みかんの木を育てる-四季の変化

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2023年09月21日
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​みかんの収穫前のひと仕事​

小田原・早川のみかん園ですが、直近の、9月19日から21日の様子です。

早生みかんは10月半ばから、ボチボチと収穫が始まりますが、
今のみかんの様子です。



秋晴れの日和によって、みかんは黄色く色づいていきますが、まだ今のところは濃緑色です。


今回の小田原行きですが、
あちこちで手の及んでないみかん畑があって、それらへの除草作業が主題でした。
ヤブカラシやクズに覆われた畑ですが、
覆われた下にはみかんの木があるんです。
このままでは、みかんに陽は当たらなくて、木は枯れてしまいますから、
この若者をはじめとして、みんなで力を合わせて、
くそ暑い炎天下に、あちこち草刈りをしているんです。




次のみかん畑の写真は、本日の作業を終えたあとの写真です。



この畑は、除草剤は使わずに、草刈り作業で頑張ってるんですよ。

このみかんの木は「青島」が8割方ですが、
昨日、みかん園の若い園主は、その摘果作業をしていました。

亡くなった園主のポリシーでもあったんですが、このみかん園の全体は、
「安心、安全のみかん」を提供したいということで、
繁茂してくる雑草に対して、いっさい除草剤は使わずに、
エンジン式の草刈り機で対処してきているんです。

それに共感して当方も、これまでは除草剤は使わずに管理して来ていたんですが。
しかし、それでは広いみかん畑に対処しきれないと、判断したんです。
みかん園の周辺には、ヤブカラシやクズなどが押し寄せてきてますから、
周辺の土手や、イノシシ防止用の鉄柵に巻きついてきていますから、
それには草刈り機が使いにくい状況があって、
それで決断したんです。
この周辺の対処には、除草剤を散布するで対処する、と。
あの世で、先日亡くなった園主が、この自体をどの様に思っているか、
今は、議論することがかなわないんですが、
私なりに、草刈り作業と除草剤使用を組み合わせるしかないと、判断しました。

次の写真ですが、
これは、みかん園に押し寄せてきている、ママコノシリヌグイ、ヤブカラシ、クズなどです。



大自然の力はすごいものです。
それに対して、農夫の力というのは、限られたものです。

農家一般がそうでしょうが、一般にみかん農家の人たちも高齢化していきます。
有効な社会的支援が、少子化と同様に、はかられてきていない今、どうしたって、これまてがんばって維持してきた畑ですが、
これまで通りには維持することはできないんです。


今、その事情を知った援農者が、ボランティアとして、
その低下したところをカバーしようと、応援してくれてるんですが。
それでも、現在の力では、現状を維持していくのは、なかなか難しいんですね。


小田原・早川のでは、みかん園の耕作放棄地が30パーセントあると、数年前ですが聞きました。
これと、正面から対決しようとしてるんです。






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Last updated  2023年09月21日 20時44分16秒
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