おしゃれ手紙

2023.05.11
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カテゴリ: 映画
銀河鉄道の父

この家族愛、銀河系で一番アツい。

宮沢政次郎は父の代から続く裕福な質屋を営んでいる。
しかし、本来家業を継ぐはずの長男である賢治は適当な理由をつけて拒み続けている。
厳格な父親でいたいと思いながらも政次郎は、農業や人造宝石、宗教と我が道を進む賢治をついつい甘やかしてしまう。
そんな賢治だったが、妹のトシが病気を患ったことをきっかけに筆を執る。
 没後90年を迎える宮沢賢治とその父の姿を通して家族愛を描いた門井慶喜の直木賞受賞作を実写映画化。
『八日目の蝉』の成島出が監督を務め、『フォルトゥナの瞳』の坂口理子が脚本を手掛けた。
主人公である賢治の父、政次郎を『孤狼の血』の役所広司が、賢治を『あゝ、荒野』の菅田将暉が演じる。
また、賢治の家族を演じるキャストに、森七菜、坂井真紀、田中泯、豊田裕大らが名を連ねる。

家康、江戸を建てる ■というのがある。
これを読んではじめて、門井慶喜氏の存在を知り、
銀河鉄道の父 ■を読んだ。
 読む前は、宮沢賢治といえば、聖人君子と思っていたが、まったく違った。
いつまでたっても親のすねをかじる道楽息子。

盛岡の中学校(今の高校)を卒業した後、家業の質屋を継ぐように言われても
「進学したい」のいってん張り。

しまいに、
「(進学できないなら)信仰に生きます。」と太鼓を叩きながら
「南無妙法蓮華経・・・・」と大声でわめきながら町を歩いてみんなにおかしくなったと思われた。


◎このシーンは映画にも出てきた。

おもちゃを買ってくれないと泣き喚く赤子のごとし。
★賢治が自費出版をした。

というのは、映画であったけれど、農学校での給料を当てたのかと思いきや、一部、 近所で借金していた
 この他、映画では描かれていなかったが、
★百姓になると言って家を出る賢治。
父が、様子を見に行くと畑を耕している。
何を植えるのだろうと思って賢治に聞くと
「パンジー、モクセイソウ、ポピー」と答え
「なかなか興趣に富む花を咲かせますじゃ。
日本の景色が変わります。」

 わがままに暮らす賢治を見捨てない父親。
そんな父親を見て賢治が思っていたこと。
「・・・おらは、お父さんになりたかったのす。」

ふりかえれば、政次郎ほど大きな存在はなかった。
自分の命の恩人であり、保護者であり、教師であり、
金主であり、上司であり、抑圧者であり、好敵手であり、
それらすべてであることにおいて政次郎は手を抜くことをしなかった。

ここは、映画に、しっかり描かれていた。

昨年、東北を訪れた際、賢治に関係するところを廻った。
賢治生誕の地・花巻

羅須地人協会

建物は、賢治の祖父、宮沢喜助によって、1904年(明治37年)隠居所として建てられた。

木造2階建てで、1階は10畳と8畳の2室、2階は床の間付き8畳の和室となっている。

映画の中に、「月夜のでんしんばしら」や


「鹿踊り」のシーンもあって、原作を読み、旅行で賢治に因んだところを見て、映画を見た。
これでセットのような気がした。
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Last updated  2023.05.11 00:00:51
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