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チョ・グク氏周辺は「疑惑の山」
チョ氏は・文政権誕生直後から2年半も大統領府秘書室の
民情首席秘書官を務めてきた人物。民情首席秘書官とは
政府高官の監視と司法機関を統括するポストで政府高官
や大統領の親戚など権力層に対する捜査や組閣のための
候補者推薦と人事検証などを主要業務とするだけに
大統領府秘書官の中でも大統領と最も近い関係にある。
そのため「政権のNo.2」と見る向きもある。
なにより文在寅大統領自身が・盧武鉉(ノ・ムヒョン) 政権時代に、民情首席秘書官を務めている。
つまり民情首席秘書官は、大統領の「最側近」なのだ。
8月9日・そのチョ・グク氏を文在寅大統領は政権をあげて
推進している「司法改革」の適任者として法務部長官に
内定・国会に任命同意案を提出した。
韓国では・首相や長官などの公選によらない任命職の
公職者を大統領が任命する際には・国会が人事聴聞会を
開いて候補者を検証した後・任命同意案を表決する事
を原則としている。
ただ・任命同意案が否決されても人事権は大統領の固有の
権限である為・大統領が任意に任命する事ができなくはない。
実際・文在寅政権では国会の同意を得ていない状態でも16人
もの任命を強行してきている為・文大統領の後継者とも
いわれるチョ氏の法務部長官任命も又・国会の同意に関係
なく、既成事実として受け止められていた。
ところがチョ・グク氏の内定直後から彼と彼の家族をめぐる
疑惑が毎日のようにメディアを賑わせ・韓国国民の世論が
急激に悪化してしまった。
今や「チョ・グク問題」は・文在寅政権をレームダック化
させかねないほどの悪材料としてクローズアップされる
ほどになっている。
チョ・グク氏をめぐる疑惑は・
韓国メディアが「疑惑の山」
と呼ぶほど巨大で複雑だ。
まず・チョ氏の家族が営む学園財団の理事長だった父親が
死んだ際・相続の過程で負債は返済せず財産だけ相続しよう
として・家族間で「偽装訴訟」を起こすという奇抜な
債務逃れの手法を使ったという疑いだ。
結局・チョ氏と弟は・相続した財産内で借金を返すという
「相続限定承認」という手法を使い父親が残した42億ウォン
の債務に対し・相続した全資産21ウォン(!)だけを返済した。
その上でチョ氏の弟は自身が経営する建設会社が学園から 工事費を受け取っていないとして学園を訴えた。
この訴訟で学園側はまったく反論せず・敗訴。 チョ氏の弟の会社は51億ウォンの債権を受け取れる事になった。
これらが全て・巨額の遺産を相続できる様にする為の 偽装工作ではないのか・という疑惑が浮上しているのだ。
更に・この過程で弟夫婦は実際には同居し続けているにも
関わらず・財産を守るための「偽装離婚」をしたという
疑惑も報道された。
又・高級公職者財産申告書には・全財産が56億ウォンの
チョ氏だが・民情首席になってから2カ月後には74億ウォン
のヘッジファンド投資を約定し現在まで10億ウォンを投資。
チョ氏はこの投資を通じて政府の公共工事を受注する
中小企業の筆頭株主になり・その企業はわずか1年で
売上高75%増の急成長を見せたという疑惑も持たれている。
更には・妻の財産を隠す為に妻名義の不動産を・離婚した
弟の妻の名義に変える「偽装売買」をしたという疑惑も
メディアの取材で続々と明るみになった。
二週間のインターンで論文の筆頭著者に
それらの中でも・韓国人をもっとも憤らせた疑惑は チョ氏の娘の不正入学疑惑だ。
チョ氏の娘のAさんは外国語専門高校を卒業した2010年に
「韓国の早稲田」と呼ばれる高麗大学の理工系学科に入学した。
つづいて2015年には釜山大学医学専門大学院に入学・
現在4年生に在学中だ。医学専門大学院とは・6年コースの
医科大学の課程を4年に学ぶ専門大学院で・大学卒業者達に
入学資格が与えられる。
ところがチョ・グク氏の法務部長官に内定をきっかけに
医学専門大学院までとんとん拍子で進学してきたAさんの
これまでの入学過程において「不正」が働いていたのでは
という疑惑が浮上してきたのだ。
8月20日の「東亜日報」は「チョ氏の娘のA氏が高校在学中
だった2008年・大韓病理学会に提出された英語論文に
『筆頭著者』として名前を登録した事実が確認された」と
いう記事をスクープした。
当時・外国語高校の2年生に在学中だったAさんは
檀国大学医学部医科学研究所で2週間ほどインターンを
経験していたが・このとき檀国大学医学部教授のB氏が
中心になって行っていた実験に参加した。
その後、B教授が責任著者になって作成された研究論文が
2008年12月に大韓病理学会へ提出されて学会誌に掲載されている。
ところが・この論文に「筆頭著者」として記載されている
のがAさんの名前とされ・Aさんはこの「スペック」
(入試のための資格や経歴)を用いて高麗大学に無試験で
入学したというのだ。
高校2年生のインターンが医学博士達で構成された研究陣
が6年以上も準備してきた研究にたった2週間参加しただけで
他の研究員達をゴボウ抜きして実験や論文の主導者として
認められる「筆頭著者」に名前が挙げられる様な不自然な
事態に、疑惑の目が向けられているのだ。
これについて論文の責任著者のB教授は・東亜日報の
インタビューで「Aがチョ氏の娘とは知らなかった。
海外大学へ留学すると言われて善意でやった事だ」と弁明した。
しかし・その後・B教授の息子とAさんが同じ高校の同級生
だった事や・チョ氏の妻とB教授の妻との間に親交がある
という事実が明らかになり不正疑惑に一気に火がついた。
しかも・B教授の息子が高校在学中にチョ・グク氏が教授
を務めていたソウル大学のロースクールでインターンシップ
を行っていた事も明らかになり「交換スペック」との憶測
も呼んでいる。
さらに21日の「朝鮮日報」は・Aさんが高校3年生の時に
公州大学の生命工学科のインターンシップに3週間参加し
日本で開かれた国際鳥類学会で発表された論文に
「第三著者」として名前が載れている事実を暴露した。
当時の指導教授のC教授は・Aさんの母親(チョ・グク氏の妻)
と大学の同級生でインターンシップ面接にも母親が同行した
と明らかにした。
またAさんが・高校在学中に・高校生には応募資格を与えない
国連のインターンシップに参加した事を始め・一般の高校生
には到底不可能な各種のスペックを重ねてきたという疑惑
も次々と浮上。
結局・彼女は親の地位を利用して不正にスペックを積み上げ
高麗大学の環境生態工学部に無試験で入学し卒業後は・
これ又・このスペックを利用して筆記試験で振るわなかった
にもかかわらず釜山大学医学専門大学院に無事入学する
ようになった・というのが韓国メディアの指摘だ。
医学専門大学に入学したAさんは・これまで2度も落第する
など・学業成績は最下位圏にある。
しかし不思議にも6回も奨学金を授与されている。
Aさんに個人的に奨学金を授与していた指導教授は・
韓国メディアとのインタビューで
「落第後に勉強を放棄しようとしていたので彼女を励ます
ために(奨学金を)与えた」と述べた。
そして偶然にもこの指導教授は・2019年・釜山市が運営 する釜山医療院の院長として赴任する事になった。
22日の「韓国経済新聞」は「釜山大学医学専門大学院が
チョ・グク氏の娘・Aさんが落第の危機に直面した際・
落第対象になっていた生徒全員を集団救済した事がある・
との内部告発があった」と報じた。
この内部告発者は「当時はチョ・グク氏が民情首席と
して強大な権力を握った後だったので教授の間では
そういった措置は“チョ・グクの娘を救う為”
という
言葉が出ていた」と述べたという。
超格差社会・韓国では入試の不正は怒りの種
記憶に新しい朴槿恵(パク・グネ)前大統領の弾劾事件は
チョン・ユラ氏の入試不正事件がひとつの端緒となった。
朴前大統領の友人の崔順実(チェ・スンシル)氏の娘
チョン・ユラ氏が・梨花女子大学入学の過程で不正な
特権を受けたという疑惑によって弾劾の引き金となって
「ろうそくデモ」が全国民に広がった。
朴大統領の弾劾後・チョン・ユラ氏は外国で逮捕されて 韓国に引き渡され、裁判を受けた。
実刑判決こそ受けなかったが大学入学と高校卒業の資格
は取り消された。
ちなみに梨花女子大学の関係者5人は実刑を言い渡されている。
チョン・ユラ氏事件について辛辣な批判を展開して注目を
集めたチョ・グク氏だったが・娘の不正入学疑惑には
「国民情緒と多少の乖離があるのは認めるが・法的には
問題がない」と開き直っている。
与党の「共に民主党」と文政権の関係者も
「マスコミがフェイクニュースを用いて政権を揺さぶっている」
と主張し「チョ・グク死守」の立場を堅持している。
しかし・他の事ならともかく・入試問題にだけは「不正」 や「疑惑」が許せない韓国国民の怒りはとどまる事を知らない。
超格差社会の韓国社会では教育だけが「身分上昇」の唯一 の手段だからだ。
特に「公正」を最も重要な価値として重んじている若者達 の失望や怒りは生半可なものではない。
23日の午後から、チョ・グク氏の母校のソウル大学や
チョ氏の娘の母校の高麗大学では・それぞれ数百人の
学生が集まって「チョ・グクout」を叫ぶろうそくデモ
が行われた。
論文疑惑に関わった檀国大学でも該当教授の辞職を求める
集会が行われる等・若者達の怒りが大学街へと急速に
広まっている。
ろうそくデモをきっかけに誕生した「ろうそく政権」が
今度は自らがその「ろうそく」の審判に晒される羽目に
なった。今や文政権の命運は「風前の灯」なのかも知れない。
投稿者:李 正宣
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“迷走”する韓国・文政権 from ZAKZAK
日米に広がる「韓国無用論」条約も常識も守らない…
韓国内で文政権“打倒”の動きも
専門家「文政権はメディアで国民を操ろうとしている」
日本政府の輸出管理強化に逆上して報復措置を振りかざし
ついには米国の要請で締結した日本とのGSOMIAまで破棄
してしまった韓国のムン・ジェイン政権。
条約も国際社会の常識も守ろうとしない見境の無さに
日米で「韓国無用論」が広がっていると国際投資アナリスト
の大原浩氏は指摘する。
日韓問題は連日メディアで騒がれていて「韓国の異常性」 は良識ある日本人のコンセンサスになった感がある。
これまでにも述べてきている様に「韓国は日本のストーカー」 なのだ。
また・日本政府の韓国に対する「戦略的放置」=「断韓」
という施策が「輸出管理」も含めて韓国を窮地に陥れている。
これまで・政治家や外務省のふがいなさもあって・とんでも
ない言いがかりに無言で耐えてきた多くの日本人にとって
は溜飲が下がる思いなのではないか。
日本は制裁発動等しておらず・単なる「輸出管理」でしか ないのに・右往左往している文政権の姿は哀れですらある。
それでも何故・未だに文政権が強気の姿勢を崩していない
のか。韓国の歴代政権は外側に日本という敵を作る事に
よって国民を団結させてきたから今更
「本当に悪いのは韓国でした。ごめんなさい」等と国民に
伝えたら・政権は転覆しかねない。
左派で反日色が強い文政権はなおさらだ。
それでなくても退任後は悲惨な末路をたどる事を繰り返して きたのが韓国の大統領である。
トランプ米大統領も韓国内の良識ある保守派による 「クーデター」 を待っていてもおかしくない。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が短距離ミサイルを
繰り返し発射しているのにも関わらずトランプ氏が鷹揚
(おうよう)に構えているのは今後の朝鮮半島の
コントロールにおいて正恩氏が重要だと考えている証拠
だと思われるが文氏を必要としている様子はうかがえない。
これに対し「従北」であるだけではなく共産主義中国の 意のままに動く文政権は既に見限られていると考えられる。
あくまで一つの推理にしか過ぎないが・現在の韓国の
状況では・ 韓国内の保守・良識派による「軍事(無血)
クーデター」を米国が陰で支援する(諜報活動は
失敗しなければ絶対に明らかにされない)事も十分あり得る。
米国が支援しなくても・良識ある韓国人は自国の状況を
理解しているから・文政権打倒の動きは強まろう。
日本ではあまり報道されないが15日の光復節に光化門広場
で行われた「反文政権」デモにも数万人以上が集結した
とされる。
米国の忠告を無視してGSOMIAを破棄してしまった文政権は
「無用」と考えられているであろうから・無用なものを
入れ替えるのは極めて合理的な行動だ。
そうなると「無用」な国から米軍とその家族が撤退し 日本海を反共防衛ラインにする選択も十分出てくるだろう。
クーデターでも・国民の選挙でも構わないのだが 文政権以外にバトンタッチする事が緊急の課題といえる。
朝鮮半島情勢がアフガニスタンの様に泥沼化すれば
北朝鮮の「核兵器」の問題がクローズアップされる事も
考えられる。
そこで「超ウルトラC」として登場する可能性があるのが
米連邦捜査局(FBI)が米国で保護しているとされる
金正男氏の息子・金ハンソル氏だ。
正恩氏に圧力をかける意味でもキーパーソンとなる事も 考えられる。
文政権との共通性を指摘されるのが
日本の旧民主党政権時代だが
現在韓国で起こっている惨劇が
日本で起こらなかったのは
不幸中の幸いだといえる。
旧民主党政権同様・文政権も政権に都合の良い情報ばかり
を・左派の新聞・テレビ(つまり殆どのメディア)と
組んで国民にたれ流し・操ろうとしているのだ。
日本語の判らない韓国の国民は不幸にも真実を知らない…。
■大原浩(おおはら・ひろし)
人間経済科学研究所執行パートナーで国際投資アナリスト。
仏クレディ・リヨネ銀行などで金融の現場に携わる。
夕刊フジで「バフェットの次を行く投資術」(木曜掲載)
を連載中。
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