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昨日の朝日紙面だが、愛知医科大学の馬場氏が中学生のスポーツ推薦制についてこれをやめるべきだと述べておられる。氏は名古屋大学陸上部で駅伝大会に出たような経歴をお持ちとのことだが、大学で教鞭をとられて、スポーツ推薦制で入ってくるオリンピックメダリストを含む学生の、あまりの学力の低さに驚かれたということだ。
中学生で何かのスポーツに秀でて、「君はこの運動だけやれ。勉強はいいから」ともし教師から、親から言われたら、それに反論できるだけのものを子供は持つだろうか。健康な肉体とともに健康な知性も必要なのだ。野球の好きな子供が数学も好きかどうかはわからないが、社会生活において金銭の知識のためには数学は必要だ。スポーツだけに秀でた子供は、選手生命の短さというものを意識しているだろうか。そして、引退までにどれだけの報酬が得られ、現役期間よりもはるかに長い引退生活を設計できるだろうか。
話変わり、昨日は大学教授の講義を久しぶりに聞かせてもらった。専門は分析化学、テーマは「濃縮と抽出」だった。あらためて聞いてみると、できるだけ高感度に、試薬も少なく、生体への影響も少なく・・・と、示唆に富んだ内容だった。
やっぱり人間一生勉強だ。だから、余計に幼児期から少年期の知性を育てることを重視しなければいけないのだと思う。あまり偏った人間作りは、悲劇だろう。安倍総理ももう一度経済原論など読んでみては?
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