狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Dec 25, 2004
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テーマ: 韓国!(17331)
カテゴリ: カテゴリ未分類
重い腰をやっと上げて、昨日イブにやっとクリスマスツリーを出してくれたアッパ。

というのも、家のクリスマスツリーはアメリカのCostcoで買ったバカデカイもの。アメリカでは小さいうちに住んでいても邪魔にならなかったツリーもここではかなりの邪魔者。
ベランダに置くしかないんだけど、この1年の間に植物園と化してしまったので、置く場所がなかった。

昨日その植木たちを何とか移動させて、置く場所を作って、やっと飾ったツリー。
子供たちは大騒ぎ。
特にホパリは去年の記憶はないだろうから、初めて見るような興奮。オーナメントを引っ張って大変なことになった。

tree


それでも何とか子供たちをなだめすかして、やや遅めに就寝。
私たちが寝る前に「サンタさんからのプレゼント」とツリーの下にセッティング。
あ、それからイパルが書いたサンタハラボジへの手紙を隠して・・・。

そして寝るときにパパが子供のころの思い出を話してくれた。

それは小学校2年生のころ、まだプサンにいた時の話だそうだ。
そのころの韓国ではクリスマスといってもこんな華やかなものではなかったそう。
それでも靴下を下げる習慣はあったらしい。
ただその靴下は特別なものではなく、お父さんのサッカー用の大きな靴下を下げていたそうだ。
寝る前、朝起きたらその靴下に何が入ってるんだろう・・・とドキドキしながら寝入ったパパ。

朝起きて布団から靴下を見ると、ものすごい大きく膨らんでいる。
あまりのすごさに怖かったパパは、隣で寝ているハルモニを起こし、「オンマ、あれ見て」と言った。
「あ~、本当だ。何が入ってるか見てごらん」とハルモニに言われて勇気を出して見に行ったパパ。
中には所狭しとみかんが詰っていた。

サンタハラボジがみかん・・・??

靴下をさかさまにするとみかんがドサドサと出てきて、一番最後に薄っぺらいコミックが出てきた。
しかもコミックには近所の書店のスタンプが押してある。

「オンマ、これってあそこの本屋のスタンプだよね?」
「そうだね~。サンタハラボジも忙しいから、作ってこれなくてこの辺で買ってくることもあるんだよ」

それにしても、みかんとコミック。パパはかなりショックだったという。

そして翌年。ハラボジとハルモニは同窓会に出かけて、パパのハルモニと二人のイブだった。
「ほら、早く寝ないとサンタさんが来ないよ」とおばあちゃん。
パパは今年は何をもらえるんだろうと期待しながら就寝。
翌朝起きてみると、靴下の中にも枕元にもどこにもプレゼントはない。
「僕悪い子だったのかなぁ・・・」と落ち込んでいるところへおばあちゃんが「あっちを見ておいで」と玄関の下駄箱を指差す。
下駄箱にサンタさんから何かあるんだろうか・・・といぶかしげに下駄箱を開けてみると・・・。

靴ひとつひとつに缶詰が。
もも、パイナップル、ブドウ・・・。しかも英語でも書いてあればサンタさんからのギフトだと思ったかも知れないとパパは言った。
でも、すべてハングルのしかもプサン出産の缶詰たち。

本当にサンタさんがくれたのか?
サンタさんってこんなものくれるのか?

パパのサンタ疑惑は深まったそうだ。

みかん、缶詰と続いたクリスマス。さすがの両親も息子に悪いと感じたらしく、翌年のギフトはすごかったそうだ。
その当時センセーションだったラジコン。バックしか操作ができないものだそうだが、それでも当時はすごかったそうだ。

クリスマスが迫ったある日、パパがあるきれいな包装紙に包まれた箱を発見した。
「オンマ、あれ何?」
「あれはアボジ(お父さん)のよ」
その翌日その箱は消えていて、あ~お父さんが持っていったんだと思っていた。
そして迎えたクリスマス。
朝起きたら枕もとにあの包装紙の箱が。
その瞬間思ったそうだ。
オンマがサンタハラボジなんだ、と。
ハルモニはとぼけたそうだが、パパの心には疑惑が消えなかった。

やるなら徹底しないと・・・。
これがクリスマスの教訓。

それでは最後にパパとイパルからクリスマスの挨拶。

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Last updated  Dec 25, 2004 05:25:34 PM
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