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ウィーン・リング・アンサンブルは、ウィーンフィルのメンバーからなる9人のアンサンブル。今回で、なんと24回目の来日とのことです。初来日以来、ほぼ毎年1月上旬に来日し、ワルツやポルカの演奏を聴かせてくれています。毎年年末年始にはウィーンの名を冠したアンサンブルやオーケストラが数多く来日し公演を行いますが、このアンサンブルはウィーン・フィルのトップ級奏者で構成されているのがほかの団体とは異なります。あちらこちらは久しぶりのウィーン・リング・アンサンブルコンサートを聴きに行きました。たぶん10数年ぶりではないかと思います。聴いたのは埼玉県松伏町のエローラホール。その2階のサイドにあるバルコニー席からは、メンバーの演奏する様子がよく見えました。2曲目「天体の音楽」の序奏で、セカンド・バイオリンとチェロのピチカートが、リタルダンドしながらも完璧にシンクロするのを聴き、そこから一気に演奏に引き込まれました。この24年の間にメンバーも入れ替わっていますが、今回のメンバーはかなり強力。先ずは、新加入の若いフルート奏者のカール・ハインツ・シュッツ氏は突き抜ける美しい音色と多彩な表現力で魅了されましたが、ただ上手いだけでなく場面によりアンサンブルに溶け込んだり、クラリネットの二人と完璧なハーモニーを紡ぎ出したり(涙が出るほど美しかった)、他の奏者からのフレーズを極めてスムーズに受け渡したりと、アンサンブルの基本を踏まえつつの大活躍を見せてくれました。彼は今年のニューイヤー・コンサートでもフルートのトップを吹いていましたね。同じくニューイヤー・コンサートでチェロのトップを弾いていたロベルト・ナジー氏は、とにかくアンサンブルに対する感覚が素晴らしく、リズムを生き生きと引き締め、必要に応じて十分に主張しつつ、緩みのない演奏の土台を作り出してくれていました。アンサンブルの土台が決まるとどれほど演奏が引き締まるかを、あらためて教えてくれる演奏でした。ヴィオラのハインリッヒ・コル氏(このアンサンブルでもウィーン・フィルでもおなじみの顔ですね)、この人のワルツの2&3拍目のリズムはまさに絶妙。普通の奏者は3拍子の1拍目を体のどこかで取りつつ2&3拍目を演奏ことが多いのですが、彼はまるで体の中から沁みだしてくるかのような自然な感覚でリズムをきざんでいるようでした。そして最初の来日から常にこの楽団のリーダーであり続けるライナー・キュッヒル氏(おそらくウィーン・フィルのコンマス在任期間の記録を塗り替え続けるている名コンマス)。その妥協を許さぬ演奏姿勢が、気軽な曲をも格調高く聴かせてくれます。とにかく今回はアンサンブルの魅力をあらためて感じることのできたコンサートでした。基本各パート1人づつ(クラリネットだけ2人)なので、曲の構造が良く分かりますし、それを斜め上の席から奏者の目線なども感じながら見ることができたのも興味深い経験でした。有名なウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートよりもアンサンブルの面では格段に面白い演奏だったと思います。各奏者もところどころで、ちょっと音を強く弾いてみたりといった「遊び」をしながら演奏を楽しんでいるようでした。今年没後90周年ということで演奏されたプッチーニのオペラ・メドレーは、このメンバーが普段演奏しているオペラ座の舞台を彷彿させるような素敵な演奏。ヨーゼフ・ランナー作曲(?)の「モーツアルト党」では、弦だけの5部での演奏というのもうれしいところ。彼らの初来日の演奏を、確かカザルスホールで聴いたのは20数年前。(パンフによると1991年とのこと)あの時は湾岸戦争の影響で来日を回避したメンバーもいたりして代替のメンバーが入ったりしてましたが、それもなかなか緊張感があって良かったという記憶があります。その後何度かコンサートを聴いていましたが、久しぶりに聴いた彼らの演奏の、変わらぬクオリティーの高さに酔った一日でした。キュッヒル氏の年齢も考えると、あと何回リング・アンサンブルの演奏日本で楽しむことができるでしょうか?
January 8, 2014
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ライテラーのワイナリーを後にして、国境沿いを東(南シュタイヤーマルク方面)に向かうルートを移動。時間は12時くらい、ランチをどこかで取ろうということなり、どこか軽く食事をとれそうなところがないか探して、とある町の(調べれば名前は分かりますが、いつものようにそのままで・・)ホームセンターのようなお店(そこの店には入ってないので正体不明)の、駐車場の向かいにある店に入りました。カフェと食堂を兼ねているようなどこにでもありそうなところです。屋外のテーブルに座り、その庭の鉢植えの花に水を与えるおばちゃんの様子を見つつメニューを眺め、ライテラーでそこそこ(?)試飲しているし、次もワイナリーに行こうとしていたので、祝いたいしもあちらこちらも、何か軽く食べれればという感じでした。そこで前菜変わりにスープを取り、メインは悩んだ挙句あちらこちらは「フィットネステラー」という料理を選択。「フィットネス」という名前から、軽いボリュームの料理を期待していたのですが、あぁ田舎ではそれは通用しないのですね。たっぷりのグリーンサラダの上に鶏のささ身フライが8個・・・ いや、衣サクサクで美味しいのですよこれが。しかし、何しろ量が半端ない・・・サラダの下には「定番」ジャガイモ(今回はゆでたもの)たくさん、トマト、キュウリ、ビーツ、ニンジンがあり、さらにこの地方特産(?)ケーファーボーネン(日本の花豆そっくり)も。そして、全体の上からシュタイヤーマルクのお約束、カボチャの種の濃厚なオイルがたっぷりとかかっています。カボチャの種のオイルは、濃いグリーンの色合いで香ばしい風味があり濃厚な味わいがあります。祝いたいしのヘルプも受けましたが、当然食べきれませんでした。 ごめんなさい・・・次回は、セップ・ムスターのアポなし訪問記です。
January 2, 2014
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