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2021.02.14
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东宫 Goodbye my princess
第53話「因果」

柴牧(サイボク)と別れた李承鄞(リショウギン)は小楓(ショウフウ)に会いたい一心で馬を駆けた。
宮中へ到着した頃にはすっかり暗くなっていたが、居ても立ってもいられず承恩殿へ駆けつける。
すると小楓は後ろ手に短剣を隠し持ち、寝所から姿を現した。
「シァォフォン!ただいま!」
李承鄞は息を弾ませながら嬉しそうに小楓を抱きしめた。
「これで全て解決した、芝居ももう終わりだ
 シァォフォン、君を愛している、心から愛しているよ
 君と顧小五(コショウゴ)の件なら忘れてみせる、だから君も忘れると約束してくれ
 これから2人で…(はっ!)」
その時、李承鄞の身体に激痛が走った。

李承鄞が小楓を手放すと、左胸に短剣が突き刺さっていた。
「なぜだ…なぜそこまで私を憎む?」

小楓は急に恐ろしくなって後ずさりしたが、李承鄞がじりじり迫って来る。
「顧小五を忘れるのが…ゥッ…そんなに難しいか?!」
やがて小楓は寝所の段差につまづいて尻もちをつき、逃げ場を失った。
「忘れる?グゥシャオウーを?ふっ…私だって忘れたいわっ!忘れられない自分が恨めしい!」
すると李承鄞は自ら短剣を抜き取り、小楓の手に握らせて自分の右胸に突き立てた。
「さあ殺せ…ほら、殺せよ!私を殺せばいい!」
「キャアーッ!」
小楓はいざとなると李承鄞を殺せず、思い切り突き飛ばして泣き崩れてしまう。

李承鄞は逃げるように承恩殿をあとにすると、青鸞(セイラン)殿で倒れた。
趙瑟瑟(チョウシツシツ)はすぐ太医を呼んだが、到着を待つ間、意識を失った李承鄞がうわごとで小楓の名を呼び続けている。
李承鄞が小楓を愛していると確信した瑟瑟は呆然となり、門に腰掛けたまま朝を迎えた。
すると意識が戻った李承鄞が寝殿から現れる。
2人はしばし見つめ合ったが、結局、李承鄞は一言も声をかけずに麗正(レイショウ)殿へ戻った。

一方、小楓はアドゥに李承鄞を殺せなかったと話し、自分の情けなさを憂いた。
「こんな調子で東宮を抜け出せるかしら…」
その時、突然、瑟瑟が入って来る。
「逃げるなら手を貸すわ、あなたたちを宮中から出してあげる」
小楓たちの計画は瑟瑟にとって渡りに船だった。
「李承鄞を愛してるの…ひと目見た瞬間に恋に落ちたわ
 趙家の力なら十分、皇太子妃になれたけど、地位などどうでもよかった ←え?( °◊° )
 私はただ、いつも孤独で憂いの絶えない五皇子に寄り添ってあげたかっただけ
 …私たちは信じ合っていた、私だけを愛すると誓ったのに、あなたが現れてから変わってしまった
 殿下の心が離れてしまったのはあなたのせい…あなたのせいよっ!
 あんなに思われているのに殿下を刺すなんて…」
瑟瑟は李承鄞がずっと小楓の名を呼び続けていたと話した。
「教えて、これまで殿下を愛したことはある?」
「めいよ~、1度もないわ」
小楓が断言すると、瑟瑟はならば李承鄞の元から去るよう告げた。
「あなたが殿下を傷つけると、私の心はその倍、痛むのっ!」
「…はお」
「明日、東角(トウカク)門へ、馬車を用意しておくわ」

獄中の高于明(コウウメイ)は宮中に鳴り響く鐘の音を聞いた。
今度は一体、誰が亡くなったのか。
高于明はため息を漏らしたが、ふと最悪な結末が頭をよぎる。
「そんなまさか…」
その時、李承鄞がやって来た。
「貴妃を弔う鐘です、高貴妃は流産による出血のため死去しました」
すると李承鄞が差し入れを持って牢に入って来る。
「幼少の頃から面倒を見ましたのに…」
明かり窓を見上げていた高于明は涙をこらえながら言葉を詰まらせた。
「それゆえ最後のお見送りを…」

李承鄞が届けた餞別は2人の思い出深い胡桃菓子だった。
高于明はこの菓子が李承鄞の好物だと信じて疑わなかったが、李承鄞は実は好物ではなかったと暴露する。
「あなたが望んだから、たとえ砂をかむようでも笑顔で飲み込み、従順な子を演じたのです」
高于明は李承鄞がそんな幼い頃から本心を隠して来たと知り、今さらながら恐ろしくなった。
「私は年老いてから病を隠れ蓑にする方法を覚えたのに…私より上手(ウワテ)だ」
すると李承鄞は最後に教えて欲しいことがあると頼む。
「顧家に何の恨みもないのに、なぜ顧如晦(コジョカイ)を陥れたのです?」
「…顧如晦も今際に同じことを尋ねました、私は微笑んだだけで何も答えなかった」
高于明は答えをはぐらかすと、李承鄞は権力を我が物にするためだと推察した。
これには高于明も失笑するしかない。
「愚か者め、考えても見ろ、全盛だった顧家を当時の高家が倒せると思うか?」

拾翠(シュウスイ)殿に御膳房から菓子が届いた。
明月(メイゲツ)は菓子の中から密書を発見、その内容に激しく動揺する。
その頃、ひとり旅立った柴牧は太通旅館に到着していた。
すると先回りした皇帝が部屋で待ち構えている。
柴牧は即座に拝礼し、顧家と陳家の無念を晴らして奸臣を排除するには皇帝の目を欺くしかなかったと謝罪した。
しかし皇帝は朝廷にとっては快挙だと褒め、すでに準備していた酒を勧める。
「20年ぶりだな…朕も時折、お前を思い出すことがあった、その忠誠心を承知ゆえ出向いたのだ
 お前と顧如晦はずっと朕が最も信頼する者たちだった
 ようやく高于明を倒したのだ、陳征の身分を回復してもよかろう」
「陳征は20年前、すでに死にました、そして柴牧も永遠に消えるでしょう」
「そうか、では柴牧との別れに…乾杯」
柴牧は迷わず杯を空けた。

明月は諸悪の根源が皇帝だったと知り、その夜、拾翠殿にやって来た皇帝を責めた。
「皇上は自らの行いを後悔したことが?」
「朕は皇帝の務めを果たしたのみ、悔いなどない」
「そのせいで愛する人々を失ってもですか?」
しかし皇帝は愛する者を失うことより、愛する者が利用され、己の脅威になる方が恐ろしいという。
「さらに恐ろしいのは愛する者に欺かれることだ」
「…因がなければ果は生じません
 身を守るために周りの者を次々と切り捨てれば、いつか大切な人は誰もいなくなってしまう」
すると皇帝はひとり残れば十分だと答え、今は明月を愛していると言った。
「…父を許せるのですか?」
「もちろんだ」
皇帝は即答したが、明月は思わず視線をそらした皇帝の嘘に気づく。
もはや元には戻れないと分かっていながら、皇帝への愛との狭間で揺れる明月、そんな明月の未練を見透かした皇帝は、全て水に流して新たに始めようと説得した。



その夜、明月と床に入った皇帝は顧玉瑤(コギョクヨウ)の夢を見た。
…あなたが憎い…
皇帝は顧玉瑤に胸をひと突きされた所で飛び起きる。
夢だと安堵し、額の脂汗を拭う皇帝、その時、手のひらが真っ赤になっていることに気づいた。
すると横で眠っていた明月が自分の宝剣を胸に突き刺し、すでに息絶えている。
「明月…明月っ!」
皇帝はあまりの衝撃でそのまま卒倒した。

皇帝は四肢の麻痺や言語障害などの症状から中風(チュウフウ)と診断された。
太皇太后は見舞いに行こうとしたが、急にやめることにする。
「行って何になるの?私の子も孫も曽孫も、皇位に立っては倒れ、倒れてはまた次の者が立つ
 玉座の主が替わるだけよ、またもや新たな帝王が誕生するに過ぎない…」
その頃、李承鄞は父の枕元で初めて本音を打ち明けていた。
「父亲を尊敬していました、ですが父亲はいつも私に冷淡で、愛された記憶はありません
 ふっ…後に知りました、あなたは高家の勢力を恐れて、皇后に育てられた私を遠ざけたのだと…
 あれこれ思い巡らすうち、いつしか私が息子だということをお忘れに?
 そうやって弱々しく横たわる姿は、ただの老人と変わりませんね
 ですが私には今のあなたの方がずっと父亲らしく思える…誰が想像したでしょう?
 結局、最後にあなたを打ち負かしたのは、あなたが恐れていた者たちではなく、
 取るに足らぬ女子1人とその腹の子だった
 父亲、あなたは情を捨て切れなかった、でも今やあなたは愛する者も愛してくれる者もいない
 分かっています、皇位を守るには冷徹であるしかない、今の私もあなたに学び、変わったのです」
皇帝は必死に何か訴えようとしたが、もはやどうすることもできなかった。
すると李承鄞は父の手を優しく包む。
「ご安心ください、必ずやよき皇帝になってみせます、どうかゆっくりお休みください」

一方、瑟瑟は皇帝の平癒祈願を口実に宮中を出ることにした。
馬車にはお付きの宮女になりすました小楓とアドゥが乗っていたが、無事に検問を突破する。
やがて郊外まで出ると、小楓とアドゥは馬車を降りた。
瑟瑟は最後まで冷たかったが、小楓は引き返す馬車を見送りながら、そんな瑟瑟が羨ましいという。
「あんなにも一途に誰かを愛せるなんて…でももう邪魔者は去るわ、李承鄞もこれで幸せね
 さあ、私たちの西州に帰りましょう!」

良娣(リョウテイ)の馬車が出かけてしばらくすると、別の馬車が東宮にやって来た。
裴照は検問のため馬車を停めたが、窓から珞熙(ラクキ)がひょっこり顔を出す。
「裴将軍、自宅の馬車も見分けがつかないの?」
珞熙は仕事熱心な夫に目を細め、父の平癒祈願の帰りに寄ってみたと言った。
「では玉泉(ギョクセン)寺に行ったのか、良娣に会っただろう?」
「趙良娣?いいえ、私が出る時にはもう廟門が閉まっていたわ…それじゃ」
裴照は珞熙の馬車を見送ったが、その時、はたと気づいた。
「まずい…馬をっ!」

裴照は皇太子妃と良娣を東宮へ連れ戻し、皇太子に事情を説明して下がった。
「君か、彼女たちを連れて行ったのは」
「はい…」
瑟瑟は素直に認めたが、これも李承鄞のためを思ってしたことだと釈明する。
「殿下、この者は殿下が愛するに値しません!」
「そなたが決めることではないっ!逃亡の手引きは死罪だぞっ!」
李承鄞が激怒すると、小楓は咄嗟に自分が頼んだと瑟瑟をかばった。
「罰するなら私を罰すればいいわ…」
「黙れっ!当然、君も罪に問う!この宮中で未だにたやすく人を信じるとは!」
「…確かに1人の人間を改めて見極めるまでに随分かかったわ」
「何の話だ?!」
「殿下、彼女はあなたを愛していない、あなたもお分かりのはずです
 本人の口から聞きました、あなたを愛したことも、気に留めたこともないと…
 彼女にはわずかな情さえない、宮中にいるよりむしろ私に連れ出してもらうことを選んだのです
 あなたのそばにいるのは不本意なのです」 
李承鄞は瑟瑟から小楓の気持ちを知って深く失望したが、それでも手放せなかった。
「…彼女の心に私がいなくても、私には小楓だけだっ」
すると瑟瑟は呆然となった。
「では私は?…私は何なのですか?!」
「利用したんだ!…始めからずっと利用していた!これで満足か?!」
激情に駆られた李承鄞は思わず本音をぶちまけ、瑟瑟を深く傷つけてしまう。



これには小楓も驚愕した。
まさか瑟瑟への寵愛が全て演技だったと言うのか…。
李承鄞のあまりに残酷な言葉に瑟瑟は立ちくらみを覚えた。
「最初から利用していた?
 私は相思相愛だと思っていました…全ては利用するためだったなんて
 私、趙瑟瑟は初めてお会いした日からあなたが好きでした
 その日、心を奪われてから私の生活の全てがあなたを中心に回り始めたのです
 覚えていますか?あなたを西州へ見送った時、あなたを待つと約束しました
 でもあなたが戻ってみると全て変わっていた…あなたが娶ったのは別の人
 でも私は自分に言い聞かせた、あなたの心にいるのは私だと…
 それが今になって私の片思いだったなんて…ゥッ…
 責めません、あなたを責めたりしない、だって私があなたを愛しただけ、潔く負けを認めます
 でも太子妃に負けたのではない、あなたに負けたのよ、愛という賭けで…」 
すると瑟瑟は絶望に打ちひしがれながら出て行ってしまう。

小楓は小さくなる瑟瑟の背中を見送りながら虚しくなった。
「…あなたは失ってしまった、最も自分を愛してくれる人をね…本当に哀れだわ」
李承鄞も結局、父と同じように愛してくれる人を失い、愛する人にも憎まれ、途方に暮れた。

つづく


(  ̄꒳ ̄)愛に勝ち負け持ち出してる時点でもうアウトって気がするわ





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最終更新日  2021.02.14 20:36:27
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