2024年03月04日
XML
カテゴリ:
暦の中でも一番なじみのある「大安」「仏滅」など六曜について、お話していきたいと思います。







【六曜(ろくよう)】

六曜は中国で時間を区切るために使用されていた考え方で、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つがあり、その日の吉凶や運勢を占う暦注として広まったといわれています。

六曜には「日」としての吉凶に加えて、一日の「時間帯」の中でも吉凶がありますので、「日」の吉凶だけではなく、時間帯の吉凶についてもお伝えしていきます。


暦は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順番で繰り返されますが、時々月末と月初に同じ六曜が続くことが起きたりします。

その理由は、旧暦の1日にあたる日には、六曜が定められているからです。

旧暦の1月・7月は「先勝」、2月・8月は「友引」、3月・9月は「先負」、4月・10月は「仏滅」、5月・11月は「大安」、6月・12月は「赤口」で、旧暦の1日は必ず決まった六曜からスタートします。



【先勝(せんしょう)】

先勝は「先手必勝」「先んずれば即ち勝つ」という意味を持ち、「なるべく先まわりして行動する」と良い日とされています。

午前中が吉、午後は凶の時間帯となります。



【友引(ともびき)】

「友引」は「共に引き分け」という意味をもち、勝負がつかない日とされていました。

それが転じて「友を引く」と捉えられています。

午前中や夜は吉・昼間の丑の刻(11時から13時)は凶とされています。



【先負(せんぷ)】

先負は「先んずれば即ち負ける」という意味を持ち「平常を装って吉」とされ、何事も起こらないように心穏やかに過ごすと良い日です。

午前中が凶で午後が小吉(吉ではないので注意)の時間帯となります。



【仏滅(ぶつめつ】

仏滅は「尊い仏をも滅ぼす」という意味を持ち「物が終わる(滅する)日」とされ、何をしても良い結果を望めない六曜の中では一番の凶日です。

仏滅を「物滅」ということもあり、「これまでの物事が整理されて、新たなスタートを切る日」とポジティブに捉えることもできますが、お祝い事などは避けた方がよいでしょう。

1日を通して凶の時間となります。



【大安(たいあん)】

大安は「大いに安し」という意味を持ち、「やってはいけないことが何もない日」とされ、1日を通して良い運勢を期待できる六曜の中で一番の吉日です。

一日を通して吉の時間となります。



【赤口(しゃっこう)】

赤口は「赤舌日(しゃくぜつにち)」ともいい、陰陽道の「赤口神」の元にいる極悪の鬼、人々や生き物を苦しめる「赤舌」に由来しています。

仏滅が「物が滅する日」であるのに対し、「赤口」は全てが消滅する日と言われ、すべての物事に対して凶とされています。

時間帯では、鬼が休む昼間の丑の刻(11時から13時)は吉となります。

また「赤」という字が「火」や「血」など死をイメージさせるため、赤口の日は火や刃物の取り扱いに注意するようにともいわれ、縁起が良くないとされてきました。

お祝い事などは避けた方がよいでしょう。





愛と光を込めて・・・

瑠璃月姫





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年03月04日 15時40分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[暦] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: