ぶるどっぐロンディ＆にゃんこの部屋

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たまには本格的に（でも少々手を抜いて）クッキング～♬

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October 2, 2008

10月１日は兄の誕生日　入院中だけど「オメデト!」と言いたくて・・
目を見開いて　「何？」と言う顔　「今日はお兄ちゃんの誕生日よ♪」
「あ～・・あ～あ」と　言葉にはならないが声が出る。

「じゅうがつー　ついたちだからぁ～！」　意味が判ったのかｳﾝｳﾝと二度頷く兄。
急に涼しくなって来たのでリハビリの後のホンのひと時　椅子に掛けてる間でも
使える様にひざ掛けとポンチョを差し入れ。前開きの下着も必須アイテム。

５階の医療用病床から６階の要介護病床に移った。３部屋ある個室は満室で
とりあえず二人部屋。お隣さんも兄と同じ　脳梗塞で嚥下障害がある患者さん。
歳は兄のほうが５歳上。別室にて介護病床の規則をお聞きする。

介護病床はオムツは病院負担・医療用病床になるとオムツは患者負担
食費は規定で一律一日１８００円。でも兄は何も口にする事が出来ない。

「６階は入院患者の殆どが高齢者なので外部からの菌に弱いのです。
患者を守る為に　ご家族でも少しでも風邪気味の場合は面会をお断りします。
おなかの調子の悪い方も病院へは来ないで下さい。ノロウイルスは危険です。
一人の患者に対し介護士・看護師・リハビリ専門士の３名が配属されて居ます。
一切のご心配は要りませんよ」と配慮の行き届いた有り難い言葉を頂く。

「このシステムも４年後には廃止される事が国により決定されているのです。
我々病院関係者も徐々に介護病床から医療病床に変えなければならない。
ｺﾚは時代のニーズに反する事で哀しい現状です・と告げられた。

その旨を夫に告げたら「其の制度は見直されてモット良い制度になる筈だ。
４年なんて単位じゃなくモット早期に改良されるだろうと・そうだと良いね。
年々　高齢者は増加の一途を辿るのだから介護病床が増えると良いね。

脳梗塞で嚥下障害があると口から何も入れることは出来ない。
特に男性の場合は喉仏の周りの筋肉がストンと落ちてしまうと嚥下困難が始る。

更に鼻孔から管を差し込んで胃に直接栄養を送り込んでいる場合・或いは
脚から栄養分を入れている場合でも　胃に入った流動食が　ふとした弾みで
逆流して気管に入り　今のような肺炎症状を引き起こすと言う。
痰が詰まると窒息するのでｺﾚが一番危険なケース。
自分で痰を吐き出す能力はもう無いのだから。

１時間に２度以上　看護師さんが見回りに来て下さる。感謝です。
ベッドも頭の方を少し上に上げて貰い麻痺した手も今日は暖かだった。

高齢者でも富裕層は医療費を高額負担とし弱者を助ける法案を作るべき。
昔の様に「高額品特別物品税」だって復活させれば良い。
少しでも多くの人々が安心して歳を重ねて行ける様にするのが国の務めの筈。

お兄ちゃん　あのね　母さんが残した紬地で今　ちゃんちゃんこ　作って貰ってる。
お母さんの黒い紬地に真綿入れて下さい等と無理を言ってお願いしてるの。
出来上がったら　真っ先に　お兄ちゃんに着せて上げよう。

母さんの　におい　が　兄に　伝わるかも知れない。
帰り道の空は夏から秋を彷徨っていた夏と秋の間で・・