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詳しい内容は主催者発表がまだなので、うらんかんろからはまだ発表できませんが、6月の前半に1週間余、東京・銀座で故・成田一徹さん(1949~2012)の切り絵原画展が実現しそうです。 主催者の要望で、出品作品は主にバーの切り絵ばかりですが、約25点ほど展示される予定なので、相当まとまった数の原画が、久しぶりに東京で生で楽しめることになりそうです。 一昨年10月に一徹さんが急逝した後、京都、神戸、大阪と3回の切り絵原画展を開催してきましたが、首都圏での個展は要望は多いものの、費用等の条件問題もあって開催場所が決まらず、延び延びになってきました。 今回、東京の、しかも生前一徹さんが愛したバーがたくさんある銀座で開催できることを、友人の一人としてとても嬉しく、幸せに思います。天国にいる一徹さんも、きっと喜んでくれるものと信じています。詳しい発表をぜひご期待ください!
2014/03/21
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切り絵作家だった故・成田一徹さんの名著「to the Bar」の全面改訂版がこの秋に刊行されることになりました。詳細は、近いうちに出版社から公表されるでしょうが、現時点で、うらんかんろがお知らせできるのは、以下のようなものです。 1.一徹さんが過去2回出版した同じタイトルの「to the Bar」がバーのガイドブック的な性格が強かったの対して、今回の全面改訂版は、切り絵がメインの画集、作品集というものになります。言い方をかえれば、一徹さんが「ライフワーク」にしていた「バーの切り絵の決定版、保存版」という中身の濃い、素晴らしい本になると思います。 2.過去2回の「to the Bar」の収録作品点数(軒数)は、64軒、74軒というものでしたが、今回の本は、200軒~250軒くらいのバーの切り絵が収録される予定です。一徹さんが生涯に手がけたバーの切り絵は約2000点とも言われ、軒数にして400~500軒にのぼると言われていますが、今回の本には、その一徹さんの代表作のほとんどが収録される予定です。 3.本の判型は、変形A4判(サイズは25.5cm×20.5cm)のハードカバーとなる予定です。発刊は、一徹さんの三回忌(10.14.)前の、ことし9月末を目指しているということです。 皆さま、どうかご期待ください。発売されたら、たくさん買ってくださいませ!
2014/03/14
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テレビや新聞の報道ですでに皆さまご承知のように、昨日(3月7日)の大阪・十三(じゅうそう)駅西口エリアの火災で、「大阪の宝」とも言える名酒場「十三トリス」がほぼ全焼しました。残念で、残念で、言葉がありません。十三トリスは、半世紀以上同じ場所で続く、重要文化財のような歴史的な名店でした。それが一瞬にして灰になってしまいました。あの昭和レトロな雰囲気に満ち溢れた空間は、もう戻ってきません。火災の原因をつくった人間が、ほんとに憎いです。 十三トリスとうらんかんろは、大学生時代からの付き合いでした。うらんかんろの友人でもあった切り絵作家の故・成田一徹さんも、十三トリスとはプロデビュー前から30年以上もの付き合いがあり、店の内外の風景をたびたび切り絵にしてきました。江川栄治マスターは一徹さんの原画を数多く所蔵され、一徹さんもマスターのために、十三トリスの年賀状用の切り絵を、毎年、個人的に制作してきました。それほど親密な関係でした。 十三トリスの店内にあった、そうした一徹さんの切り絵原画の数々のほとんどすべてが燃えてしまったらしいと、知人から聞きました。店内に飾られていた絵や江川マスターが個人的にファイリングされていた絵の中には、うらんかんろも初めて見るような絵もたくさんありました。 幸い、一徹さんの神戸の家には、まだ十三トリスを切った原画がいくつか残されています。一徹さんの切り絵に関しては、今後の店の再建の過程で、きっとこの原画がお役に立てると信じています。もちろん切り絵原画以外でも、うらんかんろは今後の店の再建支援のために、できる限りお役に立ちたいと願っています。
2014/03/08
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