老父のつぶやき

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2023年12月13日
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カテゴリ: 視・紙・誌面から
植木の手入れをしていると見慣れない女性が2人女房を訪ねて来た。彼女はちょうど娘のところに行っていたのでその旨話すと、「何時ごろお帰りになりますか?」「ちょっとわかりませんな。どちら様でしょう?」「名前は申し上げていないので・・・」最近来た珍客といえば「エホバの証人の人が来た」と言っていたので、「宗教関係の方?」「はい」

「聖書をお読みになったことがありますか?とてもいいことが書いてあるんですよ」と来た。普通の人なら南無阿弥陀仏しか接したことがないだろうが、私では相手が悪い。「実はミッションスクールの卒業で新約・旧約とも一通り読んでますが」いやはや、適当に返事したものだ。嘘ではないが、一通り読んだかとなるとかなりカマをかけている。「良いこと書いてありますでしょ」「う〜ん、中の一節を取り上げただけで全体が良いかどうかを評価するのはちょっと問題がありますね。浄土真宗もそうですが」

この辺りで「こいつはちょっと扱いにくいな」と思ったのだろう、「それではまた奥様がおいでの時に」「勧誘でしたら入信するつもりはありません。お寺を抜けるのも結構面倒だし、特に現状に問題意識はありませんので」

と言うことでお引き取り願ったが、家から2kmばかりのところに王国会館なるものがあるのは知っていた。近くにスーパーもあるので、女房はよく行くが、私はあまり行ったことがないし、経路も会館の前を通らない方を使う。女房によれば「いつもたくさん車が止まってるよ。近所に借りてる駐車場もあるみたい」とのことだ。少なからぬ教徒がいるのかもしれない。

体から一旦出た血は穢れている、と言う教義には全く賛同できない。血液成分を理解しているなら、それだけのものなのだから。人が死んでも復活する、と言うのもあり得ない。
キリストが死んでよみがえったと言う話を聞いた弟子のユダが、「私はその体の傷に指を突っ込んでみなければ納得できない」と言ったところにキリストが現れ、「ならば私の傷口に指を突っ込んでみよ」と言ってユダを平伏させたと言うが、私はユダの考えの方が科学者のあるべき姿だと思っている。

何せ2千年も前の人の教義、キリスト教とていろんな宗派が生まれている。エホバもその一つだが、社会的に理解が得られているかが問題だろう。頑なに輸血を拒み、子供を死なせるにも抵抗がないとなると理解は得にくいだろう。浄土真宗は「人間は死んだら浄土に生まれ変わる」と教えるが、証明はできない。嘘だと言う証明もできないから「気の持ちよう」と言うことで折り合っているのではないかと思う。

宗教は内面の問題、自分が納得し、世間を賑わすようなものでなければ無宗教も含め、自由だと思う。





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最終更新日  2023年12月13日 20時17分22秒
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