2006年12月29日
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カテゴリ: 子宮筋腫
今日の午後、今後の治療方針についてドクターからお話をうかがうことになっていましたが、朝早くに病院から担当のドクターの体調不良で本日の診療は休診との連絡が入りました。

来年の1月5日の午後に改めて病院に行きます。

ご心配下さっている方もいらっしゃるので、12月27日に病院で聞いた子宮温存について少し書きたいと思います。

その日担当してくださったドクターは女性でした。年齢は30代でしょうか?

とってもはっきりとものをおっしゃる方ですが、前の病院のドクターとは違って細かいことまで丁寧に説明してくださいました。

その病院は「集束超音波治療」FUSという、MRI画像で特定した筋腫にレーザーを照射して筋腫組織を死滅させるという最先端の治療を行っています。

この治療法は入院の必要がなく、開腹しないためにすぐに仕事に復帰できるというメリットがありますが、費用は保険が適用されないため実費となり70万円ほどがかかります。

痛みもないということなので、できればこの治療を受けれれば…という気持ちがあり、お話を聞きに言ったのですが、残念ながらこの方法は私の筋腫の状況では無理だとはっきり言われました。

集束超音波治療は、筋腫の数が3個以内で大きさも9cm未満が条件だそうです。

まず、条件を満たしていないことと、筋腫のひとつが仙骨の脇を通っている坐骨神経に接しているため、神経を焼いてしまう危険があるので集束超音波治療は出来ないそうです。(きちんと説明してもらって納得しました。)

では、開腹した場合はやはり子宮全摘しかないのか?というお話ですが、「まだ、出産できる年齢だし、子供は産まない予定ですか?」と聞かれました。

前回「年齢的に出産は無理なんだから、子宮は必要ないでしょう。」「たとえ残したって縫うところもないくらいだし子宮の形を残さないので妊娠はしませんよ!」と言われた担当の先生に言葉が頭の中をグルグルしていました。

前の病院では全摘を勧められたというお話をすると、「妊娠をまったく考えていないと言い切れるのなら全摘を勧めますが、子宮をとってしまった後にやっぱり赤ちゃんが欲しいということになると取り返しがつかないので、本人の希望に添ってできるだけの治療をしたいと思います。」

「例えば筋腫を全部とれば子宮の形はなくなってしまうけれど、大きな物だけをとって後は残したまま筋腫核摘出手術を行うということもひとつの方法ですよ。」

「その手術はとっても難しいことだけれども、難しいから子宮を全部とってしまえというのは違うと思うし…」と先生からの説明聞いてなんだかびっくり。

同じ症状でも診る先生によって、こんなにも考え方が違うものだと思いました。


子宮を温存しお腹を切らないもうひとつの方法「子宮動脈塞栓術」の説明も受けました。

子宮の動脈にカテーテルを入れて、血管を詰まらる物質を注入して、子宮筋腫に血液や栄養が行かないようにする方法です。

こちらも入院は2~3日、3ヶ月ほどで筋腫の大きさが半分ほどになるといわれています。

これが上手くいけば閉経を迎えて、そのまま開腹しないで済む可能性もあるそうです。

ただしこちらも保険適用外、60万円ほどかかります。

ひとつひとつ丁寧に詳しく説明してもらってとても納得したのですが、「今の状況は子宮温存はとっても難しいということではあるけれど可能性はゼロではないし、他のドクターの意見も聞きたいので、もう1度来てもらっていいですか?」と言われて、今日その結果を聞きに行く予定になっていました。

今年中にこの先のことが決まればと思っていたのですが、少し待ったほうがいいというメッセージのように感じています。

そして、自分がなぜこんなに子宮温存にこだわるのか?十分に考えて答えを出すために大切な、必要な時間なのかもしれません。

みなさまにご心配おかけしたままで、結果を来年に持ち越すことになってしましましたが、私の気持ちはとっても元気ですのでどうか安心してくださいね。

たくさんの方に子宮筋腫の治療法についてさまざまな情報を教えていただいたり、ヒーリングしていただいたり本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも、ありがとうございます。





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最終更新日  2006年12月29日 17時58分43秒
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