85歳の「J」と37歳のIT企業の経営者の恋の話は、現実離れしているようで、寂聴氏の恋の遍歴を考えると実話にも思われる。
子供のころから書くことが好きで文才を親にも認められて、結婚し中国で終戦。
日本に戻ってから夫や幼子を捨てて若い男と駆け落ち。
書くことで生計をたてたり、世の中からバッシングされたり、それでも男を愛し続け、書き続けて、50代で出家。
出家後も書き続けて、説法し続け、行動で意思を示していた寂聴氏。
尼になっても亡くなるまで性愛とは縁が切れなかったようです
。
1922年5月15日生まれの寂聴さん
命式
陰占 癸 乙 壬 陽占 石門 天堂
未 巳 戌 禄存 玉堂 龍高
丁 庚 辛 天庫 鳳閣 天報
申酉天中殺 ⇒ 継承運
才能 玉堂→基礎や古典を学ぶ
鳳閣→伝達(表現力)、話す、書く、食や趣味を楽しむ
龍高→体験学習、放浪、創造力、改革、芸術、忍耐
禄存→引力(愛と財を引き付ける力)、博愛、サービス精神
石門→仲間、リーダーシップ、政治力、宗教的引力
十大主星 で占っても
基礎や古典をしっかり学び表現力で本を書き、感銘を与え、博愛と宗教的引力で人々を元気づけた人。
極は禄存ですから、愛と財を引き付ける力で、水(龍高と玉堂)木(石門)と剋される禄存星。
まさに表現力の才能をフルに開花させて、そして悩める人たちに優しく元気づけてくれた博愛の人であることはたしか。
十二大従星
初年の天堂星は年長者に可愛がられ、思考も行動も大人びた子供。
中年は天報星で変化の星、まさに恋愛小説家・愛多き女から出家して尼になる。
晩年は天庫星でまさに墓守の星。
そして長年の経験や知識で世のため人のために尽くす役割を持つ星。
「 宿命の持つ星を生かして燃焼させて燃え尽きることが人としてこの世に生かされたものの役割
」
としても、99歳の長い人生で彼女と関わった男たちの死。
彼女の生きた意義は彼女の恋の犠牲になった人たちの上に書かれた作品。
愛の引力で多くの人を惹きつけたのか
85歳のJが37歳の恋人を見初めたのは最初に逢ったスペインレストランで、
年齢差を越えて彼を虜にするJの魅力
「J」を読み終えた後、寂聴氏の出家する前の作品を読んでみた。
不倫だらけ
寂聴氏の作品のように世の中に日常茶飯事に不倫が横行しているなら、美人女優さんや女たらしの男たちが不倫するのはありふれたことなのかもしれない
マスコミが記事にすると家庭崩壊まで追求する世間の風潮
誰かが追求しなければ世間は見てみぬふりするのに
「J」は何故出家したのだろうか?
「出家も自由恋愛の舞台の一つ」だったのか
京都寺町三条のホームズ・望月麻衣 2024.10.26
きたきた捕物帖(宮部みゆき著) 2024.10.21
「俺たちの箱根駅伝上」池井戸潤著 2024.05.04
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