての私と同じように、今は良くても未来は続かないという

観点を持って自己変革をしようとしている方(冒頭の遊びに来てくれた方)

不思議なもので、今まで普通にお付き合いしていたのに

そんな事に全く気が付かないという失態。

つまり私自身が表面だけのお付き合いしかしてこなかった

だけというオチだけなのです。

視野を変える。というより自分だけの視野を持つ。

本当に大切なことです。

50になりやっと少し自分の人生とは何か?という自問自答が

出来始めたように感じます。

ではなぜこんな事をやっているかと言うと...

最終目的地は当然のようにお施主様への人生還元。

私たちの独自の人間性を施工に反映し、幸せな暮らしを

つくり提供し続けたいという願望を鍛えるための

出会い欲求なのです。

こんな方々との奥深いディスカッションがさらに自分の

人間性を磨いてくれる貴重な瞬間なのです。

遠い岐阜にいる二人の私の人生の師ともさらに深く

つながっていきたいと思っています。

そのすべてを私たちのお施主様に捧げたい。

そして更に自分たちをつき詰めていきたい。

お施主様のご意見は当然しっかり聞かねばなりません。

でもそのままでは私たちの存在意義はありません。

自分たちのコンセプトをしっかりご提案して

最後の完成時にお施主様に最終確認をしていただく。

もちろん怖い部分もありますが、今まで積み重ねてきた

人生観を形にしてゆく作業を続けてゆきます。

私たちにとっての施工とは

コミュニケーションという名の現場ご提案主義を貫くことです。

迎合せずにお施主様にとって良いと思ったことは

徹底して貫き、徹底して主張する。

そんな不器用な生き方しかできないけれど、

その生き方をもっと発展させてゆきます。



カタチとしてご提案する。



強い思いをご提案する。



現場はいつもコミュニケーションを育む場である。



協力業者さんたちともしっかりコミュニケーションをする。





そして私たちだけのコミュニケーションをしっかり重ねていきながら。

私の写真がない....

そりゃ二人だけだから撮影する人写る人しかない(笑)



コミュニケーションを育む住まい

田村工業株式会社

田村 博 青子





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Last updated  2019.04.10 13:07:44
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