全20件 (20件中 1-20件目)
1
今日は台風のせいか、不安定なお天気でした。出先で雨宿りしていたら、すぐ近くの空は明るい。これは狐の嫁入りっていうんだ。そばにいたお父さんらしき人が未就学児と思えるお子さんに説明していました。狐の嫁入りって梅雨明けのころ出会う光景だと思っていましたが、今ぐらいでもあるんですね。しかし、どこの誰がネーミングしたのやら、ファンタジックで素敵な言葉ですね。冒頭の動画は秋元恵理子さんの作曲した「きつねの嫁入り」連弾の曲ですね。楽譜はこちらにあります。きつねの嫁入りと言えば、忘れられない映画があります。黒澤明監督「夢」夏目漱石の「夢十夜」の書き出しのように始まります。…こんな夢をみた…そのなかに「狐の嫁入り」がありました。たしか「日照り雨」というタイトルだったかな?これ映画館で見たときいい大人だったんですが、ヒヤッとしました、でも好きです。動画:日照り雨あしたはまだ台風のようです、どうぞお気をつけて。
2022.09.19
コメント(0)
今日は涼しかったような気がします。天気予報では台風の進路について説明していました。今年の夏はちょうど梅雨時に体温並みの気温で大いに消耗したものですが、気温の方は何とか落ち着いたようですね。日が落ちると微かに虫の声などして、いくつになってもこの時期はもの悲しさがあるような気がします。スウェーデンの20世紀初頭に活躍したステンハンマルという方がいらっしゃいます。画期的な作品を作ったわけではないですが、聴いていて妙に気が安らぎます。音楽史的には近代・印象派のころですが、聴いてみるとロマン派的テイストが強いような気がします。今年のマスク越しの夏ももうすぐ終わりですね、来年こそは普通の夏になってもらいたいものだと切に思います。このステンハンマルの甘美というより端正なピアノの響きに身をゆだねてみたいと思います。冒頭の動画は「晩夏の夜に」です。
2022.08.29
コメント(0)
一昨日は春の嵐でした。タワーマンションや高層ビルの近くはえらい騒ぎだったそうです。冒頭の動画は個人的趣味で中田喜直さんの「風の即興曲」最後はスカッとしますね。子供さん用のピアノ曲というと、三善晃さんの「やさしいつむじ風」動画:やさしいつむじ風こちらに掲載されています。みんな大好き?ツエルニー30番の8番にすてきなタイトルがつけられました。動画:春のつむじ風かつてこのような教本を使ったら、少しはマシだったかな?バロック時代の作曲家のフランスのラモーが優雅な曲を書いています。動画:つむじ風(ラモー)こちらに掲載されていますところで、一昨日の強風は世相を反映したような人を不安に陥れるようなつむじ風だった。フランスで西風とは突風をあらわすそうです。こちらはそれなりのテクニックが必要ですね。動画:ドビュッシー 西風の見たもの楽譜はこちらですね、プレリュードの1巻です。桜は必死で頑張っているようです。頑張っているウクライナの方に穏やかな春が来ますように。
2022.03.28
コメント(0)
今日は多少は暑さが収まりましたが、まだまだ30℃以上が続くようですよ。こういう時は涼しげな音が耳に心地よいです。水の精という題材で作曲家が色々作っています。アーサーラッカムという挿絵画家がいまして、ドビュッシーの愛娘シュシュが大変お気に入りで、その中から水の精という曲を前奏曲集2に収めました。こちらの曲の水の精は妖精パックのようにいたずら好き、活発でくるくる飛び回っているイメージです。動画:水の精(ドビュッシー)次にラヴェルです。ルイ・ベルトランという詩人の連作詩集より「夜のガスパール」という曲集を作りました。内容は人間の男性を好きになった水の精が男性に結婚を申し込むと人間界にいたい男性は断ります。そうしたら水の精は怒り狂い、次に高笑いをして水の中に消えていくそうです。中々エキセントリックのようです。動画:水の精(ラヴェル)最近人気の女性作曲家でシャミナードと言う人がいます。こちらはセオリー通りにアルペジオやトレモロを使い水の煌めきを表現しています。動画:水の精(シャミナード)タイトルは付けられていませんが、ポーランドの詩人ミッキェヴィチの作品より、狩人の青年が湖の近くで娘と知り合い一緒にいるようになるが、突然娘はいなくなり、次に娘は別人に姿を変え青年の前に現れ、青年が心を寄せると、娘は裏切ったと怒り狂い水の中に引きずり込むというホラーのような話です。どうも、アンデルセンの人魚姫やディズニーのリトルマーメイドとはえらい違いですね。何とこれ、ショパンのバラードの3番なのですよ。動画:バラード3番(ショパン)同じお題でも多士済々で、皆美しい。このような涼しい音楽でも聴いてもう少し頑張りましょうね。
2020.08.31
コメント(0)
FMでカーペンターズ特集をやっていた。リクエストしたのはなんと30代!あれ、カーペンターズって70〜80年代活躍した人でしょ?親御さんの運転する車の中で、塾帰りに聴いた曲なのだそうだ。それで納得。意外と親世代の曲はそうやって受け継がれているのですね。カーペンターズの曲は定義づけるならば、とっつきやすい洋楽。惜しくも拒食症で若くしてこの世を去った妹さんの透明感ある歌声は魅力的でした。今日は雨、そして月曜日で思い出したカーペンターズの曲がある。♪雨の日と月曜日は♪雨の日と月曜日はいつだって私を落ち込ませるーという共感しやすい歌詞でした。実は知ったのは数年前なのだ。今は廃刊してしまったが、「ピアノスタイル」というピアノ曲ばかり集めた季刊誌に出ていて、ピアノで弾いてみたら意外といい曲だったのです。しかし、この雨まだまだ続きそう、おまけに台風ですって!♪母の背中で聴いた子守唄♪なんてのは、昭和というか戦前のことなのかもしれません。今は母のクルマで聴いたーなのでしょうね。
2017.10.16
コメント(0)
先日、FMで懐かしい曲を聴いた。♪探し物は何ですか 見つけにくいものですか♪井上陽水さんの「夢の中へ」です。私も失くしものが多いので、年中探し物をしている。中々見つからず、特に時間が迫っているとき等、ほぼパニックである。ところで、誰もが知っているであろう作曲家・ベートーヴェンに失くしもののピアノ曲があるのだ。正式な名前は「奇想曲的なハンガリー風ロンドOP129」この曲はベートーヴェンの若かりし頃の曲ですが、出版されたのは彼の死後で、第3者によって名付けられたのが「失くした小銭への怒り」あると思っていたものがバッグやらポケットの中にないのが判明した時の焦り、自分への怒り、冷静になろうとすればするほどドツボにはまってしまう人間の悲しさ、おかしさを音楽にしたような素敵な曲なのだ、これネーミングした人スゴい!速いテンポの中にも滑稽さが要求される中々の曲であるが、かつての神童キーシンはやはりすごい。動画:失くした小銭への怒りところで、この曲の中では失くした小銭は最後に見つかったのでしょうか?
2017.07.24
コメント(0)
今日は海の日です、しかし暑い暑い!フィンランドの作曲家にカスキという人がいます。ずっとわが国では無名の人でしたが、ピアニスト舘野泉さんにより紹介され、今では国内版の楽譜も出ています。この方の活躍した時代のフィンランドは戦争と政変にあけくれ、国民のナショナリズムを鼓舞する国民的作曲家であるシベリウスのような派手な曲がもてはやされ、シベリウスの弟子にあたるカスキの抒情的かつ私小説的作品はあまりウケなかったらしい。今ではわが国でもファンが多いそうだ。この中に「夜の海辺にて」という曲がある、静かに波が寄せては返す中で、心の中のいろいろな思いが去来するような、流れるような曲調で、ヒーリング効果がありそうな?曲です。フィンランドの海はどのような感じなのでしょうね。海の日というと、ぎらつく太陽、子供たちの歓声ーといった昼間の眩しいビーチのイメージが強いのですが、こういう大人の海の日の雰囲気も悪くないですね。動画:夜の海辺にてしかし暑い!!!
2017.07.17
コメント(0)
先日、春の歌特集みたいな番組をボケーっと見ていましたら、とにかく桜のテーマの歌がやたら多いのにビックリしました。今はCDがとにかく売れない時代、とりあえず桜の歌でも歌ったらどうだみたいな気配でもあるのかと勘繰りたくなるくらいです。今は暖かいし、お花見を楽しむのにはいい季節なのでしょうね。FMでたまたま耳にした音楽があります、ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」生で聴いたことはありませんが、のだめカンタービレの劇場版でたしか演奏されていました。とりあえず、カテゴリーはクラシック音楽ですが、ジャズ風のテイストが取り入れられた斬新な音楽で、当時としては革新的な音楽だったと思われます。純粋に音楽そのものを楽しむ聴き方、個人的にイメージを投影して酔いしれる聴き方、音楽を鑑賞するにはそれぞれスタイルがありますが、私は仕事以外では完全に後者です。で、上記のピアノ協奏曲を聴いて頭に浮かんだのは、今の時期―桜のイメージなのですね。打楽器がお囃子のようにも聞こえますし、メロディーもどこか東洋的なのですよね。特に豊饒な美しさを感じられる第2楽章、寝る前に聴いたらさぞかし素敵な夢が見られるのではと思ってしまいました。今は満開の美しさですが、もう少ししたら花吹雪でこれも楽しみ、若いときはあまり感じませんでしたが、年を重ねるごとに思い入れが強くなっていくような不思議な花ですね。―動画:ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調―
2016.04.04
コメント(0)
今週11日には東日本大震災からはや5年のメモリアルデーですね。ここしばらくテレビでは、特集などが組まれている。被災地に知り合いもいない私はテレビの映像を見るしかないのだが、まだまだいつもの生活に戻るというレベルには程遠い厳しい現状のようだ。つい先日見た映像では、巨大な壁のような防潮堤というのを特集していた。意外だったのは防潮堤に関する地元の方々の反応だった。あまりの高さに自宅から海が見えないのはやはり淋しいのだそうだ。たぶんこれが5年の歳月というものなのだろう。震災直後はあまりに生々しい記憶が蘇るため海への恐怖心を語っておられた方が多かった気がする。自然というのは時に牙を剥いて人に襲い掛かるものだが、やはり多大な恩恵をあたえてくれるのかもしれない。近代音楽・印象派の偉大な作曲家にドビュッシーがいる。傑作の一つに前奏曲集がある。その中に「鎮める寺」という曲がある。ケルト伝説のイスという、海底に沈んでしまった町がある。ある日の薄暗い朝、海原が盛り上がり、波間から寺院の尖塔が姿をあらわし、巨大なキリスト教の寺院並びに古い町が蜃気楼のように浮かび上がり、そして静かに消えていくという映像をピアノの音で再現したものであり、ドビュッシーの作品でも人気の高い曲です。先の大震災では実際はすべてが瓦礫の山と化してしまったわけだが、被災地で生活されている方の心の中には、かつての美しく懐かしい街並みが刻み込まれているのだろうな。そして巨大な防潮堤の向こうにある日イメージとして浮かび上がってくるのかもしれない。youtubeでポリーニの演奏を聴いていたらそのような思いにとらわれてしまいました。ー動画:マウリツィオ・ポリーニ演奏「沈める寺」(おまけ:西風のみたもの)―
2016.03.07
コメント(0)
今日は海の日です。この暑さです、海は大盛況のようです。もちろん人々の歓声が沸き起こるような海辺もいいですが、あまり人気のない海をぼーっと眺めていたいという気持ちのほうが今は強いです。はっきり言ってマイナーですが、上質な短編集のようなピアノ曲集を紹介させていただきます。まず、フランスの作曲家シャルル・ケクランの「海と風景画」この方はフォーレの助手を務めた方で、フランスの同時代のラヴェルやドビュッシーのように派手目な活躍はせず、どちらかというと学者、教育者としての業績を残されているようですが、何曲か残しています。動画:シャルル・ケクラン「海と風景画」次にアメリカの作曲家マクダウェルです、有名なのは「森のスケッチ」ですが、海に関してもあります。「海の小品」という曲集です。1、海に寄す2、漂う氷山から3、西暦1620年4、星の光5、歌6、海の底から7、おうむ貝8、大洋の真ん中でという8曲です。残念ながら動画は見つかりませんでしたが、無料の楽譜ダウンロードサイトを見つけましたので、直弾きはいかがでしょうか?それぞれ2分くらいの短い曲のようです。こちらからです。ただ、水難事故には気を付けましょうね。
2015.07.20
コメント(0)
いよいよゴールデンウィークですね、そして子供の日です。気持ちいいというかいきなり夏のようです。クラシックのピアノ曲集で、子供というタイトルが付きますと、ほとんどの場合が教則用の曲集です。しかし、子供の生活を描写した例外的な曲集があります。ドビュッシーの「子供の領分」です。様々なスキャンダラスな生活の果て、43歳にしてたった一人の娘を得ます。エマちゃんーニックネームはシューシューちゃんが3歳の時に書いたピアノ曲集です。当時の平均寿命からすると43歳というのは現在では還暦くらいでしょう。遅くできた子供は目の中に入れても痛くないを体現したようなピアノ曲集です。1曲目は「グラドウス・アド・パルナッスム博士」です。グラドウス・アド・パルナッスムというクレメンティの当時有名なピアノ練習曲を面倒くさそうに練習する子供の様子です。機械的な練習にうんざりし、あくびをかみころしたり、終りのほうになるとやおら生き生きしてスピードアップしたりと、ピアノ練習あるある的な様が描写されています。2曲目は「象の子守歌」シューシューちゃんが象のぬいぐるみと楽しそうに遊び、そのうちウトウトしてしまうという幼子の愛らしさ全開ののような曲です。3曲目は「人形へのセレナード」こちらはお人形遊び編です。親バカそのものです。4曲目は「雪は踊っている」親子仲良く窓から雪の降るさまを飽かずに見つめているような微笑ましい光景です。5曲目は「小さな羊飼い」こちらはゆったりとした牧場のような感じです、たぶん親子でこのような絵本を読んでいるのでしょう。この曲集最後の曲は「ゴリウォーグのケークウォーク」です。ゴリウォーグとは当時流行していた黒人の男の子の人形で、ケークウォークというコミカルなダンスをするエキゾチックな曲想です、この曲集の最も有名な曲です。いつの時代にも子供というのは好奇心旺盛でエネルギッシュで気まぐれなもの。何やら大変な時代ですが、ぜひのびのびと成長していただきたい。我が家近くの川面ではこいのぼりが風になびいています。薫風という言葉がぴったりですね。
2015.04.27
コメント(0)
今日は海の日ですね、明日か明後日には梅雨あけ、夏本番です。いわゆる有名作曲家が活躍していたころ、交通機関がそれほど発達していなかったせいなのか、海に関するピアノ曲は意外と少ないですね。その中から♪海はひろいな、おおきいな♪というような雄大なピアノ曲です。ラベル「鏡」より♪海原の小舟♪実は海―波とかを表現するのはそれなりに腕の柔らかさ、素早い運指などが不可欠になります。下手するとそれじゃ水遊び!等のツッコミを容赦なく入れられるのですよ。(経験者)次はショパンのエチュード「大洋」です。この曲は海の描写というより、心象風景です。暗い曲調から始まり、いったん明るくなり、また最初に戻り、最後は明るく希望に満ちた煌めきのようなトーンで終了します。この曲を作っていたころ、ショパンは当時不治の病であった肺結核の発作に悩まされていました。病と闘いながら、数多くの名曲を書き上げていったわけですが、この曲に関していえば、ショパンは肉体は病弱かもしれませんが、メンタルは意外と強靭だったのかなと思いますね、柳に雪折れなし的なしなやかさで、命尽きるまで音楽に身を捧げていたとでもいうのかな?ポリー二のCDを聴いてそんな事を考えてしまいました。大曲ばかり続きました。ぐっと現代に戻ります、去年亡くなられた三善晃さんが作られました子供とための曲集です。海の日記帳です。子供用ですので、気楽に弾けますし、名曲ぞろいです、いちばん有名なのがピアノの発表会でたまに使われている「波のアラベスク」です。イメージとしてはあまり生活感のない、シーズンオフの海水浴場かな?PTNAで難易度別に解説と動画つきで紹介されています。初級編中級編上級編若かりし頃というより、子供のころの海の思い出に浸れるような曲集だと思います。ただ海はやはり怖いです、海難だけには気をつけましょうね。
2014.07.21
コメント(0)
入学式、ゴールデンウィークが終わると、小・中学校は運動会となりますね。TVでも皇室のお子様方の雄姿が映し出されていましたよ。運動会といえば勇ましいBGMは欠かせません。運動会の定番曲をあえてピアノで動画を探してみました。このテの曲は弾きこなすのはある程度以上のテクニックを必要としますので、ピアノだと迫力あります。まずは、吹奏楽の定番のこの曲「星条旗よ永遠なれ」(スーサ)これも有名曲です。「クシコスポスト」(ネッケ)♪カステラ1番電話は2番3時のおやつは××堂♪「天国と地獄」(オッフェンバック)我が世代だとオレたちひょうきん族です(知ってますかあ?)「ウィリアムテル序曲」(ロッシーニ)ニューイヤーコンサートでもお馴染みですね。「トリッチトラッチポルカ」(J・シュトラウス)どうしてもgoodなピアノ音源が見つからないのでオケ編です、パーカッションがいいですね。「道化師のギャロップ」(カバレフスキー)別に運動会ではなくとも、これからのだるい時期には「喝!」を入れてくれそうな曲ばかりですね。ところで全力疾走なんて最後にしたのは、一体いつだっけ?恐ろしいことに覚えていません!!(汗)
2014.05.26
コメント(0)
ようやく暖かくなりました、お花がきれいです。数日前からですが、近くに梅の木が群生している場所があるせいか、鶯の声が目覚まし代わりになっています。一ヶ月前にはまだ雪が残っていたような覚えがありますが、いやあ嬉しい!ところで鶯の声は日本を中心に韓国・中国の一部にて聴けるものです、独自のものですね。ヨーロッパだとナイチンゲール(小夜啼鶯)と言って、主に夕暮れ後、夜明け前に啼くそうです。共通しているのはとにかく声が美しい事だそうです。鳴く時間帯?のせいか、鶯は風流かつさわやかな感じがしますが、ナイチンゲールは濃密さのあるオトナ感に満ちている雰囲気があります。で、鶯のピアノ曲を探してみました。もちろんヨーロッパですのでナイチンゲールのほうです。アラビエフと言う人の書いた歌曲「うぐいす」をリストが華麗にピアノに編曲しました。春秋社版の編曲編に入っています。もう一曲、こちらはスペインのグラナドス、ゴイェスカスという曲集より第4曲「嘆きまたはマハと夜啼きうぐいす」という曲です、終結部でそれっぽい部分があります、動画あります。こちらに入ってます。ところで、我が家にて聴こえる「ホーホケキョ」の声ですが、日に数回聴こえます。一羽の鶯なのか、数羽が変わりばんこで鳴いているのか謎です―質問するわけにもいかないしね。
2014.03.24
コメント(0)
昨日夜カーテンを閉めようとしてビックリ、外が真っ白なのですよ、ここは大英帝国か?まるで切り裂きジャックでも出てくるのではないかとビビッてしまうほどの霧が出ていました、どうも電車も遅延しているそう。霧のことを考えてふと思いついたのが「霧のレイクルイーズ」という昔話題になった曲ですが、ホンモノの霧を見ていると、ちょっとイメージが違う感じがする、何かもわっとぼんやりしてつかみどころのない不安感みたいのもあって。で、思い出しました。タイトルもズバリ「霧の中で」村上春樹さんの「1Q84」が一世を風靡していたころ、この中でヤナーチェクの「シンフォニエッタ」がすっかり有名になった時に、ヤナーチェクのピアノ曲集をgetしたのですが、この中に「霧の中で」として4曲入っています、改めて調べて見ますと晩年の傑作だそうです、一応音源もチェックしたのですが、まさに昨日の夜のBGMでした。聴いて又は弾いて元気になるというシロモノではありませんが、心の中の深層を垣間見せてくれるような摩訶不思議な味わいがあります。もう一曲あります、ドビュッシーの前奏曲集の2巻の最初の「霧」という曲です。こちらはもう完成されたスタイルというか、印象派そのものという感じの曲ですね、華麗さも備わっている。両方とも音源と言うか動画は直リンクできないので、ピティナのピアノ曲辞典で作曲者・曲名を入れて検索してみてください。楽譜を見て思ったこと―漠然とした不安感を音で表そうとしたら黒鍵を多用する事。何せ指先も不安定ですから!なんてね。しかし明日は雪だそうです、雨カンムリ続きますね!!
2014.02.03
コメント(0)
昨日から今日にかけて台風の連休でしたね、関東はとりあえず収まりましたが北の地域、または被害の大きかった地域の方はこれから大変だと思います。以前TVで見た映画ですが、相当昔の作品で「台風クラブ」と言うのがありました。台風の日に学校に残った中学生や教師の話でしたが、内容がシュールで残念ながらついていけなかったのですが、台風が内蔵するとてつもないエネルギーと行き所のないエネルギーをもてあましている思春期と言う時代を生きる中学生をシンクロさせているところが秀逸な作品だった記憶があります。クラシックピアノ曲の中で「台風」と言うタイトルの曲はありません。ベートーヴェンのピアノソナタで「テンペスト(嵐)」という曲がありますが、これはあくまでシェークスピアの戯曲に因んだものです。でも嵐を感じさせる情熱的でとてつもないエネルギーを秘めている曲を思いつくままに列挙してみました。まずは有名なところで「ピアノソナタ月光・第3楽章」(ベートーヴェン)いきなり最初からたたみかける感じが迫力ありますねー。次に有名なのは第1楽章ですがこちらの人気も高いです。「ピアノソナタ熱情・第3楽章」(ベートーヴェン)様々な思いが寄せては返すみたいな断続的な響きがあります。短い曲ですが、ちょうどこの季節の野分というかつむじ風のような疾走感が感じられます。「前奏曲16番変ロ短調」(ショパン)ほとんどノンストップですね。次に近代より、これも短い曲です。「練習曲・悲愴」(スクリャービン)この曲は残念ながらアップできませんでしたが、ホロヴィッツの鳥肌ものの名演がyoutubeにて見ることができます。昔結婚式で年配のオジサンの定番スピーチで「人生晴れの日も雨の日も曇りの日もあります」みたいのがありました、今本当にそうだと心から思えるようになりました。そんな事を感じさせてくれる曲です、アップできる動画はありませんが、「人生の嵐」(シューベルト):連弾曲とにかく被害がより少ないことを心よりお祈り申し上げます。
2013.09.16
コメント(0)
先日重松清さんの本を読んだ。主人公は2度結婚した熟年男性で、最初の結婚で娘を、二度目の結婚で息子をもうけたのだが、まだ幼い息子を亡くしてしまい、悲しみから立ち直れない、そんな気持ちで休暇を取り旅に出るのだが、同伴者は離婚後ずっと会わなかった最初の結婚での娘で、もう十代前半なのだが、その子の母親(別れた元妻)が不治の病なり余命いくばくもない、そして娘に砂時計が欲しいと言う、そして父娘で鳥取にある砂時計専門のミュージアムへ行くシーンがあるのだが、初めて知りましたー砂時計専門の仁摩サンドミュージアム、ストーリーから何とも切ない小道具として砂時計がつかわれるのですよ、何となく気になって砂時計に関する楽曲なんぞをダメもとで調べていたらピアノ曲でありました、曲のタイトルというのでなく連作集のタイトルになっていました。名前だけは知っていましたが英国の作曲家フランク・ブリッジの「The Hour Glass」です。1.DUSK2.THE DEW FAIRY3.THE MIDNIGHT TIDEの3曲で構成されています。こちらで無料ダウンロードできますが、オトナの事情で直リンクはNGのようですので、The Hour Glass Frank Bridgeを入れて調べてみてください。まるで短編集を読むようにゆったりと楽しめたらいいなと思ったのですが、ブリッジは通称ブリッジ和音と言う独特の和音を使うのですが、結構複雑で余裕ありません!ところで前述した(行ったことないがありませんが)サンドミュージアムに世界最大の砂時計があるそうな、砂時計ってふつう3分計とか5分計ですよね、「砂暦」と言う名のこの砂時計は1トンの砂を用い、1年計なのだそうです、画像お借りしますで一日落ちる砂の量は2740g、小さめの新生児ちゃんですね。未だに時間の使い方がおそろしく下手なワタクシ、一日の終わりに生まれたての赤ちゃんくらいの砂がどーんと落下してくるイメージを浮かべて悔いのない明日を誓いたい!と、とてもできそうもない事をつらつら思ってみました。
2013.05.13
コメント(0)
朝、外に出たらどういうわけか我が家のドアの前に桜の花びらが少し、目の前に桜の木があるわけではないので、風に運ばれてきたようです。これが紙くずでしたらあらら…となりますが、そこは桜、思わず頬が緩んでしまいましたわ。ピアノの楽譜の中で、一曲売りのシステムで、全音から出ているピアノピースというのがあります、NO.1が月光の曲、NO.2がエリーゼのためになのですが、この中で桜にまつわる曲があります。NO.297 幻想曲さくらさくら(平井康三郎作曲)NO.299 「さいたさくら」の主題による七つの変奏曲(ヒルトブラン作曲)モチーフは日本人なら誰でも知っている♪さくらさくら、弥生の空は♪のメロディです。同じ素材を扱ってても曲の感じは全く違います。平井康三郎さんの方は、華麗なお琴演奏ふうで、思いっきり和風です。ヒルトブランさん(ジュネーブ音楽院の先生だったそうです)の方は現代音楽風でちょうど霞がかかったようなやわらかく幻想的な感じです。どちらも素敵ですが、あえて選ぶなら私は後者かな?明日は関東は花散らしの雨だそうです、行く春を偲んで弾いてみるのも一興ですね。おっと、今年限定ですが、こんなのもありました、坂本龍一さん作ですね。
2013.04.01
コメント(0)
先日「月刊ショパン」を立ち読みした。巻末の読者のお便りみたいなコーナーのところで、主にクラシックのピアノ曲関係だが、テーマを決めてこういうときにはこういう曲みたいなのを募集するコーナーがある。今は夏、よって「眠れないときにはこの曲」だったかな?なにしろ立ち読みだったからうら覚えなのですが。「ボレロ」…わかる!ずっと同じリズムの繰り返しですものね、お経のときの木魚みたいなものですかねえ。「シューベルトのピアノソナタ」…シューマンが天国的な冗長さーと言っていた17番のソナタでしょうか?あまりの長さに弾くほうにとってはため息、聴くほうにとっては寝息?「ショパンのノクターン」…そうそう、穏やかな気持ちになれますものね、短調の曲は最後に長調になるという“救い”のある音楽でもありますし。今思い出したのはこんな感じかな(なにしろうら覚え)、個人的にはバッハのゴールドベルク変奏曲とショパンの舟歌、前者は不眠症の貴族の依頼を受けてバッハが作曲したという正に眠りのための音楽、後者はゆったりしたまるで舟にのっているような揺らぎのあるリズムが根底に流れています。ただし前者はグールド、後者はホロヴィッツ等、あまりに芸術性の高い演奏家だとかえって眼が覚めてしまう可能性があります、言っちゃ何ですが「この人誰?」くらいの演奏家あたりをお勧めします。しかしこのようなご意見も巷には多いと思う。「クラシックなら何でも眠くなる」確かに寝不足気味で演奏会に行くと“睡魔と戦い”になるのは必至ですものね。熱帯夜、おまけにオリンピックと寝不足の日々が続くのでしょうが、たまには静かな音楽を楽しみながら、良い夢を!
2012.07.30
コメント(0)
画像は先週半ばくらいのものですが、いつも春先に来るメジロをやっとカメラに収めました。2月の終わりごろ見かけてカメラを準備していたのですが、全くその後音沙汰なしーで、先週やっとなのです。そういえばずっと寒かったでしたよね。これで暖かくというか暑くなると思います。チャイコフスキーのピアノ曲集「四季」は1月~12月までの曲が収められています。その中で4月の「松雪草」という曲があるのですが、長い冬の終わりを告げる可憐な花を彷彿とさせる素敵な曲でして、北の大地に暮らす方々の春への憧憬が伝わってきます。この時期は毎年暑く、地球温暖化によって日本は亜熱帯だとか言われていたのですが、今年はロシア化ですかあ?でもメジロが教えてくれましたし、これからは汗ばむ季節ですよね。今週からGW、お家でゆったり過ごされる方に去年も似たような事をいたしましたが、楽しく楽譜を読めるようにしましょう?小さなお子さんに「どれみふぁランド」小学生から大人まで、洗足学園のwebスクールですが、「譜読み大王」では、素敵な休暇をお過ごし下さい。
2010.04.26
コメント(0)
全20件 (20件中 1-20件目)
1