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スペシャルオリンピック(知的障害者対象の体育会)実行委員会が主催する水泳教室に月2回通っているのだが、その帰りには必ず兵庫県立子供の館の図書室に立ち寄ることになっている。久しぶりに行ってみた。
実は、大人が読んでも結構面白い本がここにはある。誠文堂新光社の「子供の科学」が図書室にはいったすぐのところにおいてあるのだが今年から消えていた。この本は非常に歴史があり、あの手塚治虫氏が少年の頃に愛読していた本でもある。いわゆる科学少年、ラジオ少年でこの本のお世話にならなかった人はいないのではないか。
天文学、物理学、化学、生物、地学から工学の分野まで、工作や実験を含めて実によみやすく書かれていた。小中学生くらいが対象なのだろうが大人が読んでも十分楽しめる。超高圧の世界、深海、極低温など。まあ、興味のない人は仕方ないが、楽しみにしていたのである。
ところが、こんな本1冊が多分予算削減の対象になったのだろう。子供の夢をはぐくむはずの施設でこんな扱いでは日本の科学者の卵がぐっと減りそうな気がする。給付金、配ってしまえば霧散するだろう。子供の夢くらい確保してやりたいと思うのだが。もっとも、私たちが子供のころと比べたらときめく対象も様変わりはしていることだろう。しかし、学ぶ気持ちのきっかけ作りは景気浮揚に比べたらずっと低コストで効果の高いことだと思うのだが。
投稿できない!が2日間 2024年06月19日 コメント(2)
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