2003年12月26日
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カイヌゥスの朝の空気は冷たい。
歩むうちに群がってくるカラゴーンを適当にいなしつつ胸壁へ向かう。
この侘しい土地では、獲物がほとんどなく、飢えきっているのだろう。
さほど痛くはないが、何匹かはやせこけて凶暴さを増していた。
そういえば一度、これらに絡まれている時に、酷い目に遭いかかった。
誰かがアンテクラから逃げていて、常ならば頂上辺りを濶歩する魔物が、ふもとに近い辺りまで降りてきていたのだ。

囲まれて安全とも思い切れない自分は、やむを得ず巻物を投じて逃れたのであったが。
今思うと、アンテクラの入る隙間はなかったはずだ。
焦らずにぎりぎりで逃げればよかった。
まだ、ディバインだった時のそれは、何時だったか。
重ねた戦いの記憶で薄れた小さなことを笑う。
足元に断末魔を見せる地竜が悔しげに鳴いた。

胸壁の上から、雲海を見下ろす。
雲を足下に従えるこの地は、蒼穹までは突き抜けず、陽光の恩恵に預かることがない。
常に、灰色に閉鎖された山の暮らし。
敵すべき相手は減ったが、生き抜く厳しさを思い出させてくれる。

ゆっくりと息を吸い込む。
まだ大半は眠っている身体を揺すぶり起こすために。
永の眠りにはまだ早いのだから。
見えなくとも、今日の太陽は何処かを照らしている。

深々と染み入ってくる冷気。
火を熾して暖を取るにも、今日は某所での仕事納めだ。
気合を入れなくては。

朝食を取るべく戻ろうとした私の前に、思わぬ色彩があった。

赤い袋を背負った、赤い背中。
振り向く赤ら顔、というか緑色の肌に赤い色が昇ることがそもふしぎだが、何か染料なのかもしれない。
その顔も心なしか驚愕にゆがんでいる。

反射的に雷を呼び寄せながら、私は、首をかしげていた。
何処かの世界との繋がりは、もう終わったんじゃなかったのか?
しかし、狙ったつもりもないのに毎回、同じ地点で出くわすとは。

サンタとやらは、一泊二日限りの伝説ではないのかもしれない。
或いは、異界の時間と、ここの時間の流れが違うのだ。

そう気づいたのは、間抜けな声を上げて前のめりに倒れた相手が、小さな樹木の飾りを落としてからのことだった。


---

29日までって日付を見てないで、朝、ラッキーなのかバグなのかと一瞬疑った自分がだめだめ~。

と、いうだけの話でありまする。

悪運は自信がありますが、籤運はゼロです;;
同じ体質(?)の方、ご一緒にだめだめ~。





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最終更新日  2003年12月27日 01時51分21秒
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