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妻の故郷山口へ帰省した。帰省ラッシュピークの割りに混んでいなかった。途中新幹線から雪をいただく富士が見えた。普段みる富士山より大きい。関東人にとっては富士山が見えることは当たり前だが、関西の人にとっては感慨深いものらしい。妻は何度も携帯のシャッターを切った。実家に戻るとご先祖に供え物と線香をあげる。当たり前の行為がなんだか落ち着く。夕飯時、家の写真をご両親に見てもらう。「ずいぶん木をたくさん使っている」「頑丈そう」ご両親の感想だ。家ができたらゆっくり遊びにきてほしい。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.30
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今日は職人さんたちの仕事納めの日だった。左官屋さんがモルタルの上に中塗りをし、壁が灰色から薄い緑色になった。この後、もう一度中塗りを経て土佐漆喰を塗る。ここのところ寒い日が続いている。漆喰は気温が5度以下だとうまく施工できない。年明けは暖かいといいなぁ。夜、これまでの感謝の気持ちを込めて、都幾川木建の大工さんたち3人と故意にしている日本料理屋でささやかな宴を持った。「建て主の自画像を作る手伝いをしていると思っている。」「自分の仕事は、関わる人の思いを結集させて、それをどれだけこの家に込められるかだと思っている。」などなど、親方高橋さんはいつも熱い人だ。私からは感謝の気持ちを込めてそれぞれの大工さんに仕事姿の写真をわたした。といっても家を写す際に偶然写ったものを集めたものだが。何もないところからここまでこれたこと、大きな事故も無くここまでこれたこと、本当に感謝します。明日からゆっくり休んでいただき、新年、またよろしくお願いします。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.29
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現場ではキッチンが組み立てられ、据え付けられつつある。これまで取り付けなんて見たことはなかったから、材質や仕組みがみられて興味深い。定価に対する原価(なぜ値引きできるのか)が分った気がする。商品の価格には、宣伝や営業などの経費も加わる。これは大手ハウスメーカーによる家の価格も同じ。買いたいと思わせるために莫大な広告費をつかい、格好いい、あるいはしゃれなイメージを作る。ときには流行そのものを作り出してしまう。誰でもかけたお金に見合うものがほしい。そんなささやかな願いさえ叶わない時代なのかもしれない。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.28
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外壁にモルタルの下地が塗られて灰色の建物になった。左官の親方が魅力的な方で、いろいろな話しを聞かせてもらった。漆喰の壁の施工は、適度に湿度がある春か秋、気温が5度から25度の間が適すこと。職人は力を入れて均等に伸ばす技術が要求されるから、タライに水をはり、力を入れても波立たないよう表面を小手でなでる練習をすること。改心の出来といえるのは100軒のうち3軒くらいで、そのくらい諸処の条件に左右される仕事だということ。最近の外壁材は製品のバラツキはなくなったが、反面のりの混ぜ方によって乾き方に差をつけるとかいう調整はできないこと。時間を忘れてつい話し込んでしまった。まったく職人さんの話しは面白い。これだから現場通いは止められない。ところで、親方は右手を包帯で吊っている。職業病で腕が上がらなくなってしまったとのこと。直すには最悪、足の筋肉を肩に移植する手術が必要になるらしい。この親方に是非、土佐漆喰を施工してもらいたかった。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.27
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今日から入る予定だった左官仕事が明日に延期された。左官屋さんにお願いするのは土間まわりと外壁で、いずれも仕上げは土佐漆喰だ。といっても、下地、中塗りを経て本塗りになるため、漆喰を塗るのは年明けになる。ところで、先日骨董ギャラリー「四万十」でお会いした素敵な骨董好き夫婦の話し。奥様が雑誌で見つけた建築家に自宅を建ててもらったが、高い割には満足できるものができなかったという。間取りの変更をしようにも「素人に何が分る」といわれ、建築家の思うまま建てられてしまい、大変に使いづらい家になってしまったとのこと。さらに、そんな家のローンを支払い続けるのは「辛い」という。なんたることだ。確かに建築家の作品には違いないが、住むのは建築家ではない。人のお金で自分のやりたいようにやって、依頼主が住みにくい家になっては本末転倒ではないか。家の建て方は様々だし、住み手の要求も様々だ。せっかく高いお金を払って作るのだから手法も、価格もお互いに納得のいくものを作りたい。そんなプロセスの中にいることが今、幸せに思える。写真はある日の我が家。無垢の木が夕日をあびて黄金色に輝いている。そういえばその昔、紙と木の家に日の光があたっている様を見て、「黄金の国ジパング」と呼んだ外国人がいたような・・・それにしても、積◯ハウスで建てた超モダンな裏の家との対比が面白いなぁ。方向性がまるで対照的だ。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.26
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骨董と着物の店「川野」は「古美術あさ香」さんが、京都から仕入れたものを扱っているお店だ。普段使いの器やお花、お茶の道具が手頃な値段で売られている。昨年から時々気に入ったものをいただいている。写真のものは幕末の徳利だという。にしてはなんとモダンなデザインでしょう!こうして眺めていると女性の立ち姿に見えてくる。 ← ランキングに参加してます。 ポチッとしちゃってください。
2006.12.25
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これも調達した板戸。レトロなガラスが使われており、板部には割れもなくいい状態。これは妻の一目惚れ。実は我が家にはドアが1ヶ所もない。すべてが「引き戸」だ。また、カーテンもない。すべてが「障子」だ。父曰く「今時、狂っている」だそうだ。こうして購入した古建具は、一点一点サイズが微妙に違うため、袴をはかせたりして調整した上で取り付ける。 ← ランキングに参加してます。ここをポチッとしちゃってください。
2006.12.24
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足りない建具4枚を本格的に探していた。ときがわ町の骨董ギャラリー「四万十」さんから、今週末まとめて戸が入るとの情報を得て、都幾川木建の高橋さんとともに選びに行ってきた。入荷した古建具は十数枚あったが、「どこに似合いそうだ」などとあれやこれや検討し、ガラスの入った板戸2枚と、格子戸2枚を選んだ。格子戸は格子部分が2重になっていて、それをずらすことで開閉できる無双窓がついている。つくりといい、色といい非常に凝ったものだ。これは私の一目惚れ。これで古建具選びは一年かかってすべてが終了した。ほとんどを「四万十」さんで調達させてもらった。これだけお世話になっているのだから、家ができたらおかみさんを招待せねばなるまい。 ← ランキングに参加してます。ここをポチッとしちゃってください。
2006.12.24
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昨年の11月に本島、久高島、西表と沖縄を旅した。その際、民家で目についたのがヒンプンだ。石、テーブル珊瑚、生け垣、様々なヒンプンがある。ヒンプンとは中国から伝わったもので、家の門の内側にある目隠しをさす。沖縄の魔物は角を曲がるのが苦手なため、直進して入れないよう魔除けの意味もあるらしい。また、客人は右を通し、家人は左から入るとも聞いた。このヒンプンを我が家のエクステリアにも取り入れられないかと悩み中。テーブル珊瑚が理想だが、まず手に入らない。生け垣が現実的か。 ← ランキングに参加してます。ここをポチッとしちゃってください。
2006.12.22
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それにしてもこの家は出っ張りが多い。うちの建築工事を見ているとしみじみとそう思う。外側は露出した木があって一気には壁塗りができない。木が雨に濡れないよう軒の出を深くらなきゃならない。それでも雨に濡れる木の切断面には板金加工を施す。「本当に手間ひまかけて家が出来上がる。」合理性と経済性が優先される現代の家つくりの中で、消えていった部分だろう。一つ一つのちょっとした部分をしっかりと作る。それが集合体となって現れると、とても美しい。これが伝統構法の良さであり、魅力でもある。大きなものを成し遂げようとする時ほど、実は目の前の小さなことがとても大切なのかもしれない。 ← お手数ですが、ポチッとお願いします。
2006.12.21
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都幾川木建へ設計の相談をし始めたのは2年前のこと。それから1年半もの間、間取りや仕様を話し合い、4ヶ月ほど前に建築に着手した。来年1月末の完成まで、全部で2年1ヶ月に及ぶ大プロジェクトになった。といえばちょっと大げさだが、この間ずっと素人に付き合ってくださった高橋さんには頭が下がる。ところで、設計や監理を行う設計家の必要性の有無は、人によって当然異なる。我が家の場合、古建具や照明に合わせた設計や、伝統構法の木組みを考える技量が必要なため、高橋さんの存在が必要不可欠だ。実は、私にも一通りHMをまわった経験がある。そこで感じたのは、いい意味でも悪い意味でも「営業、設計、建築が分業化されすぎている」ことだった。構造や間取りの話しに「設計の者に確認してお返事します」という返事が返ってきたり、請負い工務店を教えてもらえなかったり、私にはそれがストレスに感じた。私は今も時間が許す限り現場に赴く。ほぼ毎日だ。そこには設計家であり、大工の親方でもある高橋さんがいて、どんな小さな質問にも誠実に答えてくれる。今日も土佐和紙のロールを見本として取っておいてくれた。そんな行為の繰り返しを通じて、自分も「家つくりに参加しているのだ」という実感が湧いてくる。都幾川木建からあがってきた詳細な設計図、各業者の見積書や自らの調達による種々の設備等々・・・この家が「かけた手間やお金に見合った家になる」という自信がある。 ← お手数ですが、ポチッとお願いします。
2006.12.20
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大きなサイズの壁紙のサンプルが届いた。左から「麻入り茶」「がんぴ入り淡」「三椏入り茶」A4のものよりはるかに壁に貼った感じが想像し易い。実際にアパートの壁にあててみると、想像していたものより一段階くらい明るく感じる。全体の色合いも重要だが、近くで見る和紙ならではの表情も大切にしたいと思う。写真の仮面みたいなものは、陶芸家佐々木浩章さんが作った「鼻笛」だ。8センチくらいの大きさ。鼻息で鳴らしながら口の中で舌の位置を変えると音程が変わる。遊びだすときりがない。←ポチッとお願いします
2006.12.18
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昨日に引き続き玄関の話し。玄関と勝手口の灯りは「鶴首ブラケット」だ。ともにオークションで調達した。値段は5~6千円ほど。その名前の由来は、アームの部分が鶴が首を垂れた様子に似ていることから来ている。京町家などの玄関でよくみられ、中にはガラス部分に屋号を書いているものもある。我が家の照明はすべて自ら調達したものなので、中の配線などの調整は、電気工事と一緒に電気屋さんにお願いする。←ポチッとお願いします
2006.12.17
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とこんな感じになる。玄関の庇は、南側の庇と同じく出桁造り(だしげたつくり)だ。家の中から伸びた2本の腕木に出桁が乗り、出桁に垂木が乗って屋根を支える構造。玄関戸は欅つくりの格子蔵戸を使う。玄関内は4畳分の広さの土間になっており、土間と座敷は大阪格子で仕切られる。土間の床は御影石を貼り、壁には土佐漆喰が塗られる。そして、東北の図書館で戦前から使われてきた下駄箱が置かれる。黒いラス壁に土佐漆器が塗られ白い壁になるから、「蔵」の様な感じになる、と思う。←ポチッとお願いします
2006.12.16
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一年ほど前のこと。ときがわの骨董ギャラリー「四万十」で偶然に出会った古建具。これをきっかけに、家で使う建具や照明、家具などを骨董で集めようと決意した。以来、こつこつといろいろなものを集めてきた。できれば、自分たちのこだわりのものに囲まれて暮らしたい。写真の電笠もしかり。北九州門司の骨董屋で購入した。この辺りでは西荻が骨董で有名だが、どの店も値段が高い。それに比べると、山口や九州は、はるかに手頃な値段だ。この電笠はキッチンで使う予定。カット模様の陰影が綺麗にうつし出されるだろう。←ポチッとお願いします
2006.12.15
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一口で骨董好きといってもジャンルは極めて広い。とにかく懐かしいものが好きだ。記憶の中にあるような。ジャンルは今ブームの「昭和レトロ」ものになるのだろう。骨董品には値段がついていないものが多い。そんな時、妻といくらするのか予想する。予想より安ければ購入することが多いし、それでもたいがい値切ってみる。写真のパイプ椅子。福生の16号線沿いで購入したもの。妻が予想した2千円はピタリ賞だった。店員がアルバイトのお兄さんのため、値切れなかった。残念。その上、律儀に消費税を取られたっけ。たいがいの骨董屋さんは消費税はとりませんよね?←ポチッとお願いします
2006.12.14
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日が短くなった。仕事を終えて現場に寄るとすっかり暗くなっている。日が暮れた後の我が家はこんな感じになる。中では3人の大工さんが仕事に励む。今月中には大工工事を終えたい意向だ。南側の戸6枚は、すべて引き込まれ写真のように開放できる仕組みになっている。その前には大きな庇と大きなデッキがつく。ここでコンサートを開くのが目標だ。夜はこんな雰囲気になるのだろう。←ポチッとお願いします
2006.12.14
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外壁にアスファルト防水紙とラスが貼られた。外壁塗装は左官屋さんが行うが、下地になるラス壁だけを貼る業者さんがいるらしい。黒い壁になった。これはこれでなかなかカッコいい。川越の蔵造りの町並みの中に、黒漆喰を使った建物がある。普通の漆喰に「もう一手間かけたのよ」って具合に、黒漆喰を使うことで裕福さや余裕さを誇ったものらしい。この壁の上に、モルタルを塗り、その上に中塗り、仕上げに土佐漆喰が塗られる。白い壁になるのだから、今とは逆の感じかな。
2006.12.13
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我が家の建具は古建具だが、残り4枚が未定のままだ。4枚のうち3枚は寝室で、残りの1枚は2階で使う。新しいものにするかどうか決断が迫っている。昨日、オークションで落札できなかったのが痛かったかなぁ。格子板戸にするか大阪格子にするか、悩んでいる間に一年が過ぎてしまった。ちなみに、相場の値段は格子板戸で5千~2万/枚、大阪格子で2.5万~5万/枚くらいだろうか。写真のものはリビングに使う内窓。岩国で購入。4枚で6千円、格安だった。
2006.12.12
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現場ではキッチンの取り付けが進んでいる。キッチンパネルやレンジフードがついた。キッチン一式は施主支給品で、ネットで購入したもの。クリナップの「クリンレディ」という。最も安価なI型の2700ミリサイズに、造作カウンターを付けて対面式にしてもらう。リビングがすっきり見渡せるように、吊り戸棚はつけない。また、リビンクとキッチンの間仕切りには引き戸をつけるので、リビング側からキッチンを隠すことができようになっている。
2006.12.12
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陶芸家の佐々木浩章さんにお願いする手洗い鉢の仕様が決まった。遊び心のあるものを希望する私と、シンプルなものを希望する妻との数日間に渡るバトルに決着がついた。造形はシンプルなものになった。やっぱり妻には弱いのです。「けんかしない方がいいよ。家つくりで別れた夫婦知ってるから」という佐々木さん。どこまでも優しい人だなぁ。我が家にしかない「オリジナル手洗い鉢」が、年内には納品される。
2006.12.11
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風邪だと思うが、ここ数日、体調がすぐれない。写真は一斗升。一斗とは18リットルのこと。これは穀物を量るのに岐阜で使われたもの。オークションや骨董屋などでよく見かけるが、これは、福生熊川神社の骨董市で3500円で購入。とても状態がよかったので衝動買いしてしまった。古いものを買うときは、骨董市やフリーマーケットをのぞいてみるのも面白い。福生は、他にも16号沿いに個性的なアンティークショップや骨董店が並ぶので、一日中楽しめる。骨董の中でも昭和レトロが好きな私にとって、好みの店が多い。
2006.12.11
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ときがわ町の骨董ギャラリー「四万十」で入手。手前のガラスの器5枚はプレスガラス。技術が未熟な時代のものらしく、ところどころ気泡が入り、ふちがギザギザしている。ガラスものは妻のお気に入り。左の2つは冷たい飲み物用のコースター。その奥の茶碗はときがわに窯をもつ作家のもの。入れていただいたお茶を飲みながら見初めたもの。右奥は何に使うか不明。訳の分らないものや、少しクセのあるものは私の好み。お酒を入れて四角いおちょこでいただきましょうか。
2006.12.10
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今日は朝から本当に寒かったから、手落としで入れたパプアニューギニア産オーガニックコーヒーを現場に持参した。10時の休憩時に大工さんと飲みながら語らう。「やっぱりインスタントとは違うなぁ」こんな会話ができることがなんとも嬉しい。この家の設計には、まず建具の存在があった。ちょうど一年前、ときがわの骨董ギャラリー「四万十」で偶然に手に入れた建具。親方の経験上も「初めて」と言い切る、まとまった枚数の質の高い建具だった。実は、それに合わせて各所の寸法が考えられている。休憩時間のそんなたわいない話を通じて、この家の成り立ちや建て主の思い入れが共有されていく。こういうことが、なによりも大切な事だと思う。今日はまた、壁紙「土佐和紙」の見本を現場へ持参し、実際に壁にあててみた。壁紙選びは本当に難しい。電気をつけた時の色、遠くから、あるいは近くから見た時の色、質感などを見る。最終的に候補を3つに絞り、さらに大きなサンプルを取り寄せてみることにした。
2006.12.09
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陶芸家の佐々木浩章さんから手洗い鉢のイメージスケッチが届いた。真剣に勝負してくれている姿勢が嬉しい。それにしても、家ができるまでには、屋根職人、大工、庭師、陶芸家などなど、実に多くの「職人」さんが関わるものだ。家は、いわばその職人魂が活かされた「作品」といえる。職人さん一人一人のお顔を拝見し、言葉を交わせること。当たり前のことだけど、現代の家つくりでは難しいことだ。職人さんだって人だから、こちらの本気の気持ちが伝わればきっといい仕事をしてくれる。職人さんが持つ本当の技を発揮することができて、それが伝わってくるような家になったら嬉しい。
2006.12.08
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昨夜は高麗神社宮司の通夜に参列した。わずか2ヶ月前のこと。パプアニューギニアの舞踊団が2週間、高麗神社の職舎(しきしゃ)にお世話になりながら、学校や幼稚園で公演を行った。今回の彼らの最初の舞台は高麗神社の神楽殿だったし、歓迎レセプションは高麗家住宅で行われた。これは、高麗神社が神道の意味を形で捉えず、本質で捉えているから許していただけたものと思っている。休日のある日、メンバー6人を宮司のところへ案内した。私たちは威厳に溢れた宮司に圧倒された。パプアの友も最大限の敬意を持って接した。渡された豚の牙のネックレスを首から掛けて微笑む宮司の姿が印象的だった。高麗家は1300年もの間続いてきた。天皇家より古い歴史があるという。きっと、何人ものまれびとを柔軟に招き入れ、その交流を糧にしてきたからこそ、現在の繁栄があるに違いない。
2006.12.08
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明日まで大工さんの5人体制が続く。現場は活気があっていい。ここ数日は目に見えて行程が進む。基礎パッキンを覆うようにネズミよけがついた。打合せも、造作で付ける棚板の位置など、作り込みのためのものになってきた。それにしてもだ、向かい建て売り住宅からはほとんど音が聞かれなくなったし、サイディングが貼られ足場も取れた。大工工事が2ヶ月で終了したということだ。対するこちらは4ヶ月。この差は何を意味するか、興味深い。
2006.12.07
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リビングの床には桧のフローリングが7割ほど貼られた。ここの床にはこだわった。幅15センチ、厚みが25ミリある。床の上に立ち、思わずパプアニューギニアの友から教わった「ウコ」のステップを踏んでみる。びくともしない。狙いとおり、ここでコンサートができるかもしれない。
2006.12.06
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昨日から新たに2人の大工さんが応援に来てくれた。高橋さんの一番弟子とそのお弟子さんだ。なんとも頼もしい。という訳で現場は毎日激変している。2階は ほぼ終了し、土佐和紙が貼られるだけ。1階も壁に化粧板がつけられつつある。トイレにはサワラの腰壁が縦貼りで、洗面所には横貼りで貼り込まれている。
2006.12.06
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雨戸にも古建具を使う。材質は杉。無双窓が付いている。一年ほど前、状態のいいものが6枚まとめて手に入った。凝ったつくりのため、新しく作れば相当高価なものになるという。我が家には戸袋がないため、常に表に出ていてデザイン上のアクセントとなる。
2006.12.05
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悩み抜いた末、外装は土佐漆喰に決めた。高知の高温多湿な環境の中で育まれた土佐漆喰は、漆喰の中で最も風雨に強いとされる。ケミカルな素材としてその強度を誇るジョリパットと、性能や価格で悩んだが、土佐漆喰のもつ自然で目に優しい色合い(クリーム色)に決めた。庭木の緑や紅葉も一段と映えるだろうし、年とともに古びていく漆喰の味も楽しめるだろう。なんといっても家に似合いそうな気がする(独断)。それにしても、あ~スッキリした。ここ何ヶ月も悩んできたんだから。
2006.12.05
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住宅ローン減税という言葉をご存知だろうか?その年おさめた所得税から対象ローン残高に定率を掛けて算出した額を10年間に渡って返してくれるというものだが、現在は制度の廃止に向けて段階的に対象ローン総額を減らしている最中だ。ちなみに、12月に住むか、1月に住むかでは、最大で55万円もの差が出てしまう。12月に住むのが断然お得なのである。ところで我が家、先日完成が1ヶ月延びることが告げられたばかり。税の確定申告には、住民票の他、完成建物の登記簿謄本も必要なため、建物登記まで終わっている必要がある。完全に間に合わない。目の前でお金が逃げていくような・・・まあいいか。いいもの作ってもらおうっと。
2006.12.05
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穏やかな一日。今日は家をバックに年賀状用の写真を撮影してきた。行程が予定より1ヶ月遅れているから、建築中の我が家だ。届く頃にも完成していない。まあ いいか。ゆっくりと、いい仕事をしてもらいましょう。実は、外壁の材質と色を決める期限が迫っている。以前にも書いたが、土佐漆喰にするかジョリパットにするか悩み中。古びた漆喰の味(色)が好きだし、ここまでこだわるなら昔ながらの材を使いたい気もする。写真の手前の建物は土壁(ジョリパットならこの色)、奥は漆喰の壁。さて、どちらにしようか。もうリミットだなんだよぉぉぉぉぉ~(涙)
2006.12.03
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ヤマモミジが色付いた。小さな葉の一つ一つが色付いた。赤くなっている気配はあったが、明るい時間に見るとまた印象が違う。現場で父と母にあった。「そろそろ(紅葉が)いいころだと思って」という母。僕ら以外にも楽しみにしている人がいて、なんだか嬉しくなった。この家が誰かのそんな存在になれたらいいなぁ。
2006.12.02
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今日はシステムキッチンが納品された。ネットショップで購入したものを大工さんに組み立ててもらう。キッチンは迷いに迷った。当初は、注文のシンクと大工仕事で仕上げる予定でいたが、各メーカーのショールームをまわって気が変わった。格段に使い勝手がいいのだ。メーカーごとに独自の工夫もある。比較的早くクリナップにすることは決まったものの、その仕様を決めるまでに6ヶ月を費やした。ショールームが妻の職場に近いこともあって、何度も通った。名前を覚えられるほどに・・・どうしても「リビングを見る形式にしたい」という妻の思いに、最終的には最も安価なI型のキッチンに大工仕事でカウンターをつけることとした。シンクはステンレスを選び、ビルトインの食洗器を付けた。最後まで決まらなかったのが、扉の色とグレードだ。グレードの違うサンプルを並んで見せられると、どうしてもグレードの高いものが良く見えてくる。それに、部屋のイメージが見えない中で色を選ばなくてはならない。どちらもキッチンを主に使う妻に決めてもらった。組み立てられ、目の前に現れるのが実に待ち遠しい。
2006.12.01
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