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昨日のニュースを見て骨組みを残して吹っ飛んだ温泉掘削・汲み上げの小屋。自然界に立ち向かうことの難しさをあらためて感じた。
土を掘ったら何が出てくるかわからない。目に見えるものならいいが、メタンガスや微生物だったらこれは恐ろしい。1500mも掘ったら、 我々には思いつかないものも出てくるかも知れない。癒しブームで、ともかく25度以上の水らしきものがでたら温泉だと法的には規定されているそうだが、我々はとんでもないものを同時に手に入れることになる。
メタンは温室効果も高い。二酸化炭素やフロンばかりを論じているが、こんな温泉にも注目しなければならないのだろう。「儲けた者が勝ち」というパターンが、このところ相次いで崩れているではないか。私たちは地球や自然といった者の底力をもっともっと思い知らされねばならないのだろうか。
私たちは今、人類破滅の道をひた走っているのではないか。環境問題もだが、自殺や精神疾患による社会不適応も、儲け第一主義から派生しているのではないか。レミングの自殺というのを見たことはないが、人間の個体を減らすことで地球が生き残ろうとしているように考えれば自然の摂理に会うような気がする。人間が滅びることで経済活動が低下し、生き残ることができるというような皮肉を今起こしかけているように思うのだ。
傷つけた地球の、しっぺ返しか。1500mの地下から病原菌を掘り出していないとは誰もいえるまい。人間は土という地球の垢の中に暮らすダニみたいなものだ。未知のことはいくらでもある。
気の毒に、犠牲になられた方のご冥福を祈ります。
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