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2006年07月26日
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カテゴリ: Movie(洋画)

ジョディ・フォスターはアカデミー最優秀主演女優賞を2度受賞した数少ない女優です。
しかし、「羊たちの沈黙」からもう16年も経つんですね・・・
その間、彼女も母になりましたが、その出演映画は、話題にはなるもののいまいちインパクトのない映画ばかりです。
おそらく、休養をとりたかったこと、母になって子供と過ごしたかったこと・・・まぁいろいろあると思います。
ちなみに2人の子供の父親は公表されていないそうです。
シングルマザー ってやつですね・・・・
女優として一番脂がのっている時期を母として過ごすことを決意したのは、おそらくそれが「女」としてもっとも輝いているときとたまたま重なったからなのでしょうけど・・・
おそらく、1990年代後半から約10年近く、相当オファーを断っていると思いますよ・・・この人
要は自分にとって(時間的なことなど)ほぼ都合のいい作品しか出演していないと思います。
監督をした「ネル」以降の出演作を挙げてみますと
1997「コンタクト」
1999「ハンナと王様」
2002「パニック・ルーム」
他にも数本製作したりカメオ出演していますが、まぁ~自由に出来ますよね、これらの作品なら・・・
だって出演者ははっきり言ってジョディより格下だし、製作や監督なら、自分の好き勝手出来るわけだし・・・
別に彼女がわがままだからと言ってるわけではありません。
むしろその逆 です。
要は子供と一緒の時間を大切にしたかったんだけど、製作会社や配給会社に気を遣ったのだと思います。
仕事は続けながら、その時間も確保する・・・
このことには、かつてのレーガン大統領暗殺未遂事件が絡んでくると思います。
当時、犯人の男がジョディフォスターの熱狂的なファンだと言うことがすっぱ抜かれ彼女は業界を干されかかったことがあります。
無論、犯人と何ら関わり合いはないのですが、そのことで本人の人格とは別にイメージが下がりました。
彼女はいったん女優業をやめて学業に専念することになります。
1981年からの数年は彼女にとっては辛かった時代だったのかも知れません。
「ホテル・ニューハンプシャー」という傑作が撮られたのはこの時期ですが、その他の作品は日本未公開だったりテレビスペシャルだったりぱっとしない物が多かったです。
「告発の行方」での体当たり演技は「そこまでしないともうこの業界では脚光を浴びないのでは?」という彼女の不安がそうさせたような気がしました。
この演技により彼女はオスカーを受賞し、見事トップ女優に返り咲きました。
そのときの苦い思いが「本当は休みたいが、とりあえずコンスタントに仕事は続けていこう・・・でないと・・・」と彼女に思わせていたのではないのでしょうか?
で、おそらく自分の自由が利かない「ハンニバル」は断ったのでしょう。
どう考えても、断る理由なんか無かったはずです。
真相はそういうことだったのではないか・・・あたかも妊娠の時期が重なっていたように思えますが・・・・さてどうなんでしょうね?

ということでおそらく本作「フライトプラン」は彼女にとっての 自由が利く 作品だったと思います。
ちなみに現在公開中の「インサイド・マン」は自由が利かない作品です。
監督はスパイク・リーだし、デイゼル・ワシントン主演だし・・・いくら大女優のジョディでも気を遣わなければならないはずです。
いろいろと制約があるでしょうけど、敢えて、この作品に出演したのだと思います。
というのも、「フライトプラン」の演技を見て貰えれば分かりますが、なんだか「女優魂」みたいなものに再び火が付いたように感じました。
娘を想うジョディの激しい演技は、一見一人芝居のようにも見えますが、人からは「狂気」と思われているかも知れない・・・・というような本人の微妙な心理状態も見事に演じられていました。
つまり「羊たちの沈黙」以来の演技が「インサイド・マン」で見られるのではないかという期待を込めて・・・
本作品で、「女優」ジョディフォスターが再び本腰を入れ始めてのではないかということを匂わす感じがしました。

さて、それではストーリーですが・・・
カイル(ジョディ・フォスター)は夫を亡くし悲しみに暮れていた。
彼女の仕事は航空機設計士だった。
夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機でニューヨークに向かおうとしていた。
彼女の職業柄、飛行機には一般客と一緒に並ばないで乗れる特権があり、今回もそれを使ってかなり早い時間から飛行機に乗っていた。
そして、フライトから3時間した頃ふと、目をさました彼女はジュリアがいないことに気づいた。
必死でジュリアを探すが乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。
奇妙なことに搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。
それでもジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。
それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。
精神的なショックが原因でカイルは妄想をしていただけだったのか? 
ぼろぼろに傷つき、同乗していた警察に手錠まではめられ、ぐったりとしたカイルはぼんやりとジュリアが座って外を眺めていた窓をみた。
するとその窓ガラスにはジュリアが指で書いたハートが残っていたのだった。
カイルはジュリアがいたことを改めて確信し彼女を取り戻すため立ち上がるのだった。

ここからはネタバレを含みますので気を付けてください

ジュリアがいなくなった理由というのが途中までよくわからないのです。
だから、本当は最初から乗ってないんじゃないかとも思えます。
つまり、もしカイル(ジョディ)が言ってることが本当だとしても、さらっていった犯人の目的が分からないのでサスペンスというよりアメージングな感じがします。
ところが、物語はきちんと全てのことにつじつまが合い、綺麗に環を閉じます。(多少強引ですが(笑))
脚本がしっかりしているからなのでしょうけど、それをきちんと完結させた、ドイツ人監督のロベルト・シュヴェンケの手腕は見事だったと思います。
そして、機長役にショーン・ビーンを起用したのも見事です。
「アイランド」でも説明しましたが、今や名脇役の彼が映画を引き締めています。
まぁ女の子を「見た」「見ない」や、搭乗手続きがされてないなどいろいろと突っ込むところはあるかも知れませんが・・・
いくらバカにされても「愛する人への気持ちは揺るがない」という強いジョディの姿はなかなか、見応えがありました。

それにしても「この映画は空のダイハードだ」なんて宣伝する配給会社は わけのわからない宣伝 をしないでいただきたい!
空のダイハードといえば「エアフォースワン」か「エグゼクティブディシジョン」なので、そのような映画とは全く違います。
まぁそれにしてもこの手の映画は宣伝の段階で「娘」はどこへ?本当に乗っていたのか?までバラしてるもんだからさっきも述べたアメージング的な予想をした人も多かったと思います。
うーん、なんか「シックスセンス」的なオチが付くと予想した人が多かったのではないかということです。
そういう予想(期待?)を人にとっては物足りない映画だったのではないかと思いました。
私は、おそらくそうじゃないと思っていましたので(超自然的なことや夢オチなどはない)割と素直に受け入れることが出来ました。
まぁ、予想してそうじゃなかったらがっかり・・・なんてことは私も結構ありますので・・・・確かにこの映画はなにかの「大オチ」を期待させますよね・・・
ちなみにそんなんじゃないです。
下手すれば○○サスペンス劇場並 かもしれませんが・・・・そこはそれ・・・まぁいいんじゃないでしょうか?
そのためにも、ショーン・ビーンが出演しているのかも?・・・と思ってしましました。
結構これには「深い」意味があるんだけど・・・・さすがにそこまでは書けないかな?(笑)
見た人には私が何を言いたいか、分かるかもしれませんね・・・・

フライトプラン
2006/01/28公開 98分
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 ジョディ・フォスター ピーター・サースガード ショーン・ビーン





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最終更新日  2007年05月04日 09時38分03秒
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