ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/12/07
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テーマ: 京都。(6079)
カテゴリ: 研修会
2017年 12月7日(木)】

 今日はガイド会地区組の研修会でした。

 当ガイド会担当の某講座のうち、当エリア会が担当する講座の前半部分の座学とフィールドワークの予行を兼ねた内容でした。

 午前中の座学のテーマが 「後水尾天皇と東福門院」 、午後がそのゆかりの寺院である 光雲寺 の見学でした。

 座学の講師は、急きょ予定以外の他の方が講師を務められました。昨日依頼されて、自分で作ったものではない資料での講義だったのですが、しっかりと講義されたのはさすがです。

 この9月1日に二条城での詳細なガイドを担当し、後水尾天皇や東福門院のことはある程度勉強したので結構知識はありましたが、今回の講義で新たな色んなことを知ることができました。 猪熊事件 、奈良時代以来の女帝明正天皇誕生の理由、豊臣秀頼の寺社諸堂建築・修復は徳川家康が豊臣家の財力を低下させるためだと思っていたが秀頼にはそれなりのメリットがあったことなどなど。

 午後は午前の講義と関連して、東福門院の菩提寺「光雲寺」を見学させていただきました。南禅寺の境外塔頭で、もとは摂津国天王寺にあった寺院で、開山は南禅寺開山 大明(だいみん)国師(無関普門禅師) 。通常非公開で、以前特別公開があったとき、我がガイド会が担当したようです。


光雲寺のロケーション

パンフレットから


光雲寺






仏殿




 ご住職自ら長時間にわたって説明してくださいました。仏殿では須弥壇の上まで上がらせていただいて、東北門院から贈られた御本尊 「釈迦如来坐像」 、脇侍 「迦葉(かそう)尊者」 (釈迦十大弟子の一人。執着がなく、頭陀(ずだ)第一とされた。 阿難尊者 は修復中)、厨子内に納められた 「聖観音菩薩坐像」 (東福門院の念持仏で 伝・運慶作 )、 「木造東福門院坐像」 (東福門院没直後に造られたもの)、 「金銅仏舎利塔」 (東福門院ゆかりで、 菊と葵の紋 が刻まれている)などを拝見することができました。

本尊 釈迦如来坐像。脇侍 迦葉尊者像、阿難尊者像

パンフレットから

聖観音菩薩坐像

パンフレットから


木造東福門院坐像

パンフレットから



 その他、須弥壇左では 「大明国師像」 、中興の祖 「英中玄賢禅師像」 などを拝見することができました。

 また、 「東福門院自筆過去帳」 東福門院の遺髪 も見せていただきました。

 その後、 第7代小川治兵衛 による池泉式庭園、 加藤清正公 が朝鮮出兵の際に招来した 瑪瑙の手水鉢 (東福門院寄進)などを見学させていただきました。おまけに立派なガイドブックも全員にいただきました。ありがたいことです。


庭園

パンフレットから



パンフレットから


瑪瑙の手水鉢



いただいたガイドブック




 最後にお寺を出て、裏の哲学の道に上がり、 後水尾天皇第四皇女・顕子内親王(女三宮) のお墓を俯瞰しました。




 21日には本番の講座があり、この光雲寺でお手伝いをすることになっているので、しっかりと務めさせていただきます。


 もともとはもっと早く終わるだろうと予測し、中央図書館または歴彩館に寄る予定でしたが、ご住職が一生懸命時間をかけて説明してくだいましたので、その時間はなくなり直接帰宅しました。


 今日は次女が定期的な健診で、家内が三菱病院に連れて行ってくれました。順調で予定通り26日付近の出産のようです。


(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



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最終更新日  2019/08/25 10:23:18 PM
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