狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Feb 5, 2005
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正直言って分からない!

ビザをもらった夜、パパの心の行き先が曇ってきた。
私はこれを優柔不断と呼ぶ。パパは違うと言うんだけど、私から見たら、そうだ。

私は言ったのだ。日本から帰ってくるとき、韓国での生活の選択肢も十分考えてみること、すべての可能性を考えてみて、それから決めようと。
しかし帰ったら、パパは韓国での生活は考えられない、日本に行くことは変わりないと言った。後悔しないとも。
だからビザ申請をしたのだ。

でも実際ビザをもらったら、「本当にこれでいいのか」と言う気持ちになったようだ。
自分が韓国でどこでも文句言わず就職すれば、無駄な引越代、新たに買わないといけない電化製品、子供の幼稚園問題など、色々と考えられる問題を避けることが出来る。
・・・それを今考えたの?
と半分あきれながら聞いていた。
もちろん今までも同じ質問を自分に投げかけていたと思う。
それにこんな風に考えるのは日本が最終ゴールではないからなのも承知だ。
だけど、パパは来年に必ずアメリカにいける保証がないうちは、それに焦点を合わせて判断してはいけない、と言っていた。
でも来年のビザがもらえるように色々ハラボジも働きかけていてくれてることを昨日あたりから聞かされていたので、決心も揺らいだんだろう。

私は知っていた。
絶対パパはこんなことを言い出すって。
だから日本行きのチケットを手にするまで日本行きは信じないと思ってきた。
パパの心の揺れ、分かる。
優柔不断なのは正直イライラすることもあるんだけど、こればっかりは仕方ない。直前に悩むなと言ったってそれは変えられるものじゃないんだから。

夜のパパの一番の悩みは子供のことだったようだ。
日本に行ったら一日中保育園か幼稚園に居ないといけない子供たち。韓国にいたらそんなこともさせずに済むと。でもこれも散々今まで悩んできたこと。

本当に正しい選択なんて誰も分からない。
あるのかどうかも知らない。
子供たちにしたってどれが一番良い事かやってみないと分からない。

私は正直どっちでもいい。
韓国でも日本でも。どっちになっても、結局大変な思いをすることになっても後悔しない。だって自分たちが一番良いと思って決めた選択なんだから。
この際母のことは脇に置いておいて・・・。
私は「決心」をしたい。一度決めたらそれに向かって努力をして準備が出来るように。
そして一度決心をしたら、後ろは当分振り向きたくない。

・・・でも無理だろうな。パパは最後までマークシートの答えを悩んで直前に変えてしまうタイプなんだもの。しかも変えた後もずっと「あれでよかったのかな」と考えるタイプ。
しばらくパパに付き合うしかない。
とにかくパパの選択が家の選択。
パパに一番良いように決めたい。





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Last updated  Feb 5, 2005 10:17:08 AM
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