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2022.07.26
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カテゴリ: 山河令 全36話
※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です


山河令 Word of Honor
第25話「悪夢」

山荘の片付けも終わり、ようやく自分たちの寝所に落ち着いた周子舒(ジョウズーシュー)たち。
その夜、周子舒が釘の痛みでふと目を覚ますと、外は雨だった。
起きたついでに炭を取りに行くことにしたが、ちょうど回廊に出ていた温客行(ウェンコーシン)と出くわす。
「悪夢を見て寝付けず、外の空気を吸いに来たんだ」
「…眠れないなら飲むか?」

最近、周子舒は良く眠れるようになった。
これも山荘に残っていた酔生夢死(スイセイムシ)を見つけたおかげだという。
「そう言えばお前は酔生夢死の香にあたった後、初めて俺を″周子舒″と呼んだな…
 あの時、何を見たか今なら話せるだろう?」
「幻覚の中で私はまだ7歳の子供だった…一家で四季山荘へ移り住み、麓で小さな医館を開いていたよ
 私は昼間、師父に武芸を教わり、夜は家へ食事をしに帰るんだ
 あの薬人たちは幻覚の中では野犬だった
 お前が時に周子舒として、時に一鍋(イーグオ)として私を守ってくれた」
一鍋とは初対面の時、周子舒が抱いていた子犬の名前だった。
「忘れたのか?…子犬を飼いたいと言ったら師父が″鍋で煮てやれ″と言ったと…それが名前の由来だ」
実は温客行は越州で流れ者の流雲九宮歩(リュウウンキュウグウホ)を見た時、周子舒を探す手がかりを見つけたと思ったという。
そこで後をつけてみると、驚いたことにその流れ者が白衣剣を持っていた。
「姓が″周″だったな…″子(ナンジ)の手を執りて雲の舒(ノ)ぶるを眺める″か…」
「ならば″温客行″の由来は?」
「…父の旧姓が″温″だ、神医谷を追放された以上、他人の姓を名乗る道理もあるまい
 私は天涯孤独で根無しの行客(コウカク)だ、ふさわしい名に改めたと言えるだろう?」
周子舒は天窗(テンソウ)を抜けた後の自分も放浪者だったことを思い出した。
どこかで野たれ死にするものと思っていたが、こうして四季山荘へ帰って来られたのは感慨深い。
周子舒はこれで″天涯孤独な根なしの行客″にも帰る家ができたと安堵したが、温客行はどこか複雑そうな面持ちだった。

清風(セイフウ)山への旅を続ける顧湘(グーシアン)と曹蔚寧(ツァオウェイニン)。
すると水汲みから戻って来た曹蔚寧が緑柳(リューリゥ)と桃紅(タオホン)夫婦を見かけたと報告した。
2人は密かに後をつけてみると、確かに良く似た夫婦が娘を荷台に乗せて歩いている。
「緑柳と桃紅は昔、吊死鬼(チョウシキ)の纏魂糸(テンコンシ)で腕を失っているんだ
 今、見た2人も袖で腕を隠していただろう?」
しかし顧湘は自分の正体がばれることを恐れ、あまり関わりたくなかった。
曹蔚寧は顧湘が怖がっていると誤解し、独りでも高小怜(ガオシャオリエン)を救出に行くと訴える。
「待って…だから無駄死にしないように策を練るのよ」
仕方なく顧湘は曹蔚寧に尾行を任せ、ここから近い断剣山荘から助っ人を呼んで来ると言った。
(´・ω・`).oO(ホント、バカなんだから…私が去ったらどうするの?



緑柳と桃紅たちの前に突然、丐幇(カイホウ)の長老・黄鶴(ホアンホー)が現れた。
本来なら大石鎮の古廟で落ち合う約束のはず、しかし黄鶴は道中で毒蝎に襲われたという。
「我らは趙敬(ジャオジン)にだまされ、正邪双方に狙われている…
 人質との交渉条件を伝えても返事も寄こさぬ
 してやられた、高崇(ガオチョン)を死に追い込んだのも奴かも知れぬな」
予想だにしなかった高崇の自死、しかも小怜には何の価値もないと知り、黄鶴は悔し紛れに妓楼へ売ると脅した。
これに桃紅が猛反発、下品な嫌がらせだと呆れ果てたが、黄鶴の鬱憤は晴れない。
「姑娘に教えてやろう
 20年前、無数の死者を出した″青崖(セイガイ)山の戦い″は五湖盟が天下の群雄を騙したことが発端だ
 奴らは容炫(ロンシュエン)の琉璃甲を狙い、魔を除くと言う偽りの大義で多くの命を犠牲にした!
 緑柳と桃紅の1人息子もこの戦いで深手を負い死んだのだ!」
その話を物陰から曹蔚寧が聞いていた。

曹蔚寧は小怜の身が危険だと察し、思わず飛び出した。
無謀にも独りで小怜を助けるという若輩者に失笑する桃紅、しかし曹蔚寧から江湖の正道派が小怜を捜索中だと聞いて驚く。
「黄鶴、馬脚を現したね?!」
黄鶴は緑柳と桃紅を切り捨て、小怜を奪って自分の手柄にしようと企んでいた。

黄鶴たちが仲間割れ、いきなり戦いが始まった。
曹蔚寧はその隙に小怜を連れて逃げ出したが、黄鶴を倒した緑柳と桃紅に追いつかれてしまう。
果敢に戦いを挑むも卒倒する曹蔚寧、しかし危ないところで顧湘が沈慎(シェンシェン)を連れて戻って来た。

顧湘は倒れていた曹蔚寧を木陰で休ませた。
すると小怜を取り返そうとした緑柳が沈慎に刺されてしまう。
桃紅は覚悟を決めて一緒に殺せと迫ったが、小怜が沈慎を止めた。
「黄長老の話は本当なの?一人息子を死なせたって…」
「ゥッ…その話なら沈慎にお聞き!五湖盟は私たち夫婦に一人息子を見送らせ、心身ともに傷つけた
 …生きて恨みを晴らせぬなら、死んで亡霊となり高崇とケリをつけるまで!」
小怜は深く同情し、夫婦を助けて欲しいと懇願した。
そもそも自分をさらったのは黄鶴で夫婦は利用されただけ、桃紅は黄鶴からかばってくれたという。
「いつまで恨み合うの?…五湖盟がお2人から息子さんを奪ったなら、今日こそ償うべきでは?」
桃紅は息子の償いにはならないと激怒したが、緑柳はけじめをつけることにした。
「江湖を去ろう」
沈慎は確かに前世代の恨みを子供たちには引き継げないと納得、剣をおさめて2人を見逃した。

小怜は沈慎を呼んでくれた顧湘に感謝した。
すると沈慎は改めて顧湘に温客行の居場所を教えるよう迫る。
「何度、聞かれても知らないわ…さあ、私を殺して、でも曹大哥にはこのことは…」
「阿湘、何の話?」
小怜は意味が分からず困惑したが、沈慎は顧湘と話をするなと止めた。
「この娘は鬼谷の谷主の腹心だ…なぜ曹蔚寧と一緒にいる?」
「鬼としてさまよう日々を終わらせ、人の道に戻りたかったの…この人と一生を共にしたかった」
しかし顧湘は危険を承知で沈慎に助太刀を頼んだ。
愛する人が自分の命より義理を重んじる人である以上、仕方がないという。
「私を殺したと言わないで、黄鶴に殺されたと言えば私の嘘も隠せる、いいでしょう?」

一方、四季山荘では周子舒が張成嶺(ジャンチョンリン)の稽古を始めようとしていた。
まずは基本の八卦掌(ハッケショウ)を教えることにしたが、成嶺が鍛錬の前に太師匠の墓参りに行きたいという。

張成嶺は亡き太師匠・秦懐章(チンホワイジャン)と小師叔・秦九霄(チンジウシャオ)の墓前で叩頭した。
これまでに至る経緯を切々と訴える成嶺、すると周子舒は温客行を気遣い、そろそろ切り上げるよう告げる。
「太師父もくたびれてしまうだろう、これから何度でも来ればいい」
すると温客行は独りで静かに考えたいと頼み、周子舒と成嶺を先に帰した。

温客行は師匠に合わせる顔がなかった。
「師父、いいえ、秦伯伯…秦前輩、天上で両親に会えましたか?
 死者の魂を信じたいのですが、見られるのが怖い…
 私がどう生きて来たかを知ったら、四季山荘を汚したと思うでしょうね」
この20年間、温客行を突き動かして来たのは復讐の念だけだった。
激しい恨みが温客行を地獄から這い上がらせ、鬼の主へと押し上げ、蠱(コ)王の座にまで登り詰める。
老谷主はさぞや驚いたことだろう。
あの言葉通り甄衍(ジェンイェン)は20年後、両親を殺した鬼たちを全て死に追いやったのだ。
しかしいくら殺しても心の恨みが消えず、温客行はついに谷を出ることを決意する。
「我らを裏切り、見放し、追い詰めた者たち…人の皮を被った悪鬼を私は断じて許さぬ!
 世間が欺くなら天下の者、すべてを殺す!
 谷を出る時、己に誓いました、江湖の偽善者を焼き尽くし、魑魅魍魎を地獄へ送ると…
 これが天に背く大罪ならば、独りで罪を引き受けよう!それなのに…
 すでに地獄に落ちてから、なぜ人の道を示すのです?」
温客行は初めて自分の心をさらけ出し、献杯してから墓前で叩頭した。
「破滅を選んだ私はあなたを師父とは呼べません、来世があれば必ず恩義に報います
 もし来世がなく永遠に地獄にいようとも、あなたがくれたひと時の光に感謝します」



沈慎は顧湘を見逃し、高小怜を連れて帰った。
実は群鬼冊に″無心紫煞(ムシンシサツ)″顧湘の名はなかったという。
その夜、顧湘が焚き火で饅頭(マントウ)を焼いていると、ようやく曹蔚寧が目を覚ました。
顧湘は沈慎のことには触れず、断剣山荘が駆けつけ小怜を助け、五湖盟に帰ったと嘘をつく。
「助かったんだ…阿湘は本当に賢いな」
しかし顧湘は曹蔚寧の笑顔を見ると切なくなった。
「ねえ、私たちは相性が悪いと思わない?私と出会ってからあなたは怪我ばかりしてる」
「それは私が弱過ぎるからだ…しっかり鍛練して君を守るよ」
「でもどちらかが死ぬかもしれないわ」
「その時は私の命を君に…阿湘…ただその前に何か少し食べさせてくれないか?」
すると顧湘は笑顔になり、2人で仲良く饅頭を分け合った。

つづく


( ;∀;)阿湘〜このまま幸せが続くでしょうか





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最終更新日  2022.07.26 00:33:22
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