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May 13, 2009

NHK BS放送「世界のドキュメンタリー」
＜シリーズ　世界の10代＞原題： Welcome to Hebron
制作： Ekedalen Produktion（スウェーデン） 2007年
レイラ　17歳　～パレスチナ　閉ざされた町で～　を見た。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/090512.html

世界のアチコチで宗教上から　或いは人種問題から
はたまた同じ国の民でありながら紛争が耐えない。

イスラエルが国を失った時から現在に至るまで　更に今後どれだけの血が
流されたら　こう言った問題は解決されるのだろうか？

少なくとも米国がイスラエル側に立っている間は何も解決されないと思う。

元イスラエル軍兵士が「我々の取った行動は恥じるべきだ」と述懐していた。
少なくとも彼は「何が正しく何が卑怯な行為だったか」を理解している。

遠く離れた島国に住み他民族との軋轢も無く宗教上の対立も無い日本では
考えられない現実が今未だかの地ヘブロンでは存在する。

ユダヤ人総てが悪いとは言わないが　じゃぁ　パレスチナ人を其処まで
攻撃する根拠は何なのだと問いかけたい。

私は再放送分しか見られないけれど関心のある方は下記をご参照下さい。

暴かれた環境汚染　～東ドイツ市民の告発～　（再）
5月12日（火）午前10：10～11：00

ハドソン川　奇跡の着水　～不時着ジェット機からの救出劇～（再）
5月16日（土）午前10：10～11：00

内偵員　～インド・人身売買との闘い～　（再）
5月16日（土）午後3：10～4：00

見終わったあとで旦那がユダヤ人の醜い側面に反吐が出ると呟いた。
それに対してレイラの瞳のなんと澄んだ輝き・・・

確かに優れた手腕で米国でのし上がったユダヤ人は多い。

ヘブロンは本来ユダヤ民族の地だと入植者達は一方的にパレスチナ人を
迫害している現実。12歳以下の子供らに「石をもって攻撃させる」あ～・・
子供らは幼い頃から間違った思想を植えつけられて育つ。

以前に見たジハードで娘を失った二人の母親のTV対談があったが
自爆テロで自ら命を絶った娘の母・一方はその犠牲で娘を失った母親
二人の間には宗教を超えて同じ娘を亡くしたと言う共通感があるかと
僅かに期待したが　無理だった。

自爆した娘を「誇り」と思う母と犠牲者になった娘の母との間には
共通点は何も無かった。深い溝だけが横たわっていた。

見終わって　心が凍った様になり女として悲しかった。
今　バックナンバーを探したけれど見つけられなかった。

土地をめぐり　国をめぐり宗教をめぐって複雑に混在する幾多の
諸問題の中・イスラエルは今後　どうなるのだろう？

またイスラエルは迫害した人達に対し何時　謝罪の時期を迎えるのだろう？
何の予定も無いであろう。迫害との意識すら無く彼らは自分を正当化する。

夫は「イスラエルは再び流浪の民に戻れ」と言う。

今日もまた　私の中で「聖書の一部」が壊れた。

人は何故　人の血を求めて争うのだろう？
こう言うのは　シ～ンと　悲しい・・