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2024年06月24日
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カテゴリ: 民間航空
 「空飛ぶクルマ」を開発する株式会社SkyDriveは、2025年大阪・関西万博『未来社会ショーケース事業出展』の、会場内ポート及び会場外ポートをつなぐ2地点間での空飛ぶクルマの運航の実施を目指し、運航に係る事業者に選定された。選定時には、航路や飛行頻度、機体の稼働台数、サービス提供価格等の詳細は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会を含む関係者の方々と、順次協議、決定すると発表された。
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 2024年6月14日、2025年大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選ばれている新興企業「スカイドライブ」は、万博会場で旅客を乗せて飛行する商用運航を断念すると発表した。
 万博で「空飛ぶクルマ」を運航すると宣言した4社のうち、同社と丸紅の2社が乗客を乗せないデモ飛行を行うこととなった。
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時事通信  2024年6月15日 12時5分
 2025年大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選ばれていた新興企業スカイドライブは15日までに、万博で客を乗せて飛ばす商用運航を断念すると発表。
  ―  引用終わり  ―
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 万博全体は新しいモノゴトに積極的に取組む経済産業省がすすめる。
 飛行機のテスト飛行にも制約を課す航空法は国土交通省が司る。今後のことがあるので、商用運航を断念した理由が明かされるのはSKYDRIVEの関係者が空の関係の業務から離れた後のこととなる。
 後追いニッポンは企業のせいばかりではない。過去に実績のないモノゴトは既存の法令で規制される。
 とかく新しモノゴトのリスクばかり考えるお役所のことだから、新たな運送手段の空飛ぶクルマの商用化・実用化の道は、確実に遠のいたとみてよいだろう。
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公式サイト
SKYDRIVE
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 万博の公式サイトには、空飛ぶクルマについての夢や華々しさは「空の移動革命?!」ぐらいか。愚弟的な取り組みはこれからという冷静な記述がある。
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EXPO2025 大阪・関西万博公式サイト
Smart Mobility Expo
Advanced Air Mobility
  
空の移動革命?!
次世代の空の移動手段
 会場内北西部に位置する「モビリティエクスペリエンス」では、会場内ポート運営協賛者のオリックス株式会社が会場内ポートの準備を進めています。
 空飛ぶクルマの運航事業者は、会場内ポートと会場外ポートをつなぐ2地点間運航の実現を目指し準備中。
 自治体や国の協力も得ながら関係者が一丸となって具体的な取り組みを進めています。
 今後の発表をご期待ください。
  ―  引用終わり  ―
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 役所は多くの省庁が集まって、自分の管轄で責任を取るような事態にならないよう検討する。
 それは万博を盛り上げる気持ちとは別に存在する。実生活に関わるような画期的な事態は生じない構造となっている。
内閣官房 公式サイト
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最終更新日  2024年06月24日 06時00分12秒
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