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2021.12.17
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カテゴリ: 長歌行 全49話


长歌行 The Long Ballad
第1話「東宮の郎君」

…辛くも政変から逃れた李長歌(リチャングァ)は必死に馬を駆けていた
すると向かいの山へ渡る吊り橋が腐食して足止めを喰らい、ついに追い詰められる
「逃げ道はない、観念して我らと戻り罪を認めよ!」
しかし長歌は一か八か橋に飛び出し、結局、川へ転落してしまう…

時は唐代初期、その日、長安(チョウアン)の都を滑空する鷹が甲高い声を響かせていた。
鷹の主は客桟の上階から賑やかな街を見下ろしている。
「目の前の繁栄もいつまで続くかな…」
端正な顔立ちの青年はそう呟くと、腹心を連れて街に出た。

青年の腹心は民に紛れて偵察している密偵から情報を受け取った。
しかしうっかり疾走する馬の行く手を遮り、太子府の兵曹(ヘイソウ)から目をつけられてしまう。
身分を隠している青年は面倒を避けたかったが、横暴な兵曹から腹心を守るため思わず反撃した。
これに兵曹たちは激怒、すると馬に乗った少年が颯爽と現れ、兵曹を一喝する。
「はっ!郡…いえ郎君、私が愚鈍でした、命はお助けを…」
兵曹は慌てた様子で引き上げ、少年は赤い外套をひるがえし去って行った。
果たしてあの眉目秀麗な少年は何者なのか。



赤い外套をまとった少年は東宮へ戻った。
少年の正体は皇太子の娘で永寧(エイネイ)郡主の称号を持つ李長歌。
長歌は聡明で武術に長け、こうして男装してはこっそり東宮を抜け出していた。
その日、長歌は母から明日だけは何があっても外へ出ないよう命じられる。
聞けば草原の部族である阿詩勒(アシラ)部が急に使者を長安に派遣し、到着するなり蹴鞠(シュウキク)の試合を申し込んでいた。
実は唐皇帝が決起した時、阿詩勒部との和親に応じている。
当時はともかく今は烏(ウ)城で戦が起きていた。
宮中で妙齢の女子はわずか、瑾(キン)夫人は美しい娘が誰かの目に留まるのを恐れた。
「阿娘、いつの話だと思ってるの?心配し過ぎよ」
「長歌、あなたはまだ幼い、知らない方がいいこともあるの…」

皇太子・李建成(リケンセイ)は二弟の秦(シン)王・李世民(リセイミン)の台頭に不安を募らせていた。
そこで配下の常何(ジョウカ)に秦王を見張らせ、三弟の斉(セイ)王と書房で密談する。
しかしその夜、意を決して皇太子を訪ねた瑾夫人は思わぬ話を耳にし、慌てて引き返した。
すると気配に気づいた皇太子が外へ出て来る。
「阿瑾?どうした?ここへ来るのは嫌なはずだろう?」
瑾夫人は動揺を抑えながら阿詩勒部との婚姻の件が心配だとごまかし、差し入れだけ渡して帰って行った。

翌日、長歌は秦王の弘義宮を訪ねた。
するとちょうど庭園で姉妹のように育った県主・李楽嫣(リラクエン)を見つける。
長歌は自分と正反対で臆病な従姉妹の楽嫣をいつも気にかけていた。
「意中の人に会わせてあげるわ!今日、魏叔玉(ギシュクギョク)が蹴鞠に参加するって」
叔玉は長歌や楽嫣と幼なじみ、実は楽嫣は川に落ちたところを叔玉に助けてもらって以来、淡い恋心を抱いていた。

長歌は不器用ながら楽嫣のために刺繍した匂い袋を渡した。
(´゚艸゚)∴ブッ<何これ? 一応うさぎよ~>(˘・з・˘)
すると楽嫣もお寺でもらった平安符を二つ渡す。
「ひとつはチャングァに、もうひとつは…」
「もうひとつは叔玉哥哥ね?…なら自分で渡しなさい」
こうして蹴鞠場へ出かけることにした長歌と楽嫣、しかし門へ向かう途中、偶然、護衛の皓都(コウト)が間者を成敗する場面を目撃してしまう。
長歌は慌てて楽嫣の視界を遮り、急いでその場を離れた。
「皓都ってろくでもないわ、近づかない方がいい」
「叔玉哥哥も言ってたわ、すごく冷血だって」
一方、2人に見られたと気づいた皓都は回廊に落ちている平安符を拾った。



蹴鞠場に到着した長歌と楽嫣、すると楽嫣は叔玉に渡すはずだった平安符がないと気づいた。
長歌は自分がもらった平安符を返し、代わりにこれを渡すよう安心させる。
しかし試合は唐組が押されていた。
蹴鞠とは言え負けたら軍の士気に関わる大事な試合、すると叔玉が敵の亜羅(ヤールオ)と接触、足を怪我してしまう。

叔玉は悔し紛れに仮面を外して地面に投げつけた。
そんな叔玉の様子を心配そうに見つめる楽嫣だが、ふと気がつくと隣にいたはずの長歌の姿がない。
一方、貴賓席では皇太子と秦王が阿詩勒部の使者・炻辛思力(シーシンスーリー)を接待していた。
炻辛思力は阿詩勒組の勝利を確信し、自慢の宝刀を褒美として勝利した戦士に授けると決める。
その時、観客席に立つ高貴な娘に気づいた。
炻辛思力は唐皇帝が応じた阿詩勒部との婚姻を持ち出し、あの娘はどの皇族かと尋ねる。
まさか自分の娘がいるとは夢にも思わない李世民、しかしそれは確かに楽嫣だった。

叔玉は重症だったが試合に負けるわけにいかず、手当てを受けてすぐ立ち上がった。
そこへ楽嫣が駆けつけ、今さらながら平安符を渡す。
「早く渡していれば負傷せずに済んだのに…」
「ありがとう」
しかしいつの間にか叔玉の防具が消えていた。

長歌は仮面で顔が隠せるのを良いことに叔玉の代わりとして唐組に加わった。
一方、亜羅を欠いた阿詩勒組にも鷹の鳴き声とともにあの青年が現れる。
青年の姿を見た戦士たちは急に姿勢を正し、直ちに定位置についた。
すると長歌も戦士たちに後ろ手で合図を送り、陣を作る。
「…雁行(ガンコウ)陣か、ふっ、面白い」
青年は敵将に興味を持った。

李世民は叔玉の代わりに入った戦士が長歌だと気づいた。
期待通り長歌は見事な布陣と軽やかな身のこなしで先行、阿詩勒組を翻弄する。
すると青年は長歌が接触して転んだ際、ずれた仮面からのぞいた顔を見て驚いた。
右目の下にある印象的な黒子、あれは確かに街で自分たちを助けてくれた赤い外套の少年だ。

蹴鞠は1点を争う白熱した戦いとなった。
残り時間もわずかとなって同点、すると長歌が決勝点を決めて唐組を勝利に導く。
その様子を楽嫣と叔玉が見ていた。
「あれは誰かしら?」
「長歌だ、他に誰が草原の連中を手玉に取れる?」
2人は胴上げされる長歌の姿を笑顔でながめていたが、そこへ皓都が現れた。
「県主、秦王殿下の命により屋敷へお送りします」
李世民は皇太子が自分を牽制するため、娘を縁談に利用するつもりだと分かった。

長安を偵察していた青年は阿詩勒部の特勤(テギン)、阿詩勒隼(シュン)だった。
宿舎に戻った炻辛思力は特勤に拝礼し、自ら試合に出るとはどういう風の吹き回しかと訝しむ。
隼は力を測ったと教え、これが戦場だったら相手は全滅だったと自信を見せた。
しかし炻辛思力は後半から参加した戦士が機敏だったと感心する。
「…東宮の者だ、八品以上だろう」
「さすが飛耳長目ですな…ところで婚姻の件、李建成は餌にかかりました
 ですが可汗(カガン)には事前に知らせるべきでは?」
すると隼は唐が和議を進めるのは兵力が劣る証拠、報告は不要だと言った。
使節団は明日にも長安を発つが計画に変更はなし、予定通り行うという。

蹴鞠で勝利した長歌は阿詩勒部が献上した宝刀を授かった。
そこで7歳の時から武術や兵法を教えてくれた師匠でもある二叔父に恩返しとして短刀を贈る。

李世民は確かに兵法を蹴鞠の布陣に応用したのは見事だと褒めたが、突然、短刀を抜いて長歌に襲いかかった。
当然、叔父には勝てない長歌、すると李世民は道理を覚えておくよう諭す。
「″強気は攻、弱気は守″
 ″力が及ばぬ時は爪を隠し、強くなって反撃する時を待つ″
 生き延びて強くなるために…」
「はい、分かりました」
「もう戻れ、私にはまだ用がある」
「では後日ご挨拶に…」
李世民は長歌を見送ったが、思わず呼び止めた。
「長歌!」
しかし喉まで出かかった言葉を飲み込み、夫人に宜しくと伝える。
「了解!」
長歌は屈託のない笑顔で答えると、回廊を曲がって見えなくなった。
そこへ外套を目深にかぶった杜如晦(トジョカイ)がやって来る。
「殿下、遅くなりました、尾行をまいていたもので…」

長歌が東宮へ戻ると、父に呼び止められた。
「蹴鞠場の若造はお前だな?」
「乱入するつもりはなかったのですが、形勢が不利だったので…」
長歌は父に怒られると覚悟した。

つづく


(  ̄꒳ ̄)ああああああ〜♪





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最終更新日  2021.12.18 16:11:41
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