おしゃれ手紙

2018.11.28
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カテゴリ: 映画
アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語

狂おしい程の愛  ――あなたは耐えられますか?――

日露戦争が勃発した1904年の満州。
軍医として戦地に赴いたセルゲイ・カレーニン(キリール・グレベンシチコフ)は、患者として運ばれてきたアレクセイ・ヴロンスキー(マクシム・マトヴェーエフ)と出会う。
この男こそ、幼い自分と父から母を奪い、さらには母が自ら命を絶つ原因となった人物だった。
一時は殺意を抱くほど憎んだ相手だが、年齢を重ねた今、母の真実を知りたいと願うセルゲイ。
その問いに答え、ヴロンスキーは彼にとっての真実を語り始める。
1872年の冬。
母親を迎えるためにモスクワ駅を訪れたヴロンスキーは、政府高官アレクセイ・カレーニンの妻アンナ・カレーニナ(エリザヴェータ・ボヤルスカヤ)と出会う。
後日、舞踏会で再会したアンナとヴロンスキーは、急速に親密になってゆく。
2人の関係はたちまち世間の噂となり、アンナの夫カレーニン伯爵の耳にも届く。
やがて、夫からヴロンスキーとの関係を問い詰められたアンナは、彼に対する愛を告白。
さらに、アンナはヴロンスキーとの子を身籠っていた。

 何度も映画化(8回)されている「アンナ・カレーニナ」だが、見るのは始めて。
原作の主題は

不倫という神の掟をやぶる行為に走ったアンナは不幸な結末を迎えざるをえない。
しかし、自身の気持ちに誠実に生きたアンナを同じ罪人である人間が裁くことはできない。
虚飾に満ちた都会の貴族社会で死に追いやられたアンナと、農村で実直に生きて信仰に目覚め、幸せをつかんだリョーヴィンとが対比され、人の生きるべき道が示されている。




重要人物相関図
●アンナ・カレーニナ
本編主人公。高慢で自尊心が強い。大変美しい女性。

●ヴロンスキー
アンナと不倫の関係に陥る青年。アンナを愛しているが、次第にその高慢さに我慢できなくなる。

●アレクセイ・カレーニン
アンナの夫。自尊心が高く、世間の目を気にして、アンナとなかなか離婚できない。


アンナ・カレーニナ役のエリザヴェータ・ボヤルスカヤと
アレクセイ・ヴロンスキー役マクシム・マトヴェーエフは、
2017年、本作のTVシリーズでも主演で、実生活でも夫婦だそうだ。
 日露戦争で、ロシアに分が悪いように描かれているが、本当は、日本も負けに等しい状態だった。

明治9年生まれの祖父は、日露戦争に行っていた。
私は、
♪いちれつらんぱん破裂して日露戦争始まった~。

子どもの頃に、意味も知らずに歌っていた。

そう考えると、日露戦争が急に近いものに思える。

舞踏会のシーンやアンナの衣装が美しく、19世紀後半の貴族を描いたものは、眼福だ。
ただし、その裏に農民の苦労があったことを忘れないでおきたいが・・・。
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Last updated  2018.11.28 10:44:49
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