ぶるどっぐロンディ＆にゃんこの部屋

自民：谷垣氏「申し上げたいことはただ１つ。お辞めになったら」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060116000011-n1.htm

谷垣氏

メドベージェフ（ロシア大統領）は北方領土へ行かれた。
或いは韓国の国会議員も北方領土に行かれた。尖閣諸島の問題も
あった。この時に貴方はわが国の主権を守る為に戦う姿勢があるのか　
多くの国民が不信に思った所だ。

沖縄の普天間問題をどう解決するかというのは この所ずっと重要な
政治課題だった。
この問題を解決する為に普天間に１度も沖縄に１度も行っていない。
沖縄の方の信頼も失っていると思う。
海外から見た時にどうか。日本の最大の同盟国は米国だ。
今回のこの大震災でも米国は同盟国としてトモダチ作戦を展開して
随分日本を助けてくれた。本当にありがたかったと思う。

仙台の空港も空挺部隊を直ちに投入してアッという間に処理をした。
或いは原発の問題でも冷却水をどうするかと あなたは断られて 不信を
かったという説もある。
最大の同盟国である米国・日米首脳会談は９月でいいという事に
なっている。 なぜ先延ばしになったのか。これは貴方では普天間問題を
解決できない。米国はこう考えたんだと 　私は思う。

今　日本に対して「日本人は健気だ」と。
あれだけの大震災に毅然として立ち向かっていく　悲しみを抑えて立ち
向かっている。何とか助けなきゃならない。こういう声が満ちあふれている
のは私は本当にありがたい事だと思う。しかし他方この原発問題　これを
きちんと処理する事が日本の信頼を回復する理由だと思うが　どうも政府が
やっている事は少しおかしい　事実を隠蔽しているんじゃないか
という声が起こりつつある。これは貴方の行動に起因している。

国際マーケット。日本の国債の格付けを下げようという事があるが
これは貴方のその能力というものに疑いの目を持っている。
それから貴方は行政機構のトップでもある。しかし貴方の政治主導と
いう手法は行政機構の面々の貴方への信頼を結ぶ事になっていない。

結局貴方が不機嫌に怒鳴りつけ叱りつけ責任を押しつけるから
官僚機構は貴方を信頼していない 」
閣内も本当に貴方の事を　貴方の信頼があるのでしょうか。
海江田大臣そこにおられるが この間サミットに行かれて太陽光パネル
１千万戸　海江田さん知らなくて苦しまれたと思う。

与党野党を見ると問題は貴方の足下民主党の中が貴方を信頼していない。
貴方の足下が液状化していると申し上げざるをえない。
参議院の西岡議長は貴方の党のご出身だ。
しかし貴方に辞めろと言っている。
しかし西岡さんの言っている事は殆ど同感だ。そして私共野党にしても
いろんな形で協力しないとか或いは唐突の連立のお誘いもあった。
しかし　大変ご都合主義である。私共も信頼していない。

今　必要な事は何かという問いかけは大部分同感・政治空白をつくるなと。
今 一緒になってやる事が必要だという事を言いたかったんだろうと思うが
今 政治空白がなぜ起こるのか。それは 与党の足元がガタガタ しているからだ。
残念ながら私どもは先の選挙で敗北をした。衆議院は百議席一寸しかない。
貴方の所は三百議席以上もある。貴方の所がきちん纏まっていれば
政治空白なんか生じない。 貴方 が党内をまとめる人徳も力量もない・
それが政治空白を生んでいる原因ではないか。
だから私は『お辞めなさい』と言った。そして 貴方 がお辞めになれば党派
を超えて新しい日本の為に団結していく道は幾らだってできる。
この認識が貴方と私の大きな違いだ。

今回の原子力事故で 私は 貴方が先程４つの信頼を失ったと
申したが それは実は３つの大罪があるからだ。
１つは この震災 特に原発対応。随分 不手際があった。
２番目は 色々な震災対応で被災者の事が貴方の目に入っていたかどうか。
３番目は子供手当の増額分 或いは政治主導法案を取り下げられた。
国民との約束 マニフェストを撤回した訳だ。この責任をどうするのか。

仕組みを殆ど無視して対策本部は作ったけれども結局 自分の側近で官邸の中で
決めている。細かな要するに技術的な事に拘りすぎて 気にくわない事が
あると機嫌悪く怒鳴り散らすから 誰からも情報が入って来ないという事が
原発の対応に致命的なマイナスになっている。
私は 貴方のやっている事は政治主導という事のはき違えであって 法の体系
や何かにのっとってない事が多すぎる。権限と責任の体系もはっきり
しないという事が先ほど申し上げた原子力の特別措置法の内容にしても
現地の対策本部を非常に重視する法の建前になっている。
この間の質疑の中では池田副大臣が現地本部長になっているという。
それは実際上 務められない状況にある事も隠蔽していた。
貴方が法の体系を無視していた、何よりの証拠だ。
海江田さんは大変 苦慮されて何とかしなきゃならないと思ったが押し留められた
のは 貴方だったんじゃないかという説もある。

昔 わが党の竹下首相が『汗は進んでかきましょう、手柄は人に譲りましょう』
というのをいつも言っていた。貴方の場合はその逆だ。
『手柄は自分が取りましょう、汗は他人にかかせましょう』。私はこう感じる。

震災から８０日間経った訳で 進んだのは対策会議や或いは色んな本部や会議の
乱立だけだ。本部や会議の権限や責任というのはあいまいなまま実際の対策は
中々進まないというのが今迄の現実だ。具体的な例を挙げて申し上げたい。
まず被災者の生活支援策は大変遅れている　生活再建の支援が。
１０万人以上が避難所生活されている訳だが仮設住宅は５月末で２万7200戸。
３万戸の目標を未達成。東北地方はもう梅雨に入ろうとしている。
遅いと言わざるを得ない。生活再建支援交付金 前回の場合は三百万円届けると
いう事になっているが第１次補正予算は百万円で積算している。
各自治体への入金率は未だ２割弱だ。復旧ニーズ 自治体はそれぞれ
復旧ニーズを把握しているでしょうが是では中々 自治体がどうやっていくか
動かない。元の土地に家を建てたいという被災者の切なる願いも阻んでいる。
二重ローン対策。今迄借金もしていた。 その事業用資金なんか借りて
借金しているが事業用の資産は全部壊れてしまったと。
そうしてまた借りなきゃいかん。こういう問題にどうしていくのか。

わが党は案を纏めた　遅れていますね政府の対策は。
原子力損害賠償ようやく２次が出たようだが　この復興　復旧という事を考え
色々バラ色の将来像を描くのもいいが被災地の現実から見れば自分の生活資産
も職場も失われた・そういう中で今日どうやっていく明日どうやっていく。
やっぱり前払い金 仮払金でも早く届く事が必要だ。
この原子力損害賠償法は１事業者当たり1200億円迄だが早くこれも予算化して
きちっとやらなきゃいけない。
津波で浸水した住宅や事業所。これは今後の新たな都市計画が出来上がる迄
建築を一律に規制している。これは結局今後の方針が出てこないと
一律に規制したまま中々動かない。だから国の方針決定のスピードがここは
非常に大事な事だ。それから普通の復旧が中々進んでいない瓦礫処理。
まだ１５％の進捗（しんちょく）率。全額国費だと仙谷さんが言ったが
９割は交付金になって補助金になっている。１割は交付税だ。
これは基準財政需要で積み上げるっていうんだろうけど各自治体は
『基金を取り崩さなきゃならないのか』と心配している。
ＪＲ７線　或いは三セク鉄道の復旧。殆ど予算化されていない。青森からずっと
岩手 宮城 福島 茨城 千葉。数百キロにおよぶ海岸は堤防は半壊・全壊だ。
この予算は１次補正では殆ど予算化されていない。
台風シーズンを迎え土嚢でしのげといっているような状況だ。
漁港:これは被害総額6440億円のうち１次補正では僅か250億。
学校:或いは病院:全壊した物については一部が壊れた物については予算が
付いているが全壊した物については予算が付かず出来ない現象がある。
日本経済全体も早急な対策が必要だ。中小企業の資金繰り支援。これは１次補正では
本年度上半期の対応のみ5100億円。これもっと積まなきゃダメだ。
東北なんか製造業のサプライチェーンが沢山あったが壊れた。
電力需給の逼迫もある。こういった物に付いて我々１次時補正で
必要だと言っていたが計上されていない。こういうのを一体どうするのか。

6月22日でさっと会期を閉じるような情報を流しておきながら苦しくなってくると
通年国会も視野に入れてなんてね 誠に真のない話だ 。
私は会期の事を申し上げたんではなくて先程申し上げた様な事に対して
２次補正をもって早くやれ。１次補正があがった段階からそれを議論すべきだと
私共は言ってきた。財務省にも２次補正を出せと指示した。
今の話では此の第２次補正等の取り組みは私は極めて遅い。
そして財源の話　色々復興債との設計について話もあった。
私は菅さんでは出来ないと思っている。要するにﾏﾆﾌｪｽﾄ等をどうやっていくか。

私は菅さんの下ではこれはできないと思う。そして先程申し上げた様に　
信を失っている菅さん。 結局何でいろんな問題が進まないのかというと300議席を
超えている与党を十分掌握できていない貴方の不徳と力量の無さがこの空白を
呼んでいる原因だ。
だから私はこの復興の為に新たな一歩を我々がやる為にはマズ指導者を代える
必要がある。そして 菅さん貴方がお辞めになれば幾らでも党派が超えて集まって
新しい体制をつくる工夫は幾らでも出来る。
与党の党首として最後にそれが自分がそれを果たすという享受はあるのか。
そして私はもし菅さんがそれをやらないのであれば野党の党首としてきちっと
新しい道を開く為に徹底的に戦う。この事を申し上げて終わらせて頂く。

この谷垣氏の質疑にマトモに答えられなかった管直人に対し最期に谷垣氏は
「党内のことは党内で片づけて下さい。野党は野党としての行動をとる」