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夏の終わりのハーモニー。
いよいよ秋に近づいてきました。
今年の夏もいろいろなことが起こりました。
何かが起こるからこそ生きている実感があるのですよね。
何もなかったらそれはつまらない人生なんだろうなぁ。
それは良いこと悪いこと含めてです。
人生は良いこと1割、悪いこと9割などと達観している
私です(笑)
でもネガティブじゃなく、前向きにとらえられるようになった
50歳になってはじめての夏でした。
冬には51歳(涙)
時間は容赦なく進んでいきます。
さて今年も妻を置き去りにして、恒例中の恒例である
木崎TOURINGCLUB二泊遠征に行ってきました。
今年は爆走1115km!
集合地点より前をカウントすると1200km。
暑さと涼しさと気温差にめげずに走ってきました。
なぜかいつも雨にはたたられるけれど、渋滞知らずという
天は等しく人間に公平です(笑)
ところが今年は全て晴れ。少し雨に降られましたが、
私たちにとってみれば蚊に刺された程度です(笑)
昨年は夢の大舞台北海道をこのメンバーで大雨の中を
走り切りました。どんな雨でも俺たちは負けない!
という絆が生まれた瞬間(笑)
さて本題へ....
今回のツーリングの大きな目的は福島県。
実はもう一泊して、八甲田まで行こうと思っていたのですが
さすがに昨年一週間お休みをいただいたので、三泊はさすがに
ブレーキがかかりました。
建築勉強仲間に触発されて、今の福島を見よう!
と密かな課題を。
もちろんいつものB級グルメは健在です。
朝5:00いつものコンビニコーヒーからスタートです。
春に76㎏あった体重が今現在67㎏。
月曜断食チャレンジ3ヵ月で無理なく痩せることができました。
その副産物は何とライディングが凄い楽に!
身体の切れが良くなったとでも言いましょうか、それはもう
腰が足が動く動く。でも目は老眼進行で....
天はあくまで公平です。
渋滞をすり抜けて、白河~猪苗代湖へ。
暑い高速から涼しい山道へ。この気持ちよさはライダーじゃないと
分かりません。
途中寄るコンビニで飲むアイスコーヒーが美味すぎる。
休憩時に仲間と話すバカ話がツーリングの醍醐味です。
そして飯坂にある照井さんへ。
一発目のB級グルメ。照井さん申し訳ありません。
どんなに高級で美味しくても、私たちの旅ではこのような表現に
なってしまいます。
餃子10個/1人そしてラーメン。夏休み中はライスがないとの事で、残念...
しかし炭水化物が大好きなのも旅ライダーの特徴です(笑)
前後しますが、今回で2回目の磐梯吾妻スカイライン。頂上は霧と雨でした。
いつものスタイルいつものメンバーいつものノリ。
多分これからずっとこんなスタイルで仲間付き合いしていくの
でしょうね。もちろんお互いリスペクトなんてしません(笑)
けなしあい罵倒は当たり前。でもそれが素の付き合いであると
思いながら40年以上の腐れ縁(笑)
初日は山形市宿泊。
ありましたよ~。私が愛してやまない芭蕉さんの句が。
しかも誰もが知ってる名句です。
いつの日か、奥の細道をバイクで走りたいです。
多分それには誰も付き合ってくれそうもないので
単独で。
もしくはそれまでに弟子を探して(笑)
仲間の段取りよろしく、ホテルのロビー前に整列駐車させていただきました。
屋根があるって最高です。
ホテルの皆様ありがとうございました!
2日目はいよいよクライマックスday。
平泉から山を越えて海へ。
陸前高田から気仙沼へ。
復興をこうしてまじかに見ると、日本の土木技術建築技術は
本当にすごいなぁと感心していまいます。
商業施設そして住宅も新しく建築されていて、でも目に入るのが
街のところどころにある被害にあい残っている建物。
地元で女性親子で経営されている食堂で食べたカツカレーが
とても美味しかった。何とこのボリュームで500円!
カレーって日本全国善共通なんですよね。
しかも誰もが早食いチャンピオンになれる食べ物(笑)
そしてこれもツーリングに欠かせない食べ物です。
海岸線を快適に疾走し風を味方につけて2日目の宿泊地石巻市へ。
ここは私たち世代では絶大な尊敬を集めている石ノ森章太郎先生の
生地です。その生地は私にとっては聖地。
子どものころ憧れた仮面ライダー。
絶対になれると信じていた少年時代。
そして今はその夢を少し叶えることができた中年ライダーに。
聖地で最強のポーズを!
長生きするもんですね~(笑)
ライダーは達成できたので、残るは正義の味方に
なること(笑)
これは本当に難しい。でも建築業界の正義の味方を目指して
頑張ります!
そして最後は009の前で。
Facebook仲間が書いてくれた一言。
スタンドバイミー。
まさに永遠の少年なのです私たち(笑)
永遠の中年かも....(笑)
メインの3日目疾走。
高速を走っていたら、目に入るのはシーベルトの計測値。
同じ日本でありながら、違った空間にいるような錯覚を
覚えました。
浪江町では、ここから先は徒歩自転車バイクは通行禁止。
知識調査不足でした。
地元の建築勉強仲間たちから一度は行っておいた方が
いいと薦められたこの町。
地元のコンビニや古老の方々とのコミュニケーションが
大きな記憶として残りました。
ここは忘れささられた町なんだよ。
古老の方が言われた言葉が心に残り続けています。
人気のない林道から町を抜けて、大きな国道に出ると
突然現れた巨大な火力発電所。
いろいろな思考が頭をグルグル回りました。
このメンバーで建築屋はもちろん私だけです。
だけど、考えることは皆一緒。日本のエネルギー事情です。
文明に浴すことで得るもの失うものがある。
これは当たり前の事ですが、でもそれを当たり前にしたまま
後世に伝えてしまうのはいけないことなんだと感じました。
微力すぎるけど、自分にできること。
こんなにも素晴らしい美しい自然をしっかり残すことこそ
今を生きる私たちの大きな十字架なんだと思いました。
ボランティアで安全管理をされている方々の真剣な眼差しを見て
心からそう誓いました。
途中で寄った道の駅で食べたお寿司も少し味気ないものに。
もちろんすごく美味しかったです。
ここでもお店の方々の人情にやられてしまいました。
東北人情ツーリング。
旅は情けをいただくもの。
思いおこせば、そんな人情に出会う旅をこの仲間たちと
たくさん行ったような気がします。
日本ありがとう。
素晴らしい自然と人と。
人は一人では生きてはゆけません。
出会いと縁を大切に、いつも明るいコミュニケーションを
続けていきたいと思います。
いつも一緒に旅を続けてくれる仲間。
こころよく?送り出してくれる妻。
この旅のきっかけをつくってくれた建築仲間。
私に関わる多くの方々。
全ては縁です。
その縁を大切に。
仲間そして縁こそ宝物。
私を知る全ての皆様にありがとうという
大きな感謝をあらためて持つことができた2019の夏でした。
ありがとうございます。
コミュニケーションを育む住まい
田村工業株式会社
田村 博 青子
木崎ツーリングクラブ 2019.05.06