PR
Calendar
Comments
Keyword Search
Freepage List
みかんの収穫前のひと仕事
小田原・早川のみかん園ですが、直近の、9月19日から21日の様子です。
早生みかんは10月半ばから、ボチボチと収穫が始まりますが、
今のみかんの様子です。
秋晴れの日和によって、みかんは黄色く色づいていきますが、まだ今のところは濃緑色です。
今回の小田原行きですが、
あちこちで手の及んでないみかん畑があって、それらへの除草作業が主題でした。
ヤブカラシやクズに覆われた畑ですが、
覆われた下にはみかんの木があるんです。
このままでは、みかんに陽は当たらなくて、木は枯れてしまいますから、
この若者をはじめとして、みんなで力を合わせて、
くそ暑い炎天下に、あちこち草刈りをしているんです。
次のみかん畑の写真は、本日の作業を終えたあとの写真です。
この畑は、除草剤は使わずに、草刈り作業で頑張ってるんですよ。
このみかんの木は「青島」が8割方ですが、
昨日、みかん園の若い園主は、その摘果作業をしていました。
亡くなった園主のポリシーでもあったんですが、このみかん園の全体は、
「安心、安全のみかん」を提供したいということで、
繁茂してくる雑草に対して、いっさい除草剤は使わずに、
エンジン式の草刈り機で対処してきているんです。
それに共感して当方も、これまでは除草剤は使わずに管理して来ていたんですが。
しかし、それでは広いみかん畑に対処しきれないと、判断したんです。
みかん園の周辺には、ヤブカラシやクズなどが押し寄せてきてますから、
周辺の土手や、イノシシ防止用の鉄柵に巻きついてきていますから、
それには草刈り機が使いにくい状況があって、
それで決断したんです。
この周辺の対処には、除草剤を散布するで対処する、と。
あの世で、先日亡くなった園主が、この自体をどの様に思っているか、
今は、議論することがかなわないんですが、
私なりに、草刈り作業と除草剤使用を組み合わせるしかないと、判断しました。
次の写真ですが、
これは、みかん園に押し寄せてきている、ママコノシリヌグイ、ヤブカラシ、クズなどです。
大自然の力はすごいものです。
それに対して、農夫の力というのは、限られたものです。
農家一般がそうでしょうが、一般にみかん農家の人たちも高齢化していきます。
有効な社会的支援が、少子化と同様に、はかられてきていない今、どうしたって、これまてがんばって維持してきた畑ですが、
これまで通りには維持することはできないんです。
今、その事情を知った援農者が、ボランティアとして、
その低下したところをカバーしようと、応援してくれてるんですが。
それでも、現在の力では、現状を維持していくのは、なかなか難しいんですね。
小田原・早川のでは、みかん園の耕作放棄地が30パーセントあると、数年前ですが聞きました。
これと、正面から対決しようとしてるんです。
今どきの、みかん農家の「三酔人経綸問答… 2024年11月15日
真鶴・小田原のみかん園、今年のみかんの… 2024年11月14日
74歳、55年前の高校同期会(1966-1969)… 2024年11月13日