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2022.10.18
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斛珠夫人 Novoland:Pearl Eclipse
第31話「隠しきれない真実」

方鑑明(ホウカンメイ)は黄泉(コウセン)営の張承謙(チョウショウケン)から届いた密報を読んでいた。
するとふと周幼度(シュウヨウド)の言葉が頭をよぎる。
…愛する人といられるなら、それが1日でも海市(ハイシー)は幸せなはずです…
そこへ海市が師匠の煎じ薬を持ってやって来た。
鑑明は海市に密報を渡し、黄泉営に異常がないので戻らなくて良いという。
「これを持っていても役に立たぬと?」
鑑明が差し出したのは海市が返した玉板指だった。
海市は喜んで玉板指を受け取ると、思わず鑑明に抱きついてしまう。
「分かっています、師父がいつも私を突き放すのは危険な目に遭わせぬため
 でも私たちの勤めに長寿は望めず、離れたら2度と会えないかもしれない…
 だから危険は恐れません、恐れるのは師父が私をそばに置かず、遠ざけることです」
すると鑑明は海市を愛する気持ちを隠さず、海市を抱きしめた。



朝議では大臣が褚季昶(チョリチョウ)について諫言していた。
昶王は負傷して以来、朝議に顔を出さず、最近は王府に芸人や鷹の卵を売る異民族が集まり、毎晩のように楽器を奏でているという。
しかし旭(キョク)帝・褚仲旭(チョチュウキョク)は自分をかばって怪我をした褚季昶を自由にさせていた。
そんな皇帝の寵愛を利用し、ある夜、外套を目深にかぶった異民族の男が昶王府に現れる。
褚季昶は男の腕前を見るため刺客を放ったが、男は見事に風を操って刺客を捕らえた。
「一撃で成功するなら左菩敦(サホトン)王と取り交わした謝礼の約束を果たす
 貴部が迦満(カマン)を併合することに大徴(ダイチョウ)は関与しない」

淑容(シュクヨウ)妃・緹蘭(テイラン)は今夜も皇帝が暗殺される夢を見て飛び起きた。
皇帝が帝姫府で襲われて以来、悪夢にうなされ病状が悪化してしまった緹蘭、しかし政務で忙しい皇帝をわずらわせないよう報告を拒む。
しかし緹蘭の病は褚仲旭の知るところとなった。
愈安(ユアン)宮に駆けつけた褚仲旭は緹蘭の病を治せない侍医に激怒したが、緹蘭が皇帝をなだめてくれる。
一方、海市は急に殤(ショウ)州へ発つことになった周幼度を城門まで見送ることにした。
「あの日、清海公から何か話は?」
「師父の話?あ、私を都に残すと…」
「それは良かった」
海市はせめて春まで待ってはどうかと引き止めたが、周幼度は雪山で伝承の絶えた技が載る剣譜が発見されたため、どうしても見に行きたいという。
「いつ戻る?」
「分からない…」
こうして周幼度は愛しい人の幸せを祈りながら旅立った。

褚仲旭は緹蘭を静養させるため、冷えに効くという蝶泉谷の温泉に出かけた。
海市も行宮を警護するため同行したが、うっかり周辺を見回してしまう。
褚仲旭は海市を温泉から遠ざけ、罰として方鑑明の前でひざまずくよう命じた。
しかしかえって鑑明と海市は人目がない場所で2人きりとなり、静かに過ごせる時間を得る。
その時、突然、鑑明は胸に激痛を覚え、血を吐いた。
「師父?!」
「陛下を守れ!」

褚仲旭は温泉の異変に気づいて緹蘭の元へ駆けつけた。
その時、温泉から刺客が飛び出し、褚仲旭の右肩に暗器が命中してしまう。
驚いた淑容妃が悲鳴をあげると同時に瞬時に岩陰から護衛が現れた。
すると召風師(ショウフウシ)は護衛の顔を見て驚愕する。
「奪罕爾薩(ダッカンジサツ)…」
「海市!陛下をお守りしろ!」
方卓英は逃亡した召風師を追跡したが逃げられてしまう。

褚仲旭は方鑑明のおかげで無傷だったが、怪我を装って気を失った。
金城宮は厳戒態勢が取られ、夜になっても日中の如く明るく照らされている。
すると方鑑明は卓英を連れて昭明宮に戻った。
卓英の報告では召風師の人相書を頼りに調査したところ、先日、良く似た男が昶王府を訪れてすぐ去っていたという。
実は以前にも昶王府に奇術師が訪れていた。
恐らく買収された奇術師が顧陳(コチン)氏の孫に毒を盛り、師匠を狙わせたのだろう。
しかし昶王は皇帝の唯一の弟であり、帝紀の婚儀で命がけで皇兄を救った功績があった。
昶王がいくら怪しくても確実な情報がなければ結論を出すことはできない。
「もし昶王が関係するなら背後に大きな陰謀があるはずです」

召風師のような奇才が未だ鵠庫に存在しているとは意外だった。
そのせいで卓英は正体を見破られ、いよいよ真実を隠し通すことが難しくなる。
すると方鑑明は紅薬原(コウヤクゲン)で卓英を拾った時のことを懐かしんだ。
「私が名を尋ねると、お前は風変わりな言葉を話した、鵠庫の古語だと思う」
「全く覚えていません」
「たくさん話していた、ひと言目が″タクエイ″だった、だからお前を卓英と名付けた」
鵠庫の伝説によれば数千年前、北の草原で寺九(シキュウ)という男が龍裔(リュウエイ)天馬を飼い慣らすため12年も奮闘したという。
そして身体は石、髪は草のようになった頃、ついに天馬に乗ることに成功した。
天馬はいななき、虹や雷雲の上を渡り、天地の間を12年も疾走、やがて寺九に手懐けられた天馬は女子に変わり、寺九の子を4人産んだという。
この4人が鵠庫4部の祖先であり、同じく駿馬だ。
「初めて会った日からお前は天馬だと分かった
 だがどんなに良い馬でも環境を間違えば天与の力が無駄になる
 長年、お前を育て、武術と経略を教えたのは期待していたからだ
 いつの日かお前が瀚(カン)州を二度と殺し合いのない地にしてくれるはずだと…」
方鑑明も卓英を手放すのは辛い決断だった。
しかし海市が奪洛(ダツラク)と卓英が瓜二つだと知り、刺客が卓英の名を呼んでしまった今、卓英を天啓(テンケイ)に残すことはできない。
「瀚州へ帰る貴重な機会だ、迂闊に過ちを犯すな
 お前の兄と叔父は犬猿の仲、今回の帰郷は成果をもたらす、私も助けを遣わそう」
鑑明は鞠柘榴(キクシャリュウ)の面倒を自分が見ると約束し、決して辛い思いはさせないと約束した。
すると卓英も覚悟を決め、自分の使命を果たすと誓う。
恐らく召風師はまたやってくるはずだ。
江湖の傑士は毎月の朔日(サクジツ)に天地の気を借りて最大の力を奮い起こす。
「来月の朔日、我々が金城宮を護衛しよう」

方卓英の心残りは海市のことだった。
海市の師匠への秘めた想いを知っている卓英、この件を隠してもし事の情勢が変われば海市は悲しむことになる。
しかし方鑑明は卓英が気にかけるべきことではないと言った。
「あと数日、兄弟一緒の時間を大切にしろ、今後は会うことが難しくなる…」
すると鑑明は最後に卓英の鎧を直してやった。



海市は屋根の上で独り酒を飲んでいる卓英を見つけた。
今夜はやけに感傷的な卓英、確かに多くのことが起きて、師匠の身体も治っていない。
「師父はいつ治るんだろう?蝶泉谷でも急に吐血したし…」
「吐血?!」
「そうさ、知らないのか?陛下が襲われた時だ」
卓英はしみじみ霽風(セイフウ)館の者は誰もが満身創痍だと漏らした。
師匠も憂いや苦労が重なって吐血したのだろう。
「海市…師父の世話を頼んだぞ」
「なんだよ急に…分かった!何か隠しているな?危険な任務でも任されたのか?」
「ふっ…まさか、霽風館で一番のやり手だぞ?千年のすっぽんより万年の亀よりも長寿だ!」
「???…しっかりしろ、柘榴との祝宴を楽しみにしてるんだぞ?」

翌朝、皇帝は病を理由に朝議を免除、大臣たちは紫宸殿をあとにした。
大臣たちがいつも健康な皇帝の病に困惑する中、褚季昶は清海公を呼び止め、皇兄の病状を尋ねる。
そこで方鑑明は皇帝が温泉に出かけた時、風邪を引いたようだと嘘をついた。
「では金城宮にお見舞いに行っても?」
「殿下は皇弟、当然、構いません、ですが風邪は人に移ります、殿下も回復されたばかりですし…」
「心配ありがとう、では後日、訪ねることにする」
褚季昶は笑顔で引き返した。
しかし清海公に背を向けると、その顔からふいに笑顔が消える。

つづく


( ๑≧ꇴ≦)やっと本題キター!





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最終更新日  2022.10.18 00:02:47
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