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2015年10月22日
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テーマ: 日常の雑談(2776)
ユニクロは業績を回復したが、ブラック企業と指弾されたワタミグループは回復が難しいようだ。

 どちらも「能力亡き者は去れ」(窓から飛び降りろ?)とやってきた企業だ。

 企業に収益をもたらす者だけが能力あるとして企業運営をすすめると、とんでもないことになることもある。

 チャレンジを続けた(強いた)東芝は、たいへんなことになっている。





人事評価を賃金に反映させるのは必ずしも正義ではない
2015年10月12日 ダイヤモンドオンライン
 山元浩二 [日本人事経営研究室(株)代表取締役]

 前回の記事「成果主義の落とし穴 お金で動く社員はお金で去っていく」は、連載開始からここまで最も多くの方にお読みいただきました。見出しが刺激的であったばかりではないと思います。そこで書いたことは、私が18年間、中小企業の現場で見てきた本当のことなので、皆さんにも思い当たる節があったのではないでしょうか。,

 …(略)…





 海外進出した企業の多くが、職場の監督者、いわゆる班長クラスの確保に難渋している。

 日本人は終身雇用制の幻想があったので、少々のことはガマンして同じ企業で働き続ける。

 海外の多くの国々では、能力が上がる、職務経験が増えるなどがあれば、その能力・経験を賃金に反映してくれるところに移動する。

 誰しも給料が高いところで働くのは当然なのだ。


 したがって、能力主義、成果主義はそれに見合ったと思われる給料、労働条件を適用できる企業には有利にはたらく可能性がある。

 大企業=高い労働条件とほぼ同じこと。




 中小企業が少数精鋭ばかりを考えて導入しても、精鋭は転職するという結果になることが多い。



 大企業だってうまくいくとは限らない。


「原因は40代の大卒技術者にあり!?」
VWとホンダに見る綻び
 ものづくりの崩壊はなぜ始まったか
 2015年10月6日 日経ビジネスオンライン
 河合 薫

 …(略)…

 この調査から、6年。シャープしかり、東芝しかり……。そして、ホンダしかり……。残念ながら予想は的中した。

 もちろん技術力だけの問題ではないのかもしれない。でも、「技術は低下してないぞ!」と胸を張れる人が、いかほどいるだろうか。

 …(略)…




 「日本製造業の技術進歩率低下―労働データからの考察―」と題された論文には、

 「男性の高学歴熟年労働者(40代)が、90年代の技術進歩率に「負」の影響を与えていた」と記され、その理由として、

 「IT化の進展により、生産現場で蓄積された暗黙のノウハウやスキルがデータベースに置き換えられ共有化され、40代の高学歴熟年労働者による人的資本が“陳腐化”したこと」とある。

 …(略)…





 政府から予算配分等を通じて体質変更を迫られた大学などの研究機関も危ない。

 よろず、グローバルレベルの大企業、資本主義大国である米国のマネをしたせいだ。

 弱者は総取りの資本主義の敗者にまわる。

 TPP発効後、農業以外の分野で同じような事態を招くのが、世界資本のたくらみ。





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最終更新日  2017年01月29日 18時14分53秒
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