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もうすぐクリスマス休暇というある日、一足早く、マルグレートのクラス(3a)では、クリスマスの手紙の交換がされました。同じクラスのある誰かに宛てて書くのだけれど、誰が書いた手紙なのかは秘密、というお楽しみの手紙。私宛に書いてくれた子どもの手紙はとても素敵な内容で、もらった私は涙々。(マルグレートに字体でこっそり教えてもらっちゃったけど。)最高のプレゼントでした。来年はもっともっと楽しい授業ができるよう、子どもたちのためにがんばろう、と、強く決心したのでした。みんなの温ったかハートをいつも感じながら、ホットな私であり続けたい。こんなにたくさんの暖かな人たちに囲まれ、私はしあわせ。プレゼントをもらってうれしいこと。人の心にしあわせを・・。(・・つづく。)
Jan 25, 2008
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子どもたちはみんなとても親切。「ハサミ持ってる?」と、1ばん前に座ってる子どもにちょこっとたずねると、1ばん後ろに座ってる子どもがダッシュでやってきて、「はい!」と、手渡してくれるほど。今日も私が黒板の前で、白チョークを探していたところ、クラスの半分くらいの子どもたちがいっせいにだーっと黒板の前までやってきて、一緒に探し始めてくれました。私はその光景が、ありがたいやら、思わずあっけに取られてしまい、あまりのみんなの親切に、微笑ましくって、笑ってしまってました。(・・つづく。)=hoiku-nikki=目薬の話。仰向けに寝せて、目薬をちょん。「(おめめ、)パチパチして~?」パチパチ・・そのまんま両手を合わせ、拍手したかぢゅ。かわいいよ!
Jan 24, 2008
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雨の休み時間、にもかかわらず、子どもたちは外でサッカーをしたり、元気いっぱい遊びます。こちらの人たちは、多少の雨などものともしません。一度、「どうして傘を差さないの?」と尋ねてみたことがあったのだけど、はっきりとした答えは返ってきませんでした。質問の意味自体、わからなかったのかも。足早に流れ去る雲間からは時々、青空ものぞきます。「ほら、白い月よ」と、空に浮かぶ不思議な丸い影を子どもに示すと、それは、厚い雲に透けて白く見える、太陽でした。(・・つづく。)=hoiku-nikki=「まんじゅう、まんじゅう」足元に絡みつくゆーたん。そういえば、昨日、『だいふくとだんごはどうちがう?』という紙芝居したなー・・。今度はひーくんの後姿に向かってドン!「おしりまんじゅう☆」ちがーう。それを言うなら、「おしくらまんじゅう」だよ^^。・・おしくらまんじゅうの話も、してたのでした。
Jan 23, 2008
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多くの女の子は、自分だけのポエジーアルバムを持っています。これは、小学校の低学年くらいから、自分の家族や親戚、学校のお友達や先生など、身近で大切な存在の人から、詩や言葉などを贈ってもらう、記念帳。人生について、哲学的な言葉がたくさん書き入れられていることには、さすがドイツ、哲学の国、と感心してしまいます。それが子供同士の贈る言葉でも、機知(ウィット)に富んだ言葉がいっぱい。1枚1枚のページには、愛がいっぱい込められていて、子ども時代の宝物になることは間違いありません。私もつたないドイツ語で、子どもたちへの応援メッセージみたいの、書かせてもらい、喜ばれました。私自身も、たくさんの素敵な言葉を、子どもたちや先生から頂いて、本当にそれは、宝物です!(・・つづく。)=hoiku-nikki=今日はお誕生会。時々バイキング。リボンをつけてもらった子どもは1日誇らしげ。
Jan 22, 2008
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「なぞなぞ」・・バスの中でのなぞなぞ遊び、言葉遊び。その土地ならではの面白い発見があること請け合い。例えば、こんなことがありました。問題:いつも家の中にいるのは誰?答えは、かたつむり。なのですが、「キリスト!」なんて答えが飛び出すあたり、さすが、クリスチャンの国。「なべなべそこぬけ」・・♪な~べ~な~べ~そ~こぬけ、そ~こがぬけたらかえりましょっ。この遊びが子どもたちには大人気。ヴァージョンを変えて、とーりゃんせの遊び方でこの歌を歌ったり、子どもたちが勝手に遊びを発展させてってくれ、そのうち、♪な~べ~な~べ~・・と、覚えて歌いだす子もいたり。よく催促された遊びでした。 * * *遊びのコツ。どんな遊びも、全員参加。みんなが楽しいかな?って、観察してあげること。つまんなさそうな子がいたら、その子の心に寄り添ってあげたり。どんな理由があれ、こちらがいつも笑顔でいたら、その子にとって、私の存在は、勇気や希望のもととなり、いつか信頼のような絆が生まれてること、何度も何度も感じたものでした。みんなが楽しそうだったら、本当にうれしい。そんな、遊び方。(・・つづく。)photo:にっこりー^^=hoiku-nikki=寒くて外では遊べない。お部屋の中ではキーキーギャーギャーエンドレス・・。
Jan 21, 2008
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「じゃんけん」・・こちらにも、日本のじゃんけんによく似た遊び、”シンシャンション”というものがありました。(ジャンケンポンに似てる!)でも、種類が日本のグー・チョキ・パーより1つ多く、誰が勝ちかを決めるというより、1回1回出し合って楽しむタイプの遊び。相手が石を出せば、こっちは紙で包む、相手が何とかだったら、こっちはドンドンドン・・とか。(記憶がもうおぼろげ。)いつまでも、永遠に続けられるじゃんけん、といったところ!?「おちゃらかほい」・・お互いに手を合わせて打って遊ぶ遊びはこちらにもあったのだけど、やっぱり、唄のメロディやリズムが違うと、新しい遊びになるみたいで、みんな興味津々、覚えようとしてくれました。(・・つづく。)photo:summer girls=hoiku-nikki=『バムとケロのさむいあさ』知ってます?おとなも大好きな絵本。絵が小さいし、小さな仕掛けがたくさんだから、読み聞かせにはどうかなー・・と、思っていたけど、「これがいいー」と、持ってきたので、読んでみると、みんなけっこう、聞いていた。あひるのカイちゃんが池で凍ってしまう、楽しい絵本。
Jan 20, 2008
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「あやとり」・・あやとり、ゴム跳びは、遊び方こそ違えど、ドイツの女の子たちの間でも、時々見かける遊びでした。ジーパンのポッケなどからそっと取り出し、”橋”なんか作り始めたら、みんな集まってきて、「私も私も」と、喜んでました。「あのひも持ってる?」子どもたちからも催促される人気者でした。「ハンカチ取り」・・ドイツでは、ハンカチを持ち歩いてるのは私だけ?というくらい、みんな、ハンカチよりもティッシュ派。そこでハンカチ取りは珍しいみたいで、教えて遊んでみると、「やった!」「悔しいィ!」と声を上げながら、みんな喜んで遊んでました。ハンカチはしわくちゃになってしまうけど、子どもたちの喜びには代えられない!(・・つづく。)photo:この子は、個性派クリスチーネ。とってもマイペース。とことん夢中になってしまうタイプなので、いつも出遅れている。(彼女の中に、時間配分という言葉はない。) * * *1・2年生には「はる」、3・4年生には「春」。自分だって習ったこともないのに、姿勢を正して、筆は立てて持ち、紙を押さえて・・などなど、しっかり指導してしまった。けどけど、これがまた個性が出る!彼らにとってはほとんど『絵』なんだけど、太い字、細い字、遠慮がちな字、でーんと主張する字、注意深い字、エトセトラエトセトラ・・。楽しかった☆〃=hoiku-nikki=夕べの食卓は、野菜やハム、鮭、大根の漬物・・「あれ、これって、ニンジンとキャベツときゅうりだけだねー、買ったの。」そう、お米もお茶もぜ~んぶ、先生たちや園児やその他、いただき物なのでした・・。すごい。感激。
Jan 19, 2008
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女の子たちは馬が大好き。自分のポニーを持っている子どもも少なくありません。そして、馬の鳴き声のまねがとっても上手。「ひひ~ん」なんて生ぬるいものではなく、鼻息荒く、まるで本物みたいに、ぶるん、ぶるんと鼻を鳴らす。そんな彼女たちの大好きな遊びのひとつが、「馬と馬引き」。ひとりの子がもうひとりの子をおんぶして、馬と、馬引きになって遊ぶ。「ユリ、馬になって?」と言われ、最初は「何を言ってるんだ・・?」?だったのですが、そういうことでした。・・というわけで、休み時間の校庭には、いつも「馬と馬引き」がいっぱいでした。(・・つづく。)
Jan 18, 2008
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学校が終わって町を散歩していると、自転車に乗ったシュテフィーが、「チュース!」と手を振り、走り去ってゆきました。その姿を見て、「ああ、時は美しい!」と思いました。彼女も流れ行く時の中で成長し、素敵な大人になることが約束されているのでしょう。「時よ、お前は美しい・・」思わずファウスト*のように呟いてしまいます。ここは、そんなことを自然に感じさせてしまう本当に優しい町。目に映る景色は本当に美しく、優しい光が人々や自然、そして、ここにあるすべてをまた優しく包み込んでいます。一瞬一瞬が、永遠に残しておきたいと思わせる美しさの連続。いずれにしても期間限定。日々の景色も今日限定。そんなことが、真実なのね。(つづく・・。)*ファウスト・・ドイツの文豪ゲーテの作品『ファウスト』の主人公。「時よ、・・」の台詞は、人生における真の満足を求めさすらう主人公の、物語もクライマックスの台詞です。=hoiku-nikki=『しーらんぺったん』という、ゴリラのりんごやバナナを食べてしまう、絵本。ワン、ツー、スリー・・なんて英語も出てくるんだけど、ちびちゃんたちにも、ウケル。昨日はなんと、サル出没!の通達。びーっくり。で、読みました。
Jan 17, 2008
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《ナハティゲール》今日は全学年揃って、学校から程近い劇場で、『ナハティゲール』というお芝居を観に行きました。・・なんだかどこかで聞いたようなお話だな~・・と思って観ていると、なんだ、「ナイチンゲール」のお話だ!大好きなアンデルセンのお話と、こんなところで出合えるとは、ラッキー☆でした。劇場は、学校から歩いて10分位のところにあるのだけれど、1aのクラス担任、Frauテルケがお休みだったので、急遽、「代わりに誘導していきなさい」なんて指令を下され、「そんな~。。まだ、来たばかりでろくに注意もできないのに・・。なぜ故私に・・」などと思いつつも、言われたとおりに歩いてみると、子どもたちが、意外にみんな、しっかりと歩いてることに感心。車の通りも多い大通りで、「何かあってはたいへん!!」と、内心ハラハラしつつ、ちょっと神経質になりすぎた私のほうが、「ユリ、そこは車道よ!」なんて、逆に子どもたちから注意されてしまってたのでした・・。(・・つづく。)=hoiku-nikki=マルグレートから手紙が届きました。クリスマスプレゼントに贈った、木の一年を手作りで組み立てた、素敵なカレンダーを、喜んでくれていた!雑貨屋さんで見つけたのだけど。向こうはまだ、雪降らないらしい。
Jan 16, 2008
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こうして、私の楽しく幸せな学校生活が始まりました。校舎ですれ違うたび、みんな、「ハロー、ユリ!」と声をかけてくれます。休み時間には、子どもたちと一緒に遊ぶ。そうすると、「僕も入っていい?」と、次から次に輪が大きくなってゆき、遊びのアイデアも広がってゆく。ドイツの小学校は、グルントシューレ(基礎学校)といって、1年生から4年生までなのだけど、各学年2クラス、計8クラス、合わせても200名足らずの小さな学校では、なぜかみんながお互いに、学年を超えて顔見知り。遊ぶ時にも、学年なんて関係ナシ。1年生も4年生も、男の子も女の子も、みんな一緒に、仲良くドッジボール、サッカー、鬼ごっこ・・。その光景はあまりに自由で、いいな、と、心から思うのでした。女の子たちはくっつき虫。私の姿を見つけると、子猫みたいに寄り添って、じゃれてくる。男の子たちもたくましく、いつも優しい言葉を投げかけてくれる。私はすっかり、子どもたちのお母さんになった気分。あまりみんながかわいくて、冗談で、「私の赤ちゃん、」と呼ぶと、「私のお母さん、」と返ってきます。「私のユリ、」と。日々繰り返される、そんなコミュニケーションは、私にとって本当に、かけがえのない大きな喜びでした。みんな、ありがと^^(・・つづく。)photo:1ばん最初に声をかけてきた彼女たち。冬、凍った水溜りの上でスケーティング?!=hoiku-nikki=今日は鏡開き。鏡餅って、「おすわり」とも呼ばれ、新年の神様がお座りになるですって。それで、お餅に宿った”福”を、みんなで分けて、頂くのですって。とは、年末に読んだ紙芝居で知ったのでした・・。
Jan 15, 2008
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次に、折り紙を紹介。「折り紙ってね、・・」と、簡単な説明をしながら、その間に、だまし舟を作り、一人の子どもを見事、だましちゃいました。こんな遊びもできるんだよ、と。そしてその後、子どもたちみんなで鶴を折りました。3年生には少し難しいかな、とは思ったのだけど、折り紙といえば、鶴。ぜひ、鶴を折らせてあげたいと、思ったのです。初めての、紙をきれいに順序だてて折り、形を作る、という作業に、ひとつごと、「えー!?どうやってやるの?」「助けて~!」の声は絶たず。そこはゆっくりと時間をかけ。そして何とかできあがった子どもたちの鶴。カタチはカッコよくなくても、折りあげた達成感が喜び。そういえば、誰かが言ってた。「ドイツの子どもの工作は、出来上がりそのものが目的だけど、折り紙は、折りあげるその過程が大事なのね」と。授業後は、「とても楽しかったよ」と、声をかけてくれる心優しい子どもたちに、うれしくて、思わず、「ほんと?」なんて、日本語で聞き返してた私。こんな優しい一言に、救われる日々の始まりの1日でした。(・・つづく。)photo:winter boys=hoiku-nikki=今日はちびっこ掃除団。河川敷は美しく、お昼ごはんはおいしくて。てんやわんやは楽しくて。
Jan 8, 2008
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そして今日は初授業。とはいえ、デモンストレーションなんですけど。私のことを最初に紹介してくれた、アネリー(Frauベスケ)のクラス3bで。まずは改めて、自己紹介。「日本からやってきたよ、日本ってどこにあるか、知ってる?」から始まり、私の日本での職業のこと、それに付随する日本の社会についての話、そしてこれからここで私のしたいこと、などなど。「だからこれからよろしくね」と。私はたまたま朝の7時半から夜の9時まで、しかも、土日も開いてる保育園で働いてたので、それだけでもどよめき。「1日中保育園で過ごすなんて~!?」と、驚嘆の声。子どもたちが親と離れ、保育園で長い時間を過ごすことは、彼らにとって、本当に驚きだったよう。(・・つづく。)photo:ピッカピッカの!?1年生。カラフルな犬と猫。お日様や虫や花と一緒に、ハイ、ポーズ。=hoiku-nikki=仕事は先週からだったけど、今週からが本番です。新人さんが登園するし、また、あわただしい日々へgo!七草粥も食べたし。power全開☆〃
Jan 7, 2008
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昨夜は聖マルチンのラテルネ行進に参加。星降る夜の静けさの中、ギターの音色とみんなの歌声が温かく響く中、私はアレキサンダーの保護者を任され、しっかりと手を繋ぎ、近所の道をそぞろ練り歩きました。参加者は、近くに住む子どもたちとその保護者。声を合わせて陽気に歌いながら。様々なカタチに手作りされた、ラテルネからもれる灯りは幻想的に美しく輝き、冷たい空気に透き通るよう。そして到着したガレージでは、聖マルチンにちなむ子どもたちによる劇が行われ、最後にはお菓子が配られ、解散。子どもたちの顔は喜びに高揚し、ワクワクがこちらまで伝わってきます。それはほんとうに、冬の始まりにふさわしい、優しく暖かな情景でした。(・・つづく。)
Jan 4, 2008
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ほっ。今日も無事、学校での時間を終えました。休み時間は3bのシュテフィーとミカエラとアナレナと一緒に、歌ったりおしゃべりしたり。子どもたちから積極的に話しかけてくるようになりました。名前を覚えているだけで、みんな大喜び。2aのニコルは、マルグレートとも仲良しでした。帰り際、または廊下ですれ違うとき、みんなが「チュース!(バイバイ)ユリ!」なんて通ってったり、うれしかった!!学校は・・今日が5日目でした。それなりにがんばっていると思う、毎日。1aでは、ラテルネ(ランタン)を作るお手伝い。自信がついたのか、積極的にコミュニケーションできました。でも、途中、ひとりで泣いてる男の子を見つけてしまい、これはなんとかしてあげなくちゃと、「どうしたの?」ともまだよく聞けない語学力で、理由はよく分からないのだけれど、彼の作品が壊されちゃったのか、壊れちゃったのか。とりあえず一緒に作り直す手伝いをしてあげたりして、何とか慰めたつもりなのだけど。今度会うとき、元気だといいな。(この男の子は後に、「ユリはとってもかわいい☆」とささやいてくれることになるのです。)だからどんなときも、どんな些細なことでも、たとえ通じそうになくても、子供の事を見ていてあげる、心に添うてあげることは、子どもの心にとって、とても大事なんだな、ということを感じました。子どもってよく泣くんだ、ということにも、これからたくさん気づかされていくことになります。「明日も来る?」と、子どもたちに聞かれると、「あ、関心もたれてる」と思えて、うれしい。はやく楽しい授業がしたい。授業プランも完成したことだし。いろいろなことが楽しみ。いろいろなことを楽しもう。毎日は贈り物のよう。過去の私からの。ちょっと遅れながらも、注文の品が届くよな。(・・つづく。)
Jan 2, 2008
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