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2019.07.20
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カテゴリ: 本国配信ドラマ
※LaLaTVにて8月21日〜放送開始です
※この日記には日本未放送ドラマのネタバレが含まれていますのでご注意ください



宸汐缘 Love And Destiny
第1話

小仙の霊汐(レイセキ)は桃林で寝転びながら″戦神物語″を読んでいた。
やがて暖かな日差しを浴びながら眠ってしまったが、また同じ夢を見る。
天族と魔族との大戦、しかし戦神はなぜか魔族だけでなく天兵まで殺していた。
なぜこんな夢ばかり見るのだろうか?



霊汐は父を探しに薬斎(ヤクサイ)にやって来た。
すると医仙・楽伯(ラクハク)が水がめの中に隠れて酒を飲んでいる。
「ディエ(爹)!聞きたいことが…また夢を見たの、例の戦神の夢よ、戦神物語にはこう記されてる
 ″戦神は10万の天兵を率いて魔族と血戦、最後に魔君を封印し、長生(チョウセイ)海で永い眠りに…″」
しかし楽伯は寝たふりをして話をそらすと、思い出したように慌てて丹炉に行ってしまう。

丹炉で丸薬が完成した。
楽伯は狐狸の承晏(ショウアン)にこの薬を流雲(リュウウン)洞府まで届けさせることにしたが、霊汐が薬瓶を奪って自分が届けると告げる。
慌てた東伯はこの薬が一定時間を過ぎると薬効が切れるため、急がねばならないと叱った。
霊汐は仕方なく承晏に持って行くことにしたが、なぜ父が自分を桃林から出してくれないのか分からない。
しかし承晏が見つからず、霊汐は薬を届けるという名目で桃林を抜け出すことにした。

…私は小丹鳥(鳳)
夸父(コフ)山のふもとにある桃林で暮らしてるわ
でも小さい頃から父が私を桃林から出してくれないの
この広い四海八荒をちょっと見てみたいわ
そうだ、流雲上仙ってどこにいるのかしら?…



今日は封神大典の日、天宮には儀式に参列するため、多くの神仙が集まっていた。
南天門に到着した霊汐は門衛に薬を届けに来たと言ったが、招待状がなければ入れないと追い返されてしまう。
仕方なく門の近くにあった大木の陰に身を潜めると、なぜか霊汐が手を触れた途端、木が崩れ始めた。
大木の異変に気付いた門衛は驚いて様子を見ることにしたが、その隙に霊汐が天宮へ入ってしまう。

霊汐はたくさんの神仙たちに面食らい、流雲上仙を探す方法が分からず途方に暮れた。
その時、立ち話している司命(シメイ)星君と彭(ホウ)仙人の話が耳に入り、思わず話しかけてしまう。
「…天雷(テンライ)真君とはどなたですか?」
するとそこに雲鳳(ウンホウ)上神が合流、偶然にも噂の天雷真君が上階から降りて来た。
霊汐はその神仙が天雷真君だと気づき、今日の封神大典で何の神に昇格するのか尋ねる。
「戦神だ」
「せっ、戦神?!」
「しーっ!小声で…」
しかし霊汐には天雷真君が到底、戦神にふさわしい人とは思えなかった。
雲鳳は眼識があると褒めたが、そこに不法に侵入した小仙を探している門衛たちが現れる。
驚いた霊汐は咄嗟に雲鳳上神に流雲上仙の薬を託し、慌てて逃げ出した。

霊汐は天宮を飛び出したが門衛に追われた。
必死に逃げる霊汐、しかし背後から門衛の一撃を受け落下してしまう。
門衛たちもすぐ追跡したが、霊汐が落ちたのはあの長生海の冰殿だった。
もし殿内に入れば大罪、仕方なく門衛は一旦、天宮へ戻って報告することにしたが…。

一方、紫雲台(シウンダイ)では天雷真君が戦神に昇格するため、天雷の儀式に臨んでいた。
「屈折20数万年、今日やっと封神される…
 九宸(キュウシン)の小僧め、私にも九重の天雷を耐えることはできるぞ」
しかし参列していた雲鳳と司命は″九宸(キュウシン)戦神″こそ唯一無二だと冷ややかに見ていた。

その頃、霊汐は冰殿に迷い込み、もやの中をさまよっていた。
するとやがて閉関している神仙を見つける。
「(はっ!)小仙・霊汐、誤って入ってしまいました、どうかお許しください
 …仙長?(あの~?)仙長???」
神仙に反応がないため近づいて見てみると、その神仙は凍っている。
「まだ若いし、見た目もいいのに…残念ね~」
霊汐は面白がって指先で凍った神仙を突いてみたが、ふと飾りひもを握っていることに気づいた。
そこで凍った手から無理やり外して見てみると、ちょうど玉の真ん中に″長生結(チョウセイケツ)″と彫ってある。

霊汐はよく見えるように息を吹きかけ、玉を手でこすってみた。
すると石から一条の光が飛び出し、神仙の胸の中に吸い込まれて行く。
その瞬間、突如、神仙が目を開き、次第に氷が溶け始めた。
霊汐は神仙と目が合い呆然、ともかく冷静になって強気に出る。
「私を甘く見ないことね、実は外にたくさんの天兵が待機しているの!」
しかしどうやら神仙はまだ動けず、霊汐は武器を取ってくると嘘をついて逃げ出すことに成功した。

神仙の全身の氷が溶けた。
すると神仙と呼応するかのように従極淵(ジョウキョクエン)に封印されていた昆吾(コンゴ)剣が飛び出す。
一方、紫雲台では天雷真君がちょうど8重の天雷を受けたところだった
残すところあと1重で戦神に封じられるというまさにその時、南天門の門前に封印されていた吞天(ドンテン)獣が現れる。
その場は騒然となったが、天雷真君は自分の力を誇示するため、吞天獣に戦いを挑んだ。
しかし今度は上空を昆吾剣が横切って行く。
神仙たちが昆吾剣に気を取られていると、吞天獣はその隙に逃げ出した。

昆吾剣は迷わず長生海を目指し、主人の元へ帰った。
霊汐が呼び覚ました神仙、それは戦神・九宸、しかし同じ頃、幽都山でも何やら異変が起きていた。



長生海から飛び出した霊汐は桃林に向かって空を飛んでいた。
しかし急に風にあおられる。
何事かと思えば後ろから吞天獣が飛んで来た。
さらにその吞天獣を追って天雷真君と天兵たちが現れる。
やがて霊汐はバランスを崩して落下しそうになったが、なぜか吞天獣が背中で霊汐を受け止め、助けてくれた。

吞天獣は途中で霊汐を降ろしたが、天雷真君が天兵を連れて先回りしていた。

天雷真君が果敢に吞天獣に戦いを挑む中、霊汐は吞天獣の仲間だと疑われ、天兵に捕らわれてしまう。
そこへ雲鳳と司命が駆けつけ、加勢することにした。
しかしその時、崑吾剣と共に九宸が現れ、あっという間に吞天獣を封印してみせる。
司命「神尊!」
雲鳳「師兄!」
天雷「九宸?」
すると天兵たちは一斉に剣を下ろし、戦神に拝跪した。

その頃、桃林では承晏がのん気に庭で遊んでいた。
すると当直のはずだった青瑤(セイヨウ)が天宮から駆けつけ、承晏を仙術で木に縛り付ける
「霊汐をちゃんと見ていなかったの?!」
青瑤は昼寝していた師匠を起こし、霊汐が天兵に捕まったと報告した。
驚いた楽伯は引き出しから小さな巾着を取り出すと、青瑤と2人で慌てて天宮へ向う。

天君は朝議で思いがけず九宸と再会した。
5万年前の″幽都山の戦い″で神魂に重傷を負い、長い眠りに入った九宸。
誰もが2度と目覚めないと思っていたが、天君は戦神の復活を天族と天下の民にとっての幸いだと祝った。
戦神になり損ねた天雷真君は不満げだったが、ともかく天君に報告があると上奏する。
するとおどおどした霊汐が御前に引っ立てられた。

天君は見慣れぬ小仙にどこから来たのか聞いた。
そこで霊汐は名前を教えたが、父を巻き込まないよう自分だけに罰を与えて欲しいと訴える。
すると天雷真君が一方的に霊汐は大罪を犯したと追及、素性も知れず、呑天獸と親密なら、魔族に違いないと告発した。
驚いた霊汐は言いがかりだと反発し、獣に勝てなかったせいで自分に八つ当たりしていると言い返す。
これに憤慨した天雷真君は口を割らせるために拷問すべきと進言、早速、天兵に連行しろと命じたが、天君が止めた。
「なぜ長生海にいた?」
「天君にお答えします、天兵に追われて逃げ込んだだけです」
霊汐は咄嗟に冰殿には入っていないと嘘をつく。
しかし座上にあの凍っていた神仙がいると気づき、告げ口されやしないかと不安になった。

長生海の冰殿は天族の神々が安眠する場所で天族の禁地だった。
そこで天君は九宸にこの娘を見ていないか確認したが、九宸は見ていないと言ってくれる。
しかし天雷真君は霊汐を徹底的に調べるべきだと譲らなかった。
「今日なぜか呑天獣が封印を破り、天宮で暴れました
 さらに九宸上神が折よく目覚め、妖女が南天門を騒がせ、長生海に侵入したのです
 これが全て偶然とは考えられず、魔族の残党による謀略だと思われます」
すると危ないところで楽伯と青瑤が駆けつけた。
「私を中に入れんかあぁぁぁ!」
「ディエ(爹)?!師姐?!」

楽伯は一粒種の娘を殺して丹鳥一族を途絶えさせるつもりかと天君に泣きついた。
すると天君はようやく小仙が楽伯医仙の娘だと分かって安堵し、立って話すことを許す。
楽伯は拝礼して立ち上がったが、急に険しい顔で天雷真君をにらみつけた。
「天雷よ!まだ戦神でもないのに何を偉そうに!私の娘を尋問する権利などないわ!」
「招待状もなく天宮に侵入したのだ!」
「天君〜!今のお聞きになりました?かつて我ら丹鳥一族も九重天の神族でした!
 そもそも妖王が魔君に蠱惑(ワコク)され天族と開戦した際、我ら丹鳥一族は多くの犠牲を出して
 凋落したのです
 かつては自由に通れた南天門が今では入れなくなりました!
 娘がちょ〜っと天宮を見に来たからと言って捕らえられ、紫雲台で罰を受けろと?!」
しかし天君は素性が分かったので罰は与えないと安心させた。

楽伯は天君に感謝すると、娘を立たせて改めて天君に拝礼した。
しかし天雷真君はまだ呑天獣の件があると食い下がる。
すると楽伯は若く美しい娘が空から落ちれば誰でも助ける、呑天獣も同じだと答えた。
「いいか?南天門は天宮の入り口だ!
 そもそも若い娘の未熟な法術でなぜやすやすと通ることができたのだ?!
 己の指揮のまずさを棚に上げて娘を責めるとは、この恥知らずめ!
 ったく、九宸が死んでいて幸いじゃな」
∫´⊙_⊙)<え?
( ー̀ωー́ )<九宸が生きていたら娘は天宮に入れなかったわ!
∫ ≧∀≦)<ディエ!
( ー̀ωー́ )<(なんだよ)九宸が早死にで良かったのぉ~
∫๑≧ꇴ≦)<ディエってば!
( ー̀ωー́ )<(うるさいっ)お前の無能ぶりを見たらい棺から飛び出すやもし…
∫´゚艸゚)<ディエッ!後ろ後ろ!
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ<九宸!
(  ̄꒳ ̄)<久しぶりだな
( ๑≧ꇴ≦)<生きてたあぁぁぁ〜

楽伯は列席していた九宸の姿を見て度胆を抜かれた。
当時、神魂が寂滅し、確かに霊海に潰散したはず…。
「確かに死んだのにどうして生きている?!
 いつ、どうやって生き返ったのだ!ちょっと脈を診せてくれー!」
青瑤は慌てて師匠を引き止め、天君の御前だと諌めた。

楽伯は娘の若気の至りだったと謝罪し、連れて帰ったらしっかり躾けると約束した。
すると九宸が霊汐との縁を感じ、できればしばらく自分のそばに置きたいという。
長生海で5万年も寝ていたが神魂はまだ完全に回復しておらず、医術ができる小仙なら助かるという。
しかし楽伯は可愛いだけで娘は何の役に立たないと辞退し、あれこれ理由をつけて断った。
「この子、かみついたりしますから!」
「…それほど拒むのは何か隠しているのか?」
「まさか~」
そこで天君が本人に決めさせるよう仲裁し、霊汐に聞いた。
「うぉ(我)…小仙、喜んで!」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)ディエが面白すぎるw
いつの間にか題名から「三生三世」が消えてた〜
「十里桃花」より背景や魔物は良く出来ているという感じでしょうか
天君は今のところ十里桃花よりいい人そう(←そこかw





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最終更新日  2020.10.15 15:10:14
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