おしゃれ手紙

2009.10.19
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テーマ: お勧めの本(7271)
カテゴリ: 読書
9月10日にイギリスに旅たった次女のレイ。
いろんなモノを持っていったり送ったりしたけれど、私が持たせたかったものがある。
「ジェイン・エア」と 「十五少年漂流記」だ。
子どもの頃から何度となく読み返した「十五少年漂流記」をもう一度、読み返した。

だが、彼らが乗った帆船スルギ号は、荒れ狂う嵐のために、2週間ものあいだ、太平洋のまっただ中を吹き流されていく。
マストは折れ、帆がちぎれた。
それでも、少年たちは舵を握り、大波と戦うのだった。
朝、空が白みはじめ、突然、ひとりが叫んだ。
「陸地だぞ」。
漂着した地は無人島だった。
彼らは力を合わせて生き抜かなければならない。
島を何度も探検して地名をつけながら、いかだや住まいを作った。
釣りや猟をし、リーダーを選び、争いを克服して、みんなで助け合った。
だが、ある日、思わぬ出来事が…フランス、イギリスをはじめ、世界各国で愛読されてきた、血湧き肉躍る、冒険小説の傑作。

小さい頃から何度となく読み、憧れ続けた無人島生活。
でも、まったくのひとりというのは、いやで、15人くらいいれば楽しいだろうなと何度も想像した。

しかし大人になってよく分かった。
私は、ドノバンのように狩が出来ない(鉄砲など撃てない)。
バクスターのように器用に大工仕事が出来ない。
ブリアンのような勇気もないし、ゴードンのように冷静でもない。
モコのように船を操ったり、15人分の食事も作れない。

いや、少年たち、ひとりひとりだったら生きていけないのだ。
15人が力を合わせたから、過酷な自然とも闘えたし、大人の悪人を相手に闘えも出来たのだ。
「十五少年漂流記」の原題は「A Two Years, Vacation」。
2年間をイギリスで過す、レイには、「十五少年漂流記」を読んで欲しい。
そして、人間はひとりでは生きられないということを分かって欲しいのだ。

イギリスで手ぬぐいを
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★10月19日 *トリビアの井戸:運動会と綱引き /公園づくりの仲間になって下さい!*
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Last updated  2009.10.21 09:28:25
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天地 はるな @ Re[1]:小早川家の秋★午前十時の映画祭(06/27) New! maki5417さんへ 1950年代か60年代のはじ…
maki5417 @ Re:小早川家の秋★午前十時の映画祭(06/27) New! 東宝作品とは知りませんでした。 小津監…
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