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2017年10月22日
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現代的なマルクスの「ヘーゲル法哲学批判」です

ブログの過去帳を見たところ、6年前の学習が出てきました。
マルクスの『ヘーゲル法哲学の批判から』(国民文庫)を学習していたんですね。
2011年の8月から10月にかけて、15回のレポートを発信していました。

この第13回の学習は、『法の哲学』c立法権 第308節を対象としたものです。
ヘーゲルは、当時のプロイセン国家にあって君主制による二院制を説いていました。
これに対しマルクスは、
フランスやイギリスの近代民主制度の歴史にてらして、
そのものの在り方から、唯物論の見地から、検討し批判しています。

写真: DSCN5240


https://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201110210001/

今日は、第48回総選挙の投票日です。
このヘーゲルの『法の哲学』に挑戦した方は分かると思うんですが、難解なんです。
それを相手としたマルクスの批判は、やはり難解さがつきまとう印象があったんですが。

今、この総選挙の中で、レポートを読み返してみると、分かりやすく読めたんですね。
ここでマルクスが批判しているのは、代議制、選挙についてです。
ヘーゲルの絶対理念の自己展開としての現状説明は、苦し紛れの合理化論なんですね。
これに対して、マルクスはフランスやイギリスの近代民主主義国家の政治制度をまなんで、
市民社会と政治的代議制度との関係について、その意義と役割を述べているんですね。

戦前の日本の帝国議会をうかがわせるようなプロイセン国家ですから、
国立大学の教授ヘーゲルは、難解な表現の中に、合理的な思想が含まれている。
しかし、その哲学的考え方から、現状を合理的なものとみるきらいがあった。
その哲学観と政治論をマルクスは批判しているんですね。

問題は、市民社会が代議制に反映させる仕方ですが、ヘーゲルの問題の建て方を批判して、
マルクスは、各国の歴史的事実にもとづいて、選挙権・被選挙権ともに、範囲を拡張し一般化しようとしている点に問題があると指摘しています。
日本の小選挙区制度によるの歪んだ鏡も、そうした反動化の一形態として読めました。

ようするに、この投・開票日の気ぜわしい中ですが、
たいへん今日的な問題として、第13回レポートを読み返すことができました。






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Last updated  2017年10月22日 19時10分48秒
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