戻っておいで 私の時間

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2021年05月28日
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カテゴリ: 追悼
5月28日生まれの皆さん:Ian Fleming、T-Bone Walker、Prince Buster、筒美京平、立花隆、中沢新一、Arto Lindsay、村上ショージ、辛島美登里、中尊寺ゆつこ、Kylie Minogue、西田幸治(笑い飯)、五十嵐亮太、能見篤史、若槻千夏、黒木メイサ、林明日香、柴崎岳、鞘師里保(モー娘。)

ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート

                    2021.4.18 東京国際フォーラム
        <第1部>

01. OVERTURE / 船山基紀とザ・ヒット・ソング・メーカーズのテーマ
02. ブルー・ライト・ヨコハマ / 伊東ゆかり(いしだあゆみ)
03. 誰も知らない / 伊東ゆかり
04. 雨がやんだら / 夏木マリ(朝丘雪路)
05. 真夏の出来事 / 平山三紀
06. 芽ばえ / 麻丘めぐみ
07. わたしの彼は左きき / 麻丘めぐみ
08. 赤い風船 / 浅田美代子



09. にがい涙 / AMAZONS (スリー・ディグリーズ)



10. セクシー・バス・ストップ / 野宮真貴 (浅野ゆう子)
11. ロマンス / 岩崎宏美
12. 木綿のハンカチーフ / 太田裕美
13. 九月の雨 / 太田裕美
14. 東京ららばい / 森口博子(中原理恵)



15. リップスティック / 森口博子(桜田淳子)
16. 青い地平線 / ブレッド&バター
17. 哀愁トゥナイト / 大友康平 (桑名正博)
18. セクシャルバイオレットNo.1 / 大友康平 (桑名正博)
19. センチメンタル・ジャーニー / 松本伊代
20. 夏色のナンシー/ 早見優
21. あなたを・もっと・知りたくて / 武藤彩未(薬師丸ひろ子)


22. 卒業 / 斉藤由貴



         <第2部>

23. Romanticが止まらない / C-C-B
24. Lucky Chanceをもう一度 / C-C-B
25. WAKU WAKUさせて / AMAZONS featuring 大滝裕子(中山美穂)
26. なんてたってアイドル / 乃木坂46(伊藤純奈 & 樋口日奈)(小泉今日子)
27. Oneway Generation / Little Black Dress(本田美奈子)
28. 抱きしめてTONIGHT / 藤井隆(田原俊彦)
29. 人魚 / NOKKO
30. AMBITIOUS JAPAN! / ROLLY(TOKIO)


31. バンドメンバー紹介 / 船山基紀とザ・ヒット・ソング・メーカーズのテーマ②
32. 男の子女の子 / 郷ひろみ
33. よろしく哀愁 / 郷ひろみ
34. 甘い生活 / 野口五郎
35. グッド・ラック / 野口五郎
36. 時代遅れの恋人たち / 中村雅俊


37. 海を抱きしめて / 中村雅俊
38. たそがれマイ・ラブ / 大橋純子
39. 飛んでイスタンブール / 庄野真代



40. モンテカルロで乾杯 / 庄野真代
41. さらば恋人 / 松崎しげる(堺正章)
42. 魅せられて / ジュディ・オング



       <アンコール>

43. オレンジの雨 / 野口五郎(エレキ弾き語り)
44. シンデレラ・ハネムーン / 岩崎宏美(松本伊代、早見優、森口博子らが2番から加わる)
45. また逢う日まで / 1番は松崎しげる、2番は全員(尾崎紀世彦)


昨年10月に80歳で旅立った筒美京平さんのトリビュートライブに行った。
本名:渡辺栄吉。ペンネームは「鼓 響平(つづみ きょうへい)…平に響く鼓」から濁点を取った。ジョンやリンゴと同じ1940(昭和15)年5月28日東京神楽坂生まれ、5歳で青山に引越し、ピアノを習い、教会の聖歌隊で歌い、母の影響で戦後の洋楽に親しむ。大学時代はジャズバンドでピアノ担当。

レコード会社に就職し、洋楽部ディレクターとして米国ビルボード誌のヒットチャートに目を通し、海外から船便で届く新譜レコードを片っ端からちょい聴きし、最新のヒット曲を研究。国内で売れそうな曲を探しては仕掛ける日々。やがて大学の1コ先輩である作詞家 橋本淳氏に勧められ、すぎやまこういち氏に作編曲を学び、プロデビュー。(橋本&すぎやまコンビといえば大好きだったタイガース。半世紀後、GSのあんな曲やこんな曲も筒美作品だったことを知り、納得)

洋楽テイストの歌謡曲は「元祖J-POP」と作詞家の松本隆氏。
「大滝詠一さんの作品にも同じ匂いを感じる」(筒美)
「細野晴臣さんもね」(松本)
(レコード会社での経験から)「いい曲だね」と言われるより「ヒットしたね」と言われる方が嬉しい。表に出るより、黒子としてスタッフと共にヒット曲を作るのが自分の仕事。(筒美)

作曲を手がけた作品の総売り上げは7560万枚を超え、歴代1位。オリコンヒットチャートに500曲以上を送り込み、トップ10内に200曲、トップ3に100曲、39曲がトップ獲得。レコード大賞授賞は5回と、まさにレジェンド。

マスクの世になって以来1年近く引きこもっている身として、遠出には緊張だが、HPをチェックしてびっくり。錚々たる出演者に昭和の紅白か夜のヒットスタジオかベストテン並みのセットリスト、しかもほぼ本人歌唱だなんて。綺羅星のようなヒット曲の生歌だけでも垂涎物なのに「魅せられて」のジュディ・オングまで出られるではないか。あの白孔雀のような衣装は是非とも拝んでみたい。ライブも一期一会だ。この機を逃すと二度とないだろうと感じ、思い切ってチケットを取り、有楽町へ。

マスク着用、入口で消毒、検温チェック、半券は自分でもぎる。開演前や終了後に眺めるのが楽しみなロビー花は なし。(花屋さんあがったりだろうな…)中高年で占められた客席は間引きなく満席。休憩時間はドア開放。作編曲家の第一人者 船山基紀さん指揮のフルバンド伴奏による筒美京平ワールドはゴージャスで楽しい時間だった。

誰もが知る歌手の皆さんが次から次へと宝塚のような階段から登場し、一世を風靡したヒット曲のオンパレード。ヒット曲がたくさんあるベテランも、たった1、2曲歌っては引っ込むという贅沢すぎるラインナップに、目は釘付け、耳はダンボ、エアーで口ずさみ、時折手拍子やエアー合いの手を入れる。1曲ごとに懐かしい時代が蘇る(お初の曲もあったけど)。バックスクリーンに次の曲と歌手名が映し出されるたび、会場では声に出さねど「おぉ~」的なリアクションと大きな拍手。そりゃそうだ。麻丘めぐみさんからの浅田美代ちゃん、ひろみの次に五郎、伊代ちゃんに優ちゃんというナイスな流れ。歌好きのミーハーにはたまらない展開だ。

オーラスの「また逢う日まで」で禁スタンディング禁歌唱なマスクの客席は左右に大きく手を振りながらエアー大合唱。全歌手が並ぶキラキラのステージでもスパンコール入りの白い衣装をまとったジュディさんは一番輝いていた。(白いシーツやレースのカーテンを巻き付けて魅せられてごっこをした人も多いだろうな。)それにしても60代の美代ちゃんが丁寧に歌う「赤い風船」に思わず涙するなんて我ながらびっくり。音楽はタイムマシーン。歌は思い出を連れて来る。筒美さんは記録にも記憶にも残る稀代のメロディメーカーであることを改めて感じた。帰りのロビーで流れていたのは小林麻美さんの「初恋のメロディ」(エアーで一緒に歌ったのは言うまでもない。。。)





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最終更新日  2021年05月29日 00時18分10秒


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