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「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」 これこれ。 「仏」 ならなんとかなるのでは? 「仏」 と言えば、「仏」→「仏教」→「お釈迦の生まれたインド」(苦しまぎれのこじつけ。今のインドは仏教とつながらないですね。)⇒「インド」(やっとたどりつきました。) 「インド」 なら、(というか、無理にも)いつか出したいと思い続けていた本 『シャンタラム』(グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ著) をやっと出せる。と、本を取り出してみたら、なんとこれは無理だとわかりました。なぜなら翻訳が、あの 田口俊樹 なんです。 SODEOKAさん も SIMAKUMAさん も 『800万の死にざま』 も 『日々翻訳ざんげ エンタメ翻訳この40年』 ですでに取り上げられていますね。(翻訳者には、注意してなかった。)
「1951年、北海道生まれ。1946年に父が くすみ書房 を創業、1999年に後を継ぐ。読書離れに歯止めをかけようと、良書なのに売れ行きのよくない作品ばかりを集めた 「売れない文庫フェア」 などの試みが話題となる。 「本屋のおやじのおせっかい」 と題し、中高生に読んでほしい本を集めた 「これを読め!」シリーズ は道内各地の書店や他県にも広がった。2017年に肺がんのため死去。享年66。」 古い話ですが、自分が高校生のころは、学校の近くには本屋さんがあるものだと思っていましたが、今は駅近くにさえないことも。もう長く出版社や本屋さんの苦境を聞いていますが、特に打つ手もなく減少していっているのでしょうか。歩いて行ける範囲に本屋さんも図書館もない生活を何年もしたことがありますが、まだアマゾンもなかったし、立読みが好きな私は本当につまりませんでした。コロナ禍でいっそう引きこもりがちですが、日々の買い物のついでに本屋さんに立ち寄れる今の暮らしはありがたいです。
(今店を閉めたら周囲の人は「息子さんをなくして力を落とされたんだろう。しかたがないなあ。」閉店は息子のせいだと思われるのだろう。…。いや、そういうわけにはいかない。絶対に閉店を息子のせいにさせるわけにはいかない。息子はあんなに苦しい思いをして頑張ったのに。不甲斐ないオヤジのせいなのに。今、店を閉めるわけにはいかない。) と思い直した。今まではやる気のなかった二代目が、倒産寸前の本屋の再生に初めて挑戦することとなった。知り合いの助言から 「まずは人を集めること。そのためには売れなくてもいい。おもしろい企画を立てて、マスコミを動かすこと」 と考えてフェアを計画した。狙った以上に新聞もテレビも取り上げてくれた。
「※ここで原稿は終わる。 このあと、 中島岳志 による詳しい解説には、 久住さん 自身のことだけではなく、 くすみ書房 の誕生から、時代状況などにも触れています。最後に 久住さん 自身の講演草稿と、次に作るつもりの書店の趣意書の草稿と、娘によるあとがきがあります。多くの人の手によってできた小さないい本でした。
その後、2015年6月、くすみ書房大谷地店は閉店となる。
一年後、「奇跡の本屋をつくりたい」と謳い、再始動するも、その矢先に病が発覚。
2017年8月28日、永眠。」
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