
太古の昔から、狩りに出かけた男は、マンモスを仕留め、ステゴザウルスを仕留め、引きずって部落に帰り、村の女・子供総出で出迎えて貰えるのを誇りにしてきた
部落の長から称賛されるより、女房が駆け寄って、首に両手で抱きつき耳元で「やっぱりあんたは、大した男だね」って囁いてくれれば、男は、股間を膨らまして「明日も頑ん張んべ~~」と雄たけびを上げるのだ
猫が、蛇や雀を半殺しのまま咥えて帰り、飼い主の枕元にポトリと落とすもの、「かあちゃん、オラ、大きな獲物捕れるようになったゾ。」って自慢したいからだ。
クソガキが、夏休み、虫取り網を一日中振り回して、虫取り籠の中にセミをぎゅうぎゅう詰めにして夕方帰って来るのは、おかあちゃんに「まあ、沢山捕まえたね~、凄いね~。」って褒めて貰いたいからで、「こんなに捕まえて来てどうするのセミは一週間で死んじゃうんだから可哀想でしょ逃がしてやりなさい」って怒られるためではない
陶器屋さんが、店閉まいの九割引きセールをやっていた。
おじさんの食指が動くものは殆ど無かったが、極薄の木地の漆の小椀が一脚6500円で売っていたんで、650円なら買いだなと、会計に持って行きました。
・・・と、会計のお兄さんの足元に、大きな火鉢がありました。
デカいです
男はデカいもんを見ると興奮する。
だから、大きな乳を見ると血が騒ぐのはしょうがないんです
幾らかなって、何気に見たら・・・
210000円!!
思わず呻いたら、おにいさんが「みんな欲しがるけど、値段見て止めるんだよね。」と笑いました。
210000か、九割引きで21000円か・・・
21000円は出せんな・・・10000円なら買うんだけどな・・・って思いながら、「おにいさん、これ、一万に成らんですか?」とダメもとで聞いてみると・・・
「親父ィ~、客さんが、コレ、一万に成らないかって言ってるけど。」
親父さん、売れた食器を新聞紙で包みながら、ちらっとこちらを見て、「あ~、え~わ。」と一言。
おにいさん「親父ィ~、コレだぞ、判かっとるか?」
親父さん「判かっとるわ。」
おにいさん「聞いてみるもんだね~。」
おじさん、「ありがとうございます。」
で、ここからです!!
おにいさん「火鉢が一万だで、九割引きで1000円と、そっちの塗りが二つで1300円、合計2300円です。」
おじさんは、一万円が買値のつもりで聞いたんですが、おにいさんは売値が一万円と思ってくれました
だから、親父さんに「コレだぞ。」って確認したんだと思う。
おやじさんには、会計の値段が聞こえていません。
おじさん、口の中が渇いてきました。
210000円が1000円ですよ
「じゃあ、これ、貰ってくね、包まんくてイイよ。このまま持ってくわ。」
親父さんがこちらの会計に気づいて、「バカこけ売値が一万に決まっとるだろ」って言いださない内に、火鉢を両手で抱きかかえて、お店から見えない所まで走っていきました。
炎天下、汗だくで走りながら、火鉢は物凄く重たくて、肩が抜けそうなんですが、笑いがこみあげてきて「重てえ~~笑える~~~やった~~~」と繰り返しながら200メートルくらい離れた駐車場まで走り続けました。
欲と二人連れなら、どんなに重くても走れちゃうんだよね~
で、ここからです!!
家に帰って、また、火鉢を抱えて、二階のリビングへ
奥さんが居たんで、おじさん、破顔で「ねえ、ねえ、コレ・・・」っと言いかけたら・・・
奥さん「なに買って来たのそんな大きな物、何処に置くの」
セミ、ぎゅうぎゅう詰めのおじさん「あっ、いや、その、これ、210000円もしたんだけどね、それを幾らで買ったと思う?」
奥さん、冷めた抑揚の無い声で 「・・・せんえん・・・」
首に両手で抱きつき、耳元でたいしたはずのおじさん「おにいさんがね・・・一万円って・・・おやじさんが・・・間違えて・・・せんえん・・走って・・・汗だく・・・」
奥さん 「ですから、どこに置くつもりなんですか?」
奥さんが、丁寧な言葉遣いの時は、真剣に怒っています・・・
有田焼 尺五寸染付山水文大火鉢 210000円也
ただいま、流しの下で、小いちゃく鎮座中・・・
・・・男は、大物を仕留めたら、おかあちゃんに褒めて貰いたいだけなんだよ
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