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江戸東京博物館で開催している特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」に行ってきました。人気浮世絵師の状態のよい作品を世界中から集めた美術展。歌麿:美しい!写楽:うーん、個性的北斎:やっぱりすごい、北斎さん広重:名所江戸百景の構図が斬新国芳:やっぱり面白い。この手の絵は好きなんだよね。そして河鍋暁斎も半分以上は見たことがある絵だけれど、状態のよい作品がこれだけまとまって見られる機会は少ないかも。強いて挙げれば、北斎のすごさ、国芳のユーモアを実感できた、いい美術展だったかなと。昨年も美術展に数回行っているけれど、こちらが一番。東京は1/19まで。その後、福岡、愛知を巡回。残念だったのは↓が展示替えで見られなかったこと。凱風快晴などの有名作品は、展示替えがあっても、所蔵者が違っているだけで通期で鑑賞可能。しかし、こちらは前期だけ。しまった。こちらのWebに拡大図と解説が載っています。国芳の「其まヽ地口猫飼好五十三疋(そのままじぐちみょうかいこうごじゅうさんびき)」その後は両国駅の「江戸NOREN」へ。JR東日本が運営する施設で、飲食店が十数店入っています。正面に見えるのは土俵。一番込んでいたのは、なぜかもんじゃ屋でした。最初はおみやげ屋&角打ちの東京商店へ。こちらの記事が詳しい。完全セルフで、日本酒は1杯200円, 300円, 400円。自販機ごとに金額が違います。銘柄は東京の蔵元。おちょこ3杯飲んだあとは、同じテナントの「かぶきまぐろ」へ。お通し。煮きりが塗ってあるサーモンのお寿司。お通しに鮨は不思議だけれどサーモンの質は高い。築地場外丼 3,000円(税抜き)2段になっていて、ばらすとこんな感じ。ゴハンの中央にある白いゼリー状のものはお酢のジュレ。これをゴハンに掛けて混ぜると酢飯になります。マグロは本マグロを使っていておいしい! しかし全体的に迫力不足。ご飯がぼそぼそ。海鮮の場合バラツキがあるので一回の訪問でどうこう言う気はないし、豊洲の初セリ日でよいものの入荷は難しいかもしれない。事情はあるだろうけど率直な感想はイマ一歩。コスパ優れる、月島の「魚仁」や「はざま」に慣れているのもよくなかった。
2020.01.05
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数年前の鑑定団で話題になった曜変天目を見に静嘉堂文庫へ行ってきました。自宅から、もっとも近い美術館の一つなのに今回初訪問。国分寺断崖の下にあるので平地だと思っていたら、小山の上にありました。こちらが美術館。かなりこぢんまりとした美術館。三菱系の美術館だけにスゴい収蔵品があるのだけれど、このときは刀剣の展示。うーん。まったく興味無しというか、素人には分からない。そして当然だけれど曜変天目はずっと見ていられる素晴らしさ。GW中ということもあり、お店が出ていました。二子玉川の柳小路にお店がある「ふたこビール」。aa
2019.05.11
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相変わらず遅いブログですが、久しぶりに「テーブルウェア・フェスティバル」に行ってきました。過去のブログを見たら約10年ぶり。行ったのは2月初旬だけれど、最近4月のテレビ番組で、近年盛り上がっていると紹介されていました。こちらの特徴は見るだけで無く、買える商品も多いのが楽しい。気に入った食器。中東の雰囲気がありながら、シャガールにも似た色彩。こちらは展示だけのブースで、なぜか高級ワインのボトルばかり。これ以外にもDRCやブルゴーニュのグランクリュなどそうそうたる空きボトルが。こちらはテーブルコーディネート有名人は部屋ごとコーディネートしています。こちらはL'Arc~en~CielのTETSUYAさん。東儀さんボウルコーナー久しぶりに行ってみると楽しかったあ。
2019.02.11
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ターナー展とプーシキン美術館展に行ってきました。「ターナー風景の詩」展の会場は、損保ジャパン日本興亜美術館。こちらの美術館は何度も行っているけれど、会期末と相まって、かつて無い混雑ぶりでした。とはいえエレベーターの列が長いだけで、中の混雑はそれほどではありませんが。ターナーの水彩や初期・中期の絵がけっこう来ていました。ターナーはロンドン・ナショナル・ギャラリーやテート・ブリテンでも見ているのだけれど、好きだったのはナショナル・ギャラリーの「解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール号」と「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」。テートにはかなりの数があったけれど、ふーんという程度だったこともあり、今回の作品も普通な印象。続いて、東京都美術館で開催されたプーシキン美術館展へ。プーシキン美術館は、シチューキンやモロゾフなどの愛好家が集めたコレクションを、ロシア革命で没収したものから構成されている。ラインナップはさすがというもの。今回はモネの名品も来ているのだけれど、ルソーがフィーチャーされていました。彼の絵が認められる前、どれだけつぶされたかを考えるともったいない。今年見た美術展ではNo1。惜しむらくはデュフィが見たかった。「上野の森さくらテラス」のYEBISU BARで乾杯!
2018.07.02
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東京国立博物館で開催された「名作誕生」展に行ってきました。仏像が多かったのは意外だったけれど、国宝や重文がたっぷり。大人気の若冲もいい作品が出ていました。こういうのはハズレが無い。ほかには大観と特別展にも行きました。
2018.04.30
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恵比寿で開催された加山又造の「Re 又造 MATAZO KAYAMA」に行ってきました。会場は毎年ファインズの試飲会で使っているEBiS303。入場料が2000円と高かったのか、はたまたレプリカが多いのがいけないのか、会期末の土日なのに驚くほどガラガラ。ちょうどガイドツアーの時間に行ったので、少しは人が入っていたけれどね。こちらは屋外鑑賞もできるように陶板に焼き付けた絵と、プロジェクタを組み合わせた作品。ライティングも含めて面白い。身延山久遠寺の天井画のレプリカ。噴霧器を使ったり、タオルで拭き取ったり、ものすごい面白い書き方をしている。こちらも陶板画。大塚国際美術館と同じ会社が手がけています。あんまり人は入っていなかったけれど、ゆっくり見られたし、ガイドツアーも聞けたしってことで、そこそこよい美術展でした。
2018.04.28
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東京都美術館で開催されている「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」に行ってきました。ブリューゲルと言えば、昨年来た「バベルの塔」の記憶も新しいところ。何でだろうと思い解説を読んでみると、世界を巡回している美術展らしい。そんなこともあり、ほとんどが日本初公開作品&個人蔵のもの。ブリューゲルは父と息子が有名だけれど、息子も何人かいて、さらにひ孫の代まで150年近く続く画家の家系らしい。知らなかった。最後のエリアだけ期間限定で撮影可能誰が書いたのかわかりやすいように、作品ごとに系図が書いてあります。大理石に描かれた絵画ブリューゲル好きってことで行ってきたけれど、そうで無い人にもオススメのクリーンヒットの美術展。音声ガイドもいいですよ。
2018.01.28
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前回の続き。六本木ヒルズへ移動。ヒルズ前の地下道に飾られている写真も、実は参加作品。手前にいるのは一般客で、後ろにいるのは人形。服装を貸し出していました。サントリーは響のブースを出していました。ウイスキーって、若い人にこんなに人気あったんだと思うほど盛況。若い女性も含めてみなさんウイスキーを楽しんでいました。一杯500円。ロック、水割り、ハイボール、好みのスタイルで飲めます。当然飲みましたよ。50年なんていくらするのだろう。こちらはメイン会場となった蜷川実花さんの作品。撮影タイムが設けられていて、完全にインスタタイム。それなりに楽しかったけれど、食事などもしながらオーバーナイトで参加したほうが楽しかったかも。来年も行きたいなあ。
2017.10.09
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以前テレビで見て気になっていた六本木アートナイトに行ってきました(facebook)。六本木ヒルズやミッドタウン、国立新美術館などを中心に、街中で現代アートを展示するアートイベントらしい。東京ミッドタウンからスタート。こちらもアートの一つ。持ち運び可能なコンサートホール。カプセルホテルのアート本物のセミのはねを使った傘インクのアート左側の機械が動いてインクを垂らしています。今回いろいろなところに展示してあった人形。映像作品もアート。少し見たけれど難解で分からず。二科会と同じルーツを持つ行動の展覧会。夜は無料では入れました。ちょうどガイドツアーの時間だったため参加してみました。抽象作品と具象作品が半々。かなり会場が広くて意外によかった。ロードバイクのサドルとロードバイクラックがアートになっていました。どちらの絵もよかった。次回へ>
2017.10.08
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国立西洋美術館で好評のうちに終えたアルチンボルド展。とくに目玉となった四季「春夏秋冬」と四大元素は、所有者がばらついているにもかかわらず、よく集めてくれました。学芸員さすが!会期末だったけれど金曜の夜間開館ということもあってじっくり見れました。
2017.09.08
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この日は美術館のはしご。最初は出光美術館で「水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟」。地味めなテーマだったけれど、会期末が関係しているのか予想外に大混雑。ほとんどが出光美術館の所蔵品なのはすごいと思ったけれど、個人的にはミートせず。そして次は三菱一号館美術館「レオナルド×ミケランジェロ展」へ。こちらの美術館は知っていたけれど初訪問。こちらは素描が中心ということもあり期待していなかったけれど、なかなかのもの。油絵も含めかなりよかった。そして建物もステキ。目黒の東京都庭園美術館が素晴らしいように、やっぱり箱は大切。丸の内ブリックスクエアとの間にある裏庭は、緑豊かで東京駅の近くとは思えない。どうせ東京駅に来たならと、反対の八重洲口にあるアンテナショップ「富士の国やまなし館」へ。こちらの一番人気はソフトクリームなのだけれど、ワインもオススメ。いつもはワインだけで終わるのに、今回はいきおい余ってビールと日本酒まで飲んでしまいました。
2017.07.23
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東京都美術館で開催された「バベルの塔」に行ってきました。バベルの塔の絵は有名だけれど、ブリューゲル自体の知名度はいま一歩だと思っていたけれど、大混雑にびっくり。個人的にはブリューゲル好きなのだけれどね。バベルの塔は、緻密な書き込みがすごい! 今回のイベントに合わせて芸大が作成した、300%拡大した複製画が展示されていたのだけれど、それで見ても細かい部分は本当に小さい。ブリューゲルはどれだけ大変だったのだろう。終了後はロティサリーチキン&フレンチビストロ「LA COCORICO上野の森さくらテラス店」へ。前菜盛り合わせローストチキンは看板料理なだけあってうまし。ワインは3200円(ボトル)から。カジュアルな雰囲気なので、もう少し安いとうれしい。とはいえ驚いたのはサーブ温度。常温の赤を出している店が多いなか、高級ワインバーなみの絶妙な温度。
2017.06.18
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国立新美術館開館10周年ということで、今年の新国立はすごいです。まずは草間彌生展「わが永遠の魂」から。そもそも草間彌生を明確に意識したのは2006年にベネッセアートサイト直島に行ってから(そのときのブログ)。いまや大人気です。ドカーンとものすごいインパクト。こちらの部屋だけ撮影可能になっています。スケールの大きさに、とにかく圧倒。そして入場待ちは無かったのに、グッズ購入待ちが30分以上!こちらはチケットが無くても入れるエリア。携帯のみ撮影可能です。続いてミュシャ展も連投。ミュシャと言えばポスターなのだけれど、今回の目玉はスラヴ叙事詩。海外初貸し出し。チェコは、国宝クラスのものをよく貸し出してくれました。それも全20作全部。それぞれの国における価値を考えれば、ピカソの「ゲルニカ」やベラスケスの「ラス・メニーナス」、「モナリザ」に匹敵するはず。絵の知名度は全然違うけど。それにしても絵が大きい。一番大きいものは 6m×8m 。ちなみにルーブルで一番大きな絵が、ヴェロネーゼの「カナの婚礼」で 669cm x 990cm。こちらも一部の部屋だけ写真撮影可能です。いずれの美術展も必見です。
2017.04.16
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心待ちにしていた河鍋暁斎展に行ってきました。「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」2017年2月23日 - 2017年4月16日そもそも河鍋暁斎を意識したのは、2008年に京都に行ったことがきっかけ。桜を見に行ったついでに、京都国立博物館で開催されていた特別展を見たところ、そのすごさに驚愕。それからすっかり引き込まれました(そのときのブログ)。没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai-近代へ架ける橋- 2008年4月8日 (火) ~5月11日 (日)で、今回の美術展。Bunkamuraで感動することの少ないわたしでもよかったー。京都国立博物館には及ばないけれど、あらためて暁斎好きであることを実感。
2017.04.09
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ゴールデンウィークは、2つの美術展に行ってきました。まずはBunkamuraで「俺たちの国芳 わたしの国貞」。かなりプロモーションに力を入れている展覧会。国芳は好きなのだけれど、このときは夕方だったにもかかわらず混みすぎ。絵が小さいだけに、この混み具合は致命的。以前、三鷹市美術ギャラリーで見たときの方がよかった。もし行くならば金土の夜間開館がオススメ。疲労困憊で退場。次は西洋美術館の「カラヴァッジョ展」。日本での知名度はいまいちながらも、西洋美術史へ与えた影響は絶大。期待していた美術展だけに納得の素晴らしさ。超オススメ。驚いたのは、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールを東京富士美術館が持っていたこと(今回は借りたものを展示)。20世紀になって見いだされた画家なので、現存している作品数はフェルメール並みの少なさ。こんど東京富士美術館に行ってみたくなりました。金曜日の夜間開館に行ったので、帰りは駅前の「ワインの酒場 ディプント 上野店」へ。マニア向けではないけれど、それなりにボリュームもあり、ワインもリーズナブルなものが揃っています。一人一本飲んで5千円で十分におつりが来ます。若冲展に行きたかったけれど、激混みのため断念。もっと早く行けばよかった。
2016.05.05
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国立科学博物館で開催されている「ワイン展」に行ってきました。このような飲食物を扱うのは「チョコレート展」以来だろうか。それなりに混んでいました。テーマがテーマだけに、工夫した展示が目立ちます。こちらはピジャージュ(パンチング・ダウン)を体験できる展示。ほかにもブドウで悪くなった粒を摘果するゲームもありました。3大貴腐ワインこちらはルネ・デュ・ヴァン(香りの成分)のコーナー。最後のスミレの香りは、3割の人はわからないのだとか。と言いつつ、わたしもわかりませんでした。能力的なものなのか、そもそもオイルが切れていたのか。古い酒器もかなり展示されていました。このあたりは西洋美術館の「ボルドー展」を彷彿させます。沈没船から引き上げられたシャンパーニュ世界の銘酒。DRCや5大シャトーを含め、オールドビンテージボトルが展示されていました。ワインマニアには、知っていることが多くて物足りないと思うけれど、ワインになじみのない人や勉強中のかたにはいいのではないでしょうか。難しいテーマだけに、主催者側も展示に苦心しただろうなと思わせる展覧会でした。終了後は宝町のポンデュガールへ。ワインはリーズナブルだし、メイン系料理がおいしいのがお気に入りです。
2016.01.16
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永青文庫で開催している「春画展」に行ってきました。「春画展」は、2013年にロンドンの大英博物館で開催されて大成功。それを受けて永青文庫での開催になりました。ちなみに永青文庫は熊本藩細川家の美術品を収めた美術館。ものがものだけに日本での開催は難しかったようだけれど、細川護煕氏が理事長を勤めている永青文庫で開催されることになったとか。30分以上待ちました。永青文庫には何度か来ているけれど、まさか行列が出来るなんて驚き。いままで、ちゃんと春画を見たことは無かっただけに、実物を見ると予想以上のグロさ。そして、より露骨で、過度に強調されている。またユーモアたっぷりの絵もある。そして大名などが所有していたものは、絢爛豪華でたっぷりお金をかけて描かれている。意外だったのは女性客が多かったこと。半分以上が女性で、それも若い女性が多かった。キャッキャ言いながら盛り上がっているグループも多かった。好みは分かれると思うけれど、今後開催される機会は少ないと思うので興味のある方はどうぞ。春画展は12月23日までです。
2015.11.28
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国立西洋美術館で開催されているボルドー展 美と陶酔の都へに行ってきました。この日は特別のイベント『ソムリエ田崎真也さんと共に「美と陶酔の夜」』に参加。これは閉館後の夜に、限定300人の貸し切り状態で絵とワインを楽しむというもの。入館料+ミニセミナー+田崎さんセミナー+ワイン2種類+サンドイッチという内容で5,500円。絵を半分ほど見て、ミニセミナーのあと、待望のワインタイム♪ 遠くに見えるのが田崎さん。トータルの時間を考えると仕方ないけれど、田崎さんの話は短め。こんなイベントだけにワインは期待していなかったのだけれど、予想を超えてよいものが出てきた。カツサンドも立派なもの。お腹はすいていなかったけれど、暑い時期のボルドーにつまみは必須。これをチョイスした人は素晴らしい。つまみ無しだったらきつかった。1本目はシャトー・ダッソー。ミラージュ戦闘機などもつくるダッソー社が関わっているワイナリー。たしかマンガ「ソムリエ」で堀さんが紹介していたはず。以前飲んだのは15年以上前。これが激うま。ちょい熟でTheサンテミリオンらしいたたずまい。素晴らしいチョイスに感銘。調べてみると5、6千円。同じコンディションならば買い。シャトー・ダッソーを楽天で探す>2本目はグレ・バイ・コスデストゥルネル。コスデストゥルネルのセカンド。ボルドーのセカンドはかなり飲んでいるつもりだったけれど、こちらはお初。悪くは無いけれど、ダッソーがよすぎた。【535385】ボルドー メドック グレバイコスデストゥルネルグレバイ コス デストゥルネル 2006...価格:3,790円(税込、送料別)ワインはクオリティが高く、量も予想以上。そして美術展は、300人という入場制限もあって、ゆっくりと見られた。関係者の準備は大変だったと思うけれど、5500円は十分納得の値段。この秋、国立科学博物館で開催されるワイン展でも、似たようなイベントが開催されるといいな。
2015.07.07
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東京都美術館でやっているエル・グレコ展が会期終盤だということで行ってきました。多作というわけでは無く、教会に飾られている巨大な絵が多いので、エル・グレコ以外の絵も出展されているのだろうと思っていたら、全部エル・グレコでびっくり。よくぞ集めました。ひょっとして大原美術館のエル・グレコが来ているかと思ったけれど、やっぱり大原の至宝なので来ていませんでした。大原には数回行ったことがあるんだけどね。マドリッドのプラド美術館と、トレドに行ったことがあるので、グレコの絵はけっこう見ているのだけれど、初期の作品から系統立てて展示されていたのはよかったかな。かなり寒かったけれど、花見している人もそれなりにいました。ピークと比べればだいぶ少ないけどね。そんなこともあって、食べ物を調達してプチ花見。日が暮れるにしたがって、さらに気温は低下。結局、駅ビルに入っているビアパブ(ローズ&クラウン)へ移動。やっぱりビールがうまい。管理のよいビアサーバでしか出ない味。そこそこ食べていたのに、ステーキとフィッシュ&チップスまで食べてしまいました。うぷぷ ^^;
2013.03.31
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家族で眼鏡さんのブログで知った、国立科学博物館のチョコレート展(2013年2月24日まで)に行ってきました。ちょうど、この日は節分。東京藝術大学うらの神社で節分の豆まきが開催されていました。入っていたのは煎った大豆。大豆をまともに食べたことなんて記憶がないくらい久しぶりだけれど、味も付いていないのに意外においしい。安いしヘルシーだし、つまみとして最適。そして肝心のチョコレート展。もともとはアメリカで企画されたものを日本独自にカスタマイズして持ってきたものとか。なかなか面白かったです。惜しむらくは時間がなくて、常設展を見れなかったことと、エル・グレコ展をはしごできなかったこと。売店では、いくつかチョコを購入。そして自宅近くのスーパーで有名メーカーのチョコを大量買いして比較テイスティング。安いものと高いものでは味わいの傾向は違うけれど、国産メーカー間での違いはかなり微妙な差。見分ける自信なし(ミルクとビターは違うけど)。チョコレートが食べたくなるイベントでした。
2013.02.03
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目黒雅叙園の文化財 百段階段で観る目黒と雅叙園の魅力展へ行ってきた。百段階段のことは知っていたけれど、見るのは初めて。そもそも雅叙園自体が、仕事関連の用事で1度来たことがある程度で、記憶はほとんどない。雅叙園の創業者は、熊本の細川家を流れを組む家柄。そんなこともあって、百段階段と、それに連なる部屋は、絵画に満ちあふれてゴージャスそのもの。会場は撮影禁止だけれど、この部屋だけ記念撮影OK。彫刻が見事。都内の主要ホテルにはけっこう行っているつもりだけれど、ど派手なゴージャスさにびっくり。こちらはホテル内。川が流れているトイレ。いくつかのお店をのぞいてみたけれど、ホテルとしてはリーズナブルな値付け。そして「クラブラウンジ」でディナービュッフェ。ダイエットといいながら、最近ブッフェが多い。この日はハワイ・タヒチフェアのライブがあったので4,900円。そこそこ席数があるのに満席。今まで行ったホテルブッフェとは、金額が違うし、ランチ/ディナーも違うので公平な比較は出来ない。それでも評価するならば、質や品数はイマ一歩だけれど、全体的に値付けは安いし(ワインはボトル3800円)、ファミリーでも抵抗のないカジュアルさがあるので、ここまで入っているのかなぁ。美術展はいろいろ企画もあるようだし、一度は行ってみるべき場所。気が向いたら投票お願いします→
2012.07.15
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ワインと絵画がある生活というブログタイトルながら、最近は美術館を取り上げていなかったので、久しぶりに紹介。まずは山種美術館の「桜・さくら・SAKURA 2012 - 美術館でお花見! -」展へ(2012/5/12まで)。よかったのは「美の巨人たち」でも紹介されていた奥村土牛の「醍醐」と、石田武の作品群。石田武は今回初めて認識したのだけれど緻密な桜の描写が素晴らしかった。とはいえ美術展としてのスケールが小さすぎ。展示数は約60点ほどで、あっという間に見終わってしまった。恵比寿に移転してから訪問したのは2度目なのだけれど、こんなに小さな美術館だったっけ?物足りなさのあまり、国立新美術館で開催されている「セザンヌ パリとプロヴァンス」展へ(2012/6/11まで)。代表作が揃っているというほどではないけれど、セザンヌの初期から晩年までが、適度にチョイスされている。いわゆるセザンヌっぽいと思えるのは晩年の絵で、初期から中期まではかなり違うスタイル。まあまあかな。天気はよくなかったけれど、ツツジがきれいだった。また別の日に、東京国立博物館で開催されているボストン美術館展へ(2012/6/10まで。その後、国内を巡回)。つべこべ言わず、是非とも行ってみるべき美術展。近年国内で開催された美術展では、間違いなくトップクラス。いろいろなものが来ているけれど、なんと言っても曾我蕭白(そが しょうはく)がすごい。気持ち悪い絵の印象が強い蕭白だけれど、今回の作品群は「なんだ、これは!」という岡本太郎の有名な言葉が浮かんでしまう圧倒的な迫力。見逃すべからず。気が向いたら投票お願いします→
2012.05.02
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国立西洋美術館で、大好きなゴヤ展をやっているということで行ってきた。今回は代表作の一つである「着衣のマハ」が来ている。「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」2012/1/29までゴヤが好きな理由は、宮廷画家であるにもかかわらず、シニカルで風刺に満ちているから。また細かなエピソードも人間らしくて面白い。とくに「カルロス4世の家族」は人間の内面まで描けていて素晴らしい。実のところ、とくに晩年の絵は気持ちの悪いものが多く、好きな画家というわけではなかった。ところがプラドに行って、現地ガイドの説明を聞いてからは開眼。ゴヤの本質を垣間見て大好きになってしまった。で、今回は初期の作品から晩年の作品まで来ていた。さすが国立西洋美術館。とはいえ、素描や版画が大半を占め、もう少し油絵を見たいというのが本音。そして有料でもいいからガイドツアーがあるといいんだけどね。ゴヤの場合、絵に秘められた内面やバックグラウンドを知ることが重要だと思うから。今回のオーディオガイドはよくできているほうだけれど、ゆったりとした雰囲気なので、メリハリがないというか眠たくなるというか。とりあえずゴヤに興味があるならば行くべき価値のある美術展だと思う。今年は紅葉が遅かったこともあり、上野公園の紅葉がきれいだった。パンダのかぶり物をつけて、寒空のなか宴会をしている若者たち。気が向いたら投票お願いします→
2011.12.18
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ワールドカップ勝ちましたね。決勝トーナメント進出おめでとう! これほど活躍してしまうと、戦前の調子の悪さは、期待値を下げるためにわざとなんじゃないかとさえ思ってしまいます。で、話は変わって美術展のこと。カラヴァッジョの生誕400年を記念して"Caravaggio and Caravaggesque"という特別展が10月17日までフィレンツェで開催されているようだ。思えば長谷川等伯も生誕400年でした。すごく行ってみたいのだ!そういえばアンリ・ルソーの特別展を追いかけて、ロンドンまで行ったこともありました。これはすごくよかったです。カラヴァッジョ展は、ローマから巡回しているようで、日本にも来ないかなと思うけれど、残念ながら日本には来ません。国立西洋美術館あたりが、いつかガツンとやってくれませんかねぇ。日本ではルネサンスや印象派の画家の人気は高い。でもカラヴァッジョやゴヤといった、後世には大きな影響を残しているけれど地味目な画家はイマイチ人気がない。ゴヤはちょっと気持ち悪い絵が多いしね。でも、どちらも好きな画家だ。ゴヤは、プラド美術館で現地ガイドの説明を受けて開眼しました。また生誕400年にあわせて「カラヴァッジョ 天才画家の光と影(2007)」という映画が日本で上映されている。関東だと横浜の港南台で7月2日まで。秋は自転車イベント真っ盛りで、イタリアに行く余裕はなさそう。ユーロ安でいいんだけどね。がんばっても港南台がせいぜいか?気が向いたら投票お願いします→
2010.06.25
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今年開催される美術展のなかでも、もっとも注目されるものの一つ、等伯展に行ってきた。没後400年 特別展「長谷川等伯」2010年2月23日(火)~2010年3月22日(月・休) 会期が一ヶ月と短いこともあり、あっという間に会期末。大行列が不安だったけれど30分待ち程度で入場。会場の込み具合は、うまくコントロールされているようで、前半は込んでいたけれど、後半は少し余裕を持ってみられた。前半は伝統的な日本画技法を使った宗教画(仏画)が中心。後半は水墨画が中心。時代による画風の変遷が興味深い。一つのハイライトは京都・本法寺に収蔵されている巨大な仏涅槃図。高さ10メートル、横6メートル。東京国立博物館の展示室をもってしても、壁に掛けきれず床まではみ出ていた。これほどに大きな日本画を見たのは初めて。ルーブルで一番大きな絵である「カナの婚礼/ヴェロネーゼ」が669cm x 990cmなので、ほぼ同じ大きさ。 そして後半のハイライトは国宝の松林図屏風。水墨画でありながら、空気遠近法を使った幻想的な表現。のちのターナーとの共通点も感じる。2010年3月24日(水)~4月11日(日)は「博物館でお花見を」ということで本館北側の庭園が解放されています。この日(3/20)の時点では、桜はほとんどつぼみ。咲いていたのは大根の花と白い花だけだった。ピークに来たら、ここもきれいですよ。気が向いたら投票お願いします→
2010.03.20
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上野の旧岩崎邸庭園へ初めて行ってきた。きっかけは「探訪・岩崎邸~非公開部分スライド・ショー~」というイベントがあることを「公園へ行こうという」Webで知ったためだ。通常の土曜日は演奏会をやっているのだけれど、夏の間はこのようなイベントをやっているらしい。場所は、不忍池のすぐ西側。東大本郷キャンパスの南東。不忍通りの池之端一丁目交差点のすぐ近くにある。表通りから一本入っただけのところに、こんな広い敷地があるとはびっくり。近くを何十回と通っているのにまったく知らなかった。名前の通り三菱の創設者・岩崎家本邸として建てられたもの。設計者はジョサイア・コンドル。コンドルは数々の名建築を残しただけでなく、辰野金吾らの多くの弟子を輩出したことでも知られている。また自身は河鍋暁斎に弟子入りし、日本画にも造詣が深い。内部の写真は無いけれど、旧財閥の邸宅らしい贅を尽くしたすばらしいもの。戦後の混乱でいろいろな問題があったようだけれど、現在は修復され美しい状態になっている。スタイルは違うけれど、東京都庭園美術館の、抑えたゴージャスさにも通じる。で、食堂として使われていた部屋で、ボランティアガイドの方の説明&スライドショーを聞く。非公開部分のスライドだけでなく、普通に通り過ぎると見落としてしまうところの解説などがあった。二階からの風景本館と続く和館和館の一部が喫茶スペースになっている氷 白玉宇治金時(\600) 氷は粗め。あんこがとてもおいしい。撞球室(ビリヤード場)はじめて訪問したけれど、十分に広くて歴史を感じる室内はさすがの存在感。このような重厚な建築を見てしまうと、現代建築(邸宅)ってなんなのだろうと思えてしまう。昔のように、とてつもない大富豪がいなくなったこともあるけれど、100年後に鑑賞に堪えうるものはどのくらいあるのだろうか。紅葉がきれいなようなので、秋にでも演奏会とガイドツアーのスケジュールを調べて来てみたい。せっかく上野まで来たので、天然氷のかき氷で有名な十条の「だるまや」へ足を伸ばすことにする。続く。気が向いたら投票お願いします→
2009.08.22
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熱海の帰り道に「そごう横浜店」で開催されているウェッジウッド―ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史2009年1月29日―3月1日に寄ってみた。美術品としての焼き物は、よくわからないこともあって、それだけの美術展にはあまり行かない。でも、日用品としてのウェッジウッドは好きなので行くことにした。今回の展示会では、美術館に収蔵されている古いものを中心に、約250点が展示されていた。新しいものもあるけれど、大量に流通しているものはなく、いずれも手間のかかった高級品や少量生産のもの。今回印象に残ったのは、ブルーの生地に、白い立体彫刻のようなものがはり付けてあるシリーズ(ジャスパー?)。非常に細かい細工なだけにどのように作るのだろうと思ってしまう。きっと焼成に失敗することもあるだろうしね。土曜日にはギャラリートークもやっているので興味のある方はどうぞ。食器好きなら、満足できる内容だと思いますぜ。気が向いたら投票お願いします→
2009.02.08
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毎年、東京ドームで恒例のテーブルウェア・フェスティバル 20092009年1月31日(土)-2月8日(日)に行ってきた。テーブルウェアというように食器類の展示会だ。いろいろな展示があって、大きく分けると次のようになっている。・著名・有名出展者による展示・展示販売コーナー・テーブルコーディネート部門・プロ/アマによるハンドメイド食器部門まずは著名各社による展示。自慢の高級品なだけに素晴らしいものばかり。マイセンだったかな皇族の婚礼で使われたものこれはアップ。食器に透かし彫り(?)が入っている。取り扱いが大変そう。会津うるし うるしなのにカラフルこちらもうるし 研ぎ出して、宇宙のような文様を出しているこちらは展示販売コーナー。ロブマイヤー 今年も注文間違いでネームの入ったものが定価の半額で売られていた。昨年も2脚購入したけど、今年も「バレリーナ ワインIII」を2脚購入。これで合計6脚。ベネトンのレジ袋はおしゃれ \500だったので思わず購入。陶器でも魔法瓶のように空間を空けたものが作れるらしいここからは著名人によるテーブルセッティングの提案。ワインは、ジャドのモンラッシェ・マグナム黒柳徹子 毎年かわいらしい。気に入ったのはパンダの模様が焼けるトースター。リサ・ステッグマイヤーここからはシルバーウェアのコーナー。手前にはコーディネートも出品していたクリストフル 一時期はまじめに購入しようと考えていたけど、わが家には分不相応ということで断念。リーデルのデキャンタ これって本当に使うものなのだろうか。ここからはテーブルコーディネート部門の作品。ここからはオリジナルデザインの食器部門。不思議な造形 ペッパー・ソルト入れ写真はほんの一部。展示販売は毎年似ているけれど、それでも楽しいイベントだった。開催は今週末まで。最低でも2時間、できれば4時間以上の余裕を持って行くのがおすすめ。ねこまんまねこさん、ありがとうございました。気が向いたら投票お願いします→
2009.01.31
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そうそう。あと気づいたら20万アクセスを超えていました。別にアクセス数は気にしてないので、どうでもいいっちゃいいのだけれど、飽きっぽいわたしが続けられてきたのも、見ていただいているみなさんのおかげです。ありがとうございました。ペコリ。最近行った美術展を2つほど紹介。ひとつは東京国立博物館で開催していた大琳派展で、もうひとつは江戸東京博物館で開催しているボストン美術館浮世絵名品展。・大琳派展 2008年10月7日~11月16日・ボストン美術館浮世絵名品展 2008年10月7日~11月30日大琳派展はよかった―!宗達・光悦に始まり、光琳・乾山、そして酒井抱一・鈴木其一。どうしても古い宗達や光琳が注目されてしまうけれど、其一もすばらしい。今回のハイライトは各巨匠の「風神雷神図」。宗達のオリジナルと、光琳、抱一の模写。また模写ではないのだけれど、宗達に着想を得た鈴木其一の作品。それぞれの良さがあるすばらしい作品。昨今は盗作や剽窃について何かとうるさいけれど、芸術の分野ではある程度必要なことなのだと思う。模写と剽窃は違うし、また剽窃という表現は適切ではないけどね。そして江戸東京博物館の「ボストン美術館浮世絵名品展」。こちらは日曜日の3時過ぎに行ったら激込み。浮世絵は作品が小さいだけに、人がたくさん並んでいると全然見えなくなってしまう。また作品のコンディションは良いのだけれど、今まで浮世絵はけっこう見ているので既知の作品が多く、どうしても驚きは少ない。ということで、個人的には大琳派展の圧勝。ただしこれは、大琳派展が閉館まぎわの時間ですいていたこともあるし、今まで浮世絵をどれだけ見ているかによっても違うので、あくまでも個人的な感想。あまり見ていないなら新鮮な驚きが多いと思う。またもっとすいている時間帯に行ったら、また違う感想になったかもしれない。気が向いたら投票お願いします→
2008.11.09
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浅草寺で行われている「本堂落慶50周年記念大開帳執行」&「大絵馬寺宝展と庭園拝観」へ行ってきた。まずは「大絵馬寺宝展と庭園拝観」のほうから。今回のイベントでは通常非公開の伝法院庭園や宝物館へ特別に入れる。こちらの建物に絵馬が展示してある絵馬の起源について考えたことはなかったけれど、その昔に馬を献上していたことから始まり、それから馬の人形になり、最終的には絵馬になったらしい。現代の絵馬は小さいけれど、展示されている昔の絵馬は何百キロもありそうな大きいものが多い。また徳川家と縁の深いお寺だけに、歴代将軍が奉納した絵馬もあった。展示室を抜けると、小堀遠州作と伝えられる伝法院庭園。ここに庭らしきものがあることは知っていたけれど、こんなに広い庭園があるとは驚き。五重塔の横には、江戸町「奥山風景」という出店が並んでいた浅草今半を見つけたので思わず食べてしまったここからは「本堂落慶50周年記念大開帳執行」。本堂からつながっている綱がポイント。浅草寺のWebから引用。お手綱(てづな)について 期間中、本堂前には3本の開帳塔婆が立ち、その塔婆からはお手綱が渡されます。このお手綱は本堂のお厨子内のお前立ご本尊さまの手に繋がっており、このお手綱を手に取ることで、直接お開帳のご本尊さまとご縁を結んでいただけます。 お手綱は、赤・黄・白・緑・紫の5本がございますが、どちらの色でも同じようにお開帳のご本尊さまとご縁を結ぶことができます。 お一人様一本お手綱を手にとり、観音さまとご結縁下さい。この説明にあるように1本ずつ持つのが正解なのだけれど、あとで戻ってきてみると、なぜだかみんな全部持つように拝んでいた。おかげで大行列。誰だ、勝手にルールを変えたヤツは(笑)。現在はライトアップ中雷門を抜けるとロンドンバスが走っている。その昔、浅草・上野間に走っていたロンドンバスが復活。昭和53年以来、30年ぶりらしい。子供のころに走っていたのを見たことはあるけれど、30年ぶりだとは思わなかった。百円で乗れるというので記念に乗車。独特のフォルムと電球の明かりが哀愁をただよわせる。浅草近辺をぐるっと回る。雷門ROXかっぱ橋ラジエーターグリルの前に立つと、ブロロという、低回転大排気量の昔らしいエンジンの音。いい記念になりました。普段入れない伝法院庭園はとてもよかったし、奥山風景の雰囲気も好きだった。天気がイマイチだったのは残念だけれど、充実した一日だった。気が向いたら投票お願いします→
2008.11.03
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前回からの続き。右側の大きな窓からは正面の庭がよく見える。アーチ状の天井にも細かな装飾が施されている。お気に入りの一枚これもシャンデリア喫茶ルームにて新館にある喫茶ルーム(有名料亭の金田中が運営を担当)であんみつを。ボリュームは少なめだけれど、おいしい。金田中だったら仕方ないか。邸宅の素晴らしさと比較すると、庭は狭い気もするけれど、日本庭園と芝生のエリアがあって気持ちいい――新宿御苑などの広大なところとの比較するとってことで、個人邸宅としては広いですよ――。庭だけの入場もできる(有料)。今回もピクニックしている人や寝転がっている人がたくさんいた。奥に見えるのが茶室ヨーロッパの王侯貴族が主役だった時代の華やかな建築とは違うのだけれど、現代の大量生産的建築が薄っぺらく見えてしまう、たいへん力のこもったもの。施主と職人たちが情熱を注ぎ、コストも惜しみなくつぎ込んだ昭和初期の結晶。気が向いたら投票お願いします→
2008.10.13
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目黒の東京都庭園美術館で開催されている開館25周年記念 アールデコの館2008年10月1日-13日に行ってきた。東京都庭園美術館は旧皇族の朝香宮邸を利用した美術館だ。ここの建物は素晴らしいと聞いていたけれど、今回が初訪問なのだ。いつもは写真撮影禁止だけれど、今回のイベントでは特別にフラッシュを使わなければ撮影できるようになっていた。積極的にアナウンスしていたわけではないので、それほど込んでいないだろうと思っていたところ、チケット売り場に短い列ができるくらい込んでいた。初訪問ということもあるけれど、最近訪問した美術展の中ではとても印象に残るものだった。エントランスにあったラリックのレリーフこのイベントを知っている写真好きが多かったようで、男女問わず一眼レフの所有率が高かった。シャンデリアの多くはラリックが担当。部屋ごとに違うのもすばらしい。扉の装飾ラジエーターカバー暖房器具にはすべてラジエーターカバーが掛けられている。これも部屋ごとにデザインが違う。天井シリーズ2点食堂これもシャンデリア 食堂なので野菜や果物などがデザインされている。写真を絞りきれなかったので、2回に分けて掲載します。次回へ続く。気が向いたら投票お願いします→
2008.10.12
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目白の永青文庫に自転車で行ってきた「白隠とその弟子たち」平成20年6月28日(土)~9月15日(月・祝)早稲田大学近くで見つけたガウディ風の建物永青文庫付近には見どころが多い。新江戸川公園、講談社野間記念館、椿山荘、etc。講談社野間記念館の周辺マップが参考になる。このあたりは細川家や黒田家などの大名家が所有していた土地で、がけの斜面にあるせいか、緑が多く残っている。講談社野間記念館の一部?永青文庫は、今年の2月に続き2回目(前回のブログ)。緑豊かな茂みのなかにクラシカルな西洋建築がたたずむ。内部は、昭和初期のおもむきを残す素晴らしいもの。永青文庫展示作品が少ないのは残念だけれど、やはりここは好きな美術館。大きな美術館や現代建築の美術館にはない落ち着きがある。定期的に特別展をやっているけれど、そういうことではなく、余裕を持って訪問し、周辺の散策も兼ねてゆっくり楽しみたい。前回は周辺を散策しなかったので、今回はとなりの新江戸川公園を散歩。無料では入れる公園なのに日本庭園風のきれいな景色。池にはエメラルドブルーの鳥がいた。新江戸川公園椿山荘の庭も散歩したかったのだけれど、そのあとの予定が詰まっていて断念。こんどは椿山荘でちょっと豪華なランチでもしたい。今回はすべてFinePix F31fdで撮影。自転車だと荷物の関係でコンパクトデジカメ(コンデジ)になってしまうことが多い。でもD300の高画質を見慣れていると何とも心もとないんだよね。ブログ用なので、画素数うんぬんじゃなくて、色調というのか色の再現性が気に入らないのだ。ってことで、新しいコンデジが欲しい! 最近気になっているのは写真家の田中希美男さんがブログPhoto of the DayでほめていたCyber-Shot W300。SONY/ソニー Cyber-shot DSC-W300レンズ性能も良さそうだし、おまかせシーン認識やDレンジオプティマイザーで失敗の少ない写真が撮れそう。ソニーのカメラは初めてなので、メディアの買い直しはイヤだけれど、今どきメディアのためにカメラの選択を変えるのもナンセンスだしね。今月はいくつか小旅行の予定があるので買ってしまいそうである。気が向いたら投票お願いします→
2008.09.06
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損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」~自然を愛した画家からの、心暖まるメッセージ~2008年7月5日(土)~8月31日(日)に行ってきた。ボーシャンとグランマ・モーゼスは、どちらも美術教育を受けていない素人画家。うまくはないけれど、それぞれの個性が味わえる。ボーシャンの絵は、ルソーにも似た緻密なまじめさを感じる。今回の美術展では、ボーシャンの作品が充実しているぶん、グランマ・モーゼスの作品は少なかった。実のところグランマ・モーゼス目当てに行っただけに少々残念。とはいえボーシャンの作品をこれだけ見れる機会は少ないと思うし、よさも少しは認識したので、美術展全体としてはまあまあの満足度。気が向いたら投票お願いします→
2008.08.29
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ホテルオークラで毎年開催されているチャリティーイベント第14回 秘蔵の名品 アートコレクション展~パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋~2008年8月8日~8月30日へ行ってきた。昨年初めて行ったところ、質の高さとバラエティの豊かさに驚いたイベントだ。詳しくは上記の公式サイトやいづつやの文化記号のブログを見ていただくとして、今年も素晴らしい。今年はモネを中心とする印象派と、印象派に影響を与えた日本絵画が展示されていた。今回8点展示されていたモネ作品の質はなかなか。どちらかというとマイナーなドービニーやブーダンもよかった。日本絵画では北斎の肉筆画「日月龍図」は、浮世絵とは違ったすごさを感じるもの。栖鳳の虎もよかった。昨年ほどの衝撃はないものの、質の高い美術展であることは間違いない。会期もあとわずか。興味のあるかたはぜひ。気が向いたら投票お願いします→
2008.08.17
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この日は、埼玉県立近代美術館で開催されている「丸木スマ展 -樹・花・生きものを謳う-」2008年7月5日(土)~8月31日(日)へ。JR北浦和駅からすぐ近くというアクセスのいい場所だし、市街地を通って片道30キロ以上あるので自転車で行くか迷ったけれど、けっきょく毎度のこと自転車。阿佐ヶ谷駅前の並木道は見事荒川の笹目橋を渡れば埼玉ようやく埼玉県立近代美術館に到着。美術館は北浦和公園の中にあった。実のところ、今までまったく知らなかった丸木スマさん。NHKの日曜美術館のあとに放送されるアートシーンで紹介された絵がとても気になり行くことにした。丸木スマは、日本のグランマ・モーゼスともいうべきおばあちゃん。70歳を超えてから絵を描き始め、81歳で亡くなるまでの間に700点以上もの作品を残した。今回は、田舎の風景や動物、子供たちなどの絵が約100点が展示されていた。画家としては稚拙だけれど、独特の色彩感覚やユーモア、暖かみがある。とくに動物の絵がよかった。独特の画風だけに好き嫌いがあると思うけれど、個人的には中くらいの評価。このおばあちゃんの人となりがわかると、もっとのめり込めそう。「美の巨人たち」で取り上げてくれないかな。またこの美術館にはMOMASコレクションという常設展があり、展示替えしながら所蔵品を展示している。今回はモネやピサロ、デルヴォーなどが展示されていた。特別展に来た方はこちらも必見。公園の噴水もアートしている自宅に帰る途中、笹目橋にさしかかったところで、戸田橋花火大会の観客がいた。花火の打ち上げまで2時間弱。まだ時間はあるので迷ったけれど、場所を探したり、買い物をしたりしているうちに時間は過ぎるだろうと思い見ることにした。笹目橋近辺はけっこうよく見えるのにそれほど込んでいない。先週の隅田川花火大会は何だったんだろうと思えてくる。三脚無しのコンパクトデジカメはつらい。予定外の戸田橋花火大会は、余裕を持って見ることができてよかった。これなら来年は、たまがわ花火大会と戸田橋花火大会で十分かな。気が向いたら投票お願いします→
2008.08.02
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この日は、自転車で美術館巡り&隅田川花火に行ってきたまずは込んでいるといううわさのコロー 光と追憶の変奏曲2008年6月14日(土)~8月31日(日)国立西洋美術館へ。10時過ぎに到着したけれど、うわさ通りけっこう込んでいた。ピークの時間帯になったら相当つらそう。西洋美術館では、久しぶりのクリーンヒット。コローの作品がこれでもかというほどたっぷり見られる。またコローに関係のある画家も数点展示されていた。コローというと風景画家というイメージがある。そのため今回大きくフィーチャーされた「真珠の女」は例外的な作品だと思っていたのだけれど、そうではないらしい。人物画が多数展示されていた。 この時代の西洋画家では、個人的には印象の薄いコローではあるけれど、とても器用で上手な画家だと再認識することになった。これから行こうというかたは、朝一番か、金曜の夜間開館がお勧め。当初の予定では、このあと北浦和の埼玉県立近代美術館で開催されている丸木スマ展に行こうと思っていたのだけど、疲れてきたので都内コースに変更。猛暑のなか、余計に40キロを走る元気がないのだ(40キロは上野からの北浦和までの往復)。そのため出光美術館で開催されている没後50年 ルオー大回顧展2008年6月14日(土)~8月17日(日)へ。出光美術館は初めて。ちょうど有楽町と皇居の中間地点で、日劇と同じビルに入っている。出光美術館ルオー大回顧展というので、世界中の美術館から集めたのかと思ったら、すべてこの美術館の所蔵品とのこと。ルオー展は、昨年「松下電工 汐留ミュージアム」でも開催され、そのときも松下電工の所蔵品が主体だった。ってことは、日本人はルオー好き?美術展自体はまあまあ。松下電工のときと甲乙つけがたい。でも個人的な好みでいえば、わずかに松下電工かな。美術館は9階にあるため、窓からは皇居が一望できる。窓の前にはソファーが設置されていて、くつろげるようになっている。無料でお茶を自由に飲めるようになっているのも好印象。隅田川の花火まで時間があったので皇居の三の丸尚蔵館へ。わかっていたことだけれど、とても狭い。三の丸尚蔵館三の丸尚蔵館は早々に出て、皇居内の散歩&休憩所で休憩。皇居の中心部は広大な芝生があり美しい。また植木もばっちり手入れされている。こちらの芝生は進入可能。いよいよ隅田川の花火。夜の天気予報が悪かったのと、自転車ということもあり相当悩んだのだけれど、けっきょく突撃。まずは下流側の穴場の観覧ポイント(業平橋)に行くと、思ったより人が居る。そこで上流の白髭橋へ移動。こちらも穴場と聞いていたのだけれど、打ち上げ3時間前なのにけっこう込んでいた。距離的には比較的大きく見える場所なのだけれど、橋脚が邪魔で高く上がった花火はよく見えない。とほほ。とはいえ、楽しく見られた。わざわざ三脚をかついでデジイチも持って行ったのだけれど、位置的にきれいに撮るのが難しい場所だったので断念。花火の写真は「たまがわ花火大会」に持ち越し。花火が終わると道が込みそうだったので早めに退散。自転車だと、電車のラッシュや人込みを回避できるのはいいけれど、夜道を20キロ以上走るのはちょっと面倒。疲れていたので、ゆっくり流して帰宅。本日の走行距離は、北浦和をキャンセルしたのに約65キロ。行かなくてよかった。そして走るだけなら疲れない距離だけれど、今回はいろいろ歩き回ったのでとても疲れた。家に帰って缶チューハイ飲んでバタンキュー。疲れたけれど充実した日でした。気が向いたら投票お願いします→
2008.07.26
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東京国立博物館で開催されている創刊記念『國華』120周年・朝日新聞130周年対決 巨匠たちの日本美術2008年7月8日(火)~8月17日(日)に行ってきた。混雑してそうな展覧会は、金曜の夜間開館時に行くようにしているので、今回も夜の訪問となった。人気の美術展だけあって、夜でもそこそこ込んでいた。ちなみに今回のサブタイトルにもなっている國華とは、岡倉天心らによって創刊され、世界的にも高い評価を得ている日本・東洋古美術研究誌。そのため國華の関係者が、今回の監修者になっている。また國華に紹介された作品も多く、作品のネームプレート(?)には何号で紹介と表記されている作品もあった。雪舟vs雪村、長谷川等伯vs永徳、若冲vs蕭白、仁清vs乾山、応挙vs芦雪、etc百聞は一見にしかず。必ずしも代表作とは言えない作品もいくつかあるけれど、日本芸術バンザーイと叫んでしまうような、バラエティの豊かさ、構図の大胆さ、強烈な個性。並みの美術展では、とうてい太刀打ちできない迫力。現在、東京で開催されている美術展ではNo1候補。もうちょっと見たいなと思う画家や、最近大規模な回顧展を見た画家(永徳や若冲、大観、雪舟(2002年:京都国立博物館))では、不満がないわけじゃないけれど、全体としてはお勧め。後期開催に行くべきか、迷い中。また今回の音声ガイドは著名声優がたくさん出演していて必聴。気が向いたら投票お願いします→
2008.07.25
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この日(6/1)は、久しぶりの快晴。パシフィコ横浜で開催されているアフリカンフェア20082008.5.28-6.1に近所の自転車仲間と行ってきた。当初は横浜で中華料理のハズが、なぜかアフリカンフェアでアフリカ料理になってしまった。パシフィコからランドマークタワーを眺めるわたしの自転車 最近カーボンフレームの高額自転車に興味ありアフリカ料理はカレーに似た(違うけど)、スパイシーな料理が多い自転車なのでノンアルコールビール。甘くて変な味。ホップの苦みはなく麦だけ?チュニジアだったかな? 南アフリカのワインは有名だけどフランス統治の影響で北アフリカでも造っています。対人地雷除去機なぜバラ? と思ったら、日本のバラ輸入先の2位がケニアで4位がエチオピア。ドバイ経由で収穫の翌日には到着するらしい。走行距離は50キロちょい。ずっと平坦だし、けっこう楽だった。と思ったけれど、翌日にはちょっと背筋痛。トホホ。やせなきゃ。気が向いたら投票お願いします→
2008.06.02
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武蔵工業大学で開催されているキャンパスイルミネーション20082008/5/31-6/3 19:00-21:00 入場料無料に行ってきた。このキャンパスイルミネーションは、工学部建築学科の学生が中心となって世田谷キャンパス全体を光で装飾するイベント。今回初めて知ったのだけれど今年で5回目らしい。武蔵工大のある尾山台までは4キロ弱と遠くないこともあり行ってきた。ビデオカメラで撮った映像をプロジェクターで映し、さらにその映像を撮って映し出す。合わせ鏡と同じ原理で不思議な感じ。レーザー&影絵の様子は、昨年秋に訪問した京都高台寺のライトアップを彷彿させる。1時間近く楽しめて入場料無料は太っ腹すぎ。イギリスの美術館方式で寄付を募ってもよいのではないだろうか。きっといろいろな問題があって、やっていないと思うのだけれど。それにしても学生の方々&関係者の方々。こんなに楽しいイベントありがとうございます。来年は学校名が変わってしまうけれど、変わらず続けてくださいね。あした6月3日(火)が最終日。雨で中止の可能性もあるけれど、興味のある方はどうぞ。気が向いたら投票お願いします→
2008.06.01
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三鷹市美術ギャラリーで開催されている中右コレクション 幕末浮世絵展大江戸の賑わい―北斎、広重、国貞、国芳らの世界―2008年4月26日(土) ~6月8日(日)に行ってきた。この美術展は家族で眼鏡さんのブログで知ったもの。先日行った大丸の「四大浮世絵師展」とも関連があるので行くことにした(そのときのブログ)。この日の天気予報は午後から雨。雨に降られないうちにと、午前中に自転車で出発。多摩川サイクリングロード経由で、布田、深大寺を超えて三鷹へ。三鷹に来たのは久しぶり。ちょうどhidepxさんのテリトリーを横切った形?三鷹の美術館というと「ジブリ」くらいしか知らなかったけれど、調べてみるといろいろあるようだ。 三鷹市美術ギャラリー 三鷹市山本有三記念館 三鷹の森ジブリ美術館 武蔵野市立吉祥寺美術館美術館は、三鷹駅北口前のコラルという商業施設の5階にある。サブタイトルにもあるように、北斎、広重、国貞、国芳など、幕末期の錦絵が中心。それと肉筆画も少々。家族で眼鏡さんのブログにも書いてあったけれど、大丸と三鷹、どちらの美術展も中右氏のコレクション。広重や北斎はダブっているのに、同時期に開催するとはすごい。大丸で展示されていたものは美人画や役者絵、風景画など正統的なものが多かったのに対し、こちらは国芳など面白い作品が多い。気に入ったのは菊川英山の美人画と、国芳をはじめとするユーモアあふれる絵。全体的に面白いものが多い。個人的には大丸の「四大浮世絵師展」より好み。入場料も割引券を使えば\480と安いのもいい。菊川英山。この画像では、小さすぎてわかりづらい。超有名作品帰りは深大寺でソバ。今まであまり込んでいるのに遭遇したことがないのだけれど、この日は天気が悪いはずなのにとても盛況。人気店は行列ができていた。hidepxさんに、一度は行ってみてといわれた大盛りの「多聞」も行列。あとで知ったことだけれど、深大寺植物公園のバラが満開の様子がテレビで放映されたことが原因らしい。すいていた青木屋という店に入ることにした。値段は深大寺のなかでは安め。ぬるーい水を出されてやばいと思ったけれど、ソバもやばかった。あまりソバそばにこだわりはないのだけれど、おいしくない。そば粉の配合比率は低いし、歯ごたえがよくない。マズイものを食べると、何か損をした気分になる。あまりにも不満足だったので、どこかで食べ直そうかとも考えたけれど、雨が怖いので退散。深大寺のソバ屋は、もっと調査しなきゃいけませんなあ。気が向いたら投票お願いします→
2008.05.24
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最近行った美術展を2つほど。まずは、東京大丸ミュージアムで開催された中右コレクション四大浮世絵師展~写楽、歌麿、北斎、広重~2008年4月24日(木)→5月12日(月)サブタイトルにあるように写楽、歌麿、北斎、広重などのビッグネームを中心に約170点と盛りだくさん。家族で眼鏡さんが訪問したときはすいていたらしいのですが、わたしが行ったときは会期末ということもありけっこう込んでいた。それもみんなとてもゆっくり見ている。そんなにゆっくり見たら、最後にはへとへとになってしまうのではと心配になってしまうほど。写楽は誰だというコーナーがあり、うわさのある画家の作品が一堂に展示されているのは面白かった。全体的には銘品揃いだけれど、気になったのはコンディションの悪いものが少なくないこと。すべてではないけれど、あまりにも色あせてしまったものは少々つらい。もう終わってしまったけれど、なかなかいい美術展でした。続いて日本橋三越で開催されている今、蘇るローマ開催・日本美術展5月13日(火)~25日(日)1930年にローマで開催されたイタリア政府主催の日本美術展に出品された作品を集めたもの。この美術展は横山大観が団長となり、またホテルオークラの大倉喜七郎がスポンサーとなっている。そのため今回の出品作品のほとんどは大倉集古館のもの。そういえば、恒例になっている大倉のコレクション展は今年は8月開催。で、日本美術展。海外に持っていった自信作だけあって、いずれも銘品揃い。また複雑な来歴のものがないため、コンディションも極上。大観の夜桜は、美の巨人たち 横山大観「夜桜」でも先日放映されたもので当然素晴らしいし、青邨「洞窟の頼朝」もすばらしい。それ以外にも観山や栖鳳など、それぞれの作家のなかでも最上に分類されるものばかり。それと最近いろいろなところで見て気になっていた観山のすごさをあらためて実感。観山の特別展やらないかなあ。会期は今週末まで。時間のある方はぜひ。気が向いたら投票お願いします→
2008.05.21
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横須賀美術館に行ってきた。きっかけは、よく参考にしている絵画ブログ「いづつやの文化記号」で、横須賀美術館の中村岳陵展を称賛していたのと、もともと興味のある美術館だったからだ。中村岳陵展4月1日(火)~5月11日(日)思っていた以上に横須賀美術館は遠い。三浦半島先端の観音崎の近くにあり、電車だと浦賀駅からバスで15分程度のところにある。自宅からだとドアtoドアで2時間くらい。レストランのテラス席海の前の立地は気持ちがいい中村岳陵展は、作品のクオリティは高いものの、約50点という作品の少なさに少々物足りなさを感じた。また、ほかにも週刊新潮の表紙を長年手がけていた谷内六郎館と常設展がある。屋上からの風景美術館に入館しなくても屋上に登れるようになってる。屋根の造形が美しい。また美術館の背後には小山があり、遊歩道が整備された巨大な公園になっている。というか、大きな公園の中に美術館が建てられてたような形になっている(観音崎公園)。横須賀美術館の最外殻はガラスでできていて、その中に白いカベがある二重構造になっている。美術館一階のレストランに入るか迷ったのだけれど、込んでいたのと時間が中途半端だったので、裏山を散歩して帰ることにした。帰宅後にわかったことだけれど、レストランの「アクアマーレ」は、アクアパッツァの日高シェフがプロデュースしているお店で、評判もなかなか。しまった、行けばよかったのだ。こちらは砲台跡観音崎近辺は三浦半島の先端ということもあり、かつての明治以来の軍事施設跡が残っている。観音崎バス停付近展示作品よりも、美術館の建物と自然に恵まれた立地が印象的だった。気が向いたら投票お願いします→
2008.05.05
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この日は美術館巡り♪ いずれも徒歩圏内の五島美術館と世田谷美術館へ。今のアパートに引っ越して8年たつのに五島美術館は初めてなのだ。五島美術館上野毛(かみのげ)駅を出て環八を渡り、裏通りの高級住宅街を少し歩いたところに美術館はある。ちょうど国分寺崖線の急坂の上に位置している。五島美術館は、東急グループの創始者「五島慶太氏」のコレクションを元にした日本と東洋の古美術の美術館だ。所蔵品の詳細はWebページを参照して欲しいが、この美術館の至宝は国宝「源氏物語絵巻」。春と秋にそれぞれ一週間ずつ展示される。約4000点の所蔵品があり、また5000坪も敷地があるわりには、展示室が1つしかないため、一度に展示されている作品はそれほど多くない。2ヶ月に一度くらいのペースで展示替えしているようだ。そして今回ちょうどGW中に「源氏物語絵巻」が展示されるのだけれど、わたしは少し前に訪問してしまったため見ることができなかった。失敗。ちゃんと調べて行けば良かった。特別展示国宝 源氏物語絵巻鈴虫一・鈴虫二・夕霧・御法4月29日(祝)~5月6日(火)この美術館自体の感想は、展示されている作品数が少ないこともあって少々物足りない。また書や陶磁器、茶道具など、あまり興味のないものが多いのも原因だと思う。ただし「破袋」と銘のついた水差しは、興味のないわたしが見てもすごいと思った。地図 右下のH型の建物が美術館で右端だけが展示室になっている。ここの庭は素晴らしい。今回訪問したときは雨が降っていたこともあって、少ししか散策しなかったけれど、今の季節だとフジやツツジが咲いている。十分に余裕を持って訪問し、散策することをお勧めする。続いて、横尾忠則を見に世田谷美術館へ。冒険王・横尾忠則初公開!60年代未公開作品から最新絵画まで2008年4月19日(土) -6月15日(日)心が落ち着くとかそういう種類の絵ではないけれど、ユーモアや風刺、幻想、エロチシズムに富んだ絵は見ていて面白い。とくに面白いと思ったのはアンリ・ルソーのオマージュ作品群。20点近くある中で一番気に入ったのは「正確な寸法で描かれたルソー像」。正確なタイトルは違うかも。ルソーの「私自身、肖像=風景」をユーモアも交えながら正確な遠近法で描いている。そうなると当然、中央のルソーはとても小さくなる(笑)。ルソー「私自身、肖像=風景」 こちらはオリジナル個性的なだけに、全体的に好き嫌いはわかれるかも知れないけれど、個人的にはとても面白いと感じた。なお今回は作品数が多いこともあって1階と2階の両方を使用している。全部見るには2時間くらいかかると思って予定を立てるのがお勧め。気が向いたら投票お願いします→
2008.05.01
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最近行った美術展を紹介。まずは国立新美術館で開催されているモディリアーニ展2008年3月26日(水)∼6月9日(月)・モディリアーニ展 公式サイト・モディリアーニ展 国立新美術館モディリアーニと言えば、細長い顔と、かしげた首。そしてアーモンドのような目。今回は初期の作品から晩年の作品までモディリアーニ展と呼ぶのにふさわしい作品が展示されている。また作品のクオリティもなかなか。瞳のない目はどうしても好きではなかったのだけれど、表情だけではなく肌の色や背景までをじっくり見ると、その人の本質が見えてくるらしい(->展示会で書いてあった説明の受け売り)。モディリアーニは、あまり得意でないのだけれど、そこそこの満足感はありました。好きな人だったらもっと満足するはず。続いて、東京国立近代美術館で開催されている生誕100年 東山魁夷展2008年3月29日(土)∼5月18日(日)こちらはとてもお勧め。魁夷というと幻想的な風景画というイメージがあったのだけれど、写実もあったり、海外留学中の絵もあったりとバラエティ豊かに楽しめる。圧巻は唐招提寺の障壁画(ふすま絵)。全長20メートル近いものが3面。柱や畳を再現し、限られたスペースのなか、なるべくありのままのように展示している。百聞は一見にしかず。あまり絵に興味のない人も満足するはず。4月の後半に展示替えがあるので、もう一度行く予定。・大丸ミュージアム・東京さらに続いて大丸ミュージアム・東京へ。なぜか今年は縁があり、今年すでに3回目。ブログには載せていないけれど、前回開催の「ヨーロッパ絵画名作展」も訪問。で、今回は「写真」とは何か20世紀の巨匠たち美を見つめる眼 社会を見つめる眼2008年4月3日(木)∼21日(月)マン・レイ、ロバート・キャパ、エドワード・ウエストンなど、20世紀を代表する14人の著名写真家の作品展。大丸ミュージアムの説明文(↓)が、この作品展の性質を良く表していると思う。写真の社会性ということが印象に残った。本展では、それらを探究する一つの方法として写真の歴史、「写真史」からその答えを導き出すことにしました。写真が最も発展した20世紀、そしてそれらに連なる21世紀、この時代の写真史を形成した重要な写真家たちを取り上げます。彼らの作品やその根底にある表現思想を通じて、人間が事物に視線を向け視察し記録する行為、そして、さらに表現芸術の領域までに昇華された「写真」ー、その本質や意味、役割を探究することで、単に写真の歴史をご覧いただくことに留まらず、「写真」とは何か?を体感していただけることでしょう。気が向いたら投票お願いします→
2008.04.12
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前回からの続き。東京国立博物館ではこの季節、通常は入場できない裏庭が解放され、また夜はライトアップされている。その前に特別展平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」を鑑賞。いつもとは違う、大胆で朱色が印象的な展示レイアウト。作品数の少なさをカバーしている。絶対的な作品数があるため物足りなさもあるけれど、斬新な展示方法は一見の価値あり。こちらは裏庭。花大根特別展、本館、東洋館を見て、ついに夜モード。本館の正面入り口階段のライト本館の裏で桜のライトアップ夜は寒かったこともあり、ホットドリンクの売店は盛況気が向いたら投票お願いします→
2008.03.30
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六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されているムートン・ロスシルド ワインラベル原画展と青山ユニマット美術館に行ってきた。青山ユニマット美術館で開催されているのはシャガール展―――だと思っていたのだけれど、ブログを書くためにWebを確認すると違うみたい。シャガールは常設展示で、特別展示はモネ、ドガ、ルノワールなどの印象派のようだ。4階、3階、2階が展示室の、こぢんまりとした美術館。1階で受付を済ませて4階から見るようになっている。4階には20点近いシャガール作品が展示されている。質的には中くらい。シャガールらしいものもあれば、後期印象派をほうふつさせる、見ただけでは判別不能なものもある。個人的に、国内の美術館が所有するシャガールで印象的なのは川村記念美術館のもの。大型作品でシャガールらしさがあふれている。この春に、リニューアルを経て久しぶりに開館するので行く予定。下のフロアには、素朴派展―――ルソーの小作が1点あり―――と、印象派展と題しモネやドガなどが展示されていた。モネのルーアン大聖堂は、なかなかの作品。ドガもよかった。こぢんまりとした美術館だけに、作品数も少なく、大美術館のような満足感は得られないけれど、ゆっくり見られるのが良いところ。シャガール好きならば行って損はないと思う。次は森アーツセンターギャラリーのある六本木ヒルズへ。青山墓地の道こちらではムートン・ロスシルド ワインラベル原画展2008年3月1日(土)~3月30日(日)が開催されている。この展覧会は、世界各国を巡回しているようだ。ユニークなのは展示方法。50センチ四方くらいの小さなケースに、原画および関連資料、ムートンのエチケット、画家の写真などがまとめて収納されている。この箱が、アートラベルのスタート年の45年から順に展示されている。今まで漠然としかエチケットを見ていなかったけれど、あらためて原画を見ると、「このような絵だったんだ」と思うことが多い。また今ではカラフルな印象のあるムートンのエチケットだけれど、60年代くらいまでは地味な色遣いのものが多いのも意外だった。あと93年のエチケットが2種類あるのは有名な話。しかし、それ以外のビンテージでも、複数バージョン存在するビンテージがいくつかあるのは知らなかった。図録が売っていたので買おうと思ったら、なんと\8,400! ものすごい豪華でもなく、どちらかといえば軽めの図録なのに、である。いくら何でも高すぎます。ということで、今回は買わずに退散。純粋にアートという視点で見ると退屈な部分もあるかもしれないけれど、ワイン好きなら、見ても損をしたとは思わないはず。会期末まであと少し。ムートンファンでなくても、ワイン好きの一般教養として面白い。ムートン・ラベル・コレクションなるWebサイトを発見。ムートンの全ラベルを見れます。気が向いたら投票お願いします→
2008.03.13
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東京国立博物館で開催されていた宮廷のみやび近衛家1000年の名宝へ、会期末ギリギリに行ってきた。NHKの正月番組で取り上げられていたのを見て、気になっていたのだ。近衛家は、藤原北家の流れを汲み、摂政・関白を排出している五摂家の筆頭で公卿第一の名門。今回の展示物の多くは、近衛文麿が京都に設立した陽明文庫(非公開)からの出品である。展示品の一覧は、こちらで見ていただくとして、平安時代から江戸末期まで千年にわたる珠玉の品が展示されている。さすが名門。前半の展示は、書状や本など文字の書いてあるものの展示が多い。文字系にはあまり興味がないので、これほどあると飽きてしまうこともあったけれど(それと下に展示してあるので、混んでいて見づらい)、藤原道長筆などという、教科書でも登場するような有名人物のものに出会うと感慨深い。また掛け軸などは、絵や書が素晴らしいだけでなく、表装も贅を尽くしたものが目立つ。また公家の筆頭だけあって、ときおり希代の風流人も輩出していたようだ。そのひとりが家熙(いえひろ)で、自身の書や画だけでなく、コレクションも素晴らしい。茶杓は30数点展示されていて、利休や織部などもあった。下世話な話だが、茶杓だけでいくらするのだろう。書が多くて少々退屈する部分もあったけれど、通常は非公開のものばかりなので、行って良かったと思った。逆に書が好きな人にはお勧め(もう終わっちゃったけど)。気が向いたら投票お願いします→
2008.02.24
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永青文庫と川越市立美術館に行ってきた。両方とも今回までまったく知らない美術館だったのだけれど、特別展の情報を新聞やWebで見て、興味あったので行くことにした。永青文庫は目白の椿山荘のすぐそば。閑静な住宅地にある。旧熊本藩細川家の屋敷跡で、細川家のコレクションを展示している。今回行こうと思ったのは、現在開催されている「鴎外・漱石と肥後熊本の先哲たち」で、宮本武蔵筆と伝えられる「捫腹布袋図」が展示されていからだ。武蔵好きとしては見逃せない。広い敷地にぽつんと建物があるあまりにもマイナーな美術館なので誰もいないと思ったけれど、ほかにも数名の見学者がいた。このあたりは、東京の懐の深さ、人口の多さだろう。建物は昭和11年に建造したもので、天井も高く独特の雰囲気がある。また展示ケースはすべて木製で歴史を感じる。展示作品はそれほど多くないけれど、空間も含め、興味深い美術館だ。数ヶ月おきに展示替えしているようなので、たまにふらっと立ち寄りたい。美術館好きなら、とりあえずは行って後悔しないと思う。続いて、川越の川越市立美術館へ向かう。美術館は、川越の小江戸地域(?)から、歩いて7,8分のところにある。今回の目的は開館5周年記念特別展 没後100年 橋本雅邦展を見るためだ。橋本雅邦は、横山大観の師匠格にあたる人物である。美術展の詳細は、このブログやこのブログを見ていただくとして、70点を超える雅邦の作品を一度に見れるのは楽しい。あと、近くにある山崎美術館にも、雅邦作品が多数展示されているので、ついでに訪れたい。来るときはバスに乗ったけれど、帰りは観光もかねて歩いて帰ることにした。小江戸地区には、昔ながらの建物がたくさん残っている。・小江戸地域の観光情報はこちら時の鐘今回は超マイナーともいえる美術館をはしごしたけれど、どちらも質は高く満足度は高い。また川越に行くなら、十分余裕を持って行き、川越観光も楽しみたい。気が向いたら投票お願いします→
2008.02.16
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昨年に続き東京ドームで開催されているテーブルウェア・フェスティバルに行ってきた。テーブルウェア・フェスティバル2008暮らしを彩る器展2008.2.2(Sat)-2.10(Sun)テーブルウェアフェスティバルでは、食器などのテーブルウェアを中心に、テーブルコーディネートなど、いろいろな展示が見られる。また展示販売のブースもあり、いろいろなものを見比べながらのショッピングも楽しい。初参加の去年のほうがインパクトはあったけれど、今年も面白い。お勧め。こちらは海外特集「ウィーン」のブースノリタケのN4というシンプルな食器も好きこちらは有名人の食空間提案コーナー。これが誰のかは忘れた。これは石坂浩二上記の拡大。ボッティチェッリの絵をいくつか使っている。ピンクのコーディネートがいい感じ。これも誰のかは忘れた。切り子こちらは自作のテーブルウェア部門自作部門は、いろいろなものがあって楽しいここからは一般参加のテーブルコーディネート部門展示販売コーナーで見つけた猫の食器展示販売コーナーでは新品だけでなく古いものも売られている。江戸後期から明治大正の日用雑器が手の届く値段で売られていた。ロブマイヤーの販売ブースを眺めていると、バレリーナIIIらしきグラスに\9,000の値札がついていた。お店の人に話を聞いてみると、イニシャルの注文間違いによる不良在庫らしい。それで定価の半額とのことだった。イニシャルは小さく彫っているだけで気になるものじゃなかったので2脚購入。これでバレリーナIIIは合計4脚め。もっと買っておけば良かったか。正規品の定価は\18,900だもんね。今回は時間がなかったので2時間半で切り上げたけれど、ちゃんと見たら4時間はかかりそう。また講演会などもやっているので、それらまで考えると1日十分時間をとって見るのがお勧め。開催は10日まで。テーブルウェアに興味のある方はぜひどうぞ。気が向いたら投票お願いします→
2008.02.05
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